「ー!!こっち!!」
少女は空を飛ぶ梟に話し掛ける。
少女の名は・、今年の九月からホグワーツに入学する魔法使いだ。
の肩に梟がとまる。
「おお!ちゃんとフクロウフーズも買ったか?」
に向かって景気良く話し掛ける梟。
この梟には魔法が掛かっている。
人語を理解し、そして話す魔法が。
「あ!ごめん・・。」
この魔法をかけたのはだ。
この黒い、しろフクロウに・・・。
「・・・あんだと・・?」
ここはダイアゴン横町。
「ごめんって。」
そして少女は2月29日生まれの魔女。
「イーロップにもどんぞ!」
少女の正体を知っている人間ならこう言うだろう。
「はいはい。」
永久の魔女、生きた歴史書・・と。
+++第一話*誕生日+++
7月31日。
ハリーの誕生日。
11回目の。
「ハリー。誕生日おめでとう。」
そしてクラッカーを鳴らす。
なんの変哲もない、マグルのクラッカーだ。
「誕生日プレゼント、今年はちゃんとあげれると良いけど。無理かな。」
は寂しそうに笑う。
一人きりの家。両親はもういない。ただのマグルだった彼等は何の変哲のない自動車事故で死んでしまった。
はさっきおつかいに出した。
「今年はハグリットもいるし平気かー。」
フッとため息をつく。
「寂しい。」
目の前に置かれたケーキを見つめる。
「食べちゃお。」
はケーキを切り始めた。
そして帰ってきたと喧嘩になった。
+++あとがき+++
2月29日の魔女です。一話です。誕生日〜。
次は列車です。ハーマイオニーとの出会い。あとハリーとロン。