今日は土曜日で休日。
こんな日はたいていみんなであそびに
いくことになっているなのはたち。
「いこう!!フェイトちゃん、すずかちゃん、アリサちゃん」
なのはのその一言にみんなは楽しげに返事をする。
フェイトはやはりまだ恥ずかしいらしく声もちっちゃい。
なのはたちが行くのはゲームセンター。元々ゲーム好きの
三人が今日初めてフェイトをゲームセンターに連れて行く。
「少し緊張するな」フェイトのつぶやく程度の声が聞こえるが、
「大丈夫、大丈夫。フェイトは何に関しても慎重すぎるのよ」と
アリサがフェイトを諭す。
ゲームセンターに着きフェイトはその熱気にやられていた。
「すごい・・・ね」
フェイトにとっては初めての体験。驚くのも無理の無いことである。
「フェイトちゃん。じゃあコレやろう!!」
なのはが指差したゲーム。それは誰でもルールさえ分かれば
楽しめるパズルゲーム。
「うん。」なのはの提案にうなずくフェイト。
だが・・・すずかとアリサはそんなフェイトを驚いた顔で
見ていた。
なのはは淡々とゲームの説明を始める。
アリサとすずかはそんな会話を聞きつつ顔を向け合い話していた。
「勝てると思う??。」アリサはゆっくりとすずかに問う。
すずかはゆっくりと頭を傾けるだけで返事はしなかった。