ピチャン…。
水滴が落ちる音。
それで意識が覚醒した。
だが、その音がどこから聞こえたものなのかは解らない。
真っ暗な室内。
扉はあるものの、自分が見知らぬうちにこの部屋にいた事実から、出られないであろうことは、容易に想像がついた。
「どうしたもんか…」
思わず口にした。
その直後だった…。

ドクン…。

鼓動がやけに早くなる。
呼吸は乱れ、身体が熱くなる。
「まさか…っ」
何かの薬を飲まされたのだろう…。
「最悪だ…」
どうするもこうするも身体の熱を下げるしかない。
服装をゆるめ、前をくつろげる。
少々、不快ではあったが、こうするしかないこともあり、自身に触れた。


『はぁ…っ、ぁふ…んっ』
艶めかしい声。
画面には薄暗い部屋の中で自慰をしているロイの姿…。
「いい顔、するなぁ。声も色っぽいし…」
それを興奮させながら、見ていた。
「この映像があれば、中佐から奪うことが出来るかな…」
笑みを浮かべながら、口にした。



夜の闇の中。
よからぬ企みも叶う部屋。





−END−














[後書き]
お題、一つ目です。
こんなんでいいんでしょうか…?
一応、ヒューロイ←ハボという設定で書いてたり…。
まぁ、誰でもいいんですけど(爆)
とりあえず、ヒューロイ前提なだけです。はい。




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