「もうっ!!どこよここ!!」

ふくろうも住まぬほどに深い森―――マグダレンに響く少女の声。

トレノの貧民窟に住んでいた彼女は、とある貴族に家庭教師として雇われ、
白魔道士であることを生かしてご子息に白魔法を教えていたのだが、
いつまでたってもケアルすら覚えられないバカ息子&奥方のイヤミったらしい差別発言
&スキンシップと称した旦那様のセクハラ等のイヤガラセ家族コンボにいい加減嫌気がさし、
心の底からうんざりして高い給料も投げ打って辞表を提出。

こんなみじめな生活から脱却して一旗上げてやろうと画策し、
伝説の武器「スーパーリアルねこの手ラケット」を求めて旅に出た。
大の虫嫌いであるにも関わらず、ぷにぷにの肉球に魅せられ・・・・じゃない、
白魔道士として精進すべく、我慢に我慢を重ねてガルガントの背に乗り、
やってきたのは未知の世界―――外側の大陸。

草原でグリフォンに蹴っ飛ばされ、荒地でサボテンダーの針をかわし、
砂浜でブレイザビートルにどつかれて フラフラしているうちに、
いつのまにかこの森に迷い込んでしまった。

日が暮れつつある暗い森の中で、
襲いくるザグナルちゃん相手にホーリ―連打するのもいい加減疲れた。
果たしてどこの誰から強奪したのか―――エンカウントなしのお守りを手に入れた彼女は、
ずっとそれを身につけていることにした

「はぁはぁはぁ・・・・どーしよー。お守りのおかげでモンスターに遭うことはなくなったけど、
このまま迷ってたんじゃ飢え死にするわ・・・・。」

ゾンビのような足取りで森の中をさ迷っていた少女の目に映ったのは、
とんがり帽子を模したかわいらしい家の屋根。

「あっ!!村だわ!!・・・・・た、助かったぁ〜・・・・。」

ここでお腹いっぱい食べ物うば・・・・ごちそうになろう・・・・
などという野望を秘めつつ、村の中へと歩を進める。
空腹を満たすことだけ考えていて、
見知らぬ村に対する警戒を怠った少女の目の前に突如現れた、金色のふたつの瞳。

「きゃあああ!!」

びっくりして飛び退いたはずみで、少女は地面に尻餅をついた。

「だ・・・・だぁれ君?も、もしかして・・・・ににに、にんげん?・・・・うわぁああああ!!」
そう言うなり少女の前から逃げ出した金色の瞳の持ち主―――黒魔道士。

「??何よ・・・・失礼ね、こんな美少女の前からイキナリ逃げ出すなんて・・・・。」
お尻についた土埃を払いながら立ち上がった少女の前に、再び現れる黒魔道士の姿。

「やぁ、君かい?この村を訪れた人間というのは。」

すたこらさっさと逃げ出したさっきの奴とは違い、彼は冷静な態度を崩さない。

「そ・・・・そうだけど・・・・あんたたちの被ってる、そのとんがり帽子は・・・・。」


彼の穏やかな喋り口と、やわらかな物腰に一瞬気を許しそうになったが、
霧の大陸各地で悪名轟くとんがり帽子軍団の噂を思い出した少女は、
両手に握り締めた司祭のラケットで身を守る。

「心配しなくてもいいよ・・・・。すぐには理解してもらえないだろうけど・・・・。
ここに住む黒魔道士は、殺戮と破壊の罪に気付いた者ばかりだ。
君に危害を加えるような真似は・・・・しない。」

 

ぐぅうううううう〜〜〜〜〜

「うううう・・・・。」
シリアスな状況には場違いな、あまりにも大きな少女のお腹の音が村中に鳴り響く。

「ふふふ・・・・お腹が空いてるみたいだね。こっちへおいで・・・・。ろくなものしかないけど、
君の為に腕によりをかけた料理をご馳走するよ。」

黒魔道士は少女の手を取り、自分の家へと誘った。

 

「はぁあああ〜〜!!すっごく美味しかったわ。ごちそうさま!ありがとう!えっと・・・・。」
ブリ虫入りクリームシチューを一気に平らげた少女は
向かいに座ってほほ笑んでいる黒魔道士に向けて礼を述べようとする。

