#s03 主人公が女装して女子高に潜入する。 幼少のみぎりより、大人しく目立たない人間であった主人公は、 自身とは正反対の性格を持つ双子の姉の陰謀により、女子高に入学させられることになる。 若い頃は色々と奇抜な事をやっておくべき、と豪語して憚らない姉の説得を諦め、 姉は男装して主人公が入学する筈の学園へ、主人公は女装して姉が入学する筈の女子高へ通う事に。 #s04 学園祭か何かで女装コンテスト開催。 今年の生徒会は一味違う。そんな噂をどうでも良さげに聞き流していた主人公は、 学園祭を一ヶ月後に控えたある昼休み、音もなく現れた生徒会長の言に翻弄され、 「学内女装コンテスト」という謎の儀式に参加させられる事になり、その事実を痛感する。 頭が混乱したまま教室へ戻ると、盛大な拍手とともに出迎えられたのだった。 #s08 ノーマルな可愛い男の子を一人前のレディに仕立て上げるゲーム。 夜な夜な女装し、近所を歩いて興奮を得るという趣味を持つ変態主人公。 今日もまた、通っている学園の女子制服を着て夜道を歩き、 補導されやしないかと、レイプされやしないかと、不安と興奮の入り混じる中、小さな股間をエレクトさせる。 しかし都内とはいえ、こんな深夜の住宅街に人は居らず、彼の欲求は募るばかり。 こういう時はそう、いつでも自分を迎えてくれる、あのコンビニに行けばいい。 これ見よがしにエロ雑誌を立ち読みして、注意されないかと期待しつつも何事もなく、 これ見よがしにエロ雑誌を購入して、注意されないかと期待しつつも何事もなく、 意気消沈して店を出ようとすると、店員の男性が声をかけてきた。 何が起きるかと期待した主人公にその男性が発したのは、まぎれもなく愛の告白だった。 女装は好きだが男に興味はない。そう思いつつも少しだけ興奮していた主人公の瞳が捉えたのは、 深夜のコンビニには似つかわしくない、ひどく可憐な少年だった。 その時、主人公の頭に閃いた計画とは……。 #s09 全く身に覚えのない罪を着せられ、少年院に入れられてしまった主人公。その少年院には主人公と同じ可愛い男の娘がばかりが集められていた・・・。 下校中。どうしてもおしっこを我慢できなくなった主人公は、川べりで用を足すことにする。 溜まっていたもの出し終え、モノをしまっていると、どこからともなく警官が現れた。 その警官はいきなり手錠を取り出し、主人公を拘束してしまう。そのままパトカーに乗せられ、少年院に行く事に。 わけがわからず混乱する主人公に警官が言い渡した罪状は「わいせつ物陳列罪」 納得のいかない主人公は強く反抗するが、警官は聞く耳を持たず、そのまま目的地へと到着した。 持ち物をすべて没収され、少年院へと放り込まれる主人公。怒りのまま、まだ外に居るであろう警官に抗議する。 いくら怒鳴っても返答はなし、そんな主人公に話しかけてくる一人の少年。 彼が話したこの少年院の秘密とは……。 #s11 無難に女装メイドカフェ 日々何事もなく、フリーターとして平和な日々を送っていた主人公。 そんな彼の元に、学生時代の旧友から電話がかかってくる。旧友の第一声は「力を貸してほしい」だった。 詳しく話を聞いてみる事にすると、親族の経営していたメイドカフェが潰れそうで、助けを求められたが自分一人では到底無理だから、力を貸してほしい。との事。 面倒そうな話だったので断ろうと思う主人公だったが、旧友の容姿を頭に思い浮かべると、ひとつ閃くものがあった。 面白い事になりそうだ。と、口元を歪ませながら、主人公はそれを快く承諾する。 #s?? 学園女装探偵物 この学園は、悪の組織によって操られている。 ミステリ好きの主人公は、体育の授業中、唐突にそう確信した。根拠はない。 巻き込んでしまう可能性があるのでその事は誰にも伝えない事にし、下校後、自室で一人思案にふける。 一刻も早く解決しなければ、学園生徒の命が危ない。もちろん根拠は無いがそう確信した主人公は、その日の夜から捜査を開始する事に。 もし敵に見つかったらまずい。身を守るための女装をして、現場へと直行する。 幼い頃から練習していたピッキングのテクニックで夜の校舎に忍び込み、到る所を念入りに調べていると、自分のクラスの教室から、何やら物音がする。 そっと近づいてみると、そこには怪しい人影があった。興奮を隠しきれない主人公の鼻息は徐々に大きくなり、その人影に気づかれてしまう。 とっさに戦闘態勢を取る主人公が見たものは、怯えながらこちらを見る級友の姿だった。忘れ物でも取りに来たのだろう。 主人公が安堵と落胆の入り混じった溜息を吐きながら踵を返すと、級友が恐る恐る訪ねてきた。君は誰だと。 正体を明かすわけにはいかなかった。巨大な陰謀に巻き込んでしまうかもしれないから。 主人公は「私にはかかわらないほうがいい……」と、人生で一度は言ってみたかったひどく思わせぶりな台詞を吐いて、その場を後にするのだった。 翌日の深夜。もう一度女装し、学校に忍び込む。この広い校舎は、一度の操作ではとても完了できないのだ。 校舎を探索していると、またしても自分の教室から物音がする。嫌な予感がしつつも、胸の高鳴りを抑えきれない主人公は、吸い込まれるようにその教室へと向かった。 来ると思っていた。ニヤリと笑いながらそう言ったのは、昨日もここで出くわした級友だった。 「お前……、まさか……!!」