「久しぶりだから、よ〜く慣らさないとな。」

後ろの蕾に唇を寄せ唾液を送り込み
カイのソレには手で触れて。

カイ・・・。
カイ・・・・・・。

カイが感じるなら・・・俺、なんだってしてやりたい。
カイがキモチイイなら・・・・どんな事だって・・・・。

もっと・・・もっと・・・・カンジテ?
もっともっと・・・・可愛い声を聞かせて。

俺の手で・・・舌で・・・・もっと・・・もっと・・・・・。


「カイは・・・ココが好きなんだよな・・・。」
中指の先でグリグリと良く知ったポイントを円を描いて擦る。

「・・ぁっ・・!・・やぁっ・・・!!」
「すっげー・・濡れてきた・・・・熱くて・・蕩けそう・・・指が吸い込まれる・・・・。」
「バカッ!・・わざわざ・・・言う・・・な!」
「だってよ・・・コレ・・・・スッゲーよ・・・・・。」
「言うなと・・・あっ!・・ぁ・・・ああっ・・・!!」



・・・・・・・・・・・・。





「・・・・・・・・・また、イっちゃったな。」
ニッコリ笑う俺と、顔を真っ赤に染めてあらぬ方向を向いて、羞恥に耐えるカイ。

可愛いなあ!もう・・!!


「いっぱい腹に付いちゃったな・・・・。綺麗に舐めとってやるよ!」
「え・・・な・・!?・・わ!こら!やっ!・・・やめろ!!」
「なんで?勿体ないだろ?」

既にカイの恥部から腹をペロペロ舐めて、ニッコリ笑う。

「そういう・・・問題・・・じゃ・・・・っ・・・ん・・!」

感じさせるという目的ではなく、
ただ舐めとるという目的で舌を這わせても、やっぱり感じちゃうんだ〜・・・などと考えながら。

「だって・・・。せっかくカイが俺の手で感じてくれた・・証みたいなもんだろ?
ティッシュで拭っちゃったら勿体ないじゃん。」
「バカ・・・な・・ぁっ!・・・事・・・を・・!放せ!この・・・変態!!」

悪態をつきながらも感じて震えちゃって・・・色っぺ〜なあ〜〜!!!
腹を舐められて身悶える様もなかなか・・・・!

タカオは拳を握り締め、歓喜の雄叫びをあげたくなった。


「相変わらずひっでー言いようだな〜。よし!コレでキレイになった!」
タカオは口の周りに残っていた白い液体もきれいに舐め取りニッコリ笑った。

それを見ていたカイはなんとも複雑な表情をしてそっぽ向いてしまった。


「このスケベ野郎・・・。」
「カイ限定だけどな?」
「そういう・・恥ずかしいセリフを・・・・!」


不満げなカイに構わず、カイの膝を胸に付きそうなほどに上げ、その後蕾に自らを宛がう。

この感覚・・・久しぶりすぎて・・・俺・・・もう、おかしくなりそう・・・・・。


「・・・待たせたな。」
「別に待ってなど・・・!」
「へへ・・っ!お前の強がりも久しぶり〜、でもう最高!
・・・・じゃ、行くぜ?」
「・・・・!・・・・ゴタゴタ言ってないで・・・・・。・・早く来い。」
何もかもお見通しなタカオにカイは開き直って吐き捨てた。

へへっ・・といつものように笑いながら、自らの先端に力を込めて・・・。


もう二度とこんな時は来ないと思っていた。
今日のこの出来事は、運命の悪戯でないとしたら・・・・一体なんだろう。
・・・・・ま、いいか。
とにかく───だ。俺とカイの歯車は・・・・今一度、ここで接点を持った。
思いがけずやって来た、この掛け替えのないひと時に、全てをこめて──────。


ぐ・・・ぐぐ・・・・ぐ・・・・。




「・・っ・・・・・!!」



やっぱ・・・・キツ・・・・あんなに慣らしたのに・・・。
まだ・・・半分も・・・・挿れて・・・ないのに・・・・た・・・たまん・・・ね〜〜!!

「カッ・・・カイ・・・っ!」
「・・っ・・なん・・・・だ・・!」
「俺・・・・もう理性がブチ切れてるっつーか、限界超えてるっつーか・・・・。」
「・・?」
「その・・・・抑えられそうにない・・・からっ・・・!ゴメン・・・。先、謝っとく。」
「な?」

次の瞬間、半分まで収めていたそれをギリギリまで引き抜き
一気に──────最奥まで突き入れた。

「ぐっ・・ああっ!!」

「く────っ!!カイの中・・・やっぱり・・暖かくて・・・・キモチ・・っ!イイっ!!」
「バカな・・・事をっ・・・ぁあっ・・・!!」

そしてまたギリギリまで引き抜き、思いきり最奥を目指して・・・・突く。

「・・・はぁっ・・・!・・ぐぁ・・・・っ・・・!!」

ひたすら・・・突いて・・引き抜き、また突いて・・・・激しい抽挿を繰り返す。
良く知った、カイの感じる奥まったその箇所だけをめざし、何度も何度も突き上げた。

カイが締め付け吸い付いてくるその感覚に、悶え喘ぐその様に
キモチよくて愛しさが募って・・・・。

「カイ・・・・っ!!」


顔にかかった髪を掻き分け、額に唇を落とした。
涙の滲んだ目元に、昂揚した頬に、甘い喘ぎ声を漏らし続けるその柔らかな唇に・・・・。
決して抽挿は緩めずに。
熱く濡れそぼったソコからは痺れるような甘い快感と共に、グジョグジョといやらしい水音が響いていた。



「カイ・・・・。」
と、舌を這わせながら耳元に直接言葉を吹き込めば・・・。

しかし?




「この・・・・バカッ・・・ヤ・・ロー・・・!・・・・もっ・・・ああッ・・・!
激し・・・すぎ・・・だっ!!・・少しは抑えろ!この色情魔!!」

カイはお怒りのご様子?
いきなり激しく、しかも的確に攻め立てられて。これにはカイもたまらなかったようだ。



「だって・・・よー。・・・っく・・!抑えらんねーって言っただろ?
カイが・・・悪いんだぜ?・・・こんな・・・ギュウギュウに・・・締め付ける・・・か・・・らっ!!」
「ぅあああッ・・!!バカっ・・はぁっ・・・!!」
「また・・・そんな・・・締めたら・・・・!!キモチ・・・イッ!!」

ぐちゅっ・・・じゅぶっ・・・・・。

「っく・・・!!タカ・・・やめ・・っ!!一体何年ぶりだと・・・・!少しは手加減・・・!!」


それを聞いて、タカオはピタリと動きを止めた。




「そっか・・・そうだよな。」
「・・・・?」
「2年ぶりなんだ。溜まってるのは当然だよな!?」
「な・・・なにを・・・。」
「カイだって2年ぶりだし、アソコは初めてん時と似たようなもんだ・・・。」
「・・・さっきから一体・・・。」
「カイ、他のヤツとヤッてね〜よな?」
「バ・・・バカか!!スル訳が・・・!!」
「だからさ。久しぶりなんだから・・・溜まり溜まってんだよ。
お前のココだって処女みてーに固く閉ざしちゃって・・・可愛いなあ!」
「貴様・・・・!!」
「まあまあ・・・怒るなって。でも一回イっちまえば滑りも良くなるだろうし、俺も落ち着いてデキル!!」
「・・・は?」
「という訳で・・・おもいっきりいかせてモライマス!」
鼻息荒く、タカオが宣言する。

「おい!・・・ちょ・・・待て!」
「もう待てねーっつーのっ・・・!!」
「一回だけじゃ・・・・なかったのか〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
「聞こえねーーーっ・・なあ〜〜〜〜〜〜っ!!!」



じゅぶっ・・ずちゃっ・・・ぐじゅっ・・・・!

激しく、カイが感じるポイントだけを。
しかもタカオの手はカイの肉茎を掴んでいた。

中と外から激しく擦られて・・・・・
もう何がなんだか・・・・・・・・・・・・・・・・。

「カイ・・・カイ・・・・・っ!!も・・・イク・・・・ぜ・・・?」

「っく!!も・・・も・・・ぁ・・・・・バカ・・ヤローーーー・・・・っっ・・・・!!!」




・・・・・・・・・・・・・・・。









「文句ばっか言ってた割には・・・・しっかりイッちゃってるじゃねーか。」
俺は引き抜きもせずにニヤニヤ笑うとカイは


「き・・・!貴様が・・・・・!!・・・・あんまり・・・・・・・。
激し・・・・すぎるから・・・・だろうが・・・・・・・・・・・・・・・。」

真っ赤な顔をして、恥ずかしそうに消え入りそうになって虚勢をはる。


可愛くて可愛くて、ついつい苛めたくなってしまう。

もっともっと強がるカイを見ていたい。

もっともっと・・・・・・。


そうだ・・・これからも・・・・・ずっと─────────。







「じゃあ・・・・。今度はもっとゆっくり、じっくり感じさせてやるよ。」
「・・・・・・・・・・。ど・・・どうでもいいが・・・早く抜け!」

真っ赤になって俺を睨みつけるカイ。
その顔は・・・肯定を意味していることくらい分かりきっている。

「え〜?いいじゃん、このままで〜。」

俺は自身でカイの中をかき回した。
中は俺が吐き出した液体とカイのぬめりが混ざり合って、ぐじゅ・・ぐじゅ・・といやらしい音がした。
「ほら・・聞こえるか?カイん中も悦んでるみてーじゃん。」
「ちがっ・・・!もっ・・!抜け!!」

