深夜。
月が煌々と部屋を照らし出す。
穢れない純白のシーツの海で、たゆたう2つの白い影。
「は・・・ぁっ・・・いい感じよ・・・フルート。」
「うぷっ・・・ん・・・はい・・・お嬢さまぁ・・・んっ・・・。」
部屋に響くのはくぐもった水音とかすれるような喘ぎ。
「んうっ・・・あ・・・も、もう・・・私・・・。」
「はい・・・いってください、シルル、お嬢さ・・・ま・・・。ふうっ・・・んぅ・・・。」
重なり合った影は、興奮によってその白い肌をほんのりと朱く染めていた。
「あっ、あっ、あっ・・・ん、うああぁーーーーーーーーっ!」
「ん――――――!」
シルルと呼ばれたほうの娘の身体が硬直する。
その股の間に顔をうずめていたフルートの口の中に、溢れた粘液が流れ込んだ。
「んっ・・・満足・・・いただけましたか・・・?」
「え、ええ・・・。」
上気した顔で満足気に頷くシルル。
不意にするりと体勢を入れ替え、ベッドにフルートを組み伏せる。
「それじゃあ、ご褒美をあげなくっちゃね。」
何かを待ち望むかのようなフルートに甘い声でそう囁くと、チェストピースから縄を取り出してあっという間に手首をベッドに縛りつけてしまう。
「あ・・・お嬢様・・・何を・・・。」
「分かっているのでしょう?うふふ・・・。」
言いながら胸に手をそっと這わせる。
「―――!!」
びくっと一瞬身を硬くするフルートに構わず、そのまま指を薄い、しかし意外に柔らかい胸に軽く食い込ませていく。
「ふ・・・くっ・・・。」
「敏感ね、フルートは。」
「そんなこと・・・ありませ・・・んぷっ!」
反論を唇を重ねる事で押さえ込む。
「んっ・・・ちゅっ・・・んふっ・・・ん・・・。」
唇を重ねたまま動かない二人に対し、桜色の舌はまるで別の生き物のように激しく、狂おしくからみ、お互いの唾液を混ぜ合わせる。
「んっ・・・んんっ・・・は・・・。」
少し強張っていたフルートの身体から次第に力が抜けていく。
羞恥から来る抵抗はやがて押し寄せる快感の前に霞む。
「んくっ、んっ・・・んっ・・・ぷはっ・・・あ・・・ぁぁ・・・。」
混じりあった唾液を嚥下して、ようやく解放されたフルートの顔にはもはや隠し切れない快楽の色があった。
月光に煌く唾液の糸がぷつんと途切れ、半開きの口の中に消えていく。
「ふふっ、可愛い。」
「あっ・・・はぁっ・・・。」
「そうね、今日はたっぷりと可愛がってあげるのも、悪くないかもしれないですわね・・・。」
たっぷり、を強調した言い方に、フルートの顔が赤くなる。
「お嬢様・・・。」
「キスしてあげる・・・ん・・・ちゅっ・・・。」
全身に優しくキスを浴びせる。
首筋に。
肩に。
胸の谷間に。
なだらかな腹部に。
「お嬢さ・・・ま、痕が・・・痕が残りますぅっ・・・!」
「いいでしょう、フルートは私の物だっていう証拠なんだから・・・ん・・・。」
「せめて、見えない・・・はくっ、場所にっ・・・。」
「ふふっ・・・。分かりましたわ、フルート・・・。」
言うなりさっきまで指を這わせていた乳房に口を近づける。
「あ、そこは、イヤですっ・・・!」
「そんなこと言っても、ダ・メ♪」
桜色のそこに舌を伸ばす。
ちろっ。
「ふぁっ・・・。」
その隙を突いて、一気に吸い上げる。
「あ、ああーーーっっ!!!」
くたっ、とフルートが崩れ落ちる。
「・・・イったの?」
「あ・・・は、はい・・・。」
顔を赤らめて答えるフルート。
「そう・・・本当に敏感なんだから・・・。」
「そんなこと・・・ありません・・・。」
「まだ、そんな事を言えるのね。」

