「なぁ、オレ、欲しいものがあるんすけど…」
突然、言われた言葉に目を丸くしてしまう。
「は…?」
書類の上にペンを落としてしまう。
「大佐の家の鍵が欲しいなぁと思ったんすけど…」
改めて言われたことに、呆れてしまう。
「馬鹿らしい…」
呟くように言い、引き出しから一つの鍵を取り出す。
「そう言うなら、ハボック。お前の合い鍵、貰えるか?等価交換、飲めるだろ?」
机の上に置いてあるのと同じ鍵を手に持ち、言った。
「当然!」
強い口調で言った。
数時間後。
ジャンはロイに鍵を渡し、ロイの鍵を手に入れたのだった…。
―END―
[後書き]
短い…。しかも、相手はハボックとなってしまった…。
最初はエドにして書いてたんですけどね…。
ははは〜。