この話を読まれる前に!

この話は「しあわせについて」から横道にそれてしまった話です。
でも、その話を読まれていない方の為に簡単に説明を。

吾郎は寿也と薫の間で揺れて悩んでます。
アメリカに来ても悩み続けています。
悩み過ぎるあまり吾郎はワッツに一度相談しますが
お前は彼女よりも男(寿也)を既に選んでるんだ!と指摘されます。
そんなある日の事・・・・。

といった所でしょうか。

それでは長々と失礼致しました。
少しでも楽しんで頂けますように。






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アメリカ。
そこは吾郎にとって野球だけに命を懸ける場所。
思い切り野球をして、自分を磨き
仲間と共に語り騒ぎ遊び、とても充実した日々。

野球では相変わらず全力投球。
チームも打撃で答えてくれて、今日も勝てた。
いい投球ができた、と思う。

野球は順調だ。




しかし時折

────会いたい・・・・。


漠然と思う。

誰に。
どちらに・・・・・・。










悶々と考えていたら呼び鈴が鳴った。
「どちらさん?」
「キーンだ。」
「キ、キーン??」
予期せぬ訪問者に吾郎の声は裏返ってしまった。
「悪いが上がらせてくれ。」
何がなんだかよく分からなかったが。取り合えずドアを開けた。
この高層マンションに同じく越してきたチームメイト、そして現在の恋女房キーン。
研究熱心で常にデータ分析は怠らず
そして試合中ではそれらから得られたプランにより緻密なリードをしてくれる。
それだけではない。
バッティングもかなり良く、今日もキーンの一発があったから勝てたと言ってもいいだろう。
キーンと出会った当初は色々あったが、現在は吾郎もキーンには絶対の信頼を寄せていた。
ただ、キーンも含めた仲間と共に食事に行くことは多かったが
実際、同じマンションに住んでいながら
吾郎の部屋にキーンを上げた事も、逆に吾郎がキーンの部屋に行った事もなかった。
だから吾郎は驚いた。
しかも夜もかなり遅い、こんな時間に一体なんの用件で?
「どうしたんだ?今日の試合で何か気になった事でもあったか?」
吾郎はいつも通りキーンに問いかけたが
キーンは吾郎の身なりを見て、そしてソコを見て。
「自慰中か?すまなかったな。」
と言われて初めて自分がパンツ一枚しか身に付けてなかった事に気付いた。
「うわ・・・っ!!す、すまねえ、こんな格好で!!でもオナ中じゃねーよ!!」
「別に・・・試合後のシャワールームでお前の裸など見飽きている。
だから身なりはどうだっていい。でもソレではどんな言い訳も虚しいと思わないか?」
ソレとは。
立派に盛り上がったソコ。体に密着するタイプのボクサーパンツだ。言い訳のしようがない。
自慰の最中ではなかったものの、あのままだったら間違いなく自慰へ突入だっただろう。
「ア、アハ、ハハハハ・・・・。」
吾郎は力なく笑って誤魔化すが、キーンは。
「気にしなくて良い。男なら誰でもすることだ。
それにこんな時間にいきなり押しかけたらそういう事だってあるだろうさ。」
「・・・・・。お前、何しに来たんだ?」
吾郎は心の底から不思議に思った。
「・・・・ワッツに聞いた。」
「な・・・・!!なんだよ、口、軽すぎだろ〜、オッサン!!」
「で、結論は出たか?」
「・・・・・・。簡単に出るかよ。」
ふて腐れたように答える吾郎。
「だろうな。今日の、いや・・・最近の投球にもそれが表れている。」
「え・・・・・・。」
「首脳陣が気付くのも時間の問題だ。ホーネッツの正捕手として、見過ごせる事じゃない。」
「・・・・・・。」
「お前の彼女というのは、去年一緒に迎えに行った・・・あの子供みたいな女だな。」
「子供じゃねーよ!」
「で、男というのは・・・・。」
「なんでそんな事、お前に言わなきゃならねえんだよ!!」
反抗期の子供のようにムキになって言うが
「巨仁の佐藤寿也か。」
「・・・な、なんで・・・・・。」
「W杯を見ていてピン・・と来た。そしてワッツに聞いて確信に変わった。」
キーンは冷静に、いつも通り淡々と語っていく。
「W杯って・・・そんな前から・・・。」
キーンは気付いていたというのか。
「明日はオフだ。」
「だからなんだよ。」
「だから抱いてやる。」
「は?何言ってんだよ!!」
「彼女か、佐藤か選べないんだろ?こんな遠くでじっと考えてたってなにも変わらない。
もう一度誰かに抱かれれば何かしら糸口は掴めるだろう。」
「な、何言ってんだ!キーンともあろう者が!頭おかしくなったんじゃねーの?」
「残念ながら正気だ。俺だって好んで男なんか抱きたくない。しかしお前なら抱いても良い、と思っただけだ。」
「なに・・・・。」
「お前には・・・そう思わせる何かがある。気をつけたほうがいい。」
「へっ!そう言いながら俺の事、犯す気かよ!?」
精一杯強がる吾郎だが・・・。
「お前がシャキッとしてくれなければホーネッツが困る。それだけだ。」
そしてキーンは改めてまじまじと吾郎を見つめた。
「・・・・わかったか?」
「何がだよ!!」
「・・・・お前、今、どう思っている?」
「は?」
「俺はお前を抱くと言った。で、どう思った?」
「ど、どうって・・・・。」
「俺に期待したか?それともお前なんかに抱かれてたまるか!と・・・つまり相手は俺じゃ嫌だと思ったか?」
「・・・・・。」
「どうなんだ?」
「俺・・・・・。」
キーンはツカツカと吾郎の元へ歩み寄った。
そして吾郎の股間を鷲づかみにしてニヤリと笑んで。
「あ・・っ!」
「ここ・・・・。男の俺に抱いてやる、と言われて尚、こんなになっているのは俺に抱かれる自分を想像したからか?
これからサれる事に期待して、か?
それとも男に「抱く」と言われて佐藤に抱かれた自分を思い出したか?どっちだ。」
「・・・っ・・・!」
キーンはあまった方の手を吾郎の後頭部に回して唇を近づけていった。
「男に抱かれる事に目覚めてしまったのなら・・・俺が可愛がってやる。たっぷりと・・な。」
もう数cmで唇が触れる・・・
先触れの吐息が熱い。
身動きが、できない・・・・・・。
「キー・・・!」
「・・・黙れ。」
しっとりと、吾郎の唇を包み込んだ。
この唇の柔らかなあたたかな感触。
キーンの高い鼻が吾郎の頬をかすめて、それがキーンとの距離がゼロである事を吾郎に突きつけるようで。
触れ合った唇から感じるものと、未だ鷲づかみにされているそこからの感覚で
何がなんだか分からなくて。
すると薄く開かれた吾郎の唇をこじ開けるように、キーンの舌が進入して来た。
酔いしれるのか、抵抗するのか。
どうしたら良いのか、どうなってもいいのか。
所在無げな吾郎の腕がキーンの背を、シャツを掴む。
キーンの舌がゆっくりと吾郎の舌をなぞり、摩り・・・・。
キーンの有無を言わせぬこの迫力、そして鍛え抜かれた胸、腕の中で
その力とぬくもりの中で・・・・。
いつの間にか、ふと気付けば吾郎はその背を窓ガラスに押し付けていた。
窓際に追い詰められて、そこは未だ鷲づかみにされたまま、時々揉まれ動かされ
「あ、あ・・ふ、っ・・・!」
吾郎は必死だった。
感じてしまう体と、流されてはいけない、という理性。
相反するものが吾郎の中でぶつかり合う。
そんな吾郎の葛藤を、楽しみながらキーンは余裕で見下ろした。

