第118章



 ある日の出来事だった。
 玲子が教室に入ってくるなり、クラスの生徒たちに告げた。

「きのうの小テストの結果を伝えます。
 男子平均、8.75点(10×6+9×7+8×3+7×4=175)。
 女子平均、8.60点(10+9+9+8+7=43)。
 男子の平均点のほうが高かったため、いつもどおり、女子には反省をしてもらいましょう」

 玲子の言葉に、男子生徒の歓びの声が重なり合う。
 一方、女子生徒たちの表情は硬く曇ったのだった。

 それはきのうの数学の授業で行われた小テストの結果である。
 小テストは、10問の方程式を解くものだったが、その方程式が複雑で煩雑な計算を要するのに加えて、テスト時間はわずか5分しか与えられなかった。
 有数の学力を誇る男子にしても半数以上の生徒が全問正解するには至らないほどの難問である。
 しかも、女子生徒たちには、椅子のバイブがテスト開始3分目からテスト終了まで動き続けるというハンディまでもが負わされた。
 とてもまともな条件でのテスト勝負とは言えない状況だった。
 そんな中、成績優秀者ばかりを集めた男子に迫る成績を収めることができたのは、ひとえに少女たちの努力と忍耐のなせる業であった。
 実質的には女子の勝利といっても差し支えのない成果である。
 しかし、結果として示された数字は、わずかな差とはいえ厳然として男子生徒の勝利を確固たるものとしたのだった。

「それでは、勝った男子生徒への御褒美と負けた女子生徒への反省を促すために、恒例の小テスト反省返却を行います。
 女子は全員前に出てきなさい」

 少女たちは、ゆっくりと立ち上がり、重い足取りで教室の前まで進んでいく。

「今から、きのうやった小テストの答案を返しますよ。
 ほら、なに突っ立っているの?
 さっ、早くいつものようにしてみせなさい!」

 玲子の言葉に、5人の少女たちがお尻をクラスメイトの方へと向けて、黒板の前に並び立つ。
 そして、スカートに手をかけると、おずおずとした様子でスカートの裾を腰元まで持ち上げた。
 スカートの下に下着を着用することを許されない女子生徒たちは、それだけで裸のお尻が丸見えになる。
 さらに、その状態で少女たちは上半身を前へと傾けていく。
 裸のお尻がさらに後ろに突き出されるようになり、少女たちの恥ずかしい部分が教室の明かりの中で露になった。
 教室の前に、5人の初々しい桃のようなつややかなお尻が並ぶ。
 身体を前に倒しているために、お尻の割れ目の奥にお尻の穴から女の子の秘密の割れ目までもが、教室じゅうの男子生徒の目に映りこんでいく。
 みな、小刻みに震えて顔を真っ赤にしているのが、正面に立つ玲子の目に映る。

「そうよ……、平均点で男子に負けたんですから、いつものようにお尻を向けて、スカートを持ち上げて、上半身を前に倒すのは当たり前でしょ。
 ほら、しっかりとお尻を突き出して、見せてごらんなさい」

 このような仕打ちを受けることは幾度もある。
 小テストで平均点が男子を下回ったときには、いつもやらされているのだ。
 とはいえ、それは少女たちの心に慣れを植えつけることはない。
 年端もゆかぬ少女たちが、肌を、尻を露にするということは、決して受け入れられることのない羞恥の種に他ならないのだから。

 全員が剥き卵のようなお尻を露にしたことを確認した玲子は、女子たちの答案を手に少女たちのもとへと歩み寄る。

「それじゃあ、答案用紙を返すわよ。
 まずは川上綾さん、9点。
 7問目が間違えているわ。
 こんなことでは立派な大人になれませんよ!」

 玲子は綾の答案を見返しながらそう言い、綾の答案用紙を丸めて棒状の筒を作ると、その紙棒を綾のお尻に振り落とした。

――パーン――

 乾いたような弾ける音とともに、綾の「あんっ!」という声が教室に響き渡る。
 これは、点数が低かった女子生徒への罰ということで行う見せしめである。
 紙を丸めただけの棒で叩いているので、音は大きく響くものの、それほどの痛みがあるわけではない。
 しかし、それ以上に衆人環視の中で剥き出しのお尻を叩かれるという事実が、少女たちの羞恥と屈辱を湧き立たせ、惨めな気持ちにさせるのである。
 そして綾のお尻を叩いた玲子は、丸めて手にしていた答案用紙をそのまま綾のお尻の割れ目の奥、股間の陰に隠れている秘裂へと持っていき、指先を添えて綾の無毛の割れ目を軽く開くと、そのまま紙筒を綾のヴァギナへと挿入した。

「んぐっ……」

 これが、平均点が男子を下回ったときの女子生徒への答案用紙返却方法だった。
 丸めた答案用紙でお尻を叩いた後に、淫穴の中にその丸めた紙を突っ込むことで返却するのである。
 このいたいけな恥孔に挿入された答案用紙は、全員の返却が終わり、自分の席に戻るまで取り出すことは認められていない。
 自分の席まで、股間で用紙を運ばなければならないのである。

「次は佐藤希さん……8点。
 2問も間違えているわよ。
 アソコに毛が生えているからって気を抜いているんじゃない?」

 玲子は、同じく答案用紙を丸めると、音を響かせながら希のお尻を紙筒で弾く。
 希は顔を赤らめながらも、歯を食いしばってその仕打ちに耐えていた。
 そんな希の様子を横目に見ながら、玲子は綾と同じように希の柔らかい股間の割れ目を指で開き、グッと答案用紙の筒を膣の中へと押し込んだ。

「次、柏原瑞穂さん、7点!
 あなた、女子の中で最低点よ。
 どうしてこの程度の問題が解けないの?
 居眠りでもしていたのかしら?」

 玲子は、丸めた答案用紙で瑞穂の剥き出しのお尻をつつきながら問いかける。
 普段の瑞穂であれば、今回の小テストの問題レベルならスラスラと解くことができたであろう。
 しかし、瑞穂は椅子のバイブに気を取られてテストに集中することができなかった。
 それでも、7問も正解したというのは、瑞穂にとっては奇跡に近いほどの成績だった。
 しかし、それを許すような玲子ではない。
 玲子は、丸めた答案用紙を振りかぶると、

――パーン! パーン!――

 と、2回立て続けに瑞穂の尻を打ち据えた。

「はぅっ……きゃうっ!!」

 瑞穂の小さなうめき声が漏れたが、さらにそれをかき消すように瑞穂の悲鳴が上がった。
 玲子は、瑞穂の秘裂ではなく、小さくすぼまっていた菊穴を指で開き出したのである。

「最低点を取ったあなたには、特別にこの肛門に答案を返してあげます。
 お尻で反省でもしていなさい」

 玲子はそう言いながら、細く丸めた答案用紙を指先で大きく開いた瑞穂のアナルへと挿入していった。

「はっ……んっ……んぅぅ……」

 瑞穂のくぐもった声が教室に響き渡り、そしてとうとう瑞穂はお尻の穴から答案用紙の筒を尻尾のように突き出した格好をクラスメイトの眼前に晒すことになったのだった。

 こうして始まった、破廉恥極まりない答案用紙返却は、まだまだ続いていく……。


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