ユーノ「終わったね、」
クロノ「終わったな」
クロノ、ユーノ「「はぁ……」」
クロノ(独白)
最近急増した周囲の怪しい視線、
その元を辿っていったら、あろう事か
身内の作った大量の、と言うか膨大な
量の同人誌(注:801)にたどり着いた。
ソレを全て大元の原稿から没収して
二度と書くなと釘を刺して、ようやく
一息ついたところだ。
と言うか何やってるんだエイミィ……
八神家やフェイトまで巻き込んで……
まあお陰でザフィーラの情報提供があったけど、
取りあえず、自分の部屋で一服、
ユーノにおty……オレンジジュ-スをだす。
が、ユーノが凍り付いている事に気が付く
まさか?そう思っていたら、ぎこちなく
ユーノが振り向いた。
ユーノ「クロノ?怒らないから正直に答えてね」
クロノ「な、なんだ?」
ユーノ「本棚の一角を同人誌が占領してるように見えるんだけど
それも僕達を扱ったやつ……」
クロノ「あ、あれは証拠品だ、あの、その、決して
夜のオカズとかじゃ……」
ユーノ「ふーん、ならいいや」
クロノ「え……」
ユーノ「どうしたの?」
クロノ「いやなんでもない」
ユーノ(独白)
僕は自分の部屋に帰ると明かりを点けた。
無限書庫の司書長ともなると、
それなりの部屋を与えられるけど、
それでも半ば強引に、クロノの部屋で
休息したのには理由があった。
僕は本棚の一角を見る。
そこには、決してクロノを呼べない理由、
調査の段階で、没収と称して集め切った、
僕とクロノを扱った大量の同人誌が、並べられていた。
僕は少しため息を付き、天井を見上げる。
あの時に言ってしまえば良かったとも思う、
でもまあ、別に急ぐ必要も無いかな?
脈は有るって事だしね、