こちらは、「ゆきゆきて、ケロン軍」に収録されているギロ夏小説の一部です。


 亀頭のつなぎ目を親指でくいくいと刺激され、ギロロが顔をゆがめる。

 なんか、だんだん可愛くなってきたわ。あたし、これ好きかも。

 初めて見た時は嫌悪を覚えたが、これが大好きなギロロを気持ちよくさせると思ってからは、不思議と手の中でびくびくと動くものが愛しくなってくる。

 さんざんギロロのペニスをいじくりまわしているうちに、さきっぽの部分が気持ちいんだわ。と夏美が責めるポイントを判りだす。

「もっときもちよくしてあげるわ、ギロロ」

 そう言って、夏美が張り詰めた亀頭をぺろぺろと舐め始めたのを見て、ギロロが仰天する。

「夏美、やめろ」

「嫌よ。これはあたしのモノよ」

 うっとりとした顔でギロロの立派なペニスを舐める夏美は、まるで中毒患者のようだった。

 ツツ……と、足の間から溢れてきた愛液が、夏美の太ももに垂れる。

 あたし、ギロロの舐めて感じちゃってる。

「ギロロ……」

 勇気を出して、ぱくっと夏美が口の中へギロロをくわえ込んだ。頬をへこませ、口の中でギロロのペニスを味わう。

 その愛撫は拙いものだったが、大好きな夏美にされているというだけで、ギロロのものは爆発寸前にまで膨れ上がる。

「夏美ッ、はぁ、あはぁっ」

 情けなく喘ぐギロロの顔を、夏美が上目遣いで見上げた。

「出るから、やめ……」

 夏美の口に太いペニスがずっぽりと収めらた、いやらしいその顔に堪えきれずにギロロが射精する。

 夏美の口の中だけには出せんっ!

 そう思って、ギロロは口の中からペニスをずるんと引き抜いた。当然ながら、極太ペニスの先からびゅるびゅると飛び出す大量の精液は、夏美の顔面を襲う。

「キャッ!」

「すすす、すまん夏美!」

「んもー、やだぁっ!」

 顔と、おっぱいにまでたっぷりと精液をぶっかけられた夏美が、涙目になった。

「あんたこんな事してただで済むと思わないでよ!」

 顔に白い精液をつけながら怒る夏美が、自分の机の上から、ポストカードを挟んでいたお洒落なクリップを二つとってくる。

「ちょっと、ベッドの上に寝て」

「夏美、すまん。お、おい何するつもりだ」

 命令に逆らえず、ギロロがベッドの上におろおろしながら寝転ぶ。夏美は無言のまま、ワイシャツのボタンを全部外し、たくましい胸をはだけさせた。そして、ギロロの乳首に、クリップを挟む。

「イテッ、いてててて。夏美、痛い!」

「うるさいわねっ!」

 抗議の声を上げるギロロを一喝して、もう片方にもクリップをつける。

 涙目のギロロを見て、ふんと夏美が馬鹿にしたように鼻を鳴らした。

「痛いって言いながらちんちんおっ勃ててるくせに何言ってるのよっ!」

 天に向かってそそり立つ肉を指差されて、ギロロがうっと顔をゆがめた。

「ぐうっそれは……」

「一回出したのに、まだカタイのね。してほしいんでしょ? あたしがおちんちんもっと気持ちよくしてあげる。こんどはちゃんと出るとこ見てあげるわ」

 なんだかあたしがギロロのこと征服してるみたいじゃない? 夏美はそう付け加えて、ギロロの足の間にちょこんと座り、ギロロのペニスを掴んだ。亀頭の上にたっぷりと唾を垂らし、ぬるぬると擦る。

