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淫獣少年えろえろユーノ その2

「おやすみなさい、ユーノ君」
「おやすみ、なのは」

 なのはがベットの中で眠るのを見届けた僕は、寝床代わり
のバスケットの中で丸くなった。時計の針はもう三時、寝る
時間はあまりない。僕は何度か強行軍の遺跡調査に参加した
ことがあるから慣れている方だけど、なのはにそんな経験は
ないだろうから結構辛いと思う。
 それにしても今日は大大大失敗だった。なのはをサポート
するはずが、逆に足を引っ張ってしまうなんて。なのはの成
長と魔力が凄いからどうにかなったけど、まだ出会った頃だっ
たらどうなっていたか。危険が伴うのはなのはも承知してい
るけど、出来る限り僕が取り除かなければいけないのに、か
えって危険にさらしてしまうなんて。ジュエルシードの封印
どころか、なのはのサポートも出来ないなんて、何て僕は情
けないんだろう。
 それにわざとじゃないとはいえ、あんな事しちゃったし。
許してくれたけど、心の中でヘンタイとか思われていたらど
うしよう。はぁ、役立たずでヘンタイだったらほんと、最低
だ……。

「んんっ」
 ……寝言?
 寝てるようだけど、ちょっと顔が赤いような。
 籠から出て、なのはのベットをそっとよじ登る。やっぱり
顔が赤い。息も少し荒いみたいだし、汗もかいている。疲れ
から熱が出たのかな。いくら魔力が強くたって、体力は他の
子供と変わらないんだし。
「…………」
 なのはのおでこに頭をつける。うーん、この姿だとよくわ
からないや。回復魔法をかけた方がいいかな、それとも誰か
家の人を呼んだ方がいいか。
「ねぇ、ユーノ君」
 どうしようか悩んでいると、なのはの目が開いた。
「あ、ごめん、起こしちゃった」
「ううん。起きてたの。ちょっと眠れなくて」
 寝る前は大丈夫そうだったけど、具合が悪くて眠れなかっ
たのか。心配だな。
「なのは、大丈夫? 顔も赤いし、辛いならお母さんを呼ん
でこようか?」
「大丈夫だから呼ばないで……その、恥ずかしいから」
 本当に大丈夫ならいいんだけど、でも恥ずかしいって何が
だろう? 高町家は自己管理がどうこうとかで厳しいのかな。
「どうしたの? 困っていることがあるなら言ってよ。なの
はにはお礼しきれないくらい助けてもらっているし、僕で出
来ることなら何でもするよ」
 なのはは片手で布団をつねったりしながら、目を伏せても
じもじしている。どうしようか悩んでいるみたいだ。僕って、
そんなに頼りないのかなぁ。
「あの、あのね……」
「うん」
 なのはの潤んだ瞳に僕が映っている。何かドキドキしてき
ちゃった。
「わたし、変なの」
「へん?」
「体が熱くなって、ドキドキして、じっとしていられなくて、
その……が……なの」
 恥ずかしいのか声がどんどん小さくなって、最後はよく聞
き取れなかった。これだけだとよく判らないけど、封印した
ジュエルシードに何か影響を受けたか、それとも魔力に悪酔
いしたのかな。
「えと、いつからそうなったの?」
 なのはは何かを口にしかけたけど、ぷいっと顔を枕に伏せ
てしまった。寝る時はほどいている髪の隙間から、真っ赤に
なった耳たぶが顔をのぞかせている。何がそんなに恥ずかし
いんだろう?
『ユーノ君が、わたしの、すっ、スカートの、な、中にはいっ
て、から……』
 声に出すのがよほど恥ずかしいのか、なのはは質問に念話
で答える。
「えっ……ご、ごめん」
 やっぱり、あれは熱が出るぐらいにショックだったのか。
どうしよう、どうすればいい、どうなるんだろう? もしか
して、テレビでやっていたハラキリとかウチクビとか!?
 あたふたする僕を、布団から伸びたなのはの手が捕まえる。
強く握られてはいないけど、ちょっと怖くて動けない。
『ユーノ君が悪いんだから、せっ、セキニン取ってよね』

