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魚油で減る心臓病-次々と出る研究証明

 エスキモーがオメガ3脂肪を沢山取ることが心臓病を防いでいるということが言われて以来、これを裏付ける研究がいくつか出てきている。 その一つに、心筋梗塞を経験したことのある1万1324人の患者に、オメガ3脂肪エイコサペンタ塩酸〔EPA〕とドコサヘクサ塩酸〔DHA〕又はビタミンE、これら二つの組み合わせ、全く摂らないで3-5年追跡調査した。 ビタミンEには、統計的に優位の効果は無かった。 オメガ3脂肪グループは、死亡率が20%減少し、心臓病が30%減り、突然死が45%減少した。  
 
 最近の研究では、高齢者〔平均78歳〕にオメガ3脂肪が有効であることが分かった。 この研究ではオメガ3脂肪の濃度と虚血性心疾患の関連がかなりはっきりした。 植物由来のオメガ3脂肪(ALA)では、冠状動脈性心臓病にかかる可能性が48%低いことが分かった。
 ALAの効果は、他のオメガ3脂肪程はっきりしていない。
 

CHDエンドポイントにALAの豊富な油を補助剤として使った二つの試験で、ALAを摂取したグループとそうでないグループでは有意な違いが見られなかった。

ALAは、EPAとDHAの 前駆体だが、変換される量は研究によって違う。 ある試験では15%で、もう一つの試験では0.2%だった。 どれくらいが変換されるのか更に試験が必要。 オメガ3脂肪がCHDによる脂肪を減らせるという証拠が増えてきているのは無視すべきではない。アメリカ心臓病協会は週2回の魚(油ののった)を摂ることを進める。 CHD患者はもっと多いほうが良い。 一日1gのEPAとDHAは必要だという。研究者は、これだけの量を魚だけから得るのは難しいという。

アメリカ臨床栄養誌 2003, Harris 77 (2): 279


DR. マーコーラのコメント:

オメガ3はあなたと子供に不可欠の脂肪です。 最善の供給源は魚油とタラの肝油で、胡桃や亜麻仁油と違って、人の健康に重要なDHAとEPAが豊富に含まれている。 これらは、心臓病、ガン、その他沢山の病気予防に中心的役割を果たす。人の脳もDHAにかなり依存しており、DHAレベルが低いと鬱、分裂病、物忘れ、アルツハイマーになる危険性が高くなる。

魚油やタラの肝油を選ぶ場合、全てのブランド品が同じではないので要注意。 私の調査と診療経験では、1)液体の方がカプセルよりも優れている;2)質の悪い商品がある:3)カールソンの商品が質と純度において最高である事が分かった。 他にも質の高いのがあるかもしれないが、現在分かっている範囲ではこれがお薦め。近くの健康食品店にあるか確認することもお勧めする。


魚に付いていえば、色々な魚を食べる最近の患者には高レベルの水銀が検出される。 つまり、残念ながら地球上で最も健康的であるはずの食べ物だが、殆どが水銀で汚染されているので、淡水魚、養殖魚、海水魚も食べることはお薦めできない。 魚を食べる場合、検出範囲の水銀その他の毒物が無いことを確認するようにしたほうが良い。(カールソンの魚油やタラの肝油は完全に純化されているので心配に及ばない。)

魚油とタラの肝油の違いは何か。 簡単にいうと魚油は、暖かい時期に摂るものでタラの肝油は寒い時期に摂るのが良い。 タラの肝油はビタミンD(とビタミンA)が豊富で、寒い時期にはビタミンDが十分に得られない。 しかし、暖かい時には陽射しが十分に供給してくれてビタミンDは通常十分に得られるので、夏場にはビタミンDを摂りすぎることにもなる。

魚油・肝油とも適正摂取量は、体重25kgに付き一日茶匙一杯。

通常、我々の食事にはオメガ3が少なすぎてオメガ6が多すぎる。 専門家によると、人類の先史時代にはオメガ3とオメガ6の比は1:1だったという。 現在のアメリカ人の比率は20:1から50:1にあるという。 最適比は、1:1に近い可能性が高く、これは魚油でオメガ3を摂りオメガ6を大幅に減らす必要がある。

オメガ6(オメガ9も)は必要な全量を食品から得られます。 これらの補助食品は必要ありません。自然食品店にあるほとんどのオメガ脂肪酸サプリメントは、オメガ6でオメガ3との比を更に悪くしますので健康を害することはあっても良くすることはありません
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私は、ひまわり油、コーン油、大豆油、紅花油、キャノーラ油その他これらを含む全ての食品を決して使わないことをお薦めします。 水素化したもの、部分的に水素化したもの、マーガリン、植物油全てと全てのショートニングも全部オメガ3だらけですからだめです。 

 使えるオイルは、エキストラバージンオリーブオイルと、ココナッツオイル、アボカド、有機バターというよりも有機牧草を食べた牛のバターです。


もう一つのオメガ6:3の比を改善する方法は、肉の種類を変えることです。
 最近の魚は水銀レベルが高くてお薦めできないので、牧草だけで育ったド物の肉をお薦めします。 食料品店にあるほとんど全ての肉は、穀物を与えられた動物の肉ですから、これを食べるとオメガ6:3の比を悪くします。 耳慣れないかもしれませんがこの地球上で最も栄養があって味がずば抜けているのは、バイソンの肉とダチョウの肉です。私が扱っているのはオメガ3が豊富な放牧されて牧草とアルファルファだけで育ち抗生物質やステロイドは使っていません。 私の所からでも他からでも良いですからこれらを試すことをお薦めします。


また、鹿のように狩をして得る肉や放牧牛の肉が良いです。 放牧牛のものは魚よりもオメガ3が多く6:3の比率も0.16:1です(これはアイオワ大学が2001年8月に行った研究によるものです。) あまり出回っていませんが、味が淡白すぎるという人もいると思います。

一つ気をつけなければいけないのは、放牧牛を謳っている肉でも本当に牧草飼料で育っていないものがあります。 重要なのは、屠殺数ヶ月に何を与えていたかです。 太らせるために穀物を与えるのが一般的ですから、店の人ではなく育てた本人に問い合わせて聞くのが一番です。 うまく見分ける方法は、挽肉を買ってきてゆっくり調理してみて出る油の量を見ます。 放牧牛のものはあまり油が出ません。味が淡白なのはその性です。

まとめ:

1) 殆どのアメリカ人はオメガ3脂肪酸が極めて少なく、補完する最も良い方法は子供と一緒に毎日魚油を暖かい月に、タラの肝油を寒い月に摂る事です。

2) オメガ6脂肪酸の多い食品は止めるか減らしましょう。既に摂りすぎています。 これには、コーン油、ひまわり油、大豆油、キャノーラ油、紅花油、植物油、ショートニングがあります。

3)  健康的な肉を食べること、これには一般的な肉ではオメガ6とオメガ3の比率を悪くしますので、バイソンかダチョウの肉にするか野生の肉、又は正真正銘の牧草育ちの肉にします。

 

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