「・・・・僕の名前かい?名前らしい名前は無いけど・・・・
製造ナンバーが288だから、288号でいいよ。
村のみんなからもそう呼ばれてるし。」
黒魔道士288号は簡単に自己紹介する。
優しいほほ笑みは崩さずとも、彼の金色の瞳には微かな哀しみの翳りが宿る。

「せいぞうなんばー・・・・。」
殺戮と破壊の日々からの逃れ、優しい心に目覚めたとは言っても、
彼らはやはり造られた存在なのだー――。
少女は黒魔道士たちの気持ちを汲み、288号に向けて悲痛な視線を投げかける。

「あの・・・・ごめんなさい・・・・。
あなたたち、要するに・・・・アレクサンドリアから逃げ出して、
ここに村つくって静かに暮らしてたってわけよね?
なのに、あたしったらいくらお腹ぺっこぺこだったからって、
ずかずか入り込んじゃって・・・・。」
少女はいたたまれなくなって、腰掛けていたソファーをぎゅっと握り締めた。

「謝らなくてもいいんだ・・・・。マグダレンの森で迷った末に偶然辿り着いたんだろう?
それに、君は悪い人間じゃなさそうだし・・・・何より美人だ。歓迎するよ。」
288号はいたずらっぽく笑いながら、お世辞なのか、それとも本気なのかわからないことを言う。

「まぁ、お世辞が上手ねぇ。それとも口説いてんの?」
クールな切れ者かと思いつつ、
場を和ませるユーモアのスキルもあるらしい288号のマルチな才能に
感嘆しつつ、少女はにっこりと笑う。

「・・・・君は、衣服から察するに、白魔道士のようだが・・・・。」

少女が身に纏っている純白のローブに視線を移しながら尋ねる288号。

「そうよ、あたしは白魔道士!こう見えても、けっこう腕利きなのよ・・・・?」

誇らしげに胸を反らせる少女の姿がおかしかったのか、288号は吹き出した。
つられて、少女も笑い出した。

そんななごやかなムードに包まれた家の外から、なにやら話し声が聞こえてくる。

 

「ね、ねぇ・・・・にんげんがいる家ってここ・・・・?」
「そうみたいだけど・・・・もうっ!!押さないでよ159号くん!!」
「うわっ!!うわわっ!!」

突然玄関ドアを破って倒れ込んできた黒魔道士3人組。

「あ、あわわわわ、ごめんね288号くん・・・・。」
黒魔道士のひとりが照れた様にとんがり帽子を掴みながらそう言った。

「いいんだよ・・・・24号君。それより・・・・君たち、
この女の子が気になって見に来たんだろう?大丈夫、彼女は僕らの敵ではないよ・・・・。」
288号は視線を少女の方に向けた。
どうやら、彼らはこの村でも特に好奇心旺盛な黒魔道士たちであるらしい。

「おんなのこ・・・・?おんなのこって、なぁに?」
口元に人差し指を当てながら首をかしげる黒魔道士159号。

「世の中には男と女、ふたつの性がある・・・・。
性別不明、なんて種族も存在するけどね。
僕ら黒魔道士には、男しかいないみたいだけど・・・・。
彼女は女―――女の子。僕らと対をなす女性性を持つ存在なんだ。」

村1番の物知りであるらしい288号は、159号の素朴な問いにすらすらと答えた。

「ええっ、あなたたち、女の子のことも知らないの・・・・?」
純粋な黒魔道士たちのあまりにも世間知らずな様子に驚いて目を見開く少女。

「彼女はおんなのこ・・・・ぼくらはおとこ・・・・、違いはなぁに?どこが違うというの・・・・?」
声を合わせて288号に尋ねる黒魔道士たち。

「そうだな・・・・。もっともな疑問だね。それは・・・・。女の子っていうのは・・・・。」
そう言いながら、288号は席を立って自分の真向かいに座っている少女に歩み寄る。

「女の子と僕らの違い・・・・それは・・・・彼女に教えてもらおうとしよう・・・・。」
少女の隣りに座ると同時に、288号はリラックスしていた彼女の身体を羽交い締めにした。

「きゃっ・・・・!!何すんのよ!!」
少女はそれまで紳士的な態度で自分に接していた288号の急襲に驚き、悲鳴をあげる。

 

「わぁ・・・・。おんなのこ・・・・。おんなのこって・・・・どんないきものなんだろう・・・・?」

288号の束縛から逃れようと暴れている少女の周りを、黒魔道士たちが取り囲む。
彼らは金色の瞳をキラキラ輝かせ、次々と手を伸ばして少女のやわらかな身体に触れた。

「ねぇ・・・ここのでっぱりはなぁに?ぼくたちにはないものだ・・・・。」
そう言いながら黒魔道士24号が触れた場所は少女の胸のあたりだった。

「う・・・・、うわぁ・・・・なんだろうここ、すっごくすっごくやわらかいよ・・・・。」
今まで体感したことがないその柔らかさに感動した24号の両手が、
少女の大きめな乳房を押し上げる様に揉んだ。

「くっ・・・・は・・・・・。」
もともと感じやすい体質の上、男の手で触れられたのは久し振りだったらしい。
少女の頬はほんのりと赤く染まり、桜色の唇からは甘い吐息が漏れる。

「あっ、24号くんばっかりずるいよ!ぼくにも触らせて!」
「ぼ、ぼくにも触らせて・・・・。」
24号の横で固唾を飲んで様子を見ていたふたりの黒魔道士も加わり、
彼らは我先にと少女の胸に手を伸ばす。複数の男の手で容赦なく揉み崩されて、
豊かな乳房はもとの形がわからなくなるほど歪んだ。

「は・・・・・はぁ・・・・・はぁん・・・・。」
少女の身体から力が抜けてゆき、抵抗する意志が失われてゆく。

「どうしたんだい?苦しそうだね・・・・。」

288号は少女の身体を押さえていた腕に込める力を少し緩めた。

表情は大きなとんがり帽子に隠れてよく見えないけれど・・・・
気遣いの言葉とは裏腹に、くすくす笑っているようだ。

物知り288号のことだ。
今の自分の状態が何を表しているのか―――彼はお見通しなのかもしれない。
途端に少女の身体中が熱くなる。

「あ・・・・ねぇねぇ、なんだか、このまんなかにあるやつ、かたくなってきたみたい。」
少女の乳房に指を埋めていた黒魔道士のひとり・132号が、
ローブの上からでもはっきりわかるほど勃起した乳首を摘み上げた。

「あぁっ・・・・!」

時を忘れて未知の柔らかさに夢中になっていた黒魔道士たちは、
突然大きな声をあげて身を跳ね上げた少女にびっくりして、一斉に手を離した。

「ふふふ・・・・。みんな、女の子の身体ってのはね、とってもデリケートなのさ。
優しくしてあげないと駄目だよ。硬い革製のグローブは外さないと・・・・ね。」

288号は、グローブを外した両手を見せつけながら、
驚きの表情を浮かべている同胞たちにほほ笑みかけた。

ソファーの上にだらしなく横たわる少女の身体を己の膝の上へと導き、
もう、必要ないと思ったのか、それとも可哀想だと思ったからなのか、
288号は少女の身体を押さえつけることをやめた。
そのかわり、小さな子どもをあやすような手つきで、彼女のブロンドの髪を撫でている。

「そ、そうだね・・・・こんなごわごわしたグローブで触られたら痛いにきまってるよね。
だからさっきおっきい声が出ちゃったんだね。ごめんね・・・・。」

159号がそう言ってグローブを外すと、他の黒魔道士たちもそれに従った。
そして、再び少女の周りを囲うように寄り集まる。

ソファーの上に横たわり、小さく震えていた少女は、これから彼らに与えられるであろう愛撫の嵐に
思いをはせ、こちらを見つめている288号に潤んだ瞳を向けた。

288号は彼女に静かな笑みを返すと、黒魔道士たちに向けて言った。

「さぁ・・・・君達、触るだけでいいのかい?
・・・・彼女の裸を見てみたいとは思わないのかい?」

「うん、見てみたい。」
「ぼくも!」
「ぼ、ぼくも見てみたいなぁ・・・。」

持ち前の好奇心を刺激されて、まったく悪びれもせずに答える黒魔道士たち。

両脚を擦り合わせてはしたない欲望をなんとか抑えこんでいる
少女に「失礼するよ」と声をかけながら、
288号は彼女のローブを掴んでゆっくりとめくリ上げた。

白いニーソックスに包まれた太股があらわになる。そのさらに上の部分も。
288号はそこで手を止めた。

「う・・・・ぅ・・・・んっ・・・・。」
少女はローブの裏地が皮膚に少しこすれただけで小さく声を上げた。
その密やかな震えをあざとく聞きつけた288号は、
彼女の耳もとに顔を近づけてそっと囁いた。