1、激しくする。
2、焦らす。

―2―

じゃぁ、と指を伸ばした先は下腹部。
「あ・・・。」
何かを期待するようなフルートにしかし指が触れるのは、柔らかいのに何処かさらさらとした手触りの腿。
「どうして・・・。」
「何?」
「あ、いえ、なんでも・・・ふくっ・・・。」
「そう?」
指はゆっくりと腿の内側から上に進んで行く。
しかし足の付け根辺りでまた折り返して戻ってしまう。
「指だけなんて、さっきあんなに頑張ってくれたのに失礼ですわね?」
「いえ、わたしは・・・ひゃんっ!」
一方を撫でさすりつつ、もう一方の腿を舌が行き来する。
舌の通った跡に残った唾に月光が当たり、軌跡を艶やかに肌に浮かび上がらせる。
「こう言う生活をしていると、もう少し肌が硬くなると思ったけど・・・んっ、ぴちゃっ・・・。」
「ひゃ、ひゃうぅ・・・お嬢さまぁ・・・。」
幾度となく腿を行き来するうち、フルートの顔にもどかしげな表情が浮かぶ。
「あの、お、お嬢様・・・その・・・。」
「なぁに?何か言いたいことでもあるのかしら?」
「あの・・・んっ・・・ですから、その・・・。」
「なぁに?」
「あ・・・えぇ・・・と・・・。」
「ひょっとして・・・私では気持ちよくなれないのかしら?」
「そ、そんなことはありません!」
言い切ってから顔が赤くなった。
「そう?・・・んっ・・・あ・・・。」
再びシルルが執拗に内腿を愛撫し始める。
「も、もう・・・。」
「え?」
「もう、我慢・・・できません・・・できないんですぅ・・・。」
「それは、どういうことかしら?」
「お、お嬢さまぁ・・・。」
「私にはよく分かりませんわ。」
わざとそっけなく言うと、顔を上げて耳元で囁く。
「フルートは、どうして欲しいの?」
「あ・・・その・・・さ、触って、欲しいんです・・・んぁ・・・。」
「どこを?」
「・・・意地悪・・・しないで下さい・・・。」
「ふふっ・・・意地悪なんてしてませんわ、フルート。ただ、貴女の意志が知りたいだ・け。」
「ふぁっ・・・あ・・・。」
「言わないなら、やめてしまいましょうか?」
「い、言いますっ・・・あの・・・わたしの・・・わたしの・・・その・・・んっ・・・。」
「わたしの?」
「わたしの、その・・・あそこに・・・。」

1、もう苛めるのをやめる。
2、もうちょっとする。


―2―

「あそこって・・・何処かしら?」
フルートの目に、涙が浮かんだ。
「もう・・・もう許してください・・・お願いします・・・。」
「あら・・・。」
「お願いします・・・もう・・・わたし・・・。」
シルルは優しい顔で、フルートの頭を撫でた。
「ごめんなさい。ちょっと苛めすぎちゃったみたいですわね・・・。」
「くすん・・・ひっく・・・は、はい・・・すいません・・・。」
「いいの、私が悪かったんですわ。さぁ、一緒に気持ちよくなりましょう?」
言いながら縄を解く。
「お嬢様・・・。」
「フルート・・・。」
自然と二つの唇が重なる。
「ん・・・。」
「はぁっ・・・。」
桃色の舌が絡み合う。
シルルはフルートの足の付け根に手を伸ばした。
「んぅ・・・。」
粘液にまみれたそこに指をやり、そっとなで上げた。
「っ、う・・・。」
軽い酸欠状態に、どちらからともなく唇を離した。
「はぁっ・・・はぁっ・・・。」
「はっ・・・。もう、こんなになってしまってたのね・・・。」
「あ・・・恥ずかしい、です・・・。」
「いいの。・・・私でこんなに感じてくれたんだから、嬉しいですわ。」
「んあっ・・・あっ・・・はぁ・・・。」
決して強くなり過ぎないように、それでいてしっかりと快感を与えるべく、僅かに開いた淵を丁寧になぞる。
「そ、それ・・・いいですぅ・・・。」
もだえながらも、フルートはシルルに手を伸ばす。
「フルート・・・あっ!」
「お嬢様も、気持ちよくなってください・・・ひぅっ!」
「ええ、一緒に・・・。」
「はい・・・っ。」
水音がシンクロし、響き渡る。
時折身悶えし、シーツの海に波が疾る。
「あっ、あっ、ああっ・・・!」
「お、じょう、さま・・・あぅっ!そこは・・・っ!」
粘液にふやけた指先が、小さく硬く立ち上がったそれを見つける。
「ここ、好き、あっ、なんでしょう?」
「あ、は、はい、でもっ、それ・・・っ!」
指の先でこねまわすと、フルートの声のトーンが上がる。
「それ、されると・・・わたし・・・っ!」
「イきそう?ふぁっ、いいのよ、いっても・・・でも、私の、も・・・お願い・・・!」
「はいっ・・・お嬢さま・・・んあっ!あっ、くぅっ・・・あ、ダメ、ですぅっ!もう、もうっ・・・!」
「私も・・・もう・・・ダメっ・・・!一緒に、いっしょにぃぃ!」
「ふあっ、はいっ、わたし、い、イきますっ!もうダメ、もうだめぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「あっ!あっ!フルートっ、私もっ・・・はぁぁぁぁぁぁぁんんんっ!!!!!」
2つの嬌声が一つになって空気を揺らす。
僅かに反り返った身体は一瞬強張り、そして一気に脱力し、その場に倒れこむ。
「あ・・・お、じょう、さま・・・。」
「フルート・・・。」
触れ合った肌に感じる互いの体温に言いようのない心地よさと安堵を感じる。
シルルはフルートの髪をゆっくりと撫で始めた。
「ふふ・・・。いい髪ね・・・。」
「ありがとう・・・ございます・・・でも、少しくすぐったいです・・・。」
「そう・・・?」
そこでかすかに表情を曇らせる。
「ごめんなさいね、苛めすぎちゃって・・・。」
「いえ、いいです・・・。でも・・・。」
「でも?」
「今度は、ずぅっとやさしくして下さいね、お嬢様・・・。」
「ええ・・・。」

END1(?)

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