日清 「どん兵衛」
昔サイトを作っていたころ、コマーシャルを取り上げて色々くっちゃべるコーナーがあったんだが、もう一度やってみようと思います。
CMというのは普段何気なく流しているので気づかないのだけれども、じっと肌の裏まで凝視するように見ていると実に色々なことを考えさせられる。
そのほとんどが、どうしてこの企画が通ったのか? というものだ。
つまり、こんな寒いCMを面白いと考えた奴がいる、その価値観の相違。本来いいイメージを定着させなければいけないプロモーションなのに、不愉快を喚起する目的で作られたとしか思えないブツがある、その違和感。
そういったギャップに関して語ることで、何らかの真理を見つけられたらなあという試みです。まあそんな大仰なもんではなく、単純にCMの感想として読んでもらえれば幸い。
さて、一発目は日清の「どん兵衛」。
前々から我らが近鉄のブタ村先生が出ていたりと不愉快指数の高かったCMなわけですが、今回のカレーうどん編は酷い。
主演は優香で、何をしているのかというとひたすらカップ麺を食い散らかし、目と口をこれでもかとばかりに見開いて、
「カレーきたー!!」
「カレーきたーー!!」
「カレーキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
を連呼。お前はちゃねらーか。ほんとにウザイ。
何故こんなにまで優香はうざいのか?
それはひとえに、優香のオーバーアクションにある。
とにかく異常なまでの勢いで麺をすする、顔面の限界まで目を開く、口をあける、大声で叫ぶなど、15秒間マックスで突っ走って引くことを知らない。漫画みたい。
一方的に喋り倒して人の話を聞かない人間というものを、私は2,3人知っているけれども、優香のうざさはそれと同質のうざさである。一方的に自己を押し付けるだけ。その自己を好感をもって受け入れてくれる人にしか、このタイプのCMは受け入れられないと思う。優香ファンってのが現実にいるかしらねーけど。俺みたことないし。
でもねえ、優香を起用した時点でこうなるしかないってのは判る気がする。
例えば私のところに、「優香主演で一本撮って」なんて話が来ても困るもの。しかも商品がどん兵衛だよ。
シリアス路線に走っても演技できねーし、センスのあるコメディが出来るわけでもないし、結局のところ叫ばせるしか選択肢残ってないでしょう。この企画が挙がってきた時点で、製作者にはどうしようもない。責められるべきはプランナー。センスを疑う。
しかし、おっぱいを卒業したグラビアアイドルほど邪魔なもんはないな。何もできないの。
山田まりやは社会派のコラム書いたり、政治を語ったりと、いわば「汚れた仕事を経験してきた最下層の人間からのアピール」みたいな地位でテレビの中に残ってるけどさ、全員が全員それやられてもこまるし。
優香は昔サイダーかなんかのCMで水着出演してたけど、おっぱいアイドルがおっぱい隠してどうすんのさ。今の優香にはあのときの10%ほどの価値しかない。
おっぱいで伸し上がる → おっぱい卒業
ってのは最近よくあるパターンだけども、卒業の先に何もない奴が多すぎる。潔く消えるまでおっぱいで勝負しろっての。
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