───そうして再び何時間の時が立っただろうか。
未だその謎の生物の姿を見つける事が出来ずにとうとう不貞腐れたサイファーが綺麗に刈り取られた下草の山に身体を埋めてのんびりと一服中。
“木々の隙間からちらちらと漏れる木洩れ日が綺麗じゃねぇかよクソ…” などと思っていた時だった。
不意にガサガサと遠くの方から物音がした。

(…漸くモンスターがお出ましか…)

今までの不貞腐れはどこに行ったのか…瞳を爛々と輝かせて辺りの様子を窺う様はさすが魔女の騎士と恐れられただけは有って迫力十分。
未だガサガサと草を掻き分けてこちらに近付いてくる物音との位置を無意識に図っておきながら、自分が埋もれていた下草の山に置いていたハイペリオンを掴んで立ち上がった。

…つもりだった。

しかし確かにそこに有った筈のハイペリオンの感触はなく、代わりにやけに柔らかくてひんやりと冷たいものが手の中にある。
その訳の解らない感触に思わず に ぎ に ぎ とやってしまうのは人間の性なのか。
手の中の物体はいい感じに弾力のある柔らかさで…それはまるでマシュマロよう。
更に手触りはさらさらとしていて且つ、ひんやりとしているのだ。

正直とても気持ちいい。

だがココはグランディディエリの森の真っ只中。
一体何がそんなにいい感触なのかという疑問が沸きあがるのは勿論極々普通の反応で。
ギギギ…とまるで油の切れたロボットのような動きで振り返ったサイファーの手の中に握られていたのは…。

「なっ…?!」

有得ないほど簡潔なフォルム。
流線型をしたブルーのボディに手らしきものと足らしきものが2つずつ。
ふよふよと定まらない頭らしきものがゆったりと左右に振られている上に更に有得ない形で存在する…それが果たして本当に目だと言えるのかという疑問さえ沸きあがる物がグリグリとまるで子供の落書きの様に2つ有って。
思わずまじまじと見詰めても口らしきものもなく。
サイファーが幾ら思い起こしてみても図書館にあるモンスター図鑑にはそんなモンスターは記載されてなかった。

「何だ…テメェは…?」

激しく疑問符が付けられた上にその声はらしくもなく不安に揺れて。
しかし思わず問いかけてみたものの言葉が通じるのかさえ判断が付かないこの生物だろう物体は相変わらずふよふよと左右に揺れていた。

(通じねぇよな…普通は…)

咄嗟にやってしまった事ながら通じないだろうと思っているのに問いかけてしまった自分がなんだか情けなくなってスコールの十八番を奪わんとばかりに盛大に溜息を漏らした時だった。

『エリクサーちょうだい』
「は?」

口がないのに話せるとはこれ如何に。
取り合えず度肝を抜かれたらしいサイファーが我に返るにはたっぷりと 3 分 ほどの時間が必要だった。

(しゃ…喋った…よな?コイツ…)

再びまじまじと見詰めてみるもやはり口は無い。
しかし見れば見るほど困った事にやけに愛らしい。
未だ手の中にある手、らしき部分はもにもにと柔らかい。
触られていると言う感覚がないのか、それともそんな事は別段問題じゃ無いのか…この生物はふよふよと揺れているばかり。



(やべぇ…寮に連れて帰りてぇかも…)



何を隠そう、サイファーはこの手のものに弱かった。
ダメなのだ。
通常、女性が喜ぶような可愛らしいものに目がないのだが如何せんこの図体にその風貌。
仮にも “風紀委員長” で “魔女の騎士” と恐れられている男がその事をおおっぴらに出来る筈もなく。
この事を知っているのは風神・雷神の2名のみなのだが。

今、ココには自分以外誰も居ない。
そこがミソだ。

「可愛いな…」

ウットリと至極幸せな夢でも見始めてしまったかのような声でそう呟くとおもむろにその生物を抱き上げて。

「おい、お前名前は何て言うんだ?喋れるんだから答えられるよな?」
『エリクサーちょうだい』
「解った解った、後でやるから」
『エリクサーちょうだい』
「やっぱ言葉は喋れても通じねぇのか?にしても気持ちいい手触りだな、オイ…」
『エリクサー…むぎゅ…』

