今日は満月。
窓からは綺麗な月を眺めることができた。
「綺麗・・・・・。」
月の光は魔物。
どこかに書いてあった。
御伽話だとわかっているけど
こんなに綺麗な月を見ていると
あながち「ただのお話だ」と笑い飛ばせないような気がしてくる。
月に纏わる数々のお話に、想いを馳せてみる。
「さ、明日も早いから・・・・。もう、寝なきゃ。」
不意に現実に戻ったは、
カーテンを開け放ち月の光を眺めながら眠れるように・・・・そしてベッドに入った。
月の光を浴びながら眠りにつくと、本当に何か不思議なことが起きそうな・・・・。
カラカラカラ・・・・・・・。
???
窓が開いたような音がして、目を開けてみる。
窓枠に立つ人影・・・・・。
月の光を逆光に浴び、顔は見えない。
でもこのシルエットは・・・・・・。
「レイ!」
「こんばんはv。」
レイの姿が月を隠すように立っていた。
でも・・・・金色の二つの瞳が月に負けないくらい綺麗に輝いていた。
「びっくりした・・・・・。
今、ずーっと月を眺めてて・・・・そこにいきなり現れるから・・・・月の妖精かと思った。
・・・妖精ってカワイイ感じじゃあないわね、レイは。
月の王子様・・・かな?」
レイは窓枠から飛び降りての肩を抱き
「月の王子様か〜。いいな。
じゃあ、王子に抱かれるは月のお姫様だ!」
「・・・・・。」
さり気なくこれからスル事を明言され、またお姫様と言われ頬を染める。
「もし月からを迎えに来ても、絶対に渡さない。
は生涯俺のものだから・・・・・。」
「レイ・・・。」
吸い込まれそうに綺麗な金色の瞳。
その瞳が近づいてきて・・・・・・優しく唇を重ねた。
肩を軽く抱いていたレイの腕は、いつしかを強く抱きしめ
触れるだけだった口付けは
次第に深いものへ。
ちゅく・・・・・・。
舌を絡め合い唾液が混ざり合い・・・・。
レイの舌はの口内をゆるゆると舐め回した。
「・・・ん・・・・ふ・・・・!」
は堪らずガクガクと足を震わせ、レイにしがみつく。
ようやくレイが、銀色の糸を引きながら唇を開放すると、
は崩れ落ちるところを必死にレイにしがみつき、何とか立っていた。
レイはそんなを愛しげに見つめると、ヒョイと姫抱きにしてベッドへ下ろした。
そして上半身のチャイナ服を脱ぎ捨てると
に覆いかぶさった。
「・・・・・。」
熱のこもった声で名前を呼ぶ。
レイの体は・・・・何度見ても綺麗で。
程よく筋肉がついたその体躯はしなやかで逞しくて。
日に焼けた胸が、月明かりに照らされて青白く光り、どこか冷たく見えたが
はレイの胸の熱さをよく知っていた。
この体にいつも抱かれているのだ。
そう考えると
はそれだけで昂揚してしまう。
レイはを抱きしめた。
レイの逞しい体がすっぽりとの細身を隠してしまう。
心臓の音をパジャマ越しに感じ、自らの心臓の音と混ざり合い、
どちらのものだか分からなくなる。
はこの瞬間がとても好きだった。
暖かくて・・・レイの存在を感じられて・・・・愛されてることを実感できた。
二人の間を隔てる布を疎ましく思う。
レイの鼓動を早く・・・直に感じたかった。
ちょうどの耳元にあったレイの唇が
の耳朶を甘噛みしながら囁いた。
「、会いたかった・・・・。」
「昼間・・・会ったばかりじゃないの・・・。」
「でも触れられなかった・・・。」
レイの舌が耳の奥へ侵入する。
ちゅく・・・ちゅく・・・・。
痺れるような甘い疼きを感じ・・・・。
「・・・あ・・・・・。」
は体が熱く反応していくのを感じた。
の耳を舌で犯しながら
レイはのパジャマのボタンを一つ一つ外していった。
全てはずすと手を侵入させの肌を辿ってゆく。
「ん・・・・・。」
両手で胸の感触を楽しみながら、耳から首筋へ・・・ゆっくりと舌を滑らせる。
レイの舌を、指先を、は全神経で感じた。
ようやく胸元へ唇が降りてくると
