占いの話





放課後、部室にて・・・

鈴凛「ねぇ、まだ部活の開始まで時間あるよね」
真白「はい、そうですね」
鈴凛「うーん。じゃあ、千影姉ェ。占いやってくれない?」
千影「あぁ・・・構わないよ・・・。タロットでいいかい・・・?」
真白「・・・・・・」
鈴凛「おっけー。・・・って、真白ちゃんどうしたの?何か言いたそうだけど?」
真白「・・・鈴凛さんは占いなんてものを信じてるんですか?」
鈴凛「え?まぁ、モノにもよるけど一応信じてるよ。特に千影姉ェのはよく当たるしね」
真白「何故、そんな非科学的なものを?」
鈴凛「非科学的って・・・。じゃあ、何で真白ちゃんは非科学的だって思うの?」
真白「え・・・それは・・・」
鈴凛「確かに科学じゃ証明できないよ。でも、それは現在の科学が証明できるほど進んでないって考え方もあるよね。
   それにFBIなんかには心霊捜査官もいるらしいしね」
真白「だからと言って・・・科学的とは言えません」
鈴凛「でも、非科学的とも言い切れないでしょ」
真白「ですが・・・」
千影「・・・ひとつ・・・いいかい?」
鈴凛「あ、千影姉ェ」
真白「はい、なんでしょうか?」
千影「占いは・・・完全に非科学的なものというわけでは・・・ないんだよ・・・・・・」
真白「・・・そうなんですか?」
千影「あぁ・・・。細かい説明は割愛するが・・・、
   昔の中国やエジプトにおいては・・・占星術師は・・・天文学者や歴史学者の面が強かったんだ・・・。
   より確実な・・・未来予測をするために・・・ね・・・」
鈴凛「ふーん」
千影「そして・・・、タロットなどの占いもそれと同様に・・・
   まったくの砂上の楼閣では・・・成り立たないんだよ・・・・・・」
真白「そういうものなんですか」
鈴凛「へぇ、知らなかったな。ま、アタシはいつか科学で占いとか超能力とか解明したいと思ってるけどね。
   で、千影姉ェ、アタシの占いの結果はどうだった?」
千影「金運が上昇中・・・だそうだ・・・」
鈴凛「ヤッタ。今度アニキに援助もらおうっと」
千影「・・・大変だな。鈴くんの兄くんは・・・・・・」
鈴凛「う・・・。千影姉ェ、それは言わないでよぉ。
   ところで、真白ちゃんも千影姉ェに占ってもらったら?」
真白「私は・・・遠慮しておきます。やっぱり、信じられませんから」
千影「まぁ・・・占いを信じる信じないは・・・個人の自由だからね・・・・・・。
   もし・・・気が向いたら・・・声をかけてくれれば・・・占ってあげるよ・・・。
   だいたいは・・・忙しいことはないしね・・・・・・」
鈴凛「・・・だって。じゃあそろそろ部活動はじめようか」
真白「はい」

・・・まぁ、なんて事のない日常です。




補足
鈴凛と千影は姉妹じゃないです。ので、兄も別です。
でも、鈴凛は「千影姉ェ」って呼んでます。・・・なんででしょ?(訊くなよ)
あと、作中の占いについての話(FBIや昔の占星術師)は一応事実らしいです。




後書き
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
・・・うぅ、科白だけなので解りにくいかな・・・。

と、いうことで、魔術娘と科学娘二人による占い談義でした。
「この三人が同じ学校のわけがない」とかいう苦情(?)は受け付けません。
「同じ部活のハズがない」も受け付けません。・・・と言うか、何部なんでしょう?(だから訊くなって)



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