  どうしたら・・・気が遠くなりそうだ・・・・・!!
  もう、どうにでも・・・・。

「お前、本当にヤバイな。よくそれで今まで無事だったものだ。」
何を言っているのか、吾郎にはその意味が分からない。
「・・・本気でお前を抱きたくなってきた、と言ってるんだ。」
耳元で囁いて、そして耳に唇付けると
キーンは一旦吾郎から離れ、部屋の照明を落とした。
吾郎は窓ガラスを背に預け、ようやく立っていたのだが
キーンが離れてしまったので、そのままズルズルと座り込んでしまって。
そこへキーンが再び戻ってくる。
「・・・なかなかの姿だな。」
吾郎はパンツのみを身に付けて窓ガラスを背に座り込んでいた。
足は軽く開かれていて、その中心部の膨らみを強調するかのようだった。
そしてその部分はすでに濡れてシミが広がっている。
ふふ・・と笑んだキーンは自らのシャツを脱ぎ捨てた。
その、シャツを脱いでいく動作の一つ一つから吾郎は目が離せない。
なんと言ったらいいのだろう?とてつもなくセクシーなのだ。
吾郎は半ば虚ろにその躯を見上げた。
いつもシャワールームで見ていた躯・・・のはずだ。
しかし、これからあの躯に抱かれると思うと。
先ほどの脱ぎ捨てる仕草といい、この躯、この雰囲気。
浅黒い肌、鍛え抜かれた躯、長い手足、胸の乳首、引き締まり割れ目の見える腹。
目が逸らせない。
更に盛り上がったそこは吾郎のものとは比べようもない程に大きく。
そしてキーンの容姿。
整っている事は分かっていたつもりだが、この状態で改めて見ると彫像か何かのように本当に美しく・・
いつも「ワカメ野郎!」と笑っていた吾郎なのに、キーンのその容貌をそのように思える日がこようとは。
とにかく「男の色気」、フェロモンムンムンなその様子を目の当たりにして
蛇に見込まれた蛙のように吾郎は動けなくなってしまったのだ。
そして何よりも。

