黒橡 第四話
「白龍もいるかな」
「いるというより…来た、な」
ごくごく軽い足音が近づいてくる。足音というよりは板張りの鳴る音しかしないが、ともあれ小走りでやってきたのは白龍だった。後ろに神子姫と景時の妹、朔の姿が見える。
「黄龍!黄龍!逢いたかった!」
走り寄ってきた白龍はトドメとばかりにぽんと飛びついて、の身体を確保した。ぎゅうと抱きついて長い髪を揺らす。幼子が父に逢えて嬉しがるような仕草に見えなくもない、微笑ましい光景だがオレはあまり歓迎したくない光景だ。白龍の異様なまでの関心が、やはりは人で無いのだとはっきりオレに示しているようで、違う世界のものなのだと教えるようで。
「白龍、俺は逃げたり消えたりしないから走らなくていい、危ないだろう。ほら、神子殿や朔殿が心配している」
は抱きつかれた白龍の身体をすっと肩の位置まで抱え上げて、後ろからやってきた神子姫と朔に白龍の顔を向ける。
「神子殿、朔殿、先日はろくに話も出来ないままで済まなかった」
「あ、いえそんな…その、出来れば神子殿じゃなくて望美って呼んでもらえると嬉しいです。私、そんな偉い人じゃないし」
「私も朔で結構ですから」
「そちらが良いのであれば、そうさせてもらおう。じゃあ望美、将臣殿を呼んでいたんじゃないのか?何か用があったんだろう」
そう言えばそうだ、神子姫は将臣を呼んでいておれたちはついでということでついてきただけだったのだ。の言葉に、抱えられたままの白龍がぱちりと両手を鳴らしてみせる。
「白龍?どうした」
「神子、お花見をするって。みんなでお花見をするのが神子の望み」
「お花見、ねえ。確かにそろそろ良い頃合だね神子姫。最も、京でどれほど名を誇る桜も姫君の美しさには敵わないけれど」
「もうヒノエくんたら……仁和寺の桜が綺麗だって朔に教えてもらったから、みんなで見に行けたらいいなと思ったんです」
微かに恥じらいを見せる神子姫──望美の表情は正に桜と例えるに相応しいもの。そう、これがオレの愛する花。オレが愛しているのは花であり、風であり海だ。決して空駆ける龍などではないはず。
「たまには息抜きも必要かと思いましてね。九郎も景時もまだまだ忙しいようですから、夜桜見物になってしまいますが」
ひょいと望美の後ろから弁慶が現れた。景時と九郎もいる。
「そうそう、九郎と望美ちゃんのお師匠さんは探さないといけないけどさ、何事も根詰めたらだめだって」
「兄上は気楽すぎです。少しは真面目にして頂かないと困ります」
朔の言葉に望美たちは笑い、明後日の夜と夜桜見物の日取りを決めた。の腕の中で白龍が嬉しそうに笑う。稚い、童子の笑み。は片手で白龍を抱え込んでもう片方の手で白龍の頭を撫でていた。白龍はきゅっと小さな腕をに伸ばして抱きついている。
「……ヒノエ、ちょっといいですか」
遣る瀬無い気持ちでと白龍を見ていたオレの背後から低い声が掛かった。小さく頷いてその場を離れる。こいつが何を言いだすかは分かっていた。
少し離れた対の屋にある細殿まで歩くと、弁慶はくるりと振り向く。
「君は彼についてどこまで知っていますか?いや……熊野はどう考えていますか?」
「はオレの龍だよ、熊野は関係ない。ただ、那智を始め三山の奴らはを熊野の龍だと思ってるし、親父もオレもを只人だとは思ってない。それだけだ。──白龍本人が黄龍だって言うんだから、そうなんじゃねえの」
そう、は黄龍なのだろう。白龍との気配は決して同じものではない。オレは白龍の神氣をはっきりと感じたことも見たことも無いから分からないが、もしそれがと同じものであったなら……。
