夢魔の悪戯
仲間も好んで使うペルソナのレベル上げも終わり、モナドも楽に登れるようになって、唯は中位から下位の悪魔をMAXレベルまで育てることに楽しみを見出していた。
そしてこの日はサキュバスのレベルを上げようと、コンディションの絶好調な仲間を連れてモナドに入った。
スキルカードを駆使して高位の魔法を覚えたサキュバスは意外と強い。レベルもとんとん拍子に上がっていき、MAXレベルになるまでそうはかからなかった。
ベルベットルームでペルソナ全書に登録し、唯は満足げに本日の探索終了宣言を出す。

「おつかれさまー!」
「おつかれ!」
「おつかれさーん」

そう言ってぞろぞろと寮へ帰る。
タルタロスで装備したペルソナはよほどのことがない限りそのままだ。
ペルソナは己の化身。装備したペルソナによっては妙な高揚感があったり破壊衝動を抱いたり、僅かではあるがそういった変化を感じる時があるのだが、これまで表立って弊害があった訳ではなかったし(マーラを装備してベルベットルームへ訪れた時はさすがにテオドアに窘められたが、彼以外に平常時で装備しているペルソナを見分ける人間はいなかったし)、その奇妙な感覚を唯自身も少し楽しんでいた節があったので、この日も特に気にせず心地よい疲労と共に唯は眠りに附いた。
夢魔と呼ばれるペルソナが何をしでかすかなんて、この時の唯にはまったく想像がつかなかった。

影時間もとうに過ぎ、真夜中の三時を越えた頃、それは起こった。
熟睡する唯の身体が、ぽう、と光に包まれる。身動き一つせずに眠る唯の表情は、心地よい眠りに附いているというより、甘い快楽に身を委ねるかのような表情で、時折漏れる声も、嬌声のような響きがあった。

そして同時刻。巌戸台分寮の各部屋でも異変が起こっていた。

     


今回のテーマは『どれだけくだらない且つありがちなネタでエロを書けるか』です。
夢魔とかありがち!ぷぷ!
意味もなくエロを書きたい衝動に駆られた時によくやります、こーゆうこと。

               

                           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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