「うふふ、ギロロったら、こんなにおちんちん硬くしてる」

 幹を擦りながら、うっとりと夏美が言い、ギロロに向かってにっこりと微笑んだ。

「あたしが欲しいのね? あたしに挿れたいのね?」

 からかうように夏美が言うと、ギロロが真剣な目で夏美を見ながら言う。

「挿れたい」

「え?」

 からかってやるつもりが、ギロロの真剣な目に、夏美が戸惑う。

「夏美の中に挿れて、ぐちゃぐちゃにかき回して、めちゃくちゃにイかせてやりたい」

「な、なによ、急に素直になっちゃってさ」

 ギロロの素直な言葉に、今度は夏美が赤面させられた。

「夏美は、俺にそうされたくないのか?」

「……されたいわ。あんたをあたしのなかに挿れてもらって、いっぱい感じたい」

 少し沈黙した後、夏美も素直にそう言った。夏美の返事を聞いて、ギロロが上半身を起こし、夏美の腕を掴んだ。

 夏美の体を引き寄せる。ギロロの体をまたいで膝立ちしている夏美がギロロに問いかけた。

「あたしの体、綺麗?」

「凄く、綺麗だ」

 下から見上げる夏美の体は、生意気な感じで上を向いている鳩胸のせいで、独特の威圧感がある。

「好き?」

「ああ……」

 ギロロは頷き、夏美に引き寄せキスをする。

 くちゅくちゅと舌を絡ませ、唾液を飲み込む。ディープキスの後、夏美の顔を覗き込むと、キスの余韻でうっとりとしている。

「好きだ、夏美」

 腕を伸ばして夏美を抱きしめ、耳元で囁く。夏美は満足そうにため息をついた。

「あたしを……あんたにあげるわ」

 体を離し、夏美が顔を赤くしたまま呟いて、そっとギロロのペニスに触れた。

「あんたのかえるの体のおちんちんしか知らないから、これ、おっきくて怖いけど……」

 ギロロにまたがり、そっと自分の足の間にギロロのペニスをあてがう。

「夏美、無理は……」

「いいの、欲しいの」

 夏美はそう言って、腰を少しづつ落とした。

 にゅぷ……とギロロの亀頭が、夏美の膣口へ入り込んだ。

 ギロロのペニスが、狭い隙間から夏美の体の中へ少しづつ進入してくる。

「でも、勘違いしないでね」

 ギロロのペニスの圧迫感に顔をしかめ、夏美はギロロに言う。夏美の膣口はあふれ出る愛液で濡れそぼり、ギロロのペニスも先走りの液で十分濡れているが、夏美の、まだ幼くて、男性経験の浅い膣がこの太いペニスを受け入れるのは楽ではない。

「ギロロのだから欲しいのよ」

 夏美はけなげに微笑み、ギロロに言った。自分を一生懸命受け入れようとしている夏美に、夏美の体の負担になるとわかっていても、もっとペニスが膨れ上がるのをギロロは感じた。

「ん……」

 騎上位で、一番きつい亀頭の先を膣に収め、ずずずっとペニスを膣の中に入れると、夏美が「はいったぁ」と嬉しそうに呟いた。

「夏美、きつい……」

 夏美の若くまだ未成熟な膣が、ぎゅうぎゅうとギロロを締め付ける。初めて受け入れた大きなものにビックリしているようでもあった。

「あんたの、おっきいから……っ!」

 夏美が目の端から涙を零しているのをギロロが見つけ、愛おしさに胸がいっぱいになりぎゅっと抱きしめる。しばらく夏美がギロロのペニスに慣れるまで、抱き合ったままじっとする。

 しばらくそうしていたが、やがて、夏美が体を起こし、恥かしそうに呟いた。

「ギロロ、動いて良いよ……」

「いいのか?」

「うん」

 夏美が頷くと同時に、ギロロがぐいと腰を突き上げる。

 はじめは、夏美の腰を掴み、優しく揺さぶった。ギロロのペニスを入れてから、きついばかりだったが、やがて、膣の奥がじんと気持ちよくなってくる。

 ギロロのが、あたしの一番奥つつくと気持ちいい……。

 ギロロのくれる刺激だけでは物足りなくなってきて、夏美は無意識のうちに自分から腰を動かしだした。

「あっ、気持ちいい、ギロロ」

 自分の中をギロロのペニスがえぐるように動く。ギロロの腰にクリトリスをこすりつけ、膣での快感とクリトリスの快感とを同時に得ると、夏美の口からはしたなくよだれが垂れた。

「ね、ねぇっ!」

「あ、な、なんだ」

 ベッドのスプリングがギシギシときしみ、夏美の体が、まるで玩具のように跳ね上がり、下へ落ちる。おっぱいが上下にぶるんぶるんと揺れる。

「ああっ、はぁっ、はぁっ。な、中に、ちゃんと中にだしてよぉっ!」

 夏美が、快感に意識が飛びそうになりながら、必死にそう言った。

「さっきみたいに外に出したら、ああっ、ゆ、許さないんだからぁっ!」

「判った」

 ギロロが頷く。愛おしさが増す。

「お前の言うとおりにしよう」

 そう言って、ギロロは夏美の腰を持ち上げ、ゆさっと揺らした。

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