あずさアイコン元画
あずさのアイコン元画です。
ちょっと小さくしすぎましたか。
本の背表紙は「独語」ですの。
あずさ、かっわいーーー。
美少女でも通る、由緒正しい美少年のイメージがあります。
目、ぱっちり。睫、ばしばし。髪、やわらか猫っ毛。
あずさ、女の子抱え似合うねーーー。
変幻いわく「あえて頭は大きく。」
ごもっとも〜〜〜。
SSもどっき〜(モドッキーって、なんだかタイムボカンに出てくる悪役みたいだなぁ。)
「せんぱーーーい。」
1年理乙の火浦あずさが独逸語の教科書を胸に抱え、2年理乙の教室に入ってくる。
放課後になったばかりで、まだ上級生が大勢いるというのに、あずさの行動にためらいは無い。
「・・・」
光伸は、苦虫を噛み潰したような表情であずさを迎えた。
メートヒェンのことを周りに話さない代わりに勉強を教える。
その約束は、あずさが個人的に要にちょっかいをかけて、手痛い報復を受けた時点で流れたのではないだろうか?
「先輩。ここの動詞の3要形なんですけど・・・」
光伸からは何も言葉が発せられていないのに、あずさはすでに光伸の横にぴたりと張りつき、自分の教科書を指差して質問をしている。
「火浦・・・お前な・・・」
「え?」
あずさは大きな目をさらに大きく見開いて光伸を見上げた。
その姿は、この男子校の中で親衛隊が出来るのも無理は無いと思えるほど、あどけなくて可愛らしい。・・・見た目だけならば。
「毎日毎日毎日、俺に独逸語を聞きに来るが、自分で勉強する気は無いのか?
しかも、毎回毎回毎回、似たような間違い方をする。復習してるのか?」
あずさの勉強に付き合わされるうちに、光伸のかぶっていた優等生の皮はすっかり剥がれてしまっていた。
なにせあずさときたら、教えたばかりの格変化を、すっかり忘れて『einer Mann』などやりだすのだ。
思わず光伸が『馬鹿かお前は。』と声を荒げるのも仕方の無いことだろう。
級友の驚いた顔を見て、光伸は自分の失敗に気づいたが、取り繕うのも面倒くさく、それからは素で日常を過ごしている。
意外に、素になってからのほうが付き合いやすいと評判だったりもする。
「してるよ。もちろん。」
あずさは頬を膨らます。
「でも僕、独逸語だけは、本当に苦手なんだ。」
そういえば他の教科は光伸に聞いてこない。間に合っているということだろうか。
「一人で教科書見てると、もう、眠くなっちゃって困るくらい。」
全く自慢にならない。
「でも・・・勉強は・・・ううん、勉強に限らず、がんばるつもりなんだ。
やっぱり恋人がみそっかすだと嫌でしょ? 金子先輩?」
「なっ・・・馬鹿・・・誰が誰の恋人だと・・・」
いきなり話を振られ、慌てる光伸。
「ふふ。僕、一般論を言ったつもりなんだけどなぁ・・・
金子先輩は僕のこと、恋人だと思ってくれてるの?」
小悪魔的にあずさが笑う。
変な知恵だけは回る。
「却下だ。俺の恋人になる人は、容姿端麗、頭脳明晰な大和撫子に決まっている。」
「えええええー?」
あずさは不満そうな声をあげた。
そんな二人の様子を、級友達は全く頓着しない。
すでに見慣れて、犬も食わないと経験から知っているのだ。
「全く・・・あいつら、あれで恋人じゃないと言い張るつもりかね。」
「然り。親衛隊はすでに解散したらしいぞ?」
「喧嘩するほど仲が良い、か。この目で見る羽目になるとはな。」
2年理乙の教室に残る学生は、大げさに肩をすくめた。
「大体、先輩の教え方が悪いんだよ。へたくそっ。」
「ああ? お前、言うにことかいて下手糞とは何事だ。」
「頭いいんだから、もっと判りやすく教えてくれたっていいじゃないか。」
「自分の理解力の無さを人のせいにするな、この馬鹿者が。」
傍から見れば充分楽しそうな光伸とあずさの言い争いは、未だ続いていた。
ごめんなさい。(謝っとけ)
SSもどきですら無く、やっぱりモドッキーです。
書いてて全然まとまりがありません。
なんとなく、ト○とジ○リーが仲良く喧嘩してる所でも思い出していただければと。(?)
いや、どちらが○ムでどちらがジェ○ーなんだか知りませんが(苦笑)
金子の優等生ブロックを切り崩してまで内面に近づいたあずさは天晴れ!
あずさに引きづられる形で、金子も段々と明るくなっていくんじゃ無いでしょうかね。
(いや、今までが暗いってわけじゃないけど、今までは複雑。
あずさの単純さに付き合ううちに、あんまり複雑に構えることが馬鹿馬鹿しくなってみたり)
友人のF君は、薔薇薔薇初プレイでこの二人をくっつけました。
そして一言「バカップル。」と評してくれました。
・・・一票。