(ずいぶん・・・・敏感なんだね・・・・。)

熱い吐息が耳たぶをくすぐり、いてもたってもいられなくなった少女は、
身を翻して288号に抱きついた。

「やっ・・・・いっ・・・・いじわるしないで・・・・。」

今にも泣き出しそうな切なげな声で、少女は288号に懇願する。

「いじわる?」
「288号くんが?」
「ま、まさか」

様子をうかがっていた黒魔道士たちが怪訝そうな表情で288号を見ている。

突然抱きつかれてさすがに驚いたらしい288号は、声に動揺の色を隠せない。

「ご、誤解だよ・・・。いじわるなんかしてないさ・・・・。さ、この手を離すんだ。
僕だけこんな美味しい思いをしたら皆から恨まれちゃうからね・・・・。」

288号は首に巻かれたか細い腕をやさしく掴んで解き、
ズレたとんがり帽子を直してから、再び少女の身体に手を伸ばした。

さっきと同じく、ローブに手をかけてめくり上げようとする。
今度は少女の首元まで、一気に。

尖った乳首がローブの裾に一瞬引っ掛かかったはずみで
豊かな乳房がプルンと揺れたのを皮切りに、
しっとりと汗ばんで艶やかに光る少女の裸体が、複数の金色の瞳に映し出される。

黒魔道士たちは、ローブの色と見分けがつかないくらいに
色白な少女の肌を目の当たりにすると、一同揃えてため息をついた。

「はぁ・・・・おんなんこって、きれいだねぇ・・・・。」
口口にそう言いながら、彼らは次々と手を伸ばし、少女の柔肌に指を這わせる。

ひとりは汗ばんだ太股をまさぐり、もうひとりはひたすら柔らかな乳房を揉みしだき、
残るひとりは腰のクビレの曲線に沿うように指を動かし・・・・。

「ああっ・・・・あ、あぁんっ・・・・は・・・・・ぅんっ・・・・・。」

彼ら黒魔道士の所業が、
男の本能の赴くままに自分の身体を嬲っているわけではなく、
あくまでもピュアな好奇心に突き動かされた結果であることを少女は知っている。
だからこそ・・・・自分の身体が彼らの為だけに存在するオモチャになったようで・・・・。
マゾヒスティックな快感が、彼女の背筋を駆け抜けた。

288号はというと、少女に指1本触れることなく、
目の前で繰り広げられている狂乱を眺めているばかり。

彼の視線が、少女の身体の上を舐めるように動いてゆく。
潤んだ瞳。可憐に震える唇。後れ毛を垂らした白いうなじ。
指の動きで、柔らかそうにつぶれる乳房。思わず摘みたくなる、ピンク色の乳首。
芸術としか思えない、腰のくびれのカーブ。
・・・・そして、絶えず甘酸っぱい匂いを発する、脚の間の・・・・。

288号の金色の瞳はその部分に釘付けになった。
いちばん見られたくないところに、いちばん見られたくない男の視線を感じて、
恥ずかしさのあまり、目をきゅっと瞑り、唇をかむ少女。
眉間に浮き出た皺が、なんともいじらしい、

「ねぇ、君たち・・・・そこの白い布に覆われたところ・・・・彼女の両脚の間にある部分だ。
さぁ・・・・そこに触れてごらん・・・・。」
そう言った288号は、少女の目には怪しい笑みを浮かべているように見えた。

「えっと・・・・288号くん、ここかな?」
132号が、288号に指定された場所に触ってみた。
そこは、ぬるぬるした液体に覆われて、ぐっしょりと濡れていた。

「わ!・・・・なぁにこの、ねばねばしたお水・・・・?」
132号は指に引っ付いた粘液をまじまじと見つめる。
彼の人差し指と中指の間には、その液体が作った透明な橋が架かっている。