 せ、せきにん……?
 …………えーと、責任というと、やっぱりあれかな。私、
できちゃったの、とか。でも、そうゆうコトはしてないし、
そもそも僕はまだだし、なのはもまだだと思うけど。もしか
して、こっちの人は触っただけでできちゃうとか。いや、ま
さかそんなことは………ないよね?
「な、なのは、責任って、その、うわっ!」
 僕はなのはに布団に引きずり込まれ、ギュッと抱きしめら
れる。なのはの腕の中は暖かくて、見た目よりもそこは柔ら
かくて……て……。
「な、な、な、なのは、ちょ、ちょっと」
 あたっているんですけど……。
 うぅ、胸がドキドキして爆発しそう。だ、だめだ、落ち着
け、ユーノ!
『ねぇ、ドキドキしてるでしょ』
「えっ……うん」
 密着しているからか、なのはのドキドキもよく聞こえる。
僕のと同じくらいドキドキしてる。
 だから、くっつき過ぎじゃないかと、、、
『それでね、ずっと……が変な感じなの。いてもたってもい
られないの』
「……う、うん」
『自分で、その、してみたんだけど……』
「えっ?」
『何か違うの……あの時と、ユーノ君とは違くて』
「……えっ?」
 な、なのはは何を言いたいのかな。僕、子供だから判らな
いや。ははは……。
 …………。
 つまり、なのははエッチな気分になっちゃって、それの原
因は……やっぱり僕?
『眠れないの。あしたテストなのに』
「……」
『テスト中に寝ちゃったらどうしよう』
「……」
『得意科目だし、点が悪かったらみんな心配するかな』
「……」
『……ユーノ君、聞いてる?』
「キュウ」
『……』
「う、うん、聞いてるよ、なのは」
 聞いてはいるけど、本当はあまり聞きたくないというか。
『何でもしてくれるんだよね』
「それは僕に出来ることならで、、、」
『大丈夫。ユーノ君にしか出来ないから』
「その、そうゆう意味じゃなくて、僕らには早いんじゃない
かと……」
『でも、アリサちゃんもすずかちゃんもしてるって。犬や猫
でだけど』
 ……犬猫ですか、そうですか。こっちの女の子は幼そうに
見えるけど、すごいんだな、あの子達がそんなことしている
なんて。人が多いから、繁殖力が強いのかな。何か、想像す
ると……鼻血が出そう……。
『そうした方が良く眠れるんだって。だから、お願いね』
「だからじゃなくて、駄目だよ、なのはってば」
 しびれを切らしたなのはが実力行使に出る。僕は問答無用
で布団の奥に押し入られるた。
「っ!!」
 僕の目になめらかな肌が飛び込む。パジャマが上も下もは
だけられているから、お腹の可愛いくぼみも、大事なところ
を守る白い布地も丸見えだ。
 何度か不本意で見てしまったことはあったけど、こんなに
まじまじと見たのはこれが初めて。さっきは目にゴミが入っ
て、全く見ていなかったし。
 ごくっ。
 喉がカラカラで、口の中にたまったツバを飲み込む。その
間も、そこから目が離せられない。まるで蛇ににらまれた蛙
のよう。
 ゆるやかに上下する細長いへそ。白地にワンポイントの赤
い小さなリボン。健康的な張りのある太もも。その間のなだ
らかな膨らみ。そして中央に食い込む浅いしわ。そこは、女
の子の一番大事なところ。
 駄目だ、こんなことはしちゃいけない。でも僕の足は、一
歩一歩とあそこへ僕を運んで行く。頭がクラクラして、目が
回りそう。だって、ここはあまりにもなのはで一杯だから。
まるで甘いミルクのような肌の匂い。夜遅くてシャワーを浴
びられなかったから、汗の臭いも体にまとわりついている。
そして、初めて嗅ぐ何とも言えない匂いが僕を引き付ける。
白い布地に顔をよせると、なのはの匂いが鼻の中に充満する。
『お願い、やさしくしてね』
 なのはのその言葉が僕に止めを指す。
 だって、なのはが望んでいるから。自分を言い含める言い
訳、大義名分。でも、僕はどんなロストロギアを見つけても、
こんなにときめかない。それに僕にしか出来ないことって、
つまり僕にしかこんなことは許さないってことでしょ、なの
は?
『うん……』
 さすがに、声を出すのが恥ずかしい。念話でも恥ずかしい
けど、誰にも聞かれないなのはだけに向けた声だから、まだ
気持ちが伝わると思う。
 恥ずかしそうに、僕を待ち焦がれるかのように、もじもじ
とこすりあわされるなのはの太もも。それと布地との間の小
さな隙間に頭をねじ込む。仰向けになり少し足を開くなのは。
僕がその空いた空間に体を収めると、なのはのかみ殺した声
が聞こえた。
「んっ!」
 そこはとても熱くて、太ももはうっすらと汗が浮いている。