抵抗しないからといってそんなに一心不乱に揉むなというツッコミは誰も居ないがゆえにされないが、本当に可愛がってるのか苛めてるのかの判断が微妙である。










…これを読んでいる皆様はもうお分かりだろう。
そう、この謎の生物は コヨコヨ なのだ。
そうして是非想像して貰いたい。



『コヨコヨを抱き上げて幸せそうに微笑みながら両手で一心不乱に揉んでいるサイファー』 の図を。



はっきり言って不気味で。
だがそこはサイファーの他に誰もいないグランディディエリの深い森の中。
誰も咎めるものがいないからこそ始末が悪い。
当初の目的をすっかり忘れてご満悦なサイファーとその手の中のコヨコヨ。

しかし疑問が一つ。

さっきまでガサガサ言っていた物音を覚えておいでだろうか?
その物音は確かにこっちに近付いてきていたのだ。
位置にすると丁度サイファーが居る場所の左手側。
ちなみにサイファーがコヨコヨを掴んだのは右手だった。
それが意味するものとは…















「…何か見ちゃダメなもの見てる気がするんだけど…」
「同感だわ…」
「…」


草むらに潜んでコソコソと会話しているのはリノア、キスティス。
ゼルに至ってはもう言葉もなくただ呆然と草むらの影から見える光景に有る意味釘付けで。
何故ここに彼女達が居るのかはずっと前に戻って頂けると解るのだが…任務なのだ。
別にサイファーの秘密を握らんとしてる訳ではない。

むしろこんなサイファーの姿は見たくない。

運悪くA班とのランデブーポイントというのが正にこの場所。
嫌でも見るハメになっているのだと言う事なのだ。
サイファーもキスティス達ももう既に ご 愁 傷 様 としか言葉もなく。















そうして場所は変わってスコール率いるA班はと言うと。
ランデブーポイントから約100mばかり離れた場所でこっちも固まっていた。
目前には勿論幸せそうなサイファーの姿。
こちらもやけに言葉もなくただ呆然と目の前でコヨコヨと戯れている魔女の騎士の姿を見ているばかり。

「サイファーって確か別の任務中だったよね…?」
「…ああ」
「元班ちょ楽しそ〜」
(それが現実だったとしても頼むから言うな…)
「あはは…本当だね〜…」

コソコソと声を潜めてしまうのはやはり見てはいけないものを見ているのだと言う心理からだろうか。
もうお分かりだろうか?
そう、スコール達のターゲットと言うのが正に今サイファーの手の中で好き放題揉みしだかれているコヨコヨなのだ。
本来ならココで合流したキスティス達と共にコヨコヨを捕獲してエスタに連れて行く予定だったのだが…如何せん、ターゲットはサイファーの手の中。
更にサイファーが余りにも幸せそうな故に誰一人として声をかける勇気が出ないのだ。
この幸せの一時を破る者が…更によりにもよって一番見られてはならないメンバーに見られる形で辺り一帯を包囲されてるにも拘らずまったく気付く様子もないサイファーもサイファーだが。










「くくくくく…可愛いでちゅね〜
『エリ…むきゅ』

もうどこまでも己の世界。

見ている方が恥ずかしい。

伝説のメンバー一同、思わず頭を抱える。

「あははは、元班ちょ赤ちゃん言葉使うてるわ…」

セルフィさえも思わず引き攣った声 で呟いてしまうほどだ。
その時。

後ろから何やら不気味な気配が迫ってきた事に気付いたスコールが振り返る。
それに気付いたアーヴァインとセルフィも振り返って固まった。
いつの間にやら既に戦闘態勢のモルボルが居たのだ。
それも2体。
幾ら装備を整えているとはいえ2体を相手にバックアタックからと言うのは不利過ぎる訳で。
咄嗟に “一度退け!” と声を上げたスコール。
勿論それはサイファーにもそのすぐ近くに居るB班にも伝わる訳で。
何事かと立ち上がってしまったのが運の尽き。
驚いてもコヨコヨを握り締めて離さないサイファーとのご対面である。



