かつて、戦争があった。
それは、母なる地球を滅ぼす愚かな戦争だった。
荒野となった大地に、生きるために戦う少年が居た。
少年は少女と出会い、そして、伝説の白い機体へと導かれる。
新番組『機動新世紀ガンダムＸ』 生き延びた先には、何があるのか。
ティファを守るため、ガンダムＸを手に入れたガロードの前に、
二体のガンダムと彼らを狙うバルチャー達が立ち塞がった。
迫り来る無数のモビルスーツ。
ついにティファは、禁断のシステムを起動させた。
Tifa Adil『あなたに、力を・・・』
第二話 「あなたに、力を… 」（ティファ・アディール）
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多くの人の死が、ティファの心にショックを与えた。
ジャミルは鮮やかにティファを奪回すると、
ガンダムＸと共にガロードを拘束する。
しかし、少年の純情は不屈だった。
Shagia Frost『私の愛馬は狂暴です』
第三話 「私の愛馬は凶暴です」（シャギア・フロスト）
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容態が急変したティファを救うため、
ジャミルは、設備の整ったアルタネイティヴ社の再襲撃を考える。
だが、フリーデンのクルー達はティファに拘る理由を求めた。
ガロードは、明かされたジャミルの重い過去に衝撃を受ける。
Jamil Neate『作戦は一刻を争う！』
第四話 「作戦は一刻を争う！」（ジャミル・ニート）
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フリーデンは、謎のフロスト兄弟の猛攻を受け窮地に陥った。
更に、フォンのバルチャー殲滅作戦が、
モビルアーマー・グランディーネの砲撃を連続させる。
ジャミルはガロードとティファの力を借りて、一か八かの賭けに出た。
Jamil Neate『銃爪はお前が引け！』
孤独に生きてきたガロードは、
フリーデンでの集団生活に馴染めず、
また、ティファとの関わりにも自信を失っていた。
その心の焦りが、新たな危機を呼ぶ。
Sala Tyrel『不愉快だわ・・・』
自らが招いた取り返しのつかない事態に、ガロードは心を大きく痛めた。
傷ついたティファも、彼を思いやる余裕はない。
傷心と孤独にさいなまれたガロードは、驚くべき行動に出るのだった。
Garrod Ran『ガンダム、売るよ！』
第七話 「ガンダム、売るよ！ 」（ガロード・ラン）
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フリーデンを捨てたガロードの前に、復讐に燃えるフロスト兄弟が現れる。
時を同じくして、エニル・エルとザコット一味はガンダムＸをおびき出すべく、
フリーデン襲撃を考えるのであった。
Ennil El『あの子、許さない！』
フリーデンに帰艦したガンダムＸに、フロスト兄弟とザコット一味の総攻撃が迫る。
力を合わせて戦うガロード達ではあったが、ジャミルの不在が災いし、
かつてない危機を迎えるのだった。
Tekys Faxen Burge『巷に雨の降るごとく』
第九話 「巷に雨の降るごとく 」（テクス・ファーゼンバーグ）
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その少年は、雪に閉ざされた街に居た。
名もなき人々の心の支えとして、街を守る大いなる力として。
少年の名は、カリス・ノーティラス。
ジャミルが探し求めていた、ニュータイプである。
Carris Nautilus『僕がニュータイプだ』
第十話 「僕がニュータイプだ」（カリス・ノーティラス）
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皮肉にも、求めていたニュータイプ・カリスは、ガロードに牙をむいた。
その戦いの裏側で、復讐に燃える者達が暗躍する。
追い詰められたガロードに、ジャミルはある決意を固めるのだった。
Jamil Neate『何も考えずに走れ！』
第十一話 「何も考えずに走れ！ 」（ジャミル・ニート）
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捕われのティファを救うため、ガロードは単身フォートセバーンに潜入する。
そこで彼を待っていたのは、かつての戦争が生み出した歪んだ憎悪と、
カリスに秘められた驚くべき現実だった。
Nomoa Long『私の最高傑作です』
第十二話 「私の最高傑作です 」（ノモア・ロング）
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＊オープニングにガンダムエックスディバイダー登場。
カリスは、真実を知った。
同じ仲間と信じたティファが、自分とは別の存在であることに。
その驚愕は、血塗られた過去への後悔を招く。
カリスは、ガロードに戦いを挑む。己の贖罪を果たすために。
Carris Nautilus「愚かな僕を撃て」
第十三話 「愚かな僕を撃て 」（カリス・ノーティラス）
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人ならざる力を求めた者達が、新たなる戦いを呼び起こした。
フォートセバーンに眠るモビルアーマー・パトゥリア、１５年の時を越えて復活。
ガロードとカリス、二人の少年に、最後の戦いの時が迫る。
Garrod Ran『俺の声が聞こえるか！』
第十四話 「俺の声が聞こえるか！」（ガロード・ラン）
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＊新エンディング 日本語版ヒューマンタッチ。
人は誰でも、帰る場所がある。
どこかで待っている人が居る。
フリーデンを離れ、故郷へ帰ったウィッツとロアビィを待っていたのは、
いとおしく、そして切なく悲しい再会であった。
Roybea Loy『天国なんてあるのかな？』
第十五話 「天国なんてあるのかな？ 」（ロアビィ・ロイ）
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ティファ・アディールが、新たな未来を予見する。
その言葉に従い、海へと向かうフリーデンを待っていたのは、
ひとときの安息と、命がけの戦い。
そして、心を持った優しい海の住人達であった。
Tifa Adil『私も人間（ひと）だから』
第十六話 「私も人間（ひと）だから」（ティファ・アディール）
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禁断の月光は水平線の彼方に消えた。その果てに何があるのか。
ジャミルは事実を見極めるべく、フリーデンを出航させる。
だがそんな彼らを待ち受けていたのは、海の悪魔ドーザ一味であった。
Tifa Adil『あなた自身で確かめて』
第十七話 「あなた自身で確かめて 」（ティファ・アディール）
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その海には、伝説があった。
海が黄金色に染まるその時、この世ならざる少女が現れ、人々を戦いから救うという。
少女の名はルチル・リリアント。
その名は、ジャミルにとって思い出深い名前であった。
Olba Frost『Ｌｏｒｅｌｅｉの海』
第十八話 「Ｌｏｒｅｌｅｉの海 」（オルバ・フロスト）
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永遠の時を生きるニュータイプ、ルチル・リリアントをめぐり、フロスト兄弟が動き出す。
彼女はティファの身に宿り、ガンダムＸに秘められたもう一つのシステムを解き放つ。
それは多くの悲劇を生み出した、禁断のシステムであった。
Tifa Adil『まるで夢を見てるみたい』
第十九話 「まるで夢を見ているみたい」（ティファ・アディール）
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人には、運命の出会いがある。
補給のために立ち寄ったその島で、トニヤ・マームはそんな運命の出会いを果たす。
ひとときの安らぎと友情を交わしたその相手は、かつてフリーデンに恨みを抱いていた。
Ennil El『・・・また、逢えたわね』
第二十話 「・・・また、逢えたわね」（エニル・エル）
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フリーデンの目的地が、ついに判明する。
その名は、ゾンダー・エプタ。
そこは、新しき時代を求める者達にとって、新たなる力を生み出す聖地であった。
彼らは接近するフリーデンに対処するために、ある男を呼び寄せた。
Katoc Alzamir『死んだ女房の口癖だ』
第二十一話 「死んだ女房の口癖だ」（カトック・アルザミール）
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＊オープニングにＤＸ登場。
その怪物は古き時代を生き続け、今、新たなる鎧を身に纏い、
次なる歴史を紡ごうとしている。
かつて地球に死をもたらした力をこの時代にも解き放とうとしている。
ＧＸ−９９０１。 それがその怪物の名前であった。
Katoc Alzamir『１５年目の亡霊』
第二十二話 「１５年目の亡霊」（カトック・アルザミール）
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囚われの身となったフリーデンの乗組員は明日に希望を求めて行動を開始する。
だが、今日と明日の境目で、ティファ・アディールは夢を見た。
それは未来を暗示する悲しい夢であった。
Tifa Adil『私の夢は現実です』
第二十三話 「私の夢は現実です」（ティファ・アディール）
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カトックとガロードは未来を変えるために動き出した。
二人は形勢を一気に逆転させるためにダブルエックスの奪取を企てる。
ジャミルとカトック、旧世代からガロードへ、新たなるガンダムが受け継がれる！
Garrod Ran『ダブルエックス、起動！』
第二十四話 「ダブルエックス、起動！」（ガロード・ラン）
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新連邦政府樹立宣言によって、世界各地で紛争が巻き起こる。
アジア大陸に上陸したフリーデンを待ち受けていたのは新たなる戦いであった。
Lee Jackson『君たちは希望の星だ』
第二十五話 「君たちは希望の星だ」（リー・ジャクソン）
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＊本来はウィッツの台詞だが、唇を噛み締めるウィッツの横顔があらわれて無言。
フリーデンの参戦によって敗北した新連邦軍は新たなる作戦を開始する。
コードネームは”サクリファイス”。
”犠牲”を意味するその作戦の中で、ガロードはこれまでにない敵と直面するのだった。
『・・・・・・』
