伍長さんのばやい

まだ月マガ1月号について語り足りないらしい(笑 「異性としての感情を持っているだろう」 に生真面目に反応したアリス少尉ですが、これ、伍長だったらどんな反応示すのかなーと、ちょい妄想。


 ヴィッター少尉は、巨漢の下士官を呼び止めた。
「キミはどうやらマルヴィン少尉に異性としての感情を持っているようだな」
「は?」
飲み込みの悪い男だ。ヴィッターはもう一度同じセリフを繰り返したが、サンマ傷の大男は相変わらず訝しげな顔をしている。
「異性として?」
ヴィッターはコホンと咳払いした。「上官として以外に、女性としてみている、ということだ」
『女性として?少尉を?』オーランド伍長は単語の意味を考える。……女性……少尉……不意に夜会服に身を包んだアリス少尉が脳裏に現れた。あらわな肩、優雅な首。そして上から見下ろした、真っ白な胸の谷間……。
 伍長はとたんに真っ赤になった。音がするなら、きっと派手にボンッと鳴ったことだろう。
「あ、あの……その……ええと……」
もじもじしているのを尻目にヴィッターは将校と下士官の関係を説明した後、止めをさすように冷たく言った。「少尉とキミはどこまでいこうと上官と部下だ」
「そ、そんなことは、俺よくわかっています」飲み込みの悪い男が今度は即答したので、ヴィッターは意外に思い顔を上げる。「それに少尉には……婚約者がいますから……」
眉毛の下がった顔はとても悲しげに、苦しげに見えた。身の程はよくわかっているのだなとヴィッターは思う。
「……とにかく、浮ついた感情は今ここで捨てろ。これが命令だ」
「はい……」
ヴィッターは立ち去り、伍長は取り残されたようにその場にとどまった。
『やっぱり、わかってしまうのかな』少尉の背中を守るために3課にいるなんて、他人からすれば浮ついた感情以外の何ものでもないのかもしれない。『でも』

 3課での最初の仕事だと決めた。そしてそれはまだ、終わっていない。

「おい、伍長!まだか、一体何をしている」
 車外に人待ち顔な少尉の姿が見える。男は顔を上げると、あたふたと列車の外へ飛び出した。

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……う〜ん。誰かに指摘してもらったら自分の気持ちに気がついて伍長もちっとは少尉をプッシュするかと思いましたが、これでは少尉の二の舞でますます遠慮しそうだなぁ。
「お互いに気がある」
とわかれば多少は前進するのか?
(あ、でも少尉は「お前は私を堕落させる!」とか言い出しそうだ)
あ〜ん、原作者様はどうするのかなー。

2006/12/09 (Sat) 考察SS

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