「…テメェら…いつからそこに居た…?」
「あはっ…気にしない気にしない…それより、今のスコールの声よね?」
「間違いないわ」
「何か起きたんだな!俺達も行こうぜ!!」

「コラ、テメェら一斉に無視すんな」
「だから気にしない気にしない〜!じゃあね〜!」
「待て、チキン!」

何も見なかった事にしようと引き攣った笑いを浮かべて必死に話題をA班の方に向けて走り出そうとしたB班一同だったが…何故かゼルだけ魔女の騎士殿直々にご指名である。
ゼルも無視してキスティス達と行ってしまえば良いのに思わず立ち止まってしまうのはやはり苛められっ子体質が故なのか…。

「やっぱテメェは違うよな?さぁどういう事か説明してもらおうか?え?!

今までの光景とは一転、かなり怒髪天を突いてる状態でゼルに詰め寄るサイファー。
手にはコヨコヨ。
いい加減放せって話だが。

「いや…えっと…コレには深い訳が有ってだな…ははは…」
「へぇ…訳な…どういう訳が有んのかじっくり説明して貰いてぇもんだなぁ、チキンよ」

自分の事は棚に上げて素晴らしい凄み。
ゼルは今にも失神しそうだったが。



「危ないっ!」

木陰から飛び出してきたのはスコール。



『ブラスティングゾーン』



その攻撃を咄嗟に避けたのはサイファーだけで。
ゼル、戦闘不能。

「テメェ、俺を殺す気か!」

怒り心頭、振り返り様にそう怒鳴ったサイファーの目の前には緑の物体が壁の様に立ちはだかっていた。

「あ?何だこりゃ…」

状況を良く理解出来ていないサイファー、思わず触る。
…するとその緑の壁は音も無く するりと旋回して。



 『 臭 い 息 』



「○йф▽×Щ★юЛ♂Θ∇※◇!!!」

得体の知れない叫び声がサイファーの口から上がった。
…が、残念な事にステータス異常にはならず。
伊達に魔女の騎士だった訳ではなかったようだ。

「キスティス、そっちを頼む!」
「了解!アービン、リノア、行くわよ!」
「セルフィ、一気に畳むぞ!サイファー、見てないで手を貸せ!!」

気付けばいつの間に増殖したのか辺りにはモルボルだらけ。
ざっと数えても10体近くのモルボルに囲まれてるという状況だが。

「ウルセェ、俺に指図すんな!」

この人だけはあくまでもマイペースである。
それでも今まで草刈しかやれてない分の鬱憤を晴らそうとばかりにハイペリオンを手にした彼は気合十分。
伝説のSeeDと魔女の騎士が手を組んで戦う様が見られると言うのはめったに無い事だけに大変貴重である…が。

「…どうでも良いがアンタ、ソレ…いい加減放したらどうなんだ…」
「ウルセェ!!」

モルボルの大群を前にメンバーはそれぞれの武器を手に戦闘体勢。
サイファーも勿論ハイペリオンを手にして迫力を増しているのだが…未だ左手にはしっかりとコヨコヨを抱えている。

更に貴重。

「先に言っておくがこの状況を打破したら俺は任務に戻る」
「そのテメェらの任務ってのは何なんだ」
「…あんたが今も離さないソレをエスタに連れていくのが任務だ」
「生体研究の為にってヤツか…」
「さぁな。SeeDは何故と問う勿れだ」
「テメェはいっつもそれだな」
「それがSeeDだからな」
「ケッ、つまんねぇ」

ごくごく普通に会話が交わされて居るが別に場面が変わった訳でもなく、私の都合で勝手に戦闘が終了してる訳で無し。
無論さっきの状態のまま、まごう事なくモルボルの群れとの戦闘中。
むしろ真っ只中。
BGMは勿論 『Don't be Afraid』 が小気味よく流れているような状況なのだが…この二人にはあまり関係が無いようだ。