「なるほどね。那智ということは那智滝で何かあったんですね。あの地は龍が顕現するに相応しい神域ですから」
この男の、こういう聡い所がオレはあまり好きじゃない。思わずそれが表情に出たんだろう、弁慶はくすりと笑った。
「どうやら当たりのようですね。くんが黄龍の現身だとして、その彼をどうするんです?彼はあなたの龍、あなたが拾い主なんでしょう?龍を恋うて地に繋ぎますか?」
「さてね。それにしても珍しいじゃん?アンタが野郎のことなんざ気に掛けるなんてさ」
「その言葉、そっくりそのままお返ししますよ。あなたが女性ではなく男と二人旅をするなんてことも驚きですけど、彼の傍にいるあなたは初めて見せる顔ばかりしている。実に……興味深いです」
どうやら墓穴を掘ったらしい。押し黙ったオレに弁慶はいつもの笑みを浮かべてみせるだけで、それ以上は何も言わなかった。オレがオレらしくないなんてこと、とっくに分かってる。いちいち弁慶なんかに言われるまでも無い。オレはを…黄龍を掴んだつもりでいたけれど、掴まれたのは囚われたのはおそらくオレのほうなんだろう。自身はそんなつもりなくても。
「何にせよ、彼があなたの傍にいるというのはいいことだと思いますよ。あなたが何を考えているとしてもね」
「……そうかい」
ええ、と弁慶は涼やかな声で残して細殿を出て行く。足音が遠ざかる先に、一つの声が混じった。足音が止まる。
「弁慶殿がいるってことは、こっちにヒノエがいるのか?」
「ええ、いますよ。その先の細殿です。……あなたは本当にヒノエが好きなんですね」
「嫌いになれるわけがないだろ、俺はヒノエの龍なんだよ。弁慶殿だってヒノエのことが好きだろう?」
「さて……ご想像にお任せします。それでは」
足音が交差するように一つ遠ざかり、ごく軽い一つが近づいてきた。のものだ。は操る武芸の性質か、もともとあまり足音を立てない。
「ヒノエ、こんなところで何してたんだ?」
熊野でオレを見つける度に向ける、どこか白龍の稚いそれに似た笑みを浮かべたがゆっくりと近寄ってきた。
「アイツは熊野の出だからさ、最近の熊野のことを聞いてきたんだよ。親父が戻れって言ってるのに聞かないし、困ったヤツだよ全くさ」
「親父殿が?じゃあ弁慶殿はヒノエの縁者なのか」
「縁者…まあ、有態に言えば叔父ってことになるね。親父の弟だからさ。縁者と言えば、縁者だらけだよ。九郎だって頼朝だってオレから見れば母方の従兄弟だし、平家方にも親戚筋はいる。だからってわけじゃないが、熊野はずっと中立を守ってるのさ。一度平家に負けて以来…ね」
は小さく頷きながらオレの話を聞いていたが、不意に前方の壺庭では無くオレに真っ直ぐ視線を向ける。
「ヒノエにはこの国のいろんな所に縁者がたくさんいるんだな」
「……何言ってるのさ、お前にだっているに決まってるだろ?望美たちと一緒にいればもっと記憶が戻るかもしれない、そしたら…」
あまりにも真っ直ぐな視線と暖かい笑みを受け止めることが出来なくて、オレは情けない横面をに曝した。記憶が戻ったらの縁者はいくらでも見つかるだろう、が人であるなら。がまったき黄龍であるなら縁者などいるはずがないと分かる。そう、どちらにしても記憶が戻ればはオレの龍などでは無くなってしまうのかもしれない。
「ヒノエ」
ひたりと頬に掌が当てられる。無手の武芸を修めているの手は大きく硬く、そしてとても暖かい。
「そしたら?……俺は記憶が無い今、何も困ってない。何も亡くして無い。ヒノエの龍でいる今が、一番いい」
「……」
優しい、オレの龍。顔を見ずともが笑っているのが分かった。もう片方の手がオレの頭に伸びる。
