ナイト式☆立ち絵作成マニュアル 〜立ち絵イラスト編〜

※Photoshop専用


@:パーツごとに分けて描く

表情や服装をスムーズに変えるため、立ち絵原画を3つのパーツに分離させます。

分離させたらそれぞれ別レイヤーにして重ねてください。

このやり方はトレース台があると便利ですが、持ってない人は自力でバラバラにするです・・・

なお、解像度は300でスキャンしています。

 「体」パーツ

 まず、体(首まで)を全裸の状態で描きます。

 見せることもない・・・と思うけれど、一応アソコとかビーチクとかも描いておくと服を着せる時の目安になります。

 服装が変わったとき不自然にならないように、全身ちゃんと塗りましょう。

 「頭」パーツ

 頭は目、鼻、口、まゆげ以外の部分を描きます。

 前髪は適度な位置で切っておきましょう。

 この体パーツ、頭パーツによって「ポーズ」が構成されます。

 「表情」パーツ

 頭パーツに直接上乗せするものなので、顔の影の塗り足しなども行います。

 すべてのパーツを表示させると上図のようになります。

 下から体、頭、表情の順で重ねてください。

 これで「ポーズ1・裸・表情普通」の完成です。


A:表情を変える

 表情を変えるには、「表情レイヤー」を新規に作成して取り替えます。

 上図は「表情1」を非表示にして「表情2」と取り替えた画像です。

 しかし、このままでは髪や影とのつなぎ目が不自然なので・・・

 このように「つぎ足し」レイヤーを作成し、修正していきます。(画像は作業中のもの)

 つぎ足しが終わったら、レイヤーは表情と統合しておきましょう。

 これで表情の変更は完成。髪が逆立つなどの激しい変化を表現したい場合は、頭パーツごと取り替えてしまいます。


B:服を着せる

 衣服の変更は体パーツの上に「衣服レイヤー」を作成して重ねます。

 袖口以外の部分から肌が露出しないように、しっかりと覆い隠しましょう。

 腕や髪などが衣服の上にくる場合は、このようにして消します。

 衣服レイヤーの透明度を下げると作業しやすいです。

 これで「ポーズ1・女子冬服・表情普通」の完成です。

 他の衣服も同様にして着せます。


C:サイズ調整。

 まず、背景レイヤー以外の全てを統合します。

 非表示のレイヤーは消してしまっても構いません。

 前回のマニュアルで使用した「サイズ目安」を貼りつけ、立ち絵に合わせて大きさを変更します。

 サイズ目安の形を崩さないように「数値入力変換」を使いましょう。

 立ち絵とサイズ目安が一致したらサイズ目安に合わせて切り抜き、画像サイズを475×260ドットにします

 最後にサイズ目安と背景を削除すれば完成です。

 完成した立ち絵はこの後、前回説明した「α値BMP」に加工します。

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