  目が逸らせない・・アソコが勝手に反応して・・・
  どうしたというんだろう・・・俺、あの体に・・・すごく・・・抱かれたい・・・・・・。

寿也の時もとてつもなくドキドキしたのだが、同じ日本人の躯だ。
吾郎とそう変わるはずはない。
しかしキーンは違うのだ。
欧米人の躯と日本人の躯とは・・なにかこう、かもし出す雰囲気が違う。
そして。
なんとなく裸になってシャワーを浴びている時と、
目の前の相手を無理やりにでも抱こうと思って裸になった時とでは、放つオーラが全く違う。
圧倒的なこの迫力。
吾郎は目が離せない。動けない。
「キ、・・・・っ!」
キーンの指先が肩に触れた。
「・・・っ!!」
感電しそうだ。キーンの指先から・・・吾郎の体中に電撃が走ったようで。
「どうした、茂野。」
ニヤリ、と笑むキーン。

  この野郎・・・。
  こいつ、自分の魅力を知り尽くしてやがる。
  俺がどう感じてるかも分かりきった上でしれっとしやがって・・・!!

彫像のような顔。
まるでギリシャ神話の神々のような・・・こんな綺麗でセクシュアルな・・
全身から溢れ出んばかりの魅力で迫力で迫られて、逃げられるヤツなど果たしているんだろうか。

キーンの手が頬に触れる。
吾郎は瞳を見開いたまま。
キーンの顔が唇が近づいてくる。
その唇が、今重ねられた。
と同時に抱きしめられて、肌と肌が触れ合う。
邪魔な布の隔たりのない、触れ合い。
「あ・・・・・。」

  ダメだ、肌が、すごく・・・心地いい・・・俺は・・・・逆らえない・・・・・・。

キーンの舌が進入してきて、吾郎は半ば操られるように舌を差し出した。
最初は舌先と舌先を触れ合わせ、その部分だけで摩りあう。
それだけで吾郎の瞳が溶けてきた。
それを至近距離で確認したキーンがほくそ笑む。
だんだん舌先だけでは足りなくなってきて、先に大きく舌を差し出し絡めてきたのは吾郎だった。
するとキーンは待ち構えていたように、蛇が獲物を締め上げるかのように吾郎の舌をねっとりと絡め取って。
口内で舌と舌がバトルでもしているように。
絡めては離れ、絡めては離れる。
時に大きく摩り舌の根まで嘗め上げて。
水音が響く。
吾郎の口の端からは飲みきれない唾液がだらしなく一筋、流れていた。
ようやく唇が離された時には吾郎は瞳を涙で滲ませて、肩で大きく息をして。
口元を手の甲で拭いながらキーンを睨み付ける。
目元を紅く染めて。

キーンは少なからず驚きを覚えていた。
吾郎が見せる反応に対してもそうだが、自分自身に。
先ほど「本気で抱きたくなってきた」とは言ったが・・・確かにそう言ったが。

キーンは本来の目的
吾郎の迷い、悩みの糸口を見つけさせる手助け、切っ掛けになれば・・・
という良かれと思っての好意から、既に逸脱している事に気付き始めていた。

そんな事より、コイツがこの先どう変わるか、どう乱れるか・・・それが見たい。
どんな顔でイくのか、どんなにきつく俺自身を締め付けるのか。
本気でそう思い始めていた。

吾郎の背を指先で撫で上げながら唇を首筋へ落とし
「あ・・・っ!」
「感度は相当良いようだな。」
そんな事を言いながら唇を下へ下へと下ろしていき、ついに胸の飾りに辿り着く。
キーンはその美味しそうな二つの突起を眺めながら、焦らすべきかどうか少し考えて
やはりいきなり頂く事に決めた。

ちゅ・・・とそれに吸い付き舌で思い切り嘗め上げて、もう片方は手で弄ると。
「・・・あ、や・・・!」

  茂野が窓ガラスに背を預けて必死に悶えている。
  意味を成さない喘ぎ声・・いや、日本語では何かの意味を成すのかもしれんが
  この様子で「やめろ」だの「ダメ」だの言われても、それが心からの気持ちである筈などない。
  それにしても・・・男の乳首を嘗め回す日が来ようとは・・・コイツの部屋に入るまでは思いもしなかった。
  だが、茂野の乳首を吸い上げて興奮しているのが自分でもわかる。
  女のそれを吸い上げたってここまでになった事などないのに。
  コイツは・・・案外・・・拾いもんかもしれん。