カイが生ぬるい抵抗を試みて腰をくねらせると、俺の先端がカイのイイ所に触れたらしく
「あ・・あっ・・・・・。」

それでカイが無意識に中を締め付けちゃうものだから
俺、何にもしてねーのに、また俺のがソコを擦っちゃって・・・・。

「やっ・・・・も・・・・・!!」
「へへっ・・・・!おもしれ〜〜〜〜〜!!」
「きっ・・・・さま・・・・・!!」

そんなカイが可愛くて、今度は意識的にソコを擦ってやると

「んっ・・・・はあっ・・・!」





話は後だ。
・・・・・・・・。
絶対に・・・・否とは言わせない。
俺には・・・どう考えても、カイしかいない・・・・・から・・・・。

カイだって・・・きっと──────


俺たちは・・・そうなる運命・・なんだ。

夕暮れのあの日、川原で出会ったことも
世界大会で一緒に旅したことも。
出合ったときから惹かれあって、同性にありながらこういう関係になったことも。
オズマやゼオの事、
その後の世界大会やBEGAの一件。
困難を乗り越えるたびに、お前への気持ちが大きく揺ぎ無いものになっていった。

こうして振り返ってみると
お前と結ばれる為の、一つ一つの大切な通過点としか思えない。


一度、別れたことも。

そして勿論、今ここで「偶然」出会ったことも。


「この世に偶然なんてない。」


どこかで聞いた・・・意味ありげな言葉。

俺も・・・そう、思うぜ?


俺たちの過去に・・・・偶然なんてなかった。
出会うべくして出会い、愛し合うべくして・・・・こう・・・なった・・・・・・・・・。





もう─────。

俺は迷わない。




俺にはお前しかいない。

お前にも・・・・俺しか・・・・いないだろ・・・・・?

なあ・・・カイ────────────。













「ん・・・、はぁっ・・・!タッ・・・タカ・・・・オ・・・!!」

散々焦らして粘ってきたが
そろそろ限界が近い・・・・。

甘美な、痺れたような快感が、体中を駆け巡る。
きっとカイの悦楽の度合いは、俺の比ではないだろう。
こんな気持ちをカイと共有できる事が、何よりも嬉しい。

こんなにも熱くドロドロに溶けたカイの中が、性懲りもなく俺を締め付けて。
じんわりと熟しきった甘い果実が俺の肉棒を飲み込んで・・・何もかも、体の芯から蕩けきってしまいそうだ・・・。

感極まって、思わず俺は叫ぶ。

「カイ・・ッ、・・スッゲー・・・・イイ・・・・ッ!!」

可愛い舌を覗かせて、甘く喘ぎ声を漏らすそこへ唇を押し当て舌を絡め
上からもくちゅくちゅ・・と水音をさせて互いを感じあった。
そして細い糸を引きながら名残惜しげに唇を離し、今度は耳に舌をねじ込んだ。
熱い吐息と共に甘い誘い文句を直接耳に吹き込むために。

「俺、もっ・・、イきそう・・。一緒に・・・・イこう・・?」

一緒に・・・溶け合おうぜ・・・?


しかし・・・。







「ま・・・待て!・・・まだ・・・・イ・・・・・・!!!」


どうしたっていうんだ?
カイも・・幾筋も先走りの甘い蜜を零して辛そうだというのに、一体何を・・・?
もう、どう見たって爆発寸前じゃないか。


「まだ・・・終わり・・・・じゃ・・ッ・・・・・・!!」



その刹那、カイは両手で自身を握りこみ精をせき止め、切ない悲鳴をあげた。


「っつッ!・・・・ぁああ・・っ・・・!!!」


しかめられた美麗なかんばせに、キツク閉じた瞼からは涙が幾筋も零れ落ちる。




「まだ・・・・・・・だ・・・・ッ・・・!!」




悲痛に表情を歪ませて、振り絞るように声を枯らす。




「もっと・・・来い・・・ッ、タカ・・・・ォッ!!」














心臓を鷲掴みにされたみたいだ。




これが・・・・。
あのプライドの高いカイが、恥も外聞もなく懇願するかのように。
そう、これが嘘偽りのない───カイの本音。
さっきまであんなに強がって悪態ばかりついていた、カイが。