「それはね・・・・、君たちが触ることで、
彼女の身体が喜んでいる証だよ・・・・。そうだよね・・・・?」
少女の瞳を覗き込みながら、よりいっそう怪しさを増した笑顔を浮かべる288号。

「そ、そうなんだ・・・・喜んでくれてるんだね・・・・じゃあ、もっとしてあげようかな・・・・。」
159号は132号が触れていた場所に指を伸ばす。同じく、24号も。

「いやぁっ・・・・!!や、やめて・・・・おかしくなっちゃいそうよ・・・・!」

最も感じる箇所を3人同時に攻められた少女は、
一気に与えられる多量の快感に耐えきれず、痛々しげな声を上げる。

「よかったね、君たち。おかしくなるくらい嬉しいみたいだよ、彼女。」
ニヤリと笑う288号。彼は依然として目の前の光景を見ているだけだ。

だが、彼のストイックな視線の動きは、
他の黒魔道士たちから与えられる拙い愛撫よりも、少女の中の愛欲を昂ぶらせていた。

要するに288号は、少女の身体を視姦しているのだ。

賢い彼は少女のマゾ的な性癖に気づいている。
そんな彼女には「放置すること」が至上の快楽だということも。

「・・・・ち、ちが・・・・そんな・・・・そんな、ひどいこと、いわないでぇ・・・・。」

建前ではそう言うものの、邪魔な理性を駆逐し、
少女の身体を完全に支配した淫欲はとどまることを知らない。
288号の言葉攻めに煽られて、ますます強まっていくばかりだ。

少女は無意識のうちに両脚を大きく開いていた。
白い下着にうっすら浮かんだピンク色が、彼女の貪欲さを物語っている。

この、布きれの下は、一体どうなっているんだろう―――

ふと、そんなことが気になった132号が、
びしょびしょに濡れた下着の股に当たる部分を摘んで引っ張り上げた。
ひものようになった布地が肉の割れ目に食い込み、
潤んだ粘膜と擦れ合ってニチャニチャと音がする。

「あぁんっ!やめてぇっ・・・・!」

ソファーの背もたれに引っ掛けていた少女の左脚がばたばたと暴れた。

「おやおや。・・・・いけないよ132号君、そんなに強く引っ張ったら・・・・。」

288号に諭された132号は、すぐさま手を離してその行為を止めた。
おろおろしながら「ご、ごめんね・・・・」と少女に謝っている。

「ふふふ・・・・じゃあ、そろそろ彼女の秘密を見せてもらおうか・・・・・。」

288号は少女の耳元で、屈辱的な命令の言葉を囁く。

(下着を脱いで、自分の指で開いて見せてごらん・・・・。)

「は・・・・はい・・・・。」

空ろな表情をした少女は、自分の身体にまとわりつく黒魔道士たちを押しのけ、
288号の言葉にすなおに従って脱いだ下着を放り投げた。

そしてさらに脚を大きく開き、真ん中の割れ目をゆっくりと指で押し広げる。

愛液にまみれてヌラヌラと妖しく光る肉の襞が、黒魔道士たちの目の前にさらけ出された。

「うわぁ、すごい。なんかぷくぷく泡吹いてるよ、ここ。」
「ここの穴、パクパク動いてる。なんかお口みたいだ。」
「あ、あらら・・・ソファーに垂れちゃったよ、ここから出てくるお水。」

至極無邪気な黒魔道士たちの言葉の数々に、
耐えがたい恥辱と・・・・そして今までにない悦びを感じて身をよじらせる少女。

(いい子だね・・・・。ご褒美だよ。)

それまで見ていただけだった288号は、
突然人差し指を膣の中へと挿入させて激しくかき混ぜた。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ音を立てながら蹂躙される少女の秘密。

