『オレ、結婚するから』
そう告げられたのは、何時の事だろうか…。
それから、月日は流れて…。

冷たい風が吹く…。
「大佐…?」
そう呼ばれても、反応出来なかった。
自分を“ロイ”と呼ぶ彼はいない…。
静かに、涙が頬を伝う。
「私は、これからどうしたらいいのだ…?」
彼が後ろにいることを分かっていたから、この場所に居られたというのに…。
「マスタング大佐」
強い口調で呼ばれ、ようやく身体が動いた。
そこにいたのは…。
「ハボック…」
力無く名を口にすれば、彼は悲しげに微笑む。
「泣いてください。あの人を呼んでください。オレは平気ですから…」
その言葉に、尚更、涙が止まらなくなった。
「ヒューズっ、ヒュ…ズ…」
相手に抱き寄せられ、その胸元に縋り付く。
どんなに名を呼んでも、涙を流しても…。
彼は戻ってこない。
もう、二度と…。


叶わぬ想いは、どうしたらいいのだろうか…。
君がいないのに、私は生きるしかないのか…。
なぁ、ヒューズ…。






―END―












[後書き]
結局、ヒューロイで落ち着いたブツですな。
この後、ハボックとどうなっていくかは、ご想像にお任せします。
頑張れ、ハボック。


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