「って事はコイツは固体数が少ない貴重な生物だって事か?」
「そうだ」
『エリクサーちょうだい』

戦闘しつつの会話がどうにか終わりそうに思えた時。
思い出したかの様にサイファーの腕の中からコヨコヨが呟いた。

「ぁ…そうか、やるって言ったのにまだ1つもやってねぇんだったよな?」

普段のサイファーからは想像も出来ないほど優しい声でそう呟いた彼はポケットの中に圧縮状態で入っていたエリクサーを取り出して、未だ捕まえたままのコヨコヨに手渡そうとした。



「渡すな!」



声と共に容赦なく斬りかかって来たのはスコールで。



「テメェ何て事しやがる!」



咄嗟の事なのに回避出来たサイファーはさすがだ。
それから互いに掴み掛からんとばかりの勢いで罵詈雑言を並べ立て始めた二人。
何度も言うがモルボルとの戦闘中である。
運悪くそんな二人と同じパーティのセルフィは一人、モルボルと真剣に戦闘してる訳で。
弱点である炎属性の魔法を駆使して5体目を撃破した所なのだが、無限に増殖してくるような勢いのモルボル達は限がない。





「あ〜!もうこんなん嫌やぁっ!!」

キレたセルフィ、特殊技コマンド発生。



スロット ⇒ ジエンド





途端に大量に居たモルボル達の周りに辺り一面の青空と綺麗な花畑が広がり、全体がフェードアウトしていく。
何故か別パーティだったキスティス達が相手にしていたモルボルまで。

「セルフィ、素敵〜vv」
「やっぱりキミは最高だよ〜!!」
「最強ね」

喜びに思わず歓声を上げたリノア、アーヴァイン、キスティスだったが…何故かモルボル達に紛れてスコールとサイファーの姿まで有るのを発見してしまった。

「ちょっと待って!!」

慌ててキスティスが声を上げたが…

『The End』





間に合わず…!!





「ふ〜…すっきりしたわ〜♪」

セルフィは一人良い仕事をしたとばかりに額に滲んだ汗を拭いつつとても爽やかな笑顔。
キスティス達は無言だった。















───その後アレイズをかけて貰った二人は何が起こったのかをしっかり理解出来てないらしく気の抜けた顔で立ち上がった。
そこまでは平和だったが。

「!そうだテメェ、さっきなんで斬りかかって来た!」
「アンタがコヨコヨにエリクサーを渡そうとしてたからだ」
「コヨコヨ?コイツの事か?」

そういってサイファーは左腕の中にある ふにふにした物体をついと前に差し出す。
まだ抱えてたのかとツッコミを入れそうになった一堂だがそこは話を穏便に進ませる為にか、各自必死で我慢している。
一緒にアレイズをかけて貰い、漸く復活したゼルは死にそうだが。

『エリクサーちょうだい』

コヨコヨは生きていた。
HPが10しかない割には意外と丈夫である。

「そうだ。そいつはエリクサーを一定量渡すと勝手にどこかへ行くんだ。だから渡すな。」
「ケッ、テメェは任務最優先だからな…どうせ俺が昨日誕生日だったとかそういう事も一切、すっぱり忘れてるんだろうぜ!」

まだ拘ってたらしい。

スコールは黙ったまま俯いてお約束の深い溜息を吐くとそのまま つかつかとサイファーの元へ歩み寄り、サイファーの手の中で ふよふよと揺れてるコヨコヨを掴み上げた。
そうして己の手の中でも ふよふよと揺れてるコヨコヨを暫し眺めていたと思ったら…。



