ジンバとゲドの関係
ジンバはカラヤクランの戦士。
元ゼクソン騎士でワイアット・ライトフェローでクリスの父。だけど、過去捨ててる気がするよ。
50年前の炎の運び手の一員で、ゲドの親友。
難しい!(をい)
友人が、ワイアットには萌えるけどジンバには萌え無い、と言っていて、そうか? とか思ってたけど、ゲームをやり込む内にその気持ちがわかってきました。
この方は、ワイアットでは無い。なんつーか。口調からして違う。
やっぱりジンバはジンバなんだよ。なんつーか。
カラヤクランの独身女性の人気者。
頭良いし、口良いし、人あたり良いし、見目良いし、体良いし(苦笑)、強いし。
私がカラヤクランの住人だったら間違い無く惚れてます。
性別関係無く。(爆)
ルシアにどんな恩があったかっていうと、my設定入るわけで。
ワイアットからジンバに変わる関係で、ワイアットが戦闘中に死んだ風に細工するとか・・・
個人的に、ワイアットvs.ルシア(orビッチャム)で一度戦っていて欲しいのですよ。
そんで、ワイアットが勝って(あるいは引き分けて)相手にとどめを刺すんじゃ無く、願い事を叶えてもらうと。
ダメかなー。
さて、ジンバから見たゲドは。
不器用な親友。でも強い。逃げてる自分と違って、その手に真の紋章を宿しながら、仇敵であるハルモニアに潜入してるわけで。
そらもう、気にかけまくってます。
手紙も書いてそうな気がしますよ。
カレリアでゲドが受け取った手紙は、サロメかジンバのものだと予測してます。
ゲドとジンバって、対等で同等な理解者であって欲しい。
過去も、痛みも、真の紋章の継承者である苦しみも、迷いも、不安も・・・何も言わなくてもわかりあって下さい。
ゲドから見たワイアット。
親友。彼の前だけは、多少なりとも素が出せるのでは。
過去を分かち合っているからこそ。共通の炎の英雄に関する思い出があるからこそ。
甘えてくれ。無自覚に。(苦笑。それは私のドリー夢)
グラスランドの貴重な情報源でもあるかな。
別離
真夜中、ゲドは目を覚まし、部屋を出た。
ひっそりと静まりかえる城内を抜け、レストランを抜け、手入れのされていない湖の岸へと歩を進めた。
雲の無い空に、細い月が輝いていた。
硬質な光が、湖の上で揺れていた。
「よ。」
先客は、軽く手を上げた。
カラヤ族ならではの土色を主とした服に身を包んだ、今はジンバである男。
「・・・」
ゲドは無言で、ジンバの隣に腰を降ろす。
「よく、場所がわかったな。」
ブラス城からビュッテヒュッケ城に移動する際、ゲドとジンバの間に会話は無かった。
一度だけ目が合った時、ジンバは口の形だけで真夜中を告げた。
それでも、ゲドには通じた。
真なる水の紋章を長く宿していたジンバが水の側を好むこと、けれど、カラヤの民でもある彼は船の上より大地の上を選ぶこと、おそらくは人に聞かれたく無い話があるから、人気の無い場所にいるであろうこと。
そして、ゲドに通じることを、ジンバも知っている。
何か深い絆のようなものが二人を繋いでいる。
それは、真の紋章の継承者であるという事実かもしれないし、炎の運び手の一員だった過去かもしれないし、まったく別の何かかもしれない。
「行くのか。」
先ほどの質問には答えずに、ゲドは確認の言葉をかけた。
炎の英雄が選ばれた。否応無しに状況は変わってきている。
そして、彼の娘であるクリスも、この戦乱に巻き込まれている。
何かを始めるため、または終わらせるため、ジンバは再び自らの運命と向き合おうとしている。
「ああ。逃げてばかりじゃ、俺より若い連中に笑われちまう。」
ジンバは笑った。
長い生を重ねてきた自分達。
しかし、本当に「生きて」きたのだろうか?