「俺はお前の龍だよ、これからもずっと」
髪を梳きながら頭を撫でる手はごつごつと硬いのに、途方も無く優しい。
「そうだ、白龍みたいに神子って呼ぼうか?……でも俺はヒノエを選んだっていうよりヒノエに拾われてるから、主とか我が君とかのほうがそれらしいか」
「主って……お前ね」
どこまで本気なのか、は頭を撫でる手を止めずに小さな声で続けた。
「だってそのようなものだろう、俺は龍神様なんかじゃないけどヒノエが俺の拾い主ってことに変わりはないんだし。俺が熊野の龍だというなら、お前は熊野の主だからやっぱり俺の主なんじゃないか?……我が君?」
くすりと笑うの顔が、いつの間にか正面にある。頭を撫でていた片手がするりと頬に落ちて、はオレを覗き込むように身を屈めた。黒漆を塗り重ねたような、烏羽色の目にオレが映っている。
「じゃあ一つだけ約束して欲しい」
「我が君の願いなら、いくらでも」
「……お前は天駆ける龍、どこへ行くのも自由だ。けど、もしどこかへ行く時が来たら…オレに教えて欲しい」
龍を地に繋ぐことなど叶うはずが無い──当たり前だ、弁慶なんかにわざわざ聞かれなくたって分かってたことだ。臥龍が天に昇る時、せめてその時を知りたいと願うことも無意味なのかもしれない。知ったところで止める術も理由もオレには無いのだから。
はじっとオレを見たまま黙って聞いていたが、不意に目を細めて笑った。
「そんな時なんて来ないよ、ヒノエ。でも…どこかに行かなきゃならないとしたら、その時はちゃんと教える。俺はお前の願いを違えない。俺で出来る限りのことならいくらでも、何でも」
「どうして……」
「ん?どうかしましたか、我が君?」
からかうような声色で笑うを前にオレはどんな顔をしたらいいか分からなくなる。熊野の頭領、別当堪増などと名乗っていてもオレはいつもオレの龍の前で途方に暮れる。
「どうしてお前は…オレにそうなんだい?まるで当然みたいに、オレのことばかり」
オレが半ばからかうようにをオレの龍と呼び始めた頃からだっただろうか。はその呼び名をすんなりと受け入れたばかりでなく、殊更オレを優先させるようになった。オレの意を、オレの望みをまるで自分のことであるかのようにごく自然に受け入れ叶えようとする。オレが尋ねるとはきょとんと目を丸くした。顔の造りも体格もオレより年上の男としか見えないのに、は時折ひどく幼い表情をすることがある。今もそうだ。
「……どうしてって、記憶も何も無い俺が唯一自分でこうしたいと思うこと、それがヒノエのことだから仕方ない。諦めてくれ」
「それ、諦めるって言わなくねぇ?」
自分は直すつもりも変える予定も無いから受け入れろ、とは言っている。オレはそれを止めさせたいわけではなくて、もっと己のことを考えて大事にしろと言いたいのだが、どうにも伝わりそうにない。最も、が自分のしたいことを考えた結果が今だと言うのだから、半ばオレの願いは叶っているのかもしれないけれど。
「じゃあ何て言ったらいいんだ?俺は今のところお前やお前が守りたいもの以上に大事なものなんて、持ってないしな」
「……あー…うん、ありがと、うん」
これ以上話を続けても、どんどんオレが羞恥で追いやられるだけだ。すぐそう悟ったオレは適当に話を打ち切った。
白龍もそうだけど、も純粋な好意を示すことに対して照れだの迷いだのが無いから、矛先を向けられた相手は羞恥で追いやられてロクな言葉を返せなくなる。望美なんか童姿の白龍に対してさえ、たまに恥らうことがあるほどだ。黒龍は成人ほどの姿だったというから、もしそんな姿だったらどうなることか何て詮無いことを思ったこともある。
