ガチャ…
(店長)
「さて、今回我輩が侵入する部屋は看板娘三姉妹の末っ子『天神照美』ちゃんの部屋でございます。彼女はかなりの奥手で恥ずかしがりやさんなのでこうしてドッキリで彼女の自然な姿をこの目にしかと焼き付けようといえ決してやましい気持ちとかどす黒い欲望から来る本能の告げるままに動いているとかは一切ありませんので」
(天神照美：以下照美)
「…あ…あの…店長…さん…？」
(店長)
「うひゃいっ！！？」
(照美)
(びくぅっ！！！)
(店長)
「…って何だ…起きてたのか…(汗)」
(照美)
「…あ…あの…どうして…私の部屋に…？」
(店長)
「え、あ、いや！これはだねぇ…そ、そうだ！起こしに来たんだよ！朝だからさ！！」
(照美)
「…そうですか…あの…ありがとう…ございます…」(ぺこり)
(店長)
「いやいいんだよ照美君！！これくらい店長の務めとして当然なのだよ照美君あははははははははは！！(滝汗)」
(照美)
「…店長さん…」
(店長)
(…流石に無理があったか！？我輩汗ダラダラだったし！(滝汗)
(照美)
「…店長さん…すごいです…」(尊敬の眼差し)
(店長)
(セ〜〜〜〜フ(汗)
(照美)
「…？…店長さん……？」
(店長)
「いや別に何でも我輩はいつもどおり正常だよ(？)さて、起きた事だし朝食でも食べに行こうか照美さん」
(照美)
「…はい…では…先にいって…待っていて…ください…」
(店長)
「なんで？」
(照美)
「…そ、その…今から…お着替えするので…」
(店長)
「我輩は構わないぞ？」
(照美)
「…あっ…あのあの…(真っ赤)」
(店長)
「さ、着替えてくれたまえ。何なら手伝おうか？」
(照美)
「…あ…あの…じゃあ…(///)」
(天神照虹)
「もう突っ込むのも面倒だからとりあえずさくっと殺しとくわね」
(店長)
「…いや、我輩まだ何もしてな」
ゴキャン！！
(照虹)
「駄目よ照美ったら、部屋に不振な人間が居たらすぐお姉ちゃんに助けを求めないと」
(照美)
「…お姉ちゃん…でも…(汗)」
(照虹)
「最近は色々物騒なんだから気をつけないと駄目よ？解かった？」
(照美)
「…でも…店長さん…ですし…」
(照虹)
「ならなおさらお姉ちゃんを呼ばないと駄目よ？」
(店長)
「ってうぉい！！どういう意味だそれわっ！！」
(照虹)
「…相変わらずゴ(ピー)くらいしぶといわね…」
(店長)
「人を害虫扱いしないでください(汗)」
(照虹)
「良いじゃない、黒いししぶといし」
(店長)
「まったくもって失敬な！照美はそんな事思わないよな〜？」
(照美)
「…あ…あの…」
(照虹)
「照美、そんな害虫に触られると穢れるから早くこっちにいらっしゃい(笑顔)」
(照美)
「…店長さんは…ゴ(ピー)さんなんかじゃないと…思います…(真っ赤)」
(店長)
「ほーら見ろ照虹さん！照美は我輩の味方だぞ！愛い奴だな〜照美は〜。頭なでなでしてや」
メギャン！！(首折)
(照虹)
「さ、遊んでないで朝ごはん食べに行きましょ」
(店長)
「…………」(死)
(照美)
「…………(おろおろ)」
(店長)
「で、ご飯を食べて一拍置いたところで改めて照美さん自己紹介をよろしくお願いします！」
(照美)
「…は、はい…私の名前は…天神 照美(あまがみ はるみ)です…」
(店長)
「うんうん、自己紹介だからまずは名前だね。大事だよ名前」
(照美)
「………」
(店長)
「………」
(照美)
「………」
(店長)
「………え、終わり！？」
(照美)
「…あ、あの…他に…何を話したらいいか…わ、わからない…です…」
(店長)
「むぅ…じゃあちょっと助け舟を出そうか…照沙ー、照虹さーん」
(天神照沙：以下照沙)
「はーい、何ですか？店長さん」
(照虹)
「何よ…あんたまた照美にちょっかい出してるんじゃないでしょうね？」
(店長)
「違いますよ…いやね、実はかくかくしかじかで…」
(照沙)
「店長さん説明の仕方が古いですよ」
(店長)
「うるさい！便利なんだから別にいいだろ」
(照沙)
「それはそうなんですが…とにかく照美のアピールポイントですか…」
(照美)
「……」(こくこく)
(照虹)
「…じゃあここは満を持して私が」
(店長)
「ゴメン、やっぱ照虹さん帰ってくれないですか？」
(照虹)
「何でよ！？私じゃ照美の魅力を伝えきれないって言うの！？」
(店長)
「いや、逆に語りすぎてページの要領が１ギガとかになりそうで怖いんです(汗)」
(照虹)
「失礼ね、２ペタはいくわよ」
(店長)
「ゴメン、やっぱ帰って」
(照虹)
「何ですってぇ！？人を呼びつけておいてその態度は
※しばらくお待ちください
(店長)
「ペタって…文字媒体で行ける容量じゃないぞ…(汗)」
(照沙)
「流石に実力行使でお姉ちゃんを相手にするのは苦労します…(汗)」
(照美)
「…でも…おねえちゃんには……悪いことを…しちゃいました…」
(店長)
「いや、悪いけど照虹さんには涙を飲んでもらおう」
(照沙)
「流石に今回は店長さんが正しいと思います(汗)」
(照美)
「………(おろおろ)」(汗)
(店長)
「じゃ、話を戻して照美の紹介だが…照沙、照美のいいところは？」
(照沙)
「そうですねぇ…」
(照美)
「………(どきどき)」
(照沙)
「…所で店長さんは照美の能力は知ってますか？」
(店長)
「何をいきなり…サイコキネシス…テレポート…サイコメトリー…俗に言う超能力のことだろ？」
(照沙)
「はい、照美には生まれつき超能力があるんですが…一時期その事でクラスメイトからいじめられていた事があるんです」
(店長)
「…また重い話だなぁ…」
(照美)
「…」
(照沙)
「皆から怖がられて気持ち悪がられて…照美は孤立してしまったんです…すごく落ち込んで…塞ぎ込んで…『どうして私にはこんな力があるんだろう？』っていつも言ってました」
(店長)
「…照美にそんな壮絶な過去が…(汗)」
(照沙)
「私もお姉ちゃんもお母さんもどうして良いか分かりませんでした。お姉ちゃんなんかいじめた子供の住所調べて一族ごと皆殺しにしようとしてました」
(店長)
「照虹さんどんだけ過保護(汗)」
(照沙)
「とにかく、そんな時期があったから私も心配でした。照美にお友達ができなくて寂しい子に育ってしまうんじゃないかと」
(店長)
「…でも照美はそんな娘には育ってないよな？」
(照沙)
「はい…私は勿論お姉ちゃんも認めたくは無い事実だとは思うんですが…実は照美が明るくなったのは極稀本舗に来てからなんです」
(照美)
「…私は…この力をずっと恨んでました…どうして…皆と違うんだろう…ずっとそう思ってました…でも…店長さんが…」
(店長)
「？我輩がどうかしたか？」
(照美)
「………」
〜回想〜 それは極稀本舗に初めて来た時のことでした〜by照美
(照美)
「…あ…あの…私のこと…あの…こ、怖くないんですか？…私の事…嫌いにならないんですか…？」
(店長)
「嫌いになる？何故？君を嫌いになる理由が何処にあるんだ？」
(照美)
「…だって…私が普通の人じゃないから…」
(店長)
「関係ないさ。第一普通の人間なんてつまんないだけだし、君が持ってるその力はとても素晴らしいものだ。その力のせいで君が他人にとやかく言われても君は全く悪くないし、少なくとも我輩は君のことが好きだからね。気に病むことは無いさ。」
(照美)
「…店長さん…」(感動)
〜回想終了〜
(照美)
「…私は…店長さんに助けてもらいました…店長さんのおかげで…私は…生まれ変われたんです…」
(店長)
(なぁ照沙…我輩なんかしたっけ？)
(照沙)
(…店長さん…貴方は本当に最低な人ですね…)
(照美)
「…店長さん…それにおねえちゃん…」
(店長＆照沙)
「は、はいっ！？」(汗)
(照美)
「…私…お店のおてつだい…一生懸命…がんばりますので…これからも…よろしく…おねがいします…(ペコリ)」
(照沙)
「照美…ええ、こちらこそよろしくお願いしますね(笑顔)」
(店長)
「あ、ああ…ヨロシクな…何か凄い綺麗な感じだからこのまま今日は終わろうかね？」
(照沙)
「はい、それでは皆さん。天神家末っ子の照美共々、極稀本舗をよろしくお願いしますね〜」
(照美)
「…よろしく…おねがい…します…(照)」
(店長)
「次回もお楽しみに！(笑)」
(照虹)
「所で…ちょっと話があるんだけど良いかしら？」
(店長)
「何ですか？」
(照虹)
「照美に一体どんな催眠術をかけたのかしら？」
(店長)
「いやちょ！？何もしてない！！何もしてないから手にメリケン嵌めるの止めて！？何で質問してるだけなのに殺る気マンマンなんですか！！？」
(照虹)
「まぁ良いわ…口で語るより拳で語る方が得意なのよねぇ…(ボキボキ…)」
(店長)
「だからとりあえず一旦落ちついギャー！！！！！」
その日、極稀本舗の周りの家ではあらゆる動物が恐怖で鳴きまくり、近隣住宅に多大な被害をもたらしたとかもたらしてないとか