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[240]6スレ480 2006/04/24(月) 19:40:03 ID:suHUNAh1
[241] 6スレ480 2006/04/24(月) 19:40:52 ID:suHUNAh1
[242] 6スレ480 2006/04/24(月) 19:41:36 ID:suHUNAh1

魔法少女RPGクイズ アースラの一夜 プロローグ

本局を離れ約40分、転送を完了した君は勤務先、アースラにたどり着いた。
非凡な魔道師が集うこの船は、甘党の艦長と堅物の執務間で切盛りされている事でも有名だ。
巡航L級艦と言う、時空管理局の標準的な母艦であり、
君のような魔道師が使うデバイスを修繕する設備等も存在する。
管理局の中で、この艦の存在を知らないものはおらず、
単独戦闘を前提とした砲撃魔道師や、己のスピードに全てを賭けた戦闘技巧者、
今はめったに見られなくなったベルカの騎士に、戦闘支援から遺跡発掘までこなす司書官、挙句に、
複数の術式を操る魔道騎士まで、実にさまざまな魔道師の溜まり場となっており、
ここの艦に関わりを持つものだけで、解決出来ない事件は無いとよく言われる。
アースラの艦内に入ると、艦内の落ち着いているにも関わらず、なぜか興奮する空気が君を迎えた。
まったく噂通りの場所だ。広い食堂は砲撃魔道師や高速戦闘魔道師、司書官や執務官、
オペレーターや使い間、とありとあらゆる種類の魔道師で満ちている。
よく見ると、守護獣や騎士など、ベルカ関係者の姿も見て取ることが出来た。
普通はミッド式魔道師と行動を共にしない彼らも、ここでは同じ管理局員として酒を飲み交わしている。

 君は新米の局員だ。学校の知識だけを頼りに、デバイスを片手にこれから荒らしく興奮に満ちた
船の生活に踏み込もうとしている。本局の事務処理より危険はあるだろうが、
それと引き換えに得られる名誉と地位を考えれば、決して割に合わない職場では無いと判断し
乗組員に人生を賭ける事にしたのだ。
 か細い人脈を伝って、配属先も選ばせてもらった。この評判の艦に来たからには
大事件の一つや二つすぐに転がり込んで来るだろう、君の計画はそんな所だった。
……だが、まずは腹ごしらえと行こう

 「……お前、新米だな」
食事が終わった後、君に声を賭けて来た男がいた。まだあどけなさの残る顔だが、
切れるような鋭い目をしている。彼の襟に輝く襟章は彼が執務官である事を示している。
「楽な出世コースなんてデタラメ信じて志願したのか?止めておけ、アースラチームなんてお前が考えている
 ほど甘い仕事じゃない、今なら僕が手を回して、本局勤務に戻してやるぞ」
これまでの君ならその視線と気配に圧倒されてしまう所だが、今日からの君はそのアースラチームである。
たじろいだりせず、死ぬのが怖かったら志願などしないと言うような事を彼に言い返した。
「なるほど、やる気は認めよう、だが、無知が災いしてあっけなく死んで行った
 同僚を僕は嫌と言うほど見てきた。その仲間が増えるのは忍びない、」
男はそう言うと大げさなため息を吐いた。だが、すぐ二ヤリと笑って
「どうだ?お前に一つ魔道師としての心構えを一通り教育してやろうじゃあ無いか、
 なに、礼などいらん、同じ局員同士なんだからな……しかし、
 タダで教えると、有難みが分からんで後で約に立たないかも知れないな、
 まあほんの形だけとして、スペシャルランチぐらい奢ってもらおうか、」
なるほど、そう言う事か、君は心の中で苦笑いしたが、この男が君より若いにも関わらず
相当の修羅場を潜り抜けてきている事は、素人目にも見て取れたし、なにより悪い人じゃあなさそうだ。
スペシャルランチはちと財布に響くが、役に立つ話がそれで聞けるのなら決して無駄ではあるまい、
君は気分がいい事もあって財布に手を伸ばした。
「待った、そんな陰湿な執務官になけなしの資金を渡すことは無いよ」
君たちのテーブルに少年が割り込んできた。前の男とは対照的な柔和でホットする顔の少年だ。
「君は何の為にこの乗員に志願したの?日々を任務で追われるため?違うでしょ?
 魔道師としての己を磨くため、そして何時か大役を任される時の為に、危険を冒すんでしょ、」
彼の手にはいつの間にか、一枚のカードが握られている。そこには無限書庫と書かれている。
形状からして、鍵だろうか、
「そんな性根曲がった執務官の話聞いたら、かえって害になるだけだよ、
 仕事は次々舞い込むだろうけど、決していい職種には付けないよ、僕が特別に教授してあげる。
 見たところ君は戦闘魔道師っぽいけど、案外遺跡発掘も向いてるかもよ、
 まあ、僕は集るのが目的じゃないからAランチでどうだろう?」
「おう、あんちゃん!まさか後方支援が専門の司書官の話が役に立つとか考えてねえよな、」
君が再び財布に手を伸ばすと、今度は結構いい体形をした使い間(女)が君たちのテーブルにやってきた。
半時間もしない内に君の周りは十数人の先輩でいっぱいになり、野次馬がさらにそれを取り巻いている。
"授業料”は限りなく下がり続け、結局全員にカップのジュースを奢ることに落ち着いたので、
君は全員にそれを振舞い、全ての人から話しを聞くことにした
(というか、だれか一人に絞れる雰囲気では無かったのだ。)
艦長を含め、みんなニヤニヤしている所を見るとどうやらこれはアースラ恒例の事らしい、
君のように新米のまま配属されてくる奴がいるたび、このような"儀式”が行われるのだろうか、
管理局員というのはもっと互いに距離をとるものと思っていたが、君は思う、アースラ
そして管理局は噂ほど冷たい所では無さそうだ。
「おい、何をニヤニヤしている?」
最初に声を掛けた若年の執務官、クロノ・ハラオウンが声を掛けた。
「新米のおまえに有難い話しを聞かせてやるんだからな、」
まずはクロノが話し始めた。どうやら、今日は眠る暇も無さそうだ。

■出題者一覧■
クロノ・ハラオウン     若年の執務官、少々堅物
エイミィ・リミエッタ    クロノの補佐にして姉貴分
ユーノ・スクライア      無限書庫の司書、近く司書長に就任予定、遺跡発掘の一族の出
高町なのは          単独戦闘可能な砲撃魔道師、戦いはあまりしたくない(自称)
フェイト・T・ハラオウン   クロノの儀妹、高速戦闘に長けた執務官見習い
アルフ           フェイトの使い間、
八神はやて          ミッド式とベルカ式を操る魔道騎士、夜天の主の異名を持つ、
シグナム           烈火の将と呼ばれるベルカの守護騎士、ヴォルケンリッターの一人
シャマル           風の癒してと呼ばれるベルカの守護騎士、ヴォルケンリッターの一人
ヴィータ           紅の鉄騎と呼ばれるベルカの守護騎士、ヴォルケンリッターの一人
ザフィーラ          青き狼と呼ばれるベルカの守護獣、ヴォルケンリッターの一人
リンホースU        はやてのデバイスにしてボルケンリッターの最後の一人、
リンディ・ハラオウン     艦長にしてフェイトとクロノの母親、未亡人

アレックス・ランディ「アレ?我々の出番は……」
マリー「私もはぶられました……」


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