キーンは吾郎の股間に視線を向けた。
吾郎の下着は最初見たときよりもずっと濡れたシミが広がっていた。
ふふ・・・とキーンは笑む。
そして胸を弄っていた手をその股間に伸ばした。
舌は変わらず乳首を乳輪を嘗めては吸い上げながら
下着越しにそれを指先だけで撫で上げてみた。
「っつ、あ、ああ・・・・・・っ!!」
またしても。
電流が駆け巡ったかのような反応。
沸々とキーンの中の欲望が芽生え始める。
「ここ、触って欲しいか?」
キーンは下着越しに吾郎のそこをつんつんと突付いた。
「・・・っ!!」
吾郎はその刺激に耐えるのが精一杯で質問に答えることなど出来ない。
キーンはもう一度問う。
「ここ、ちゃんと触って欲しければ下着を自分で取ってみろ。」
欲望に濡れた瞳がキーンを見上げた。
最後の理性が自ら下着を取る事を拒んでいる。

  ふふ・・面白い。

「では茂野、立ち上がれ。」
今度は下着を取れなどという、恥ずかしい注文ではなかったので
キーンの意図が分からず少し戸惑ったが吾郎は素直に従った。
キーンの目の前で吾郎は立ち上がる。
多少、ふらついたがしっかりと立つ事が出来た。
今、キーンの目の前に吾郎の股間がある。
吾郎はその体勢、状態に気付き、羞恥に火がついたようになって。
そして一方キーンも、目の前で明らかに動揺してそれの硬さが一気にアップした様を目の前で見せ付けられて
そのシチュエーションもなかなかに美味しいとは思ったが、ここはやっぱり初志貫徹。
「そうではなく・・・窓の外を見ろ。つまり後ろを向け。」
思ったことと反対の事を言われて吾郎は不思議に思いつつも従った。
すると当然のように目の前には百万ドルの夜景が広がっていた。
「・・・・・・。」
いつ見ても綺麗だ、とその場にそぐわない事を吾郎はふと思った。
綺麗だが・・・・。
やはりどこか人工的過ぎて好きになれない。
同じ星なら満天の星がいい。
同じ灯りなら家庭の灯りがいい。

家庭の灯り。
そこまで思って吾郎はハッ・・と我に返った。

  俺は、一体・・・・。

どうするつもりだったのだろう?
このままキーンに抱かれていい筈がない。
寿也に抱かれた時点で、既に何もかもおかしくなってきていたのに。

「キーン、俺・・・。」
と言いかけた時、後ろからキーンによって下着を下ろされてしまった。
「な・・・。」
全面がガラスの窓には一糸纏わぬ吾郎の姿が映り、その向こうに百万ドルの夜景が輝いている。

「どうした。」
そんな吾郎の心の動きを見透かしたようにキーンは問いながら後ろから吾郎を抱きしめた。
そして首筋に舌を這わせ乳首を弄り、そして吾郎自身をそっとなぞる。
「う、あ・・あ・・っ!!」
気持ちとは裏腹に感じてしまう吾郎の躯。
ビクビク・・・ッ、と震える全身。
「ダメ、だ・・・止めろ・・・キー・・・!!」
「止めろだと?お前、ガラスに映った自分が見えないのか?
上気した頬。その瞳は快楽に濡れて涙まで。
だらしなく開いた、物欲しそうな唇。
乳首もこんなに立って・・・そして何よりもこの、お前自身。
こんなに大きく硬く・・我慢できなくて既に少し零れているな。
俺に弄られて、こんな窓際で誰かに見せ付けるように抱かれて・・・
それを喜んでいる淫乱な男がここにいるようにしか見えないが。」
キーンは明確な意思をもって吾郎の中心を弄り始めた。
そして首筋を嘗め上げながらガラスに映った吾郎を見つめると、ガラスを通じて吾郎と瞳が合った。
吾郎は目が逸らせない。
キーンに犯される自分。
いけない、と思いながらも悶え悦び鳴いてしまう自分の姿から。
それでも。
これ以上、躯の関係を増やす訳にはいかない、と吾郎はキーンの手を引き剥がしにかかるが
やはりキーンの手によって与えられる甘美な刺激に震えてしまって。
結局、その手を剥がすどころか逆にその手に縋ってしまう。
「でも・・・っ!俺・・・は・・・あっ・・・や・・・・!!」

一方キーンは。
吾郎が心の内で葛藤すれば葛藤するほど、興奮していった。
流されてはいけない、と必死に思う吾郎を堕とす事にヤリ甲斐を感じた。
むくむくと征服欲が大きくなっていき、サディスティックな欲望が芽生えてきて。