レイは今まであえて触れないようにしてきた先端をちゅっと吸い上げた。
「あ・・・・!!」
突然訪れた甘い痺れに耐え切れず、レイにしがみついた。
レイは勿論そんなに構わず
片方は唇で、もう片方は指で摘んだり転がしたりした。
「あ・・・・あ・・ああ・・・・・・!」
「・・・・可愛い・・・・・。気持ちイイ?」
「あん・・・イヤ・・・・あ・・・・・あ・・!」
胸を味わい楽しみながら、痕を残すことも忘れない。
服で隠れてしまう所にだけ・・・・・。
幾つも幾つも・・・・痕を残す。
はレイのものだと刻み付ける。
胸を充分味わい尽くしたレイは、パジャマのズボンの中に手を侵入させ、
下着の上から秘部に触れた。
「・・・・もうこんなに濡れてる・・・・。下着がグジョグジョだ・・・・・。」
「あ・・・・・。」
言葉で嬲られは羞恥に顔をそむけた。
「恥ずかしい・・・?」
「イヤ・・・言わ・・・ない・・で・・・・・。」
「でも恥ずかしいと余計に感じるみたいだ。ほら・・・・さっきよりも濡れてきた・・・・。」
レイは下着の上から更に刺激を与えた。
下着越しだというのにくちゅくちゅ・・・と濡れた音が響いた。
「・・・・・さわって欲しい?」
「・・・あ・・・・イヤ・・・・・・。」
「じゃあ、もう、やめる?」
「だ・・・だめ・・・・。」
「どっち?」
言葉で嬲られ、指で布越しに刺激され・・・・・恥ずかしさと物足りなさで・・・・。
だがは恥ずかしそうに、おずおずと言った。
「レイ・・・・さわって・・・・・。」
「・・・わかった。」
レイはパジャマのズボンを下着ごと引き摺り下ろした。
の足を大きく広げその間にレイが入り、
の秘部を見つめた。
「・・・・月の光に照らされて、のアソコが妖しく光ってる。
熱く・・・膨らんでるみたいだ。すごく・・・いやらしい・・・・。」
「イヤ・・・・レイ・・・・!」
「心配しなくても・・・・さわってあげるから・・・・。」
レイは舌と指での秘部に刺激を与えた。
指で粒を撫でながら全体を舐め尽すかのように・・・・・。
「あ・・・あ・・・ああ・・・あん・・・・・・あ〜〜〜!!!」
じんわりとした・・・熱い・・・・痺れるような感覚がの体を支配した。
レイの舌の音と秘部が濡れた音とが混ざり合い
もうどちらによる滴りか分からない。
ぐちゅ・・・・ちぴゃ・・・じゅる・・・・・・。
「舐めても舐めても溢れてくる・・・・・。」
レイが恍惚状態で言った。
「そんなに俺に抱かれたかったのか?」
「あ・・・・あ・・・・・あん・・・・・!!」
レイの言葉攻めに返事をする余裕など、もうにはなかった。
指と舌で犯されて・・・・こんなに濡らされて・・・・・。
だがそろそろ・・・・足りなくなってきた。
そんなことは勿論レイはお見通しだったのだが。
つん・・・。
いつもレイの怒張を収める入り口を指でつついてみた。
「あああ・・・・あ〜〜〜!!!」
つんつんつん・・・・。
「あ・・・・いや・・・・・・!」
「イヤか?」
指を止めてレイが問うた。
「え・・・・・・。」
「イヤならやめる。」
「あ・・・・い・・・・・いやじゃない・・・・・・・。」
が恥ずかしそうに言った。
「じゃあ、どうして欲しい?」
レイはまた入り口をつんつんつつきながら言った。
「あ・・・ああ・・・・!!」
「言ってくれなきゃ分からない。」
「あ・・・・・・・。そ・・・そんな・・・・・・・。」
レイはまだつついている。
の悪あがきをあざ笑うかのように
レイがつつく度にくちゅくちゅ・・・といやらしい音が響く。
何時までも羞恥故に言葉にできないに痺れを切らせたのか、
レイは指を第一関節くらいまで侵入させ、ぐちゅぐちゅと出し入れしながら言った。
「言わなければ俺、帰るから・・・・。」
「あ・・ああ・・・・・!!ま・・・・待って・・・・・。」
「言う?」
「・・・・・ん・・・・・・・・。あ・・・あの・・・・・・。」
「お願い・・・・は?」
「レイ・・・・お願い・・・・・・中も・・・・さわって・・・・・・・。」
「・・・よく・・・・言えましたvvv。」
レイはニッコリと笑うと
指を一本、ゆっくりとの中へと押し入れた。
ずぶ・・・ずぶずぶ・・・・・。
「あ・・・ああああ・・・・・!!」
ようやく貰えた確かな存在には悦びの声を上げた。
「はココが好きなんだよな。」
レイはよく知った場所を摩りあげた。
「あ・・あん・・・・あ・・・・も・・・・もう・・・・あ・・・・だめ・・・・あああ・・・・・!!」
待ちわびた場所へイキナリの刺激。
あっと言う間に追い詰められる。
激しい快楽で理性を保っていられない。
「キモチイイって言ってごらん?」
容赦ないレイの言葉攻めにも、既に逆らう程の正気が残っていなかった。
「あ・・・あ・・・レ・・・イ・・・・・・。」
「気持ちいいだろ?ホラ・・・・言って。」
「キ・・・・キモチ・・・・・イイ・・・・・・。あん・・・レイ!!」
「よく言えたなv。じゃあご褒美上げなくちゃな。」
レイは指を2本に増やし、がイイ場所をかき回した。
「あ・・ああ・ああああ・・・・・あ〜〜〜〜〜!!!・・・・んん・・・!!」
は間もなくビクビクビクッ・・・・と痙攣し、果てた。
レイの思惑通りに反応してしまう自分の体が恨めしかった。
でも・・・・・。
レイは愛しそうにを見つめている。
綺麗な琥珀色の・・・・月のような・・・瞳で・・・・。
この・・・・瞳にいつも酔わされる・・・・。
「・・・・レイ・・・・。」
「、可愛い・・・・・。」
レイは微笑を浮かべそう言うと、
そこらじゅうに唇を落としながら指を引き抜いた。
「あ・・・・・んん・・・・・。」
抜く時にも感じるのかが艶っぽい声を出した。
レイを逃がすまいと、抜く時にもキュッと締まるのソコ。
レイはを愛しく思った。
「すまないな。でも、すぐにもっとイイモノをあげるから。」
もう・・・・ずっと前から・・・・私はレイのモノ。
私の事は・・・・・私よりも・・レイの方がよく知ってる。
それが・・・・・こんなにも・・・嬉しい・・・・。
そしてレイも・・・・私のモノ・・・。
早く・・・・レイを・・・・頂戴・・・・。
私の中を・・・レイで・・・・いっぱいに・・・・シテ?
が物欲しそうな瞳を向けるのに
レイは堪らず自身をのソコにあてがい、ゆっくりと押し入れた。
「ん・・・んん・・・・・ああ!!」
「くっ・・・・・・・・。の・・・ナカ、堪らない・・・・・・。凄く・・・・イイよ・・・・。」
「あ・・・言わ・・・・・ないで・・・・。レイ・・・・。」
恥ずかしそうに表情を歪める。
そんな表情が更にレイを煽る。
暫くの中の感触を味わっていたレイだったが、
小刻みに律動を開始した。
じゅちゃ・・・じゅぶ・・・・・・・・。
じれったい・・・・・・快楽の波が
少しづつを侵食していく。
じゅぶ・・・・じゅぶ・・・・。
少しづつ・・・・を狂わせる・・・・。
小さな動きがモドカシくて・・・・。
切なくて・・・。
もっと・・・・もっと・・・・
酷くしたって構わない・・・・・。
レイになら・・・・何をされても。
ねえ・・・・・もっと・・・・もっと・・・・・
メチャクチャに・・・・・シテ・・・・・。
がレイの背中にしがみついた。
「レイ・・・・・あ・・・ああ!・・・・も・・・もっと・・・・・。」
ドクン!
レイは瞬時に自分が興奮してしまったことを感じた。
自分のモノが大きく脈打ち、堅くなるのを・・・・感じた。
がその気なら・・・・・。
レイはニヤリと笑うと
「仰せの通りに・・・・・。」
の望むまま、激しく自身を打ちつけた。
「ああ・・あああああ・・・・・!!!!」
ズンズンズン・・・・!!
ずちゃ!じゅぶ!