体を揺すり、毛皮で湿った太ももをなでる。それだけでなの
はの体が震え、足を閉じて僕を挟み込もうとする。まともに
されたら潰れてしまうのですぐに開いてくれるけど、僕が再
び身じろぎすると我慢出来ずに閉じようとしてしまう。
 ……さて、どうしよう。これだけじゃ、駄目なんだろうな。
うーん。
 向こうでの発掘調査の時、テントの中で寝る前によく先生
や先輩たちがエッチな話をしていた。聞いちゃいけないこと
と思って耳をふさいでいたけど、たぶん半分ぐらいは僕の反
応がおかしくてやっていたんだと思う。こんなことになるな
ら聞いていた方がよかったかな。
 目の前の白い布地に手を出すのは、まだちょっと腰が引け
る。なら他は太ももしかない。日焼けしない内股の白い肌に
浮かぶ汗が、僕の目に止まる。首を伸ばして、布地近くの汗
の玉をなめ取る。
「んんっ」
 なのはが反応する。もう一滴。ふたたび、かみ殺した声が
する。
 これだ! ちょっとしょっぱいけど、なのはのなら気にな
らない。みんな、なめ取ってあげる。
「……ん…ん…」
 舌を這わせるたびになのはが喘ぐ。それが無性に嬉しくて、
僕は忙しく舌を動かした。片側すべてをなめ取ったらもう片
方も。汗をみな唾液で置き換えるぐらいに万遍なく。
『ユーノ、君……あの……』
「ん、なに?」
『その……』
 はっきりとしない言葉。でも、なのはの体は雄弁に語って
いる。さっきから少しずつ腰が布団の奥の方に、僕の方にず
れ動いているから。きっとこれは、なのはのおねだり。
「うん、いいよ。だから、ちょっとひざを上げて」
 なのはが言われた通りにひざを上げると、閉じた両膝と両
足のかかと、足の付け根で三角錐ができる。僕はその空間の
真ん中で、頂点の一つに鼻を寄せた。
 医学書の図解と目の前のそれは、頭の中で全く一致しない。
そんなものはこんな時全く役立たずだ。もしかしたら、遺跡
の発掘と同じなのかもしれない。
僕は自分の鼻を信じ、一番なのはの匂いが強いところを鼻先
でつついた。
「あんっ!」
 こらえ切れずにもれる、僕の心を貫く可愛らしい声。嬌声。
確か、気持ちいい時の声をそう言うはず。
 僕はふたたび、なのはのそこをつつく。今度は少し強く、
下から上へこするように。
「ぁっ…ん……」
 さっきよりは小さいけど、また嬌声がもれる。膝をこすり
合わせ、もじもじするなのは。場所はあっている。なのはの
気持ちいいところは、ここ。
 熱く柔らかいそこへ、鼻先をめり込ませて頭をゆする。そ
こを中心にして縦に浅い一筋の皺ができる。その縦筋にそっ
て鼻先を上下させる。
「…んっ…んん…ぁ…ん……」
 僕の動きにあわせてもれる、なのはの押し殺し切れない嬌
声。少し奥へ強く押したり、縦筋を左右に広げてみたりと、
ちょっとしたことにも敏感に反応するなのはの身体。なのは
が気持ちいいと感じてくれるのが嬉しくて、それがとても楽
しくて、なのは自身はどうなのだろうと聞いてみる。
『なのは、どう?』
『すごい……熱くて…ふわふわして…どこか、飛んじゃいそ
うなの』
『気持ちいい?』
『うん、うん!』
 なのはの言葉に、僕はさらに張り切る。もっともっと、な
のはを喜ばせたい、気持ちよくさせたい。
 下着のもっと下や上の方をつついたり、頭を押し付けて擦っ
てみたり。下着の中はちょっとはばかれるけど、ギリギリの
ところをなめてみたり、ふっくらした部分を体全体で撫でる
ようにしてみたり。
「はぁ…は…んっ……んん…はっ……」
 なのはの呼吸がだんだん粗くなり、声の調子が切なげにな
る。膝だけでなく、かかとも持ち上がって足首がピンと伸び
る。
 そして、一番なのはの匂いがするところ、白い布地の真ん
中に、小さな染みが一つ。それは汗じゃないし、漏らした訳
じゃなくて、気持ちいい証し。そこを鼻先で押すとさらに染
みが広がり、なのはの匂いが鼻をくすぐる。
「…ぁ…はっ…ぁぁ……」
 染み出たものを舌でなめる。少ししょっぱい、なのはの味。
 もっと味わいたくて、そこより上、一番なのはの反応が強
いところをつつき、押し、擦る。
「ゃぁ……ぁ…っ…ゃっ…」
 なのはの腰が少し浮き、反応が激しくなる。わずかだけど、
染み出る量が増える。それを舌ですくいとり、上の方になす
り付けると、一際なのはの腰が持ち上がって震える。
 何故かそこがとても美味しそうで、僕は思わず歯を立てた。
「……ゃぁっ!」
 なのはは全身を強ばらせ、声にならない声を上げると、糸
が切れたかのようにベットへ沈み込んだ。

 ……。
 …………。
 ……なのは?
「……なのは?」
『……なのは?』
 なのはの下敷きになった僕がなんとか布団から抜け出すと、
案の定なのはは眠りについていた。寝顔はとてもすっきりし
ていて、寝不足には変わりないだろうけど、この分なら明日
の朝は大丈夫そうだ……。
 ……。
 …………。
 ………あぁっ!
 ………………ぁぅ。
 …………どうしよう。
 今更だけど、なのはにエッチなことしちゃった。
 なのはが望んだことだけど、僕もなのはもまだ子供だし、
そうゆう関係じゃないし、なのはも友達として頼んだはず。
やっぱり僕の方で駄目だとなのはの暴走を止めないといけな
いのに、思わず流されてしまった。解決法は他にもあるし、
魔法でもどうにかできたのに。きっと、なのははこの事をあ
まりよく分かっていない。事の重大さを理解したら、僕は嫌
われてしまうかな。
 なのはの幸せそうな寝顔をみて僕は思う。早く力を取り戻
し、さらになのはを守れる力が欲しい。なのはは僕の恩人で、
ジュエルシードを回収するにはやはりなのはの力が必要。で
もそんなことは関係ない。なのはだから、なのはが僕に頼ま
れたからじゃなく、みんなの幸せを守るために危険を顧みず
ジュエルシードを集めようとする子だから。そんな、なのは
を守りたい。
「なのに、僕は……はぁ……」
 窓の外は月が出ている。
 今夜は眠れそうにない。
 どうやら、なのはのもやもやが僕に移ったみたいだから。

 後日談。
 某日、某時刻、某管理局艦船内にて。
「ゆ、ユーノ君って、ユーノ君って、いん……」
「あわわわわわっ!!!」

end.


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