「ヒノエくん、さん、ここにいたんですね」
「望美?どうした」
細殿の近く、対の屋へと繋がる渡殿から神子姫の声が掛かった。の言葉に望美は微かに微笑む。
「どうしたっていうわけじゃないんですけど、この前も二人でどこか行っちゃったから…今日もそうなのかなって」
「姫君のお望みとあらば、夜もすがら傍に居させてもらうけど?」
「よもすがら?」
「夜の間ずっと、という意味だ。昼の間は終日…ひもすがら、だよ望美」
ようやくオレの言ってる意図を知った望美は頬を染め上げて何言ってるの!と声を上げた。
「まあ共寝の機会はまたということにして、そうだな、しばらくはオレたちもここにいるよ。八葉ってのは神子姫のお傍付みたいだからね」
「お傍付きだなんて…私、お姫様なんかじゃないよ。そりゃ一緒にいてくれたらとっても心強いけど」
「俺もヒノエのおまけってことでよろしくな」
「おまけって水軍の中でヒノエくんの部下とかそういうこと?」
なかなかに鋭い指摘だ。神子姫はやはり慧眼らしい。
「水軍の中で、ってわけじゃない。ただ俺を拾ったのがヒノエだし、ヒノエは俺の主みたいなもんだから」
「白龍が望美のことを『私の神子』って呼ぶだろ?その白龍がのことを黄龍だなんて呼ぶから、面白がってるんだコイツ」
「あはは、ヒノエくんはさんの神子ってことだね」
望美は朗らかそのものに笑う。もつられたように笑った。オレも笑みを浮かべてみせたが、それは形になっていたか知れない。本当にが黄龍で、神力を降ろす先として神子を選ぶのならオレであるはずがない。オレは熊野権現に仕える神職、二心を見せるわけにはいかないから。
翌日訪れた神泉苑では、雨乞いの儀式である五龍祭と奉納の舞が行われようとしていた。五龍祭は厳粛な神事、衆目を集める奉納舞の前に終わらせたようだ。神事を終えた後の清浄な気配が辺りを包んでいるが、あまりの人だかりにその気配は散らされつつある。
「龍神への奉納舞、ね」
オレがぽそりと呟くと、近くにいた本当の龍神──白龍が小首を傾げた。幾人かの舞姫が上がった後、九郎はオレらの姫君たちを連れて後白河院の前へと上がっていく。いくらかの間があって、望美が舞扇を手に舞台へと上がった。
「黄龍、神子はどうして舞っているの?」
「九郎に頼まれてたみたいだが…そもそも雨乞いの儀式だからね、雨が降って欲しいのかもな。ヒノエ」
「ん?」
顔を向けるとと白龍の真っ直ぐな目がオレを映す。
「ヒノエはさ、望美の舞で雨が降ったら嬉しいか?」
「いや嬉しいっていうか、神子姫の美しい舞の対価には雨なんかじゃ足りないけどさ。そもそも雨なんて…」
祈ったところで降るわけがない、と言おうした矢先だ。
「それもそうだな、望美の舞はとても綺麗だから雨だけじゃ足りないか。でも雨が降ったら望美も九郎も喜ぶかもな、白龍」
「本当!?……でも、わたしの力では雨が呼べないかもしれない」
しゅん、と俯き加減に下げた白龍の頭をはゆっくりとかいぐるように撫でた。
「そうか……四神の玄武を離して八葉にも玄武がいない今じゃ、水気を取り込めないんだな?」
「うん。わたしに力がもっとあったら、神子に雨をあげられるのに」
白龍はひどく残念そうに悲しそうに呟く。はしばし辺りに視線を巡らせて、そっと白龍の顔を覗き込んだ。
「……もし俺がお前に水気を与えたら雨を降らせられる?」
「うん!くれるの?」
「おいおい……」
「くん、何言ってるの!?」
くれる、与える、などという話ではないはずだ。呆気に取られるオレや景時をよそにはひょいと傍の地面に下りた。
