黒澤と八巻君の日記帳。
こんにちは、美香です。
ちょっと面白いものを見つけました。それは2人の日記です。
こっそり見せるから、2人にはばれないように見るようにしてね……
| 黒澤の日記 |
| 今日は休み。美香と一日、怠惰な肉の歓びに耽る。 と思っていたら、最中に大学の後輩から電話。飲み会に誘われる。 美香は中断されてむくれている。飲めない女にはわからないことだ。 酒が飲めないってのは、人生の楽しみのいくらかを損してる気がすると 言ったら、ますますふくれてる。 仕方がないので、二回続けていかせてやったらもう満足しているようだ。 おみやげに杏露酒を買っていってやろう。 後輩の七戸と二瓶に会う。二人とも元気そうだ。まだ続けているらしい。 しかし、七戸の口説き上戸と二瓶の絡み上戸には参る… 頼むから、外の飲み屋でビール瓶切るのはやめてくれ。 |
| 黒澤の日記 |
| 電波な客がやって来る。俺の一番苦手なタイプだ。 盗聴されてるのなんのと言ってるが、どうやら依頼人(引きこもり無職・ たぶんアニメおたく・色白デブ)の頭の中にアンテナが三本立ってる らしい。どうしたものか考えあぐねていると、叫びだして暴れ出した。 お引き取りいただくために、水月に一発お見舞いしておく。 八巻に頼んで警察署の前に放り出してもらっておく。 ったく、金にもなりゃしねえ。どこからここを調べたんだか。 |
| 八巻の日記 |
| 今日はすげーのが来た。見るからに怪しい風体のデブ男。 おたくの象徴・紙袋を持ってて、色白でデブ・ヒッキーのドラ3。 しかも電波発言飛ばしまくりで、所長とそいつのやりとりを見ているだけで 笑いをかみ殺すのが精一杯だった。 所長の助けを求める目が、また俺の笑いのツボを突く。 ついに笑ってしまったのは、所長が腹に据えかねたらしくそいつを眠らせてしまった時。 「笑ってんじゃねぇよ!さっさとゴミをブタ箱に放り出して来い!」 所長はいたくご立腹だった。 結局それっきり、なにも依頼もなく…平和?な一日が終わる。 と思ったが、俺は夜のバイトに出かける。あ〜あ、またつきまといか。 でも今度は女が男を追っかけるタイプ。 ホストに貢がされていることに気づかずに。 金の切れ目が縁の切れ目、捨てられたのにまだ追っている。 しょうがないので、そのホスト野郎が客の女を口説いてるところに連れて行き、 そいつの正体を教えてやる。 ロレックスの時計、同じのを5人の客から5つ貰って、ひとつ残して あとの4つは売り払う。これってどっかの女もやってたな。 ホストの横ッツラをひっぱたく女、ああ、醜い愁嘆場…やりきれない。 若い身空で底辺ばかりを見ている気がする。 ホスト野郎からの汚い「手切れ金」を叩き返す。ムカムカ。こんな金がいるか! |
| 黒澤の日記 |
| 今日は浮気調査の張り込みに出る。奥さん、真昼から若い男食ってやがる。 禿げデブの依頼人の顔が浮かび、あれじゃ無理もないと苦笑する。 ホテルに前もって金を掴ませて盗聴器を仕掛けてあるので、これをテープに 取ってあとで裁判にかける場合にリライトする。 しかし、あの時の声がでかすぎて俺は駄目だ。 やっぱり美香の恥ずかしがりながらも思わず声が出る、ってのに惹かれる。 いつかバイブを使ってよがらせてやるつもりだ。 |
| 八巻の日記 |
| 今日も仕事がない。若妻の浮気張り込みは所長が率先して行ったので、 俺はまたあっちのバイトに精を出さねば。 彼女もいないから金の使い道もないんだけど、いざできた時に、男なら いいカッコ見せたいっしょ、やっぱね! 暫くバイク乗ってないから、調査ででも乗れると嬉しい。 でもチューンにあまり金はかけられない…。それに乗ってる時間がねぇ!うう、悲しい。 しかし世の中、ストーカーって奴は多いもんだとびっくりさせられる。 昨日とは別件で、ナンパしてきた野郎がしつこいと聞くが…よく聞けば、 しっかり一回やってたんだと☆お姉さん、だめだよ、しつこいからって一回やらせちゃ。 ま、ギャルには興味ないからあっさり話し合いで解決してもらおう。 俺の体格を見ただけでビビリが入ってる男、笑いそうになってしまった。 握手する時にちっと力入れて手首握ったら泣きそうな顔してる。 いつもこんなヘタレだったら楽なのに…。 |
| 黒澤の日記 |
| 俺は仕事が暇だ。暇なので特にすることもなく、 美香を呼び寄せて抱くことにする。 もちろん、俺の家に来る前に命令はしておいた。 それをちゃんと実行しないと抱いてやらないと言っておくと、 素直に従う。 何の命令かは書かない。 俺は全裸でするよりも服を脱がせかけたままの姿が一番興奮できる。 それはあいつも同じらしい。 |
| 八巻の日記 |
| 今日は仕事を干されてしまった。うちは今依頼が少ないので、仕方なく バイトに行かなくては。女につきまとってどうこうという奴の気が 知れない。掴みかかってきた手を捻りあげて倒し、肩の関節に蹴りを 入れてやるとキチガイは悶絶した。ざまみろ。 しかしその依頼人の彼女がまた、いかにも薄幸そうな雰囲気でかなり そそられる。やばい。下請けとはいえ、依頼人に手を出しちゃいけない よな…。くそっ。 悶々した気持ちで家に帰り、エロ画像を漁って抜いてしまった。 あああ、女抱きてぇ〜。素肌の感触が懐かしい…(T_T) ○○、帰ってきてくれ〜!ちきしょう! |