この部屋を一歩出れば、他人・・・・。

だからせめてもう少し、共にと。



まだ・・・・終わらせたくない。

こんなにも必死になって・・・・・・・。

この時、この一瞬が永遠に続いて欲しいと──────願っている。








俺は動きを止め、カイの涙に唇を寄せた。
頬に瞼に唇を落としながら、片方の手でその柔らかな髪を梳いて。

「終わりじゃねぇ・・・。」

カイが潤んだ瞳で見上げる。

「終わらせてたまるかよ・・・・。」
「タカ・・オ・・・・。」

頑なににソレを握りこんだカイの両手にそっと・・・さっきまでカイの髪を梳いていた俺の手を添えて。

「未来は・・・・切り開いてみせる。俺と・・・お前の・・・・二人で。」
「・・・・・。」

そしてソレを握りこむカイの指を、丁寧に解きほぐした。

「カイ・・・・・。
これからも・・・・一生・・・命ある限り・・・・何度だってイかせてやるから・・・・。
だからそんな顔、すんなって。」
「あ・・・・。」

涙が、また一筋流れ落ちる。
俺はそれを指ですくい上げ、唇をつけた。

「たとえ命尽きても・・・この魂が続く限り、愛してるから。」

切ない表情が・・胸を突く。
でも・・・・絶対大丈夫だから。

「一緒に考えようぜ?絶対見つかるって。俺たちの未来が。
俺とカイが組んだら、最強なんだぜ?何にだって・・・・負けるわけ、ねーよ・・・。」
「・・・・。」

「一緒に・・・いこう、カイ。これからもずっと。」
「タカ・・・・・・・。」

涙で潤んだ紅い瞳が綺麗に輝いた。

「・・・・やっと・・・笑ってくれたな。俺、お前の笑った顔、スッゲー好き。」
「なにを・・・。」
瞳をそらす。照れている証拠だ。

「笑った顔だけじゃなくって・・・。怒った顔も呆れた顔も・・・ツンとすました憎たらしいポーカーフェイスも。
何もかも・・・・何処も彼処も・・・・・・俺、カイが好きだ。」

「馬鹿・・が・・・・。」

「カイは?」

「っ・・・。」

「なあ・・・聞かせてくれよ・・・・カイは・・・・俺が・・好きか?」

止めていた律動を、ゆっくりと再開して問うた。

「ぅっ・・・!ああ・・・・ッ!」

「カイ・・・・。」

カイの事なら、なんだって分かる。
言わなくても・・・・その表情で、その瞳で・・・・分かっちまう。

でも・・・・その可愛い唇にのせて・・・聞いてみたい言葉も・・ある・・・・・・・。




絶頂のかろうじて一歩手前のギリギリの状態で
熱くじっとりと熟した中をぐちゃぐちゃとかき回して

「なあ・・・カイ・・・・聞かせて?」
「あ・・・・ああ・・・ッ・・・・!」

限界まで張り詰めた剛直な肉棒で、熟れた最奥の秘所を擦る。

「カイは・・・・。」
「・・・・は・・・・ぁ・・・・・うう・・っ!!」

そしてギリギリまで引き抜いて・・・・力の限り・・・・突く。

「く・・・ぁあああっ・・・!!」
「俺の・・・事・・・・。」

本能の赴くままに、貫いて・・・甘美な痺れにドロドロに溶けて混ざり合い・・・・。

「ふっ・・ん・・・・ぁ・・・・ああ・・・・!」
「好き・・・か・・・・・?」

理性と限界と・・・灼熱の快感との・・・・狭間で・・・・。

「ああ・・・!!タカ・・・オ・・・・!
すッ・・、す・・き・・・・・好き・・・・・だ・・・・!!タカ・・オ・・・・!
愛・・・・して・・・る─────────!」










張り詰めた糸がプツリと切れた。
とうに限界を超えていたカイは、いとも簡単に弾け飛び

俺もその絶頂の締め付けに逆らわず最奥まで突き上げて、自らを解放した。
愛しい人の名を繰り返し呪文のように、唇で奏でながら──────。































「・・・カイってスッゲーよな〜。」

「・・?何のことだ。」

「だってよー。俺、お前に会うまでは思考がめちゃめちゃネガティブで
もうお先真っ暗っつーかヤケクソっつーか・・そんな感じだったんだぜ?
なのに・・・。今はさ、なんかこう、力が漲ってきて・・・ 薔薇色の未来が俺たちを待ってるっつーの?そんな感じで・・・・。」