戦争に正義も悪もない。
ただ互いの正義がぶつかり合い血を流すだけだ。
ノーザンベル崩壊により民族紛争という新たな問題が発生する。
ガロードたちは凄惨なる現実を目の当たりにする。
Lee Jackson『おさらばで御座います』
第二十七話 「おさらばで御座います」（リー・ジャクソン）
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＊新ＯＰ＆ＥＤ。
歴史の大きなうねりの中で、滅び消えゆくものがいる。
彼らの流す血が歴史を紡ぐというなら、人の歩みはあまりに愚かだ。
だが、それでも人は戦い続ける。
Garrod Ran『撃つしかないのか！』
第二十八話 「撃つしかないのか！」（ガロード・ラン）
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人は誰でもひとりでは生きていけない。
世界に目を向けるガロードに対して、ティファは寂しさを感じていた。
少女の時代を生きる彼女は、
まだ内に秘めたる想いの丈をまだ夢の中でしかあらわせない。
Tifa Adil『私を見て』
たとえ心が通い合っても、手の届かない場所がある。
ニュータイプ研究所に到達したガロードとティファ、
二人を引き裂いたその男は遠き世界からの使者でもあった。
Tifa Adil『もう逢えない気がして』
第三十話 「もう逢えない気がして」（ティファ・アディール）
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想いの強さは時として不可能を可能とする。
ティファを失ったガロードはただひたすらに再会を信じて、
宇宙（うちゅう）への旅立ちを決意する。
仲間たちの協力を得て、ついにガロードは宇宙（そら）へと舞う。
Jamil Neate『飛べ、ガロード！』
第三十一話 「飛べ、ガロード！」（ジャミル・ニート）
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宇宙に出たガロードを待っていたのは新たなる出会いであった。
かつての戦争を生き抜いたその男は、
ガロードにとってもガンダムにとっても逢うべくして逢う者だった。
だが、ガロードを待っていたのはその男だけではなかった。
Lanslow Darwell『あれはＧファルコン！』
第三十二話 「あれはＧファルコン！」（ランスロー・ダーウィル）
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ガロードを救った少女の名はパーラ・シス。
彼女はガロードを反政府組織へと導く。
だが、サイデル総統は彼らを抹殺すべく新たな作戦を開始する。
その戦火の中でガロードは運命の出会いを果たすのだった。
Garrod Ran『どうして俺を知っている！？』
第三十三話 「どうして俺を知っている！？」（ガロード・ラン）
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＊オープニングにレオパルド・デストロイ、Ｇファルコン登場。
宇宙革命軍の切り札”ダリア作戦”がついに決行される。
禁断の力、コロニーレーザーがいよいよ起動する。
そんな中、ティファの救出を求めるガロードとパーラは
ダリア作戦に正面から戦いを挑むのであった。
Garrod Ran『月が見えた！』
フロスト兄弟とガロード、宿命の戦いが宇宙を舞台に繰り広げられる。
一方、地球では新連邦によって拘束されていたフリーデンのクルーの前に
かつて心を通わせた少年が現れる。
Carris Nautilus『希望の火は消さない』
第三十五話 「希望の火は消さない」（カリス・ノーティラス）
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ブラッドマンの下（もと）を逃れたガロード達は、
フロスト兄弟によって執拗な追跡を受けることとなる。
迎え撃つガロードは、はじめて兄弟の裏側に潜む、
邪悪な信念を垣間見るのだった。
Olba Frost『僕らが求めた戦争だ』
第三十六話 「僕らが求めた戦争だ」（オルバ・フロスト）
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戦争を求めるフロスト兄弟の暗躍によって、新連邦政府が動き出した。
宇宙革命軍もそれに呼応し、武力衝突はもはや時間の問題となる。
戦争という悲しい未来が迫る中、ティファは世界の根源と心を通わせる。
Jamil Neate『フリーデン発進せよ』
第三十七話 「フリーデン発進せよ」（ジャミル・ニート）
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宇宙戦艦フリーデンは月へと向かう。
そこは新連邦と革命軍が激突する戦場、ガンダムの力の源。
そして、ニュータイプの謎の秘められた、ドームのある場所・・・。
Ｄ.Ｏ.Ｍ.Ｅ『私はＤ.Ｏ.Ｍ.Ｅ・・・かつてニュータイプと呼ばれた者』
第三十八話 「私はＤ.Ｏ.Ｍ.Ｅ・・・かつてニュータイプと呼ばれた者」（オリジナルニュータイプ）
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１５年前、僕たちはその戦争を体験した。
ニュータイプという存在に触れた。
そして大人になっ今ま、僕たちはもう一度、それを見つめ直そう。
次の世代へ、次の時代を託すためにも。
『月はいつもそこにある』
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