「はぁんっ・・・・!やあぁ・・・・! い・・・・いやっ・・・・ゆるして・・・・もう、やめてぇ・・・・」

「何が嫌なんだい?指の数が足りないの?それとももっと激しくして欲しいの?」

288号は少女の言葉の後半部分を無視した。

膣の中に中指を挿入して、人差し指とともに出し入れさせる。

少女は首を仰け反らせ、涙を流しながらいやいやをするようにかぶりを振った。
そんな否定のサインを見せつつも、
さらなる快感を求めて淫らにくねる腰の動きは止まらない。
脚はこれ以上は無理だろうと思うほど大きく開かれ、
2本の指を根元まで咥えこんだ肉の穴がヒクヒク蠢くたびに、大量の愛液が吐き出される。

(君がこんなに濡らすから、ソファーが汚れたじゃないか・・・・。お仕置きが必要だね・・・・。)

少女の尻の下に広がった大きな染みを目にした288号は、
膣から指を抜き、むき出しのクリトリスを摘んでこねくり回した。

無防備にさらけ出され、もの欲しそうに尖っていたその場所に
「お仕置き」と称した強い刺激を加えられて、少女の身は跳ね上がる。

 

「あ、あ、あぁっ・・・・きもちいいよぉっ・・・・!
ふぅうん・・・・あはぁんっ・・・・もうダメっ・・・・・イっちゃう・・・・!」

腰を浮かせた弓なりの姿勢で果てた少女は、
やっとのことで快楽の責め具から解き放たれた。

「ええっ?いくって、どこにいくのさ?」
「どこにも行ってないじゃない。」
「そ、そうだよね。ここにいるよね。おかしいね・・・・。」

意味がわからず、くすくす笑っている黒魔道士たち。

少女はというと―――潤んだ瞳で虚空を見つめて、荒い呼吸を繰り返している。

「ふふふ・・・・君たち、一生懸命我慢していた彼女に対して、笑うのは失礼だよ。」

288号は笑い、指に付着した愛液を、少女の唇になすりつけた。

しょっぱい味がする唇を、ぴちゃぴちゃ音をさせながら舐めて、
恍惚の表情を浮かべた少女はゆっくりと身を起こし、288号に抱きついた。

「はぁ、はぁ、はぁん・・・。ねぇ、おねがいよ・・・・もっと・・・・。288号、くん・・・・」

少女は顔を真っ赤にしながら、288号の脚に太腿をからめて、
性器を擦りつけるように上下させる。
彼のズボンに多量の愛液が付着し、なめくじが這ったようなあとが付いた。

「はっはっは・・・・。
どれ、彼女を休ませるから、
君たちは、家 へ 戻 っ て い て く れ る か い ?」

288号は破顔して、少女の背中を軽く叩きながら、
「悪いけど、『ふたりっきり』にして欲しいから、この場は去ってほしい」
という裏の意味がある言葉を、純粋な黒魔道士たちに向けて言い放った。

「わかったよ、288号くん!またね!あ、おんなのこさんもね。」
「ばいばい、ふたりとも。たのしかったよ〜。」
「じゃ、じゃあね、288号くん、おんなのこさん・・・・。」

少女の狂態を前にして、あっけに取られていた黒魔道士たちは
いつもの彼らしからぬ288号の大笑いを目にして我にかえると
間が抜けた挨拶を残しながら、自分たちの家へと戻っていった。

288号は帰宅した黒魔道士たちに笑顔で手を振り、玄関ドアの鍵を閉めた。
彼らの嬌声が遠ざかるのを確認して、ゆっくりと振りかえる。

 

「さぁ、本番はこれからだよ。準備はいいかな。」

ほほ笑む288号の手には、「スーパーリアルねこの手ラケット」が握られている。

「ああっ!あたしが求めてやまない禁断の肉球・・・・もとい、スーパーリアルねこの手ラケットじゃないのさ! ・・・・え・・・・まさかそれ・・・・入れ・・・・」

ソファーに身を沈めていた少女に、徐々に近付いて来る金色の瞳がふたつ。

「僕ら黒魔道士には男しかいないから、生殖行為が不可能なんだよね。
悪いけど、更に詳しく女である君の身体を調べさせてもらうよ。」

「えっ・・・・・?ちょ・・・・まっ・・・・・いやぁあああー!!」

――――ふくろうも住まぬほどに深い森・マグダレンに
少女の黄色い悲鳴が響き渡った。

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