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2-1
 よく晴れた朝は爽快で、いつも通りに会社に出勤した。受付のロビーを通ると、紺の制服姿の受付嬢が挨拶してくる。
 いつもと変わらぬ朝のはずだった。しかし、エレベーター前で待っている社員の表情は一様に暗い。なんだろうなと思いながら、職場のフロアーまでたどり着くと、誰もいない廊下を歩いていく。企画部と書かれたプレートの部屋へと入ると、部署の人間が全員集まっており、重苦しい空気が部屋中に渦巻いていた。
 自分の席に座ると、上司の田村が不機嫌な顔で下泉を見た。
「遅かったじゃないか」
「なんか、あったんですか」
「掲示板見てないのか? 今えらいことになってるんだよ」
 なにやら張り紙してあったらしいのだが、下泉は見ていなかった。
「見てないんなら、今から見て驚いてこい」
 下泉は田村に言われたとおり、掲示板のある廊下まで歩いていった。


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