「ふふ・・・街の灯りが美しいな。
地上の車のヘッドライトがあんなに下で、小さく動いている。
まるで天上の情事。
そう思わないか?茂野。」
「う、あ・・・・っ!」
キーンの手の中の吾郎が震えた。
「心配はいらない。こんな所でナニをしても誰にも認識できる筈もない。
ここから見た地上の人間が点のようであるのに対して、俺達も地上から見たらただの点。」
キーンは吾郎の背を舌で辿り、その肉茎を握りこんだ手をにじらせた。
吾郎の躯がいやらしく悶える姿を全身映した窓ガラスが時々白く曇る。
吾郎の吐息で。喘ぎで。
「どうした。やめて欲しかったのではないのか?」
キーンがニヤリと笑んでガラスの中の吾郎を見た。
「あ、も・・・!」
吾郎の硬く尖った乳首を指先で転がして
「茂野・・・。」
最も敏感な吾郎の中心を辿り摩ると濡れた音がした。
「・・・もう、だ、だめ・・・イ・・・・っ!!」
吾郎の様子と手の中の肉塊の感触で、もう限界なのだと知る。
「そうか。では・・・イけ。」
じりじりと動かしていたキーンのその手を激しく動かしてそれをしごき
そして胸を弄っていた手は袋へと移動して指先で触れると
中心も、吾郎もまるで感電したかのように、ビリビリと電流が駆け巡ったように全身を震わせ
白濁した精を勢いよく放った。
それは窓ガラスに白い線を描いた。
暫くすると、その白い線の所々から雫が垂れて落ちていく。
吾郎は精根尽き果てたように背にいたキーンに寄りかかるが、これで終わりではない。

冗談ではない。これで終わってたまるか。
こんな扇情的なものを目の前で見せられ続けて
黙って優しく休ませてやる事の出来るヤツなど男をやめたほうがいい。

キーンは興奮冷めやらぬ様子で言う。
「何をしている。自分で立て。そして窓に手を突くんだ。」
達した直後の朦朧とした吾郎の頭の片隅でキーンの声が響いた。
吾郎はなにも考えず、その声の命ずるままに・・・すると次の瞬間。
「ぐ、は、ぁ・・・・・!!」
何の前触れもなく、キーンの剛直な肉棒が突き入れられた。
それは自分の身に何が起きたのか理解できないほどの衝撃だった。
一度とはいえ、男の・・・寿也のそれを受け入れている吾郎だというのに。
白目を剥いて、掴めないガラス窓に爪を立て、必死に耐えた。
キーンは吾郎のお尻の部分をガッチリと掴んでそして一度ギリギリまで引き抜く。
「う、っつ・・・あ!!」
抜いているというのになんと言う刺激だろう。
キーンが通り過ぎていくのがこんなにもハッキリと分かるなんて。
一体、どんだけデカイんだよ!!
そう思った次の瞬間にはまた思い切り突き上げられて。
「・・・っ、・・・は、あ・・・っ!!」
裂けてしまうかと思うほどの太さ、そして前立腺をまともに直撃する長さ。
痛いのか気持ち良いのか刺激に酔いたいのか・・もう、何が何だか分からない。
そうこう思っているうちにキーンは激しく注挿を繰り返す。
吾郎は気づいたかどうかは不明だが、キーンの激しい攻めによって
挿入から二度も白い精を発してしまっていた。
なのにまだ止まらない刺激、たまらない気持ちよさ。
「やめ・・キーン・・・おかしく、なっち・・ああっ!!・・・なっちまう・・・!!」
必死の吾郎の懇願。
しかし。
「おかしくなればいい。俺が全て見ていてやる。」
「いや、も・・・ああ・・・っ!!」

  おかしく・・・おかしくなんて、もうなっちまっている。
  お前が、そこに突き上げる度、頭のてっぺんから足の先まで・・・痺れちまって・・・。
  こ、こんなセックスがあったなんて・・・・!
  こんなになっちまってる姿を他人に曝すなんて、どう考えたって・・・普通じゃねえ!!

キーンが突き上げるたび、そこを通り過ぎるたびに体中に走る甘美過ぎる痺れ。
じゅくじゅくに蕩けてしまったような吾郎自身。
勢いよく出ないまでも、ひっきりなしに精が流れ落ちている。
吾郎の足元には既に白い水溜りが出来ていた。
「ああ・・・・っ!!」

そして蕩けてしまっていたのは吾郎自身だけではなかった。
キーンが打ち込み続けている吾郎の中。
熟しきった果実のように蕩けきって、熱くじっとりと・・・それでいてギュウギュウにキーンを締め付ける。
「・・・・っ!」

  たまらない。
  この熱は、この締め方は、この熟しきった中は・・・・。
  たまらない・・・!!
  その辺の女など、コイツの敵ではない。
  今まで何人の女とシたか、そんな事など一々覚えていないが
  どの女よりも茂野の方が比べ物にならないほどイイ事だけは間違いない。

ふふ・・・とキーンはピストン運動を緩めずに笑った。
ははは・・・・。

  見つけた。
  俺の宝。
  佐藤などに渡してなるものか。
  あんな女になど以ての外。
  宝の持ち腐れにも程がある。
  お前だってそう思ってるんじゃないのか?茂野。
  貫かれる方がずっと気持ちいいと。

