シルバーリングのサイズ直し30番から25番へ
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まずリングを確認します、内側の刻印にスターリングとあります、シルバーの特徴として、落ちついた柔らかな白い光沢が特徴です、銀のリングであることに間違いはないようです。
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元サイズを確認します、かなり大きくてなんと30番です、このリングの場合、最高に縮められるのは15番位が限界だと思われます、25番に直すのはなんの問題もありません。 |
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過去にサイズを直した痕が無いか火であぶりロー目を確認します。 |
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過去サイズを直した痕があればそのロー目から切断します。 |
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1サイズが１ミリなので、5ミリ幅を切断します。 |
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切り口をできるだけぴったりに合わせます、ここで隙間が開くとロー付けしたあとに巣の原因にもなります。 |
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フラックスを付けロー付けします、ローの種類は９分、７分、５分、３分、２分ローとありますが、少ない数の方がしぶいロー（溶解温度が高い）です、５分ローでロー付けする所もあるようですが、ロー目（切った痕）が時間が経つとでてきてしまします、うちでは２分ローでロー付けします。 |
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銀は金属のうち熱の伝導率が最大です、バーナーでのロー付けの場合、石が付いていると石が焼けてしまいます、銀サイズ直しは貴金属でいちばんやっかいな地金といえます、 |
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すぐに希硫酸に入れます 銀は金やプラチナと違い、原子的に安定していません。化学変化を起こしやすく、すぐに変色します。 銀製品は大気にそのまま放置していたり、硫黄の含まれたものに触れていると黒く変色します |
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希硫酸で洗う事で、硫化膜とフラックスが取れます |
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内側まできちんとローが回っている事を確認します、 |
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内側のローがはみ出た部分をヤスリで削ります、 |
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サイズ目盛り付きの心金に入れ、形を整えて、サイズを合わせます。 |
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表側のはみ出た余分なローをヤスリで削ります、 |
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内側のヤスリ目をリューターのフェルトで取ります、 |
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ロー目や巣が無い事を確認します、 |
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板バフで横、表のヤスリ目を取ります、 |
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ロー目や巣が無い事を確認します、いぶしが無いものはこのまま仕上げバフをかけて終るのですが、このリングにはいぶしを入れます、 |
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いぶし液は他にもありますが、ここでは誰でも薬局で買える武藤ハップという入浴剤を使います、 |
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この原液を５倍から１０倍に薄め温めます、８０度位になると液が黒っぽくなります、フックにリングを掛け浸けます。 |
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ほんの１０秒ほどで真っ黒になります、入れ過ぎると取れなくなりますので注意です、バフの機械がない場合は１０倍以上に薄めて５秒ほどで後で、シルバークロス等で磨けばちょうど良いかと思います。 |
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仕上げのバフをかけます。 |
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内側も真っ黒なので、リューターで磨きます。 |
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超音波洗浄機で洗って、出来上がりです。 |
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ロー目も無く、新品のようです。
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