「カイ・・・・好きだ・・・・カイ・・・・お前を・・・・俺のモノにしたい・・・・カイ・・・!!」

レイの・・・・心の叫び。







もう・・・意識が・・・・
理性が・・・・保てない・・・・
何も・・・かも・・・・とけ・・・る・・・・・・・レ・・・・イ・・・・。



無意識のうちに、カイの腕がレイの背に伸び、しがみ付く。


そして思わず出てきた言葉は・・・。

「なに・・を・・・・!・・・ぁ・・・!!
おま・・・えは・・・っ!・・・・・・あの・・・・・・・猫娘と・・・・っ・・!!」

それを聞いた瞬間、レイは動きを止めてカイを凝視した。

「カイ・・・・。」

急に静止したレイに、朦朧とした意識の中、レイを見上げた。
そして・・・自らの言動に思い至る。

・・・・・・・・・・・・・・・しまった・・・・・。


「カイ・・・・、お前・・・・・。」
「・・・・・・・・っ・・!」

「まさか・・・・・もしかして・・・・・ヤキモチ・・・・。」
「・・・うるさい!放せ!!」

「カイ〜〜〜〜〜〜!!」

レイは繋がったまま、カイに抱きついた。


朦朧とした意識の中だったからこそ聞けたカイの本音。
後からいくら否定したって、真っ赤な顔が全てを物語っていた。

「カイ・・・・好きだ・・・・!カイ・・・・!!」

カイは必死に否定の言葉を探そうとしたが、
大喜びで、感無量で、凄い力でカイを抱きしめている、この虎男に・・・・・・・。






遂に・・・負けを認めた。



そして改めて・・・・。
カイはレイの背に腕を回した。


「カ・・・・!」
「・・だまれ・・・!」
「カイ・・・ダメだ・・・。今、お前に・・・キスしたい・・・。」

頑なに横を向くカイの頬に手を掛けてこちらを向かせる。

象牙色の肌。
ひときわ美しく輝く・・・・・紅。

レイを睨みつける表情とは対照的に
その瞳は不安そうに揺れていた。

「カイ・・・・。」

レイは吸い込まれるように唇を重ねた。
舌を差し入れると
今度はカイの方から絡ませてきた。
レイは夢中になって絡めあわせ、時に吸った。

そして腰の動きも再開させて・・・。

じゅぷ・・・ずちゃ・・・・。


甘い快楽に思わず唇を離して鳴こうとしたカイをレイは許さず
再び舌を絡ませる。


「ん・・・・ふっ・・・・!!」
苦しくて飲みきれない唾液がカイの口元から伝い落ちた。

そうしながらもレイは腰の動きを激しくしていった。


舌が絡み合う音
レイが打ち込む・・・・濡れた音。

それしか聞こえない。

ただ・・・・それだけ・・・・。


お互いに快楽だけを追い求めて・・・遂に・・・・。



「カ・・・・イ・・・・・・・!!」
「・・・・・っく・・!レ・・イ・・・!」



互いの名を呼び果て、
暫くの間、一つの塊のように動かなかった。














やがて
レイはゆっくりと起き上がる。


未だ乱れた姿のまま、
レイは愛しそうにカイの頬に手をやるが、
カイは羞恥ゆえか
そっぽを向いてしまって、なかなかこちらを見てくれない。

「カイ・・・。」
「・・・なんだ。」
カイは横を向いたまま、ふて腐れたように答えた。

カイは先程の自分の醜態が信じられなかった。
出来ることなら
なかったことにしてしまいたかったが
この虎男がそんなことを許すわけがなく。

だからと言ってイキナリ素直になれる筈もない。





レイはそんなカイを見て愛しそうに微笑んだ。
第一、どう見ても事後にしか見えないこの状態で強がられても可愛いだけだ。

「・・・・俺、村を出て良かったよ。」
「な?」
突拍子もない言葉にカイが振り向いた。

レイはもう一度綺麗に微笑み、

「だって・・・・お前に会えた・・・・・。
カイ・・・・・。もう・・・・・離さない・・・・・覚悟しろよ?」


「レ・・・・っ!」

答える間もあればこそ。




再びカイを強く抱きしめ口付けた。










中国大会終了。


BBAの宿舎まであとわずかの

小さな森の中で。














end



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ラブラブハッピーエンド編です。ちょっと甘すぎたかな?
やっぱりハッピーエンドが好きなので妄想が止まらなくなってしまいましたv。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

(2005.10.14)







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