窓ガラスに映る、絡み合う二人の全身。
悶え苦しみ歪むその表情、快楽に必死に耐える吾郎。
そんな吾郎に自らを打ち込み続けるキーン。
その瞳には狂気が宿っているように見えた。
自らの姿を互いにガラスに見ると、更に興奮してしまって。
吾郎は羞恥に耐えられなくなりながらも、やはり見てしまう。
キーンは吾郎の痴態を鑑賞したくて
そしてそんな状態にさせているのが紛れもなく自分自身なのだとそれを見て満足する。

  なんて光景だ。
  狂ってやがる。
  しかし・・・・・。
  素晴らしい光景だ。

とはいえ。
キーンも生身の男だ。
それを突き入れ続け、吾郎の中、熱く生半可ではない締め付けを受け続けたら
いずれその時はやって来る。

「・・・っ、く・・・!!」

キーンは後ろから吾郎を力いっぱい抱きしめながら精を吾郎の中にたっぷりと注ぎ込んだ。
抱きしめた腕から、胸から吾郎の鼓動、息の荒さが伝わってきて。
初めて、「愛おしい」という気持ちがキーンの胸に沸き起こった。
その気持ちの命ずるままに、キーンは吾郎の顔を後ろに向かせて唇付ける。
荒い息と、絡めあう舌と、その熱と・・・・。

唇を離すと吾郎はまた崩れ落ちそうになり、キーンはその逞しい腕でガッチリと支えてやった。
片手で吾郎を支えながら、片手で吾郎の中心をやわやわと揉みほぐしてやる。
未だ繋がったままのそこを僅かにかき回しつつ。
すると吾郎は残った精を搾り出すかのように、じゅわじゅわとその液体を放った。
窓ガラスには何度放たれたか知れないほどの痕。床には白い水溜り。

吾郎が出し切ったのを確認すると、ようやくキーンは自らを引き抜いた。
吾郎はそのまま崩れ落ちてしまい・・・。
どうやら気を失ったようだ。
キーンもここまで我を忘れエキサイトしたセックスなど初めてだったので
暫く吾郎を胸に抱いたまま床に座り込んでしまった。

吾郎の精によって汚れた窓ガラスの向こうには相変わらず百万ドルの夜景が広がっている。

  随分派手にやらかしたな・・・。

白濁の向こうの夜景を暫く眺めながら、息を整えるとキーンは吾郎を抱き上げ歩き始めた。
向かう先はベッドルーム。
しかし。
吾郎を休ませてやる為ではない。
ベッド脇に到着すると、キーンは乱暴に吾郎をベッドに放り投げた。
「起きろ。」
「・・・・っ。」
その衝撃で目を覚ました吾郎。
キーンはすぐに吾郎を組み敷いて
「まさかアレで終わったと思ってるんじゃないだろうな。」
「・・・。」
僅かな間とはいえ気を失っていたので、吾郎の記憶は飛んでいた。
が、すぐに全てを思い出すと慌てて叫ぶ。
「ま、待て、止めろ!!」
しかしキーンは不気味に笑って
「夜はこれからだ。可愛がってやる。覚悟しろ。」
そう言って唇を塞ぎ、吾郎の叫びを封じ込めた。










もう、何度目だろう。
数えてなどいられない位に吾郎は何度も絶頂を迎えていた。
キーンも何度吾郎の中に放ったか忘れてしまった。
なのに未だ、吾郎はキーンに貫かれたまま。

現在はキーンは寝転び、吾郎はキーンに跨り動いている。
そしてキーンが激しく下から突き上げる。
いわゆる騎乗位だ。

「も、・・・おね、あ・・っ、お願い・・・抜いて・・・くれ・・・・・!」
「ならば勝手に抜けばいい。」
「抜けないから・・・言って・・、ん・・だよ!」
「それはお前が俺を締め付けているからだろう?お前のここは俺に離れて欲しくないようだ。」
そしてキーンはまた激しく突き上げた。
「ああ・・っ!!」
「ほら、また出たぞ?」
見るとキーンの腹が白い液体で濡れていた。
そして吾郎の中へも何度も放ち過ぎた為にキーンが突き入れるたびにその液体が溢れ出て来て、キーンの股間周辺も白く汚れている。
「本当は気持ちよくてたまらないくせに。」
「やっ・・・!」
「終わって欲しくないのはお前の方だろ?茂野。」
陵辱されると吾郎はそこを締め付ける。
辱められて感じるなんて、とキーンは笑う。
そして「止めろ」との言葉とは裏腹に動いてしまう吾郎の腰。
「お前が完全に気を失うまで、何をしても起きなくなるまで今夜はお前を抱き続けてやる。」
「な、なんで・・・・。そんな・・・・。」
殆ど本能のみで動き続ける吾郎が聞き返した。
「お前の躯に俺を覚えこませるために。ふふ・・・俺でしかイけない躯にしてやる。」
「な・・・・・。」
「それでお前の悩みは全て解決だ。佐藤でも彼女でもない。お前は俺のものだ。」
吾郎の中を絶望が支配する。
が、それも一瞬の事。
キーンに突き上げられて悶え鳴いて、そして涙を流して悦ぶ。
キーンに跨り貫かれ、躯をくねらせるその姿はなんてエロティックなんだろう。

