クロノ「まったく、エイミィも困った奴だな、」
ユーノ「ほんとにね、」
ユーノ(独白)
再び出回りだした同人誌の
調査、脅迫とも言う、が一段落し
クロノと僕は僕の部屋で一息ついた。
調査の段階で集めた同人誌は隠してある。
二人でため息をつくと、
さて如何した物かと首をひねる。
同人誌の製作拠点があろう事か
民間人、月村家に存在するからだ。
……すずかちゃん、君もなの?
いや、分かってはいたけど、
まさか其処までしているなんて……
おまけにネタの対象が広がって、
ザフィーラ、アレックス、ランディは勿論、
知らない人までがネタにされている。
怖い物知らずと言うか、なんと言うか、
僕としては、
クロノが僕以外と絡む話は見たくない
と言うのが本音である。
そのクロノはと言うと、
二人を問い詰めるために使った
同人誌を凝視している。
ああ、そう言う事……なのかな?
ユーノ「クロノ、それ証拠品として預かってくれない?」
クロノ「あ、ああ、」
ユーノ(独白)
不自然に躊躇いながら頷くクロノに
僕は苦笑いする。
後はたあいの無い世間話と
作戦会議に費やして、
今日は分かれた。
作戦内容
民間人への攻撃は
提督の権限でクロノがもみ消す。
それが出来ないなら、
記録として残された段階で
司書長の権限で僕が抹消する。
……完璧、かな?