キカイオーの失敗と次回作に望むこと
先に言っておくが、キカイオープレイヤーの中でも自分の考えは特殊だと自覚している。
「本質的に対戦格闘ではない」「自分の好きなプレイが出来ればいい」といいながらも、
駆け引きなどで対戦ツールとして楽しんでいるし、かといって全力で勝ちに来る相手には
「轟雷は強すぎで認めていない」「待ちワイズ厳しすぎ」「即死コンボは認めない」と、
ロマンプレイ派にも、ガチ対戦派にもどっちつかずな中途半端な立場で自信が無いが
あえて自分なりにキカイオーと言うゲームが何故失敗したのかを考えてみたいと思う。
１．昔の意見
まず、稼動初期から移植に際して気になったことは、やはり。
『簡単強キャラが多すぎでライトユーザーが狩られた』これがだと思っていた、
いや、まぁ、簡単操作と裏返しになってしまうが、それを差し引いても
ラファーガのＡＡ＞ＰＢＰでダウンを奪い起き攻め浮遊機雷＞キケンの
連権ループはキツ過ぎた、折角当時のネットの評判などを見てみると
日頃対戦ゲームをやらないサラリーマン層やガンダム世代の人にも
そんな漫画・アニメ好きには好評だったように感じるが、長続きしなかった。
対戦ゲームのブームも終わり、時代のスパンなどが変化しているのもあるが、
やはり軽く触ってみて、猿に狩られ辞めた人が多かったのではないだろうか。
そして当時それに不条理を感じた私は、とんでもない痴態をしでかしてしまった。
２．ごめなさい・・・
流石に「自分の意見でこうなった」と言う程には自意識過剰ではないが、
やはり当時気付けなかったのも含めて、家庭用版の不完全移植は
自分『達』のせいが何％かは確実に含まれていると思っている。
一応、家庭用版とアーケードの違いは・・・
・全シナリオフルボイス、グラフィック面の強化、轟雷のストーリーの追加。
・キカイオーのＡＡ＞ＡＡ＞ＡＡ＞･･･、通称ハメパンが不可に。
・キカイオーのＡＡ＞ＢＪがアックスブローを使わなければ不可に。
・ラファーガのＡＡ＞ＰＢＰが繋がらなくなった。
・ディクセンの３段ジャンプの方向が斜め不可に。（通常版のみ）
そして、移植確定前にしつこく（恥）私が送っていたメールが
>『キカイオーの失敗は、ファンゲーマーが猿に狩られたのが原因だと思います。
> それでボクが思うに、キカイオーのハメパン（ハメじゃないけど）や
> ＡＡＰＢＰ、ディアナのＡＪ乱舞などを出来なくし
> ディアナのダッシュＢを地上判定にし、
> ラファーガのＣＣＡをガードされたら抜けるようにしたり
> アップ系アイテムで浮かして超必に補正をかけたり
> すればもっといいと思います。移植のさいはそうして下さい、』
・・・いや、だから、この頃のキカイオー系掲示板（やる極、お宿）の風潮がね
こんな感じだったんですよ、電波電波言わないで下さいよ・・・。
ともかくＤＣ版のキカイオーでは、律儀にもカプコンさんはディアナ以外の
全ての要求を満たしてくれました・・・いや、だから電波じゃなくて。
結局、その時点での（実力の）キカイオープレイヤーから寄せられた意見が
そのようなものだったのだと思っています。
なんだかんだ言っても、結局は完全移植の方が良かったと思う今日この頃。
少しの違いなので、オリジナルとアーケード２つのモードを切り替えれたら
より遊べたと思い残念でしょうがない。（私立ジャスティス学園の移植のように）
３．本気の対戦ツールとして
そして、結局現在（２００４年９月時点）でも個人的には対戦ツールとして
遊べている超鋼戦紀キカイオー、しかし上級プレイヤー（と言うか身内）では
いつのまにか暗黙の了解が出来てしまっているような気がする。例えば、
・露骨ガード待ちして、パワーアップや超必殺を狙わない。
・キカイオーのハメパンは控えめに。
・ラファーガのＡＡ＞ＰＢＰや露骨赤アイテム狙いは控えめに。
・ラファーガのスピナー形態でのチキン待ちはしない。
・ディアナの即死コンボはしない。
・ワイズの即死コンボは程々に、露骨ガード待ちはしない。
・相手が萎えているのに、轟雷で一方的にいじめない。
（注・あくまで私が思っているだけなので、深く気にしないで下さい。）
それだけ守るだけでも一方的な萎える試合が無いような気がする。
しかし、自己ルールやローカルルールで縛らないと対戦になりえない
ゲームは一般の対戦ツールになりえないのは認めなければいけないだろう。
しかし、キカイオーと言うゲームの独特な点（そもそも格闘ゲームでない）を
考えてみれば、現在の結果は成功なのか失敗なのかは判断は難しい。
少なくとも私の中では大好きなゲームであり、これからもやっていくだろう。
しかし叶うことなら、キカイオー２作目が出ることを心から祈っている。
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