  笑みが止まらない。
  こんな素晴らしいものを手にして。
  俺の思うように抱いて貫いて打ち込んで。
  そして思った以上の反応を返してくれて俺を楽しませる。
  
  壊れろ、茂野。
  一度、完全に壊れて・・・
  ドロドロに溶けきって
  そして新しい世界で生きる為に生まれ変われ。

  お前は・・・・俺のものだ・・・・・。
  

激しく激しく、渾身の力を込めて激しく
キーンは吾郎を突き上げる。

キーン自身もギリギリの状態で吾郎を揶揄しながら腰を動かしてきたが
さすがに限界を感じ始めていた。
そして吾郎はとうに限界を超えていて。
「・・・っ、あ、ああ・・・っ!!・・、キーン!!」
吾郎はキーンの名を呼びながら体を震わせながら、今日何度目か分からないが最後の精を放った。
その震えが腰をガッチリ掴んでいるキーンの手に伝わってくる。
吾郎の放った精はキーンの顔にまで届いた。
しかし吾郎はその行方など確認する事も出来ずに、力尽きて崩れ落ちてしまう。
キーンはそれを下から腕を伸ばしてしっかりと支えてやり、そして改めて抱きしめた。
「茂野・・・・茂野・・・・・・。」
キーンも吾郎を抱きながら、その名を呼びながら腰を動かす。
「・・・っ、・・・っ!!」
キーンの体にも最後の震えが走り、精を放った。



吾郎はとうに気を失っていた。
互いの体は白濁した液体でベトベトで、そんな状態で抱きあって
とても気分のいいものではないだろうに・・・でもキーンの心の中は満ち足りていた。
精も魂も尽き果てた。

自分の上で眠る吾郎。
その重み、そのぬくもり。
キーンは無意識のうちにその髪を指先で梳いて
意識のない吾郎の唇にキーンのそれをそっと重ねた。

そして再び吾郎を胸に抱きながらキーンは考える。
これは「愛」なのだろうか、と。
「愛おしい」とは行為の最中に思った。
しかし、それは「愛」なのだろうか。

ここまで我を忘れて誰かを抱いたのは初めてだった。
キーンは性欲処理の相手に困った事がないほど、その経験は豊富ではあったが
誰かを本当に愛した事などなかったし
誰かに執拗なまでに執着した事もなかった。
それを寂しいと思ったことも当然ない。

しかし今、誰にも渡したくない、と思ってしまったヤツがいる。
自分の胸の上で今は眠っているこいつ・・・・茂野吾郎。

これは・・・・・「愛」なのだろうか・・・・・・。




考えても考えても答えは出なかった。

考えているうちにキーンの意識も次第に薄れていく。

「愛」かどうかなど・・・わからない。
わからないが、放したくない。
誰にも渡したくない。


薄れ行く意識の中で、キーンは胸の上で眠る吾郎を見つめた。
その無防備な寝顔。
そんな可愛い顔で・・・眠りこけて・・・誰かに襲われたら・・・どうす、る・・・・・。








今はただ、昏々と眠れ。
共に眠れ。



朝が訪れれば
何か気づく事もあるかもしれない。





















朝。


意識が戻りつつあるまどろみ時。

  あたたかな・・・そして規則正しく上下する・・・なんだか気持ちいい・・・・・。

  なんだろう・・・俺の上に何かが・・・ああでも・・・なんだか・・・ずっとこうしていたいような・・・・・。

キーンは胸の上にある「もの」を確かめるべく、それに添えていた、というより抱いていたものを摩ってそれを確かめようとした。
するとその「もの」はガバッ・・と飛び起きて。

ハッ・・・・・。

瞳が合った。


そしてその瞬間、全てを思い出した。

  お、俺、一晩中・・・・コイツに抱かれて眠ってた・・っつーのか??

  ・・・この俺が、俺ともあろう者が・・・コイツを一晩中抱いて・・・・??