「あ・・・・あ・・・・あ・・・・レイ・・・・・レイ!!」
「っ・・・・・・・!!」
の中で縦横無尽に暴れまわるレイ。
その瞳は・・・・瞳孔が細くなり、口元には牙が覗く。
虎・・・・・・。
虎がを貪り尽くしているようだった。
鋭い爪を持つ前足(?)でを縫いとめ
襲い掛かり
食らいつくす。
こうなったらもう、誰もレイを止められない・・・・・。
でもはこんなレイを待っていた。
ケモノになって無我夢中でを愛してくれる・・・・・
そんな瞬間が何よりも・・・・好きだった。
そしてもケモノのように・・・・鳴く。
もう、何も・・・・考えられない・・・・・
レイの・・・・・事だけ・・・・・。
あ・・・・ああ・・・・キモチイイ・・・・・。
レイ・・・・。
レイ・・・・。
レイ・・・・・・・・・・愛してる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「くっ・・・・・・!・・・・・・・・・!!」
レイの体がビクっと震えの体内に熱い液体を放つと
「あっ!あ・・・ああ・・・・レイ・・・・・・・!」
の体もビクビクっと痙攣し、レイのモノを容赦なく締め付けた。
そして二人、崩れ落ちるように重なり合った・・・・・。
「レイ・・・・レイ!!レイ!!
起きて!!レ〜〜〜〜〜イ!!!」
お月様はとうに姿を消し、
今はそう。
お日様が辺りを鮮やかに照らし始めていた。
気持ちのいい朝である。
大抵の人は仕事へ学校へと急ぐこの時間。
この男レイは、恋人のマンションでスヤスヤと寝息を立てていた。
「こら〜〜〜〜〜〜、レイ!お!き!ろ!!!!」
スヤ〜〜〜〜〜グピ〜〜〜〜〜〜〜・・・・。
「ねえ・・・vvv。レイ・・・・・v。おvきvてvvvv。」
ス〜〜〜〜〜ス〜〜〜〜〜〜・・・・。
「ダメだわ、これは・・・。」
そういえばレイは昔から
食べて寝て遊ぶ(ベイバトル)以外は興味ナシって人だった・・・・。
タカオとの初めてのバトルの時も寝てた・・・・って聞いたし・・・・。
一度寝たら、なかなか起きないんだった・・・。
呆れて溜息をつくは、諦めてレイの寝顔を覗き込んだ。
「ふふvv。可愛いvv。」
昨日、あんなに自分を求めて愛してくれたレイと同一人物とは思えないほど
レイの寝顔はあどけなかった。
早く行かないと・・・・タカオたちに怒られるんじゃないかな・・・・。
は内心思いながらも、もうちょっとレイの寝顔を見ていたかった。
夜の顔と・・・・子供のようにあどけない・・・・可愛いレイ・・・・。
・・・・・・・・大好き・・・・・。
は無意識のうちにレイの頬に唇を落としていた。
「・・・・・・まだ・・・足りなかったか?」
突然のレイの声。
「きゃっ!?」
慌てて飛びのこうとするの腕をレイはがっしりと掴んでいた。
そしてその腕を引き寄せの後頭部に手を回し深く口付けた。
「ん・・・・・ふ・・・・レ・・・・・・レイ・・・!!もうっ!!
こんな事してる場合じゃないでしょ!?早く行かなきゃ!!」
「わかってるさ。そろそろ起きようと思ってたらがキスしてくるから、
つい、その気に・・・・。」
イタズラっ子のように笑うレイ。昨夜の満月のような綺麗な瞳で。
「もう・・・・・。」
もっともっと・・・・・色んなレイを・・・・私に見せて?
どんなレイだって・・・・きっと・・・絶対に好きになれる。
爽やかな朝日が差し込む部屋で
レイの手がもう一度に伸び
そして改めて
深い深い・・・・キスを交わした。
余談。
はたして。
レイは、は
その日BBAに出勤(?)できたのでしょうか・・・・?
ご想像にお任せしますvv。
end
はあ・・・・・・。エロエロドリーム第二弾です。
月をバックに夜這いするシーンが、ある日突然頭に浮かびました。
きっと、GレボDVDを見てた影響でしょう。
確かライの夢で、月をバックにレイが立っている・・・・というのがありましたから。
あ、でも、この話、一応無印(or原作)ベースのレイで書いたつもりですvv。
細かな設定は、気にしないで下さいv。私も考えていません(爆)!
ヤる為に都合がいいようにしただけなのでv。
でもまあ・・・。レイもタカオも・・・カイもマックスもBBAの専属ブレーダーなんでしょうか。
ヒロインはBBA関係者?
さて、このドリーム、ちょっと大人向けでしょうか。
初々しい少女がイヤイヤしつつもヤられちゃうv・・・なんてのとは程遠いですね〜。
レイはオヤジ臭い言葉攻めだし、ヒロインは「もっとvv」ですから。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
(2005.7.21)