「貴様の頭の中は、いつだって薔薇色だろうが・・・・。」

「なんだよ〜それ〜。
へへっ・・・。でもさ。やっぱカイが一緒だと俺、何でもできそうな気がするよ。
不可能も可能にできそうな、そんな気持ちになれる。」

綺麗な顔して減らず口をたたくカイに、ニッコリ笑って続けた。
出合った頃に思いを馳せて。

「昔からそうだったんだぜ?初めての世界大会の時だって、カイが後ろで見てるって思っただけで俺、頑張れた。
その後の・・・・ゼオやブルックリンとの時だってそうだ。カイがいてくれたから、奮起できた。」

そうなのだ。
もしかしたら俺は、カイがいないと只のやんちゃ小僧かもしれない。
どんな時もカイがいてくれたから、俺は・・・・・・。

「やっぱ、カイってすげーよ。」

「俺は・・・なにも・・・・。」

つまりカイと一緒なら
できないことなんて・・・何一つ、ないんだ・・・・・・・。

「一緒に戦っていこうぜ?
俺とカイが組めば至上最強、向かう所敵なしだぜ。」

「それは・・・バトルの話だろう・・・。」

「人生だっておんなじだよ。
俺たちが信じて前向きに生きてさえいれば、きっとハッピーエンドさ。
俺はカイとの未来を必ず切り開いてみせる。
信じようぜ?薔薇色の未来を!」

「このお気楽野郎・・・っ!・・・お前は・・・・いつも・・・・昔から・・・・・・。
お前のような正真正銘の馬鹿は・・・・・・!」

「大丈夫だって。心配すんな。俺が絶対にカイを幸せにしてみせる!」

ニカッ・・と笑う俺を、暫し睨みつけていたカイは
みるみる表情を緩ませたと思ったら、プイと横を向いてしまった。

「お前は・・・馬鹿だ・・・・・・。」

消え入るように。
そして────堪え切れなかったように涙を零した。
そんなカイを俺はふんわりと抱きしめて。

「カイ・・・・一生・・・
いや、この魂が続く限り・・・何度生まれ変わったって
俺はカイしか愛せない・・・・・。
絶対離さないからな?覚悟しろよ?」

これからも、共に──────。

「・・・・・・。」

カイは見たこともないようなタカオの真摯な眼差しに釘付けとなった。
今まで何度も対峙してきた大きな敵に立ち向かう時とも違う・・・
力強い、でも暖かな、希望の光さえ湛えているような───タカオの蒼い瞳に。
ずっと昔からカイが求めてやまない、あの─────。


「わかってっか?一応、プロポーズ、してんだけど。」

ここまで・・・・か。
カイは観念したようにフッ・・と笑んだ。

「・・・・。お前にしては・・・上出来だな。
仕方が無い。──────────受けてやる。」


涙に濡れた顔で幸せそうに微笑むカイが、あまりに綺麗だったから
吸い寄せられるように唇を重ねた。
今日、何度目かの甘いキス。


そしてこれからも永遠に繰り広げられる────
最愛の人との・・くちづけ。






俺とお前の・・・・薔薇色の未来を信じて




至上の幸せをかみ締めながら────────────。


















end

裏ベイ部屋へ


「La vie en Rose」薔薇色の人生。
タカオとカイなら冷たい世間と戦いながらきっと薔薇色の人生を勝ち取るものと信じています。

表のカイタカ「光の中へ」と同じテーマで書いてしまいました。
恥ずかしい話をすいません・・・。
はじめはスーツプレイが書きたかっただけなのですが
スーツ・・大人・・・将来・・・となってしまって。
2作連続、同じ話題っていいのかな〜と思いつつ、止まりませんでした。
「光の・・」で使ったセリフと同じ事を言っているシーンもあったりと申し訳ありません・・。
カイタカだろうがタカカイであろうが、この二人にはずーっと一緒で幸せになって欲しかったんです。
・・・・自己満足ですね・・・・。 そのくらい、この二人が大好きです。
それにしてもタカカイ裏ではじめから最後までHシーンを書いたのって初めてなんですよ。
と、どうでもいい事でちょっと感無量だったり・・・。

ところで「La vie en Rose」といえばロメロさん。ロメロさんと言えば薔薇プレイvv。
そんなのも書いてみたいな〜v。あの話はエロかった・・・・・・v。
そしてその後はあの名言!「遅せーよ。」・・ああ、タカカイ!

それでは、こんな話を(しかも長いし)読んで下さり、ありがとうございました!
心から感謝いたします。
(2006.7.10)








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