牢屋のような部屋。
目が覚めたら吾郎は片足を鎖で繋がれて、粗末なベッドに横たわっていた。
一体何がどうなってこんな目に・・と吾郎は考えるが、どうにも記憶にない。
目覚めたらここに繋がれていた。

「いい眺めですね・・・。」
そしてこの男。
「・・・・アンタ、カスだな。こんな事しないと俺の事抱けねーの?」
「なんとでも言って下さい。」
檻の向こうで座り心地の良さそうなソファーに腰掛け、そしてワイングラスに口をつけつつ微笑む。
江頭の要求は唯一つ。
吾郎を抱く事。
しかし、ただ「抱く」だけではない。
ホテルのダブルベッドで普通にセックスなどしてもつまらない。
鎖に繋がれた吾郎をとことんまでいたぶりたい。
抱いて抱いて抱きぬいて、そしてボロボロになった吾郎を鑑賞したい。
「どうせ当分出られないんだろ?ま、退屈だし相手になってやってもいいけどよ。
俺、魔物だから。俺以外とデキなくなっても責任取れねーからな?」
「・・・構いません。」
「あと、希望だけどよ、目隠し、してくんねー?アンタじゃ俺、萎えちゃうし。」
ピクッ・・と一瞬表情を強張らせた江頭だが
「いいでしょう。」
そう言って江頭は自らのネクタイを解いた。
そのネクタイで吾郎に目隠しすべく近づくと
ピュッ・・・・!
吾郎の唾が江頭の頬に命中。
「楽しみだぜ、とっちゃん坊や。まずはお手並み、拝見させて頂こうか。」
江頭は頬の拭いつつ、眼鏡を光らせる。
「・・・退屈はさせませんよ。」
そしてネクタイを吾郎に結びつけると
視力を奪ったまま、吾郎の足の鎖が伸びるギリギリの場所に立たせ
両手をそれぞれ鎖で固定。
これで身動きはほぼ不能。

「待ちましたよ、茂野くん。貴方に復讐できる日を。」
「根に持つタイプは嫌われるぜ?」
「結構。」
そしてキスすべく唇を近づけるが・・・・
「酒くせえ。そんなんでキスなんぞゴメンだ。」
「・・・・貴方は自分の置かれている立場が分ってないようですね。」
そして今度は強引に唇付けた。
舌を噛まれないように吾郎の顎をガッチリ掴んだ状態で
そしてその「酒臭い」舌で口内を這い回り舌を摩り、歯列をなぞり・・・・。
たかがキスだというのに・・・江頭は内心ほくそ笑む。

───思ったとおり、感じやすいタイプのようですね。

そして耳、首筋へ唇を落とした。
舌で辿りながら時折吸い上げて痕を残していく。
タンクトップの中に手を入れて、さわさわと触れながらしかし胸の飾りだけは避けて通る。
そしてまた痕を一つ。
背中に回り、腰の辺りからツー・・・っと舐め上げてまた痕を。
「・・・・っ、・・・!!」
肝心な所へは触れないが性感帯は外さない。
激しい快楽はないが、じわじわと吾郎を追い詰めていく。
「な・・んだよ、さっきから・・・!」
「どうかしましたか?」
「どーでもいいトコばっか、嘗め回しやがって!」
「どうでもいい所?そうでしょうか。」
江頭は吾郎のタンクトップを捲り上げ、クックッ・・と笑う。
「乳首が立ってますね。これでもどうでもいい所だと言えますか?」
そしてようやく、その乳首を舐め上げた。
「・・っ・・ああ・・・っ!!」
手が、足が強張る。
しかし鎖で繋がれているため、ガシャ・・と音を立てたきり、動けない。










続く・・と思います(涙)

この話は、サンデーを読んで吾郎の監視役が現れた事へ大いに萌えて思わず書いてしまった話です。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
(2009.7.1)

 



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