「そうだな。俺はいつだって任務は最優先にしてきた。これからもそれは曲げないつもりだ」



静かにそう言い切って唖然と見守る一同を顧みる事無く スタスタとどこかへ向かって行く。

「クソッ…何なんだアイツは!仮にもソレが昨日誕生日だった恋人に対する反応かよ!!」
「元班ちょ可哀想〜うちらで良かったら祝ったるさかい元気出してな〜?」
「スコールらしいって言っちまえばそうなんだけどよ…何か他にも言い様有ると思わねぇ?」
「確かにね…でもアレが正しいSeeDの姿勢なのよ」
「実際はそうでもあんな風に言ったら駄目だよ〜…」

それぞれがスコールが言い残していった言葉に対する感想を述べた時。

「スコール、恋人だろうが何だろうが誕生日なんてものはどうでも良い事だと思ってるのかな?」

更に傷口に塩を塗る女発見。

サイファーは燃え尽きた様にガックリと項垂れた。

「リノア…」

思わず一同何とも言えない顔でリノアを見詰める。
…が、当の本人は全然解ってないらしく “なぁに?” と言わんばかりの顔で首をかしげた。
恐るべし魔女。

「さて…ココに居るとまたいつモルボルが襲ってくるか解らないからサイファーの任務も一緒に片付けてガーデンに戻りましょう?」
「そうだね〜」

項垂れたままのサイファーを引きずるようにしてチョコボの聖域に踏み込んだ一同。

「あ…」
「スコール?」

スコールが居た。
それも手には何やら ぽわぽわした淡く青みがかった塊を持って固まっている。
良く見ればそれは。

「チョコボ…?」
「ああ。先日生まれたばっかりだそうだ…何でも親鳥が世話をしないらしい…」

そう説明しながら つかつかと迷わず一同の元に来たスコールは。

「サイファー、あんたにやる」
「は?」
「ちょ、よりにも因って何でサイファーに渡すの?!こんな可愛いのに!」

リノアの叫びに少し不機嫌そうな顔をして見せたスコールは未だショックから抜けきれないサイファーの手を取って、その掌の上にひょいと乗せて。

「これは特別なチョコボの雛なんだ。元から数が少ないのに折角生まれた命をみすみす見殺しにしたくない」
「…確かにな…」
「本当ならちょこ坊が世話をすると言ってるんだがどうにか頼み込んで譲って貰った。コヨコヨはやれないが、これで我慢してくれ」
「え…?」

その言葉にいち早く反応したのは周りで成り行きを見守っていた女性陣で。
サイファーはただ唖然とスコールを見てるだけ。

「本当は別の物を用意してたんだが…あんたはどうやらこっちの方が喜びそうだからな」

そういってはにかむ様に微かに微笑んだスコールをサイファーが見逃す訳がなく。
いきなりがっぷり四つに組む勢いでの抱擁である。

「サイファー?!」
「どうでも良いって訳じゃなかったんだな!」

どうやら論点はそこに移動してたらしい。

「…当たり前だろ…あんたに言った任務だって本当はアーヴァインに行かせる筈だったんだ。アーヴァインが帰ってきたらその日の俺の予定も無くなる筈だった」
「おい、それって…」
「折角用意してたケーキも全部捨てたんだからな…っ?!」
「スコール!!」

サイファー感動の余り、押し倒さんとばかりにキスの嵐。
最初は抵抗していたスコールもいつの間にか縋りつくような格好で夢中になっているらしい。





バカップル、

ここに極まれり。






「…何よ…私達お邪魔虫?」

リノアの呟きも上の空。
見てられないとばかりにさっさとその場を後にした一同。
ちょこ坊おろかチョコボ達さえもいそいそと聖域から出て行ってしまった訳で。
二人が取り残されたと言う事実に気付いたのは散々イチャ付いた後でだった。





来年もまた、バカップル全開で。
Happy Birthday Seifer Almasy!!





† Fin †





---あとがき---

取り合えずごめんなさい(土下座
どこが誕生日祝ってるのかと問いたい訳ですが、解りません。
サイファーのイメージ崩してるだけです。

全く以って傍迷惑な誕生日Novelで。

…これがメインだって言うんですからもうどうしようもないと諦めてくださると嬉しいですv(笑



writing:H15.12.22





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