ルースとゲドの関係


 ルースはルルの母。
 見た目も性格も、母っ! という人。(なんだその説明)
 明るくて優しくて働き者。
 ルルの死を伝えられた時のルースはとてもとても可哀相でした。

 ルースにとってゲドは、炎の英雄であるヒューゴ(うちではヒューゴが継ぐので)の良き補佐役。
 ルルを亡くしたルースが、ヒューゴに息子を重ねてしまうのはある程度しょうがないこと。
 ルースはもう、カラヤの母って感じで。
 年若くしてやっかいな運命背負い込んでしまったヒューゴを、とても心配している。
 けど、ヒューゴには、ちゃんとルシアという母がいるので、大っぴらに心配するのもどうか、っていう気持ちもある。
 で、ヒューゴに対する心配はこっそり(?) 根回し系で。
 で、ゲドには好意的に接していそう。まぁ、そんな裏まで考えて無くても、無意識のうちに、ゲドに良くしておけばヒューゴの益になるだろうって計算があるかも。かも。
 純粋に、カラヤの民にとって、ゲドが付き合いやすい人物なのかもしれませんがね。
 ジンバの友、ってだけで、懐広いカラヤの人は受け入れてしまいそうだもの。

 ゲドにとってルースは、カラヤにおける母親代表、みたいなイメージかも。
 大して意識して無さそうですが、すこーしでも母性を感じていると面白いかも。かも?


 接点、ほぼ無し(苦笑)
 でも、無理に作ってみました。


命の洗濯


 気持ち良く晴れたとある日、ゲドは船の甲板に上った。
 湖から吹く風が心地良い。
 辺りを見まわすと、甲板の縁辺りで、真っ白なシーツが物干し竿にはためいている。
 洗濯物を干しているのはルース。この仕事が終わればまた、炎の英雄であるヒューゴの私室に詰めるのだろう。
 大勢の人間が暮らすことになった、本拠地であるこの城。
 当然洗濯物も膨大な数が出る。
 しかしルイスは全く気にしない顔つきで、淡々とシーツを干していた。

 ゲドの視線に気づいたルースがゲドを見て、手招きをした。
 不思議に思いながらゲドは近づく。
 洗濯物の影までゲドを呼んでから、ルースは顔をしかめ、言い辛いことなんだけど、と、きりだした。
「あんたか、あんたの部下かは知らないけどさ・・・
 もうちょっと、摂生してくれないもんかね。」
「・・・?」
 言われていることの意味がわからず、ゲドは黙り込む。
「私は、故郷を守るための軍勢の世話をするのは苦痛じゃ無い。
 けど、連れこみ宿の洗濯女になった覚えは無いんだ。
 情事の跡が残るシーツを洗うのは、ちょっと嫌なんだよ。」
 いつもは大きく明るい声で話すルースだが、さすがにこの内容は小声だ。
「まぁ、皆若いからね。そっち方面で盛んなのは仕方が無いさ。
 けど、もうちょっとその・・・綺麗にっていうか、下手に汚さないように出来ないもんかね。」

 ゲドは固まった。
 思い当たる節は、無いことも無い。
 というより、ある。
 自分の部屋でそんなことのあった日は、さすがにそのシーツをそのまま洗わせるのは嫌で、一旦水につけたりなどと小細工を労したこともあったが、人の部屋でそんなことがあった場合、そいつがどのようにシーツを扱ってるのかまでは気が回らなかった。
 いや、普通そこまで気を回さないだろう。
 大体、ただでさえ情事の跡など残るのに、両方・・・い、いや。
 妙な想像というより、妙な光景を思い出しそうになって、ゲドは慌ててそれを打ち消すように頭を振る。

「どうしたんだい? 顔が赤いようだけど?」
 ルースが心配そうにゲドの顔を覗きこむ。
「・・・いや、何でも無い。・・・・注意しておく。」
 ようやっとゲドはそれだけを言った。
「そうしてくれると助かるね。
 あんた達ばかりじゃ無いんだろうけど、カラヤの民はそれを零すなんてことはしないし、
 若い者は今の状況に手一杯だろうし、一番怪しいのが傭兵の方々なんだ。」
 ルースの言うことはもっともだろう。
 傭兵はこんな状況には慣れっこで、ある意味、日常と変らない。
 食欲も睡眠欲も性欲も、押さえないだろう。
「・・・」
 ゲドはもう一度、頷く。

 ルースは笑って、ゲドの背中をバンバンと叩いた。
「血の気が余ってるんなら、うちの若いもんに稽古をつけてやっておくれよ。
 命の洗濯は、この戦いが終わってから、いくらでもできるだろ。」
 ルースの手が止まった。
「終わって、生きてたら、ね。」
 ふと、ルースの目が遠くを見詰める。
 ゲドはルースの肩に手を置く。
「俺達には炎の英雄がいる。」
 だから大丈夫、などという気休めは言えない。
 炎の英雄が率いていても、炎の運び手に犠牲者は出た。
 ルースは全てわかった目で頷いた。
「そうだね。精霊の加護が、炎の英雄と共にある。
 さて、私は、私に出来ることをしなくちゃ。」
 ルースは再び、洗濯籠から洗濯物を取り出した。
 ゲドは一度頷いて、それからその場を後にした。

 幾人もの眠りを支え、幾億もの命の飛沫を受けた夜具が、眩しいほど白く清らかに、風にはためいていた。


〇久(2003.0615)


 Q.これはギャグなんですかシリアスなんですか?
 A.・・・ギャグのつもりなんですが。(苦笑)

 男女ならともかく(そうでも無いか)男性同士ってのは、結構シーツが大変なことに。
 この世界、ティッシュとか雑巾とか使い捨ての柔らかい布とかウエットティッシュとか無いんでしょうかね?
 欲しいですね、切実に。(苦笑。なんのためって、そりゃあ・・・)
 エロ小説(苦笑)の時は、大体において、あえて書かない後始末。
 ちゃんとしないと、人に迷惑がかかる上にバレる。っていうお話でした。(爆)

 エースにデューク、ゲドとした後はちゃんとしようねっ!(その二人かい(^^;;)


私的ゲド相関107祭り

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル