「薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花咲ク」

布教ページ(笑)  思いのたけを詰め込んだ、だらだらと長いページ(苦笑)


出会いは秋葉原。ちらっと覗いたボーイズゲームコーナーに、体験版CDが置いてありました。
時代が昭和初期ということで、近代史嫌いの(というか、歴史全般はボツですのぉ)私は、多少引く。
知らない会社名だし、チラシの絵は、そんなに好みでもないし(苦笑)
ぶっちゃけ声優目当てでそのCDをいただいてきました。
千葉進歩って佐為の人だよね? 一条和矢・・・ああ、Lの理事長!あの声好き〜。 森川智之、OK!
他の人は知らないなぁ・・・。(佐藤勇、梯篤司、川田紳司、天田真人)

帰ってすぐにインストールするわけでもなく、風邪で外に出られないけど起き上がれるっていう状態の時、暇つぶしとして思い出したくらいにして。
インストールして、チラシを読むと、自由度高くていい感じ。マルチ好きとしてはそそられるものが。
そしてプレイしはじめたら・・・ツボだった。(笑) 悩んだ末に結局購入(日記参照)


世界観というか、雰囲気。

木からぶら下がる人の足を眺める子供の絵、薔薇の蔦の絡まる枯れた桜の木。
「桜の下には死体というけれど、西洋では薔薇の下に死体というんですよ。
 どちらも死の象徴というわけですね。」
「この木は枯れてるのに生きている。薔薇のおかげで。」
ああ、桜と死ってのは、私も、大っ好きな素材ですわ。ふふ。

桜の木の下に小鳥の死体を埋めにきた主人公は、物語のしょっぱなから薬かがされて気絶させられ、
目隠しに後ろ手縛りで拘束され、首に手をかけられつつ桜の木の下でされちゃったくらいにして。
いやもう、なんてブラックなのかしら。(うっとり)
なんてベタベタなのかしら。(うっとり)
案の定、キーパーソンの月村教授は、壊れちゃってる危険人物。
いやー、たまりませんなー(笑)。と思ってたら、どうやら世界観は耽美らしい。
そうか・・・私って耽美好みだったのか・・・・・ん? 絶対、なんか違うような気がしなくもなく・・・。
でも、退廃的なのって結構好きだし、サイコホラーも好きだしなぁ・・・・あれって耽美?? 


システム。

これはいいっ! 好きだよこのシステム! ブラボーCYCROSE!
動かせるのは主人公含む6キャラ。
一日の始まりの画面では、この6キャラがカードで配置されていて、組み合わせで話が進みます。
それぞれ攻めポイントに初期値はあるのですが、上にしたキャラには攻めポイントが加わるので、あまり気にせず、好きなカップリングを好きな受け攻めで重ねる!
その内イベントがおこります。
どんなイバラな組み合わせだろうと、です。
どんなに内容的に無茶だろうと、です。
ああ、感涙。 体格差も年齢差も関係ありません。
年下攻めが好きだろうと、親父受けが好きだろうと、受け受けしいの二人だろうと、攻め攻めしいの二人だろうと、なんでもアリ。
イバラが無いって、素晴らしいですねーーー。
だがまぁ、自分で動かせない月村教授だけは、どうにもならず、ちょと悔しい。


キャラクター。
これまた、各種取り揃えてある中にも、ブラック気味なのがいて、さすが耽美。(?)

主人公日向要(千葉進歩)は最初、そして純愛系シナリオでプレイすれば、とても気持ちの優しい人で、悩みは多いが楽天家。愛すべき資質を持つ、無難な(笑)主人公であります。
しかし、陵辱系シナリオでプレイすれば、とても怖い人で、優しいんだけど何処か壊れちゃってる。愛すべき資質を持つ、無難に鬼畜な(笑)主人公であります。

月村幹彦(一条和矢)は、人としての資質を持って生まれてこなかったらしい、根っからの壊れ者です。
そうっすねー。私の中では東京バビロンの星史郎さん。
この人はこの人で、ベタベタで、好きですねー。うんうん。声もいいし。(それは声優びいき)
いやほんと、声はもぉっ!! 小杉さんの低い艶のある声が好きな人なら、気に入ること間違い無し! 私がそうだっ!(笑)
そして、とってもとっても切ない人です。可哀相といいましょうか。ツボる人にはたまんないと思いますよ?

火浦あずさ(佐藤勇)は、良くも悪くもお子様です。可愛くて、生意気で、真っ直ぐ。
裏表が無くて、物事を深く考えません。思い込んだら一途です。
猫ですねー思いっきり。陵辱系シナリオでは、お子様ならではの残酷さを持ってたり。(目が怖いよぉおおおお)
普段なら無関心なキャラに属し、今回でもCGが埋まるのはほとんど最後だったり(苦笑)
でも、この、思い込んだら一途で、したかったら、たとえ10以上年上で体格差があってもやっちゃう
(はい。このゲームの受け攻めは、まさに挿入込みのことが多い)あたり、憎めません。
この子の純愛系のイベントは、なんだかほっとします。微笑ましいっていうか。
周りが非常にハードな展開の中、この子の曲が聞こえると、なごみます。
あとね、結構いい感じに成長します。一年後のスチルを見た時「をを」と思いましたもん。

水川抱月(森川智之)は、日英混血で見た目が外人なのにそれこそ「耽美」な作風の小説家。
口が軽く、態度も軽く(笑) 風変わりで、昔は結構遊んでて。
うーん。遥ときの友雅に近いかな? 性質的に。
御年29歳。組み合わせ可能な人物の中で最年長。
割り切ってる風で捕らわれてるトコとか、頭が良くて人の心も状況もわかってて、酷いことも優しいことも自分で選んでできるトコとか、好きですねーーー。
そんで、やっぱ切ないんですよ。熾き火のような、くすぶった想いをいつまでもいつまでもいつまでも・・・。
ところで、この方が書いたという小説、まじで読みたいっす。作中に一文がひょこひょこ出てくるんですがね。気になるんだなーもぉ。
やっぱ江戸川乱歩とか、京極夏彦みたいな感じなんだろうか。

木下真弓(梯篤司)は、お約束の、影のある美少年。
顔立ちは日本人形のように綺麗なのに、いつもうつむいて、暗く、存在感が薄い。
それはもちろん、ベッタベタな暗い過去があるわけで。
ただの暗い少年と思いきや、悪ですコイツ。(笑)
環境と、多分もう一人の少年キャラとの兼ね合いにより、性格がとっても悪い。
攻めポイントの初期値が低いので、受けキャラにしそうになりましたが、ゲーム中の、あまりに邪悪な笑みに「こいつは悪。こいつは攻め。」と、心変えしてみたり。
組み合わせいかん、また、純愛系では、ちゃんと癒されるというか、素直ーーーになっていくのですが、
どうも陵辱系の、悪っ!って感じのほうが「らしくて」好きです(笑)

金子光伸(川田紳司)は、裏表のある華族のご子息です。
学校では優等生。人望厚く、先生方の覚えもめでたく、将来を嘱望されてます。
実は、小さい頃に病弱だったのを理由に、今は健康なのにサボりまくり。(出席日数は計算済み)
タバコは吸うわ酒は飲むは女遊びはするわ、ともかく金にまかせて遊びまくってる。
頭がいいだけに、自分の身分に縛られていて、夢を諦めてる分、いつも退屈。
天上天下唯我独尊、とまではいかないが、かなりプライドは高い。
そーんな彼だが、性格は普通に悪いだけなので(だけ?)よりいっそう性格が悪い人の前では、やっぱり負けるのであります。
これがまぁ、可愛いんだわっ!!!(笑)
なんつーのかなー。たとえばアンジェリークのオスカーが、おたおたしてる感じ?
頭脳も金も力も財力もあって、気取ってるのに、もれいずる性格の甘さが、可愛いんすよ!(力説)
・・・どうも吾郎ちゃん以来、この手(気取っているのに甘さがバレちゃう)にも弱いらしい。ふうー。
あ。でも、組み合わせや陵辱では、そらもう鬼畜で、そんな所も大好きさ。
ビジュアルで一番好きなのは、この人。癖のある美形という設定で、ややたれ目なんだな。
普段は前髪をほぼ上げてるけど、遊んでるときとか乱れてる時は前髪落ちてるってのもツボっすね。
シュラトのレイガを思い出すなぁ・・・。

土田憲実(天田真人)は、このゲームの良心です。(笑)
ホント、この人はいい人。癒される。大好きーーー。 って、これだと私的感情のみだね。
185cm、剣道部所属。古くは武家の出身で、海軍志望。
無口すぎるほど無口だけど、案外人のことは良く見ていて、助けを求めてる人には敏感。
そして、放っておけない。力になってあげようとするけど、それも押し付けがましくない。
懐が深い、大物です。はい。正義感も強い。
この人が耽美にまきこまれてしまった原因はただ一つ、主人公に惚れてるって点でしょう。
どの組み合わせ見てもいい人なんだよ、この人。物足りない人には物足りないでしょう。
そして、そんなにそんなにいい人なのに、シナリオの進め方によっては壊れてしまうわけです。
これがもー。たまんないくらい切ないですよ? 君には幸せになって欲しいのに。
(と書きつつ、第一回目のプレイで彼を壊したのは、実は私だ。)
純愛系のEDの笑顔がもーー、ため息でるほど格好いいです。 いい感じに年とった。
親父好きはイチコロ(死語)さっ! はっ! もしかして普通の人には受け入れられないかも?!(笑)

プレイ中、メモしながら「名前が5行?(遥ときにもある、土→木→金→火→水の思想) それに日と月? にしては、火が金に強くて・・・てわけでも無いなぁ。」
と、バカな勘違いをしてました。
曜日じゃないですか(苦笑)、もっと早く気づけ自分。


声。
全員、いい感じにキャラに合ってる声だと思います。

千葉進歩さん・・・ああ、よくぞ本名出しましたっ!ってくらいH度高い(^^;;;;;
このゲーム、あえぎ声が異様に多い気がします。いや、私も書く時割とそうだけど、
状況描写が2、3行あって、1行あえいで、また2、3行あって、1行あえいで。
ゲーム画面の文字ウインドウの大きさのせいもあるのでしょう。(作り手的な見方)
とにかく多い。多いったら多い。 Hシーンも長い。(笑)
そして、指定でも入ってるのか、非常にセリフに忠実です。
ちゃんと、その通りに読みなさる。あえぎ声なんて、ある程度アドリブでもよかんべ?とか
思っちゃうのですが、「あ」の数とか、のばす場所とか、正確です。思わず数えちゃった(笑)
千葉さん、いい仕事してます。ほんとにほんとに。よくぞ本名を・・・(まだ言う)
いやまぁ、H声だけがすばらしいってわけじゃなく。主人公をちゃんとわかって演じてる感じがすごくして、良かったです。
シナリオによっては壊れ気味になっちゃったり壊れちゃったり、性格悪くなったり、色々大変なキャラなのに、どの声も違和感ありません。
特に、冷酷ともいえる感じのセリフ回しの部分では、ホント、恐れ入りますってぐらいでした。

一条和矢さん・・・もう、声質が好きだからどうも贔屓が・・・(苦笑)
多分この人は、速水奨と同じ系の役が似合うと思うんですね。
あまり感情を出さず、低く、ボソボソっとしゃべる役。
キャラが一貫して激情しない人だったので、一条さんのセリフも、ずっと低いまま。
これ、結構紙一重。 上手いんだか下手なんだか、判断が難しい。
わたし的には大正解。だって一本調子なキャラじゃんか。精神欠落してるし。(苦笑)
でも、ちゃんと優しい時は優しい声だよ。うん。例え解り辛くとも(滝汗)
書付を読み上げる声とか、大好きですよ。
あの声で授業されたら、うっとりしちゃうけど、眠い時には子守唄だね。(笑)

森川智之さん・・・さすがです。ユーウィンパーフェクト。って感じ?
明るい、軽めの声で演じてらっしゃいました。(何故に敬語)
攻めの声も受けの声も、大変すばらしく。
千葉さんよりもセリフの書き文字に忠実で無いのは、ネームバリューで文句つけられなかったのかなー、とか、変に邪推しちゃいます。
伸ばす指定でもそんなに伸ばしてないっていうか。
いや、千葉さんや佐藤さんみたいに、これでもかって伸ばされるのも逆にわざとらしい部分がでちゃうんですけど。(セリフには忠実)
なんつーか、明智とかエルンストとかが受けるとこうなるのかー? とか、腐女子モード炸裂でした(笑)

佐藤勇さん・・・思い切ってます(苦笑) いわゆる男の子声で、そんなに特徴ってほど特徴が無いように私には聞こえてしまう(少年声の聞き分け経験値は低いのですよ)
気の強い感じと、わがままさが良く出てたと思います。
画面に「ぐっじょぶ!」したのは、とあるHシーンで、「あ」と「ア」が声違っていたとこ。
「あっあっあっ、 アーー あ!」みたいなセリフで、カタカナの「ア」が違ってたんです。
さすがプロ。と思いましたね。

梯篤司さん・・・またもや(?)男の子声。もうちょっと年の上のキャラでも納得できるかな。
キャラが控えめなセリフ回しをするので、これまた判断は微妙。
素直モードと邪悪モードで、ちゃんと違います。
すみません。キャラとして違和感が無かった、くらいしか感想がありません。
逆いうと、上手いのでしょうね。下手だと耳障りだから(^^;;;

川田紳司さん・・・今回、この人の名前は覚えよう! と反復した名前です。
系統的には三木さんなんじゃないかな? 無難に青年役な声質。(誉めてる。)
慌ててる時とか、好きなんだよねー。キャラ贔屓も入ってるんだろうけど。
あと、受け声がさぁ(結局それかい) いいトーンなんですよ。
ええと。千葉さん、佐藤さん、梯さんは、キャラのせいもあり、結構トーンが高いんですね。
下手すりゃ女性でも通るくらいのトーンっていうんですか?
男性があえいでいる、とはちょっと思いづらいトーン。っつーか、そんなに声あげんだろ?とか。
AVの女性が、なんでまぁ、あんな声であんなあえぐんだ? ってのと同系列の想いかと。

一条さん、天田さんはトーンが低い。もともとの声質がそうだし、キャラもそうだし。
だから、攻め声の吐息ならともかく、受け声のあえぎには、ちょっぴり違和感があったりする。
これは、シナリオのセリフの書き方にも大分左右されるとは思うんですがね。
そして森川さん、川田さんはその中間。どっちもイケる。(笑)
男性のあえぎとして無理が無いトーンなだけに色っぽい。
いや、とってもとっても個人的好みが入ってる意見ではあります。
しかし、ほら、いくらトーンがちょうど良くても演技が下手なら台無しです。
その点川田さんは上手かった。いやもちろん森川さんも。
というわけで、今度、他の作品もチェックしてみようかとたくらんでます。

天田真人さん・・・ちょこっとハスキーな青年声。草尾さんの花道声に近いかな?
素直な感じや、とまどった感じが似合ってました。
ちょっと朴訥なしゃべり方とかね。なにせ無口って設定のキャラだからセリフ少ない(^^;;
ただ、上にもちょこっと書きましたが、受け声にちょっと違和感。
がんばってるのはわかるんですが、がんばりすぎて力が入っちゃってるっていうか。
そのキャラで高い声は変だし、セリフはアレだし、とっても苦労したんでしょうねぇ(遠い目)
いっそ一条さんのように、ちょっと小声にしてみるほうがよかったのでしょうか?
いやはや。ボーイズゲームの声優さんは大変だ。


シナリオ。

基本はベタです。なにせシステムがマルチで、整合性をとるのが大変だから、あるていどベタなのは仕方が無いでしょう。
そして私、ベタな話好きだし。(ホモ限定(笑) 男女だとつまらない)
「こーなんだろーなー」と思いながらプレイすると、その通りになります(笑)
そして、そこここに散らばる耽美テイスト(苦笑)
勉強になります。(書き手としてはマジで)
表現が綺麗だし、文章も読みやすいです。状況わかりやすいし。上手い。

純愛系は、純愛。陵辱系は陵辱。はっきりしていて好き。
さすがに組み合わせによってはちょいと無理のある展開になったりもしますが、
絶望的に違和感があるわけではありません。その辺、上手いです。
禁じ手といえば禁じ手な、視点の切り替えが、その辺の説得に一役買ってるかと。
ええと、ちょっと解りにくい書き方ですね?
最近は漫画の影響か、そんなに禁じ手でも無くなってきて、むしろ普通に使われてるけど、こだわってる人はこだわってるのが、どの立場で物語を見るか、ということ。
攻めからみた状況を書くならば、攻め視点で、心情も攻め中心。
受けから見た状況を書くならば、受け視点で、心情も受け中心。
あんまりコロコロ変わると、読者が感情移入しにくいというか、わかりづらい。
だからそれは、どっちの気持ちなんだよ? と。
もちろん、わざとやってる場合も多々あるから・・・ほんと、この手法は・・・曲者である。
ま、とりあえず。
ゲーム中、それまで攻めの気持ちが書かれてたかと思えば、Hシーンから、いきなり受け視点になったりするのですが、それが上手く展開の説明というか、こういう気持ちなんだからわかってやってよ、的な説明になってるんですね。
確かに、あずさに土田攻めさせるのは大変だろう(^^;;;;;;;;;;

そして、全部が全部恋愛になってるわけじゃ無い所が素晴らしい。
そうさ、誰も彼も、そうそう惚れてられないって。
他の人を胸に想いながら、とか、保護者として、とか、友達のような、とか。
それでもしっかりHをからめてくるのが、さすが18禁の意地っ! 素晴らしい。


イラスト。

ややレトロに見えるのは、多分作品に合わせてだと思われます。
輪郭線や頭身が好きなのに、最初にやや引いたのは、目の描き方ゆえか。ちと独特。
あと、普段の会話場面の真弓とあずさの首のかしげかたが苦手だった(^^;
CGは、とっても綺麗ですー。 雰囲気でてるしね。
いささか体が細すぎ、薄すぎな気もしますが、耽美に筋肉を求めてはいけないし(笑)
でも土田はもうちょっと筋肉あってほしかった。特に足。細すぎーーーー。
体勢、たまに無理あります。人の関節と構造上、その角度でそれは?? と。いや、イラストとしてはよいのですが。
モザイクにも無理があります(苦笑) 場所が微妙に違うとか(それじゃ隠れんだろ? とか、逆に、おいおい、そこまで? とか) 
モザイクの目も、妙に粗かったり細かかったり。
しかし、それはほんの些細なこと。
木から下がる人の足と子供の画は、不安感を煽る斜め構図。同様に、水川x下僕真弓の画も上手く斜め。
でも、土田+要の純愛EDの笑顔の斜めは、全然不安じゃない。あの大きさであの姿をあらわすには、きっとあれが最適なんじゃないかと。いやもう、鼻血でそう(笑) ありがとうっ!
ここで画の感想連ねても、わかんないと思うので(^^; 後述でお気に入りの画なぞ。


音楽。

とあるHPで「火曜サスペンス劇場?」と評していました。な、納得!
不安感を煽る旋律が、耽美世界とマッチ(死語)して、いい感じだと私は思います。
ただ、初期設定の音量が大きすぎ(^^; いや、声が小さすぎるのか? セリフ聞き取ろうとしたら大音量になっちゃっいました。
コンフィグでそれぞれの音量を変えることが出来て一安心。
付録で曲のタイトル見たら、納得いくものばかり。ここまでこだわってるとわ。
「それは当たり前の日々」・・・「日常」じゃ無いんですよ? 凝ってると思いません??
月光、ピアノイントロの綺麗な旋律が好きですねー。


タイトル。
「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」は、北原白秋の詩の一節だそうです。

 薔薇ノ木ニ  薔薇ノ花咲ク。   ナニゴトノ不思議ナケレド。
 薔薇ノ花。 ナニゴトノ不思議ナケレド。
 照リ極マレバ木ヨリコボルル。 光リコボルル。

無学な私は、そんなことは知るはずもなく(^^;; 純粋に、中心人物ならぬ中心木、薔薇の蔦がからみついた桜の木をさしてると思ってました。
私のイメージでは、薔薇は低木や垣根であり、木じゃ無いんですよ。
だから「薔薇の木」というのは、どこか幻想的な響きを持ってました。
で、そんな木に薔薇の花が咲いてるんだから、それはなんて思わせぶりで幻想的で、美しく、ゲームにぴったりだなぁ、と。
しかし、白秋の詩まで考慮に入れてこのタイトルを見ると、また違う思いも浮かびます。
詩の解釈も個人差あると思いますし。
水川じゃありませんが、書かれた文章の解釈、是非はその人の心の中にあって、正解ってのは無いわけですから。
そんで、白秋の詩の「薔薇の木」に、ゲームの「蔦薔薇のからまる桜の老木。」を当てはめてみると、またこれが、深いんだなーーー。(と、私は勝手に解釈してる)
薔薇の木に薔薇の花が咲くのは当たり前のこと。 でも、このゲームの薔薇が咲いているのは、死骸が埋まってるからかもしれませんぜ? ふふ。
つーわけで、解釈も後述。(大いにネタバレするので)


バグや突っ込み。

パッチが出て、送り仮名やセリフのバグは大幅改善。
シナリオ整合性も合うようになってます。なんだか嬉しい〜

ので、突っ込み部分。

この時代の平均身長を考えると、180cm代がごろごろいるわけがない。
がしかし、乙女としては許す。いやむしろ、有難う! 


付録。

付録として、CG集がついてるのはお約束として、活動写真としてHシーンが入ってるのは腐女子のツボを押さえているかと。
やっぱCGだけじゃなく、前後のセリフも見たい(聞きたい)し。
そのためにセーブを何箇所も使う人なので、この配慮は嬉しいですね。
その分、セーブは読んで面白い場所や、微妙な場面で使ってます。
これならそんなにセーブポイントを大量に用意しなくてもよかったのでは? とも思いますが、
世の中にはセーブ魔もいるので、多い分にはいいのかもしれませんね。

CGも活動写真も、きっぱりキャラ別になっていて、コンプへのヒントになります。
ああ、思えば某ゲームで、コンプしたくてフローチャートまで作ってたのに、狙うキャラが違ってて時間を莫大に損したことがあったっけなぁ・・・(遠い目)
あのCGの並びなら、あのキャラだろうと思ったのに、違ってたっていう(涙)
このゲームは親切設計。 お蔭様で私も、自力で100%行きました。ふふふー。(嬉)

タイトル画面で目が動いたりセリフが出たり、ミニゲームが隠されていたり、
付録の各画面でキャラのセリフが入ってたり、キャラが笑ったり。
細かい所まで作りこまれていて、とっても嬉しい。


結論。
以下の記述のどれか一つでも心当たりのある方にはお勧めです。

・たとえ最初は不幸でも、主人公は必ず幸せになるべき。
・不幸なままに終わるのも、また味がある。
・主人公は総受け、あるいは総攻めでなきゃ。
・いやむしろ、好きなキャラは総当たり。
・どうも、主人公以外に思い入れしてしまう。サブキャラ同士ってのが最高。
・所詮私の考えるのはイバラ道。誰も賛同者はいないのさ。
・リバーシブル歓迎。
・陵辱っていう響きがたまらない。
・耽美ならまかせろ。
・壊れてる人って素敵だよねーーー(はぁと)
(上に関連して
 ・聖伝の帝釈天が好き。 ・東京バビロンの星史郎が好き。 ・好きしょのブラック真一郎が好き。 ・バトロワの桐山が好き。 ・幽々白書の左京が好き。 ・・・まだいっぱいいそうだな。)
・CGやイベントのコンプリートが趣味。
・作業はまったく苦にならない。
・出演してる声優さんの、どなたかのファンである。
さぁ、君も「薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花咲ク」をプレイだっ!



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