「ちょっと待ってろ、大雨とはいかずとも多少なりともここに降らすぐらいは用意してやる」
ざっと片膝を付き、右手で作った拳を左の掌に押し当てる。そして神氣を練り始めた。黄金色の、龍神と似通う気配に全員が息を呑む。
「天に於いては黒帝水龍、地に於いては老陰玄武……」
がもともと持っているのは土気だが、祝詞と共にどんどんと水気へと変わっていく。まるで鞠のように集めた水気をそっと白龍に差し出した。
「白龍、受け取れるな?」
「うん!ありがとう黄龍!」
「お前の神子が雨を望むなら、お前はこれで神子の願いを叶えられる。聞いておいで」
水気の鞠は白龍が吸収してしまい、は膝の土を払ってオレの横へ戻ってくる。
「……、ちょっと、今のって何だよ」
「うん?」
望美は雨を願ったらしい、ざっと雲が引き寄せられ大粒の雨が降り始めた。が用意したという、水気によって降った雨。
「いや、水気を用意するとかしないとか…お前は土気を持ってるだろ?変えられるものなのか?」
「変える、というのとは少し違うかな。俺はもともと土気しか帯びてないけど、他の五行も呼べるし纏える。何でかは覚えてないから分からないけど、俺の技も五行全部あるから…そういうことじゃないか?」
こちらに尋ねられても、困る。オレは仕方なしに矛先を変えてみることにした。
「さっきの祝詞はなんだい?」
「もともと土気を持つ俺が他の五行を呼ぶ時、五行を司ってる龍王と四神に力を借りてるんだ。まあ、記憶が無いから…多分、だけど」
「へえ……そういやオレはあんまりお前の技ってヤツを見てないから、それで知らないことが多いんだな」
を伴って熊野に戻ってから、熊野で怨霊を見たことは無かった。熊野三山の結界外では怨霊もいたのだろうが、と京へ上るときも怨霊には全く遭わなかったのだ。オレが怨霊と戦うを見たのは初めて逢った時だけ。
「これから嫌って言うほど見る羽目になりますよ、我が君?」
オレをからかって遊ぼうとするに、見事雨を降らせた幼い龍神がまとわりつく。
「わがきみ?黄龍、わがきみってなに?」
「んー…ヒノエが俺のとっても大事な人だってことだ、俺の主みたいなモンだから」
龍神が降らせた雨は止み、九郎が望美と朔を伴って帰ってきた。許婚発言に譲が怒髪天を突く勢いなのだが、当人同士は全く意に介していないようだ。
「黄龍は天の朱雀がとっても大事?大好き?」
「そうだな、大好きだ」
野郎に好きだと言われたって嬉しくは無い。嬉しくは無いはずなのに、どことなく落ち着かない気持ちになる。いつの間にか背後に迫っていた弁慶がくすりと声を立てて笑う。ほんっとタチの悪い男だ。
「おやおや好かれましたねヒノエ。良かったですね」
「アンタ面白がってンだろ…」
「人聞きの悪いことを言わないで下さい、可愛い甥っ子が好かれているのですから良いことに決まっています。それもあんなに好青年…いや好い龍なら尚のことね」
潜めた声は、オレと弁慶以外の誰も聞いていなかっただろう。気色悪いことを言う弁慶を眇めると、弁慶は首を竦めた。
「好い龍、ねえ……」
悪い龍神なんて聞いたこともないし存在もしないだろう。荒ぶることさえなければ、神々は遍く善なるものだ。それを熊野別当の弟であった弁慶が知らぬはずもない。ただ…好い龍だなんて言われるよりは、自分たちを謀っている悪い人間だとでも言われたほうがよほど、良かった。龍などではなく、人だと誰かに言って欲しかった。
主人公は東京魔人シリーズ主人公、黄龍の器設定。原始の龍こと龍斗とほぼ同じ能力。ただ、四神の秘拳や黄龍の秘拳は神子様が四神を手に入れるか揃えないと無理。