「あ、あの・・・・・っ!!」
吾郎が先に、この沈黙に耐え切れず言葉を吐いた。
顔を真っ赤に染め上げて、俯いて。

そんな様子の吾郎を見て、キーンはしみじみと・・・・感じた。

  そうか・・・「幸せ」とは・・・こういう事を言うのか・・・・・。

そして。
改めて吾郎の頬に手を当てて。
「茂野・・・・。」
「な、なんだよ!」
顔をこちらに向けようとしても、吾郎は真っ赤な顔をしたままキーンと瞳を合わせようとはしてくれない。
しかしキーンは構わず続けた。
「おはよう。」
何を言われるかと思ったら、朝の挨拶。
拍子抜けにも程が・・・の筈なのだが
その「おはよう」がとてつもなく恥ずかしい言葉に吾郎は感じてしまって。
「・・・!」
たかが挨拶。なのに言葉に詰まってしまって。
「どうした、茂野。」
「あ、・・え・・・その・・・・。重くなかったか?俺!」
突拍子もない事を言われてキーンは少し唖然として瞳を見開いた後、微笑んだ。
朝日の中、その微笑がとても綺麗に輝いて見えて。
吾郎は暫し見惚れて言葉を失ってしまって。
「大丈夫だ。重くはなかった。むしろ・・・あたたかくて心地よかった。」
嫌味の一つも言われるかと思ったら、あまりに予想外の答え。
しかし。
その言葉には吾郎を想う気持ちに溢れているように感じられて
吾郎は。
・・・・こみ上げるものを抑える事が出来なかった。
「・・・。何故泣く。」
「・・・・ごめん、思い出しちまったんだ。俺、ガキの頃、よくおとさんに抱かれて眠った。
俺が5歳の時、死んじまったけど。
今の親父とかあさんは俺の事、実の息子みたいに愛してくれて感謝してる。
でも本当の肉親のそういうぬくもりは、5歳の頃から・・・ずっと・・・喉から手が出そうなくらいに・・欲しくて・・・・。」
そう告白しながら涙を流す吾郎の頭をキーンはくしゃっと撫でた。
そして。
「これからはいくらでも俺がお前を抱いて眠ってやるさ。」
吾郎は涙を拭いながら、恥ずかしそうに笑った。
そしてとても自然に流れるように唇付けを・・・。

「しかし先ずは何よりもシャワーだな。自分の体、見てみろ。」
そう言われて吾郎はキーンから離れて起き上がろうとしたが、その離れるその時、パリパリ・・・っと乾いた音がした。
よく見てみたら。
それは乾燥した白濁液の成れの果て。
「・・・・・と、とんでもねーな・・・・。」
幸せに酔っていたら、やけに生々しい現実を突きつけられて唖然とする二人。
しかしそれがなんだか可笑しくて。
キーンはフフ・・と静かに、吾郎はハハハ・・・と照れ隠しのように笑った。
「行くぞ。立てるか?」
「・・・・多分、大丈・・夫、あれ・・・っ?」
吾郎は立ち上がろうとしたのだが、腰に力が入らずその場にへたり込んでしまって。
「・・・・明日はお前、投げない予定だったな。だが、・・・すまない。」
すると吾郎が目を丸くした。
「なんだ。」
「・・・キーンが謝った・・・・今日は槍が降るぞ??」
「なんだ、その言い草は。まあ今日はゆっくり寝てろ。でもその前に。」
そう言うとキーンは吾郎を抱き上げた。
いわゆるお姫様抱っこだ。
「な、恥ずかしいだろうが!!止めろ!!」
「その姿で過ごしたいのなら無理にとは言わないが・・・・。」
腹も、胸も股間も、吾郎自身も乾いたそれがベッタリビッシリと・・・・・。
背に腹はかえられない。吾郎は仕方なく呟いた。
「・・・やっぱり頼む。」
そして仲良くシャワーを浴びて
吾郎が辛そうだったので丁寧にキーンが洗ってやったり
そうこうしている内になんだかその気になってきて
バスルームでまた・・・・・・。















問題はまだ山のように残っている。
でも、今は、今だけは・・・・・・・・。


「どんなに暗い夜でも明けない夜はない。」
そう信じて。


同じ星なら満天の星。
同じ灯りなら、人と人の想いが篭ったぬくもりを感じる灯り。


その灯りの下で共に生きる事ができたら・・・・・・。


そう、心から思った。






















end



冒頭でも書きましたが、これは「しあわせについて」から横道にそれてしまった話です。
「しあわせについて」ではキーンは吾郎を諭すだけに留まりますが
どうしても、そのままキーンに・・・という妄想が収まりませんでした(汗)。
でも書き始めた当初はお遊び、せいぜい吾郎が魔物に目覚めるくらいのつもりだったのですが
書いているうちにキーンとうまく行ってしまって・・・自分でも驚いています。
でもまあ・・いっか〜〜!と能天気に思ってしまいました。
それにしても。
「しあわせについて」では、相手は寿也と薫だけで結局は寿也に収まるのですが
ここでキーンがぽっと出てきて、しかもキーンを選んじゃったら・・・・
後のことを思うと・・・・修羅場も修羅場・・・恐ろしい・・・・。
それともどこかで書いたようにアメリカではキーン、日本では寿也に収まるかな??
それは後からゆっくり考える・・・・かもしれません。(無責任ですいません!!)

それではここまで読んで下さり、ありがとうございました!!
(2009.11.12)






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