今も胸に残る鮮やかで赤い軌跡。
あの時は確かに自分達は生きていた。
生きて、居た。
ジンバもゲドも、静かに湖を眺めていた。
岸に寄せる波は、この湖の大きさを示している。
ゆらゆらと、月が揺れる。
「なぁ・・・ゲド。ヒューゴとクリスを頼む。
この戦いの間だけでも、お前がついていてやってくれ。」
目線は湖に合わせたまま、ジンバが静かな声をかける。
「・・・お前がいればいいだろう。」
ゲドも、ジンバと視線を合わせない。
「そうだな。そう出来ればな・・・」
ゲドの隣で、ジンバが苦笑を浮かべる気配がする。
「ヒューゴはあいつに似てるよ。一本気で、後先考えないで、でも情に厚くて。
まだ子供だから、奴ほど我侭じゃ無いがな・・・って、はは。普通、子供のほうが我侭なんだがな。」
ジンバはあえて名前を出さない。
「クリスは・・・どうなんだろうな。俺は子供の頃しか知らんが、気の強い美人に育ったみたいだ。
俺を睨んだ時の目は、ちょっと凄かったぜ。あれは・・・いい女だ。」
ジンバが満足気に頷く気配がする。
ゲドは苦笑いを浮かべた。
「親バカの発言だな。」
「親バカ結構。クリスはもちろん、ヒューゴも俺の子供みたいなもんだ。
だからこそ・・・キツイがな。」
ヒューゴは真なる火の紋章を継承し、炎の英雄の意思を継いだ。
ヒューゴのこれからの人生は、ヒューゴだけの物では無い。
否応無しに押付けられる過去と、閉ざされた未来。
真の紋章の継承者だけが知る、永遠の牢獄。
「全て終わったら、俺はヒューゴの紋章を外してやりたい。
そのためにも、俺は真なる水の紋章を、この手に宿す必要がある。」
真なる水の紋章は、真なる火の紋章の継承者たる、炎の英雄の名前によって封印された。
その逆を行うことは、不可能では無いだろう。
「ああ。虜囚は少ないほうがいい。」
静かにゲドは頷いた。
「逃げ出した俺を・・・紋章は許さないかもしれないが・・・」
ジンバの声が細くなる。
答えを求めていない呟きを、ゲドは聞こえない振りをした。
ただ、波の・・・水の音だけが、響いていた。
「ジンバ! ジンバ!!!!!」
ヒューゴの悲痛な叫びが響いている。
ルシアの腕の中、ジンバの体が光の粒子になって、空気に溶けた。
長く真の紋章に関わった者は、その死すら人間と異なってしまうものなのだろうか。
弔うべき遺体も残さず、ジンバは消えてしまった。
不思議と、ゲドは悲しいとは思わなかった。
別離は、すでに済んでいる。
本拠地へ移動した夜に。
もしかしたら、50年前に。
真なる水の紋章が、クリスの右手に宿る。
やはり、という想いがぬぐえない。
新しい虜囚は、ジンバが一番その運命に巻き込みたくなかった人物。
ジンバにとって、命より大切な子供達。
それが用意された結末だとしたら、なんて皮肉な。
かつて、炎の英雄の元に集った3つの真なる紋章が揃う。
それは、何を意味するのか。
長すぎた幕間を経て、運命はまた動き出そうとしているのか。
多くの生と死で演出されるそれは、喜劇なのか、悲劇なのか。
そして、その観客は恐らく・・・
ゲドは瞑目する。
右手の甲の真なる雷の紋章が、薄い光を放った。
〇久(2003.0621)
なんだか唐突というかブツ切れで申し訳無い。
どうにも、書きたいイメージはあるんだけど、上手く文章になりません。
あああああ。へたれだなー自分って。
ゲドとワイアットは繋がっていて、ジンバになってからもそれは継承されていて。
お互いにわかりあってしまうからこそ、最期にジンバはゲドに言葉をかけなかった。
ゲームやりながら、どうしてジンバ、そげな、ゲドに対して辛いセリフを最期に吐くのだーー。と、悲しくなってました。
でも、それは、ゲドならわかってるからなんだ、と、今は解釈してます。
古い英雄は消えて行く。永遠の生など不自然だ。
あれは、残る者に対しての言葉です、きっと。
ジンバ的に、ヒューゴやクリスは、真の紋章に縛られて欲しく無いんです。
縛られるのは、自分やゲドだけで良い。そんな感じで。
あと、ルック編をやり直したもんだから、真の紋章に対するイメージが、さらに悪化してます(苦笑)
幾百とある世界、すべからく静止させてきたんですかあんた方。
今いる世界は、プロトタイプに過ぎないんですか?
高次元の争いに、人間利用しないで下さい。ぷんすか。
ところで、ジンバ・・・っていうか、ワイアットは精霊になったんですか?
ユンが精霊で、もう一人紹介しますでワイアットで、死体残らないで。
いいんですかそんな設定。使いますよ?(笑)
間違い無く、精霊ワイアットはクリスやヒューゴやゲドの側にいますもん。
107祭りTOP