ユーノ(独白)
クロノが職場に復帰して、もう1年が過ぎた。
僕が仕事をやめてからだと3年だ。
クロノは責任の有る地位を手放して、
代わりに出来るだけ早く僕の所に帰ってくる。
僕はそれがとても嬉しい、
クロノの壊れてしまった心を直す為に、
二人の蓄えは殆ど使ってしまったけど、
収入は余り無いけど、自給自足が出来る
この辺じゃあ生活に困る事はない、
今日は僕が捕まえた猪で鍋物だ。
まさかこう言う所で遺跡発掘の経験が
生かされるとは思わなかった。
実はクロノの心は完全には治っていない、
ついこの間も、帰ってきた時に僕が居る無くて
パニックになった。もっとも、その後、
僕が獲物を担いで帰ってきたら直に落ちつたけど、
最近クロノは自分の心についてよく謝る。
そのたびに僕は笑ってクロノを抱きしめる。
そして、その後は……まあ夜なら大抵寝室へ、かな
……あ、クロノが帰ってきたみたいだ
クロノ「ただいま、ユーノ」
ユーノ「お帰り」