WINNER

カカシ先生

 

 

<ナルト>

風邪をひいたってばよ・・・

 

結構キツイ

 

熱は高いし、咳は出るし、鼻水は出るし、喉も・・・

 

息苦しくてクラクラするってば・・・

 

今まで何回も風邪はひいてきたけど

 

今回みたいなのは初めてだってばよ

 

 

 

<イルカ>

ナルトが風邪をひいた!?

 

火影様が俺に教えた

 

もう少し早く教えて下さい!!

 

俺の愛しいナルトが肺炎にでもなっていたらどーするんですか!?

 

俺はモモ缶を大量に買い込んでナルトの家に向かった

 

 

 

<サスケ>

ウスラトンカチが風邪をひいた!?

 

火影の家でイルカと火影が話しているのを聞いた

 

たまたま聞こえてきただけだが・・・

 

あいつが肺炎にでもなったら・・・少し可哀想かな?

 

俺は適当にモモ缶を買ってナルトの家に向かった

 

 

 

<カカシ>

ナルトが風邪をひいた!?

 

火影の爺さんが俺に教えた

 

さっさと教えろよクソジジイ!!

 

俺のナルトが肺炎にでもなったらどーすんだよ!?

 

俺が任務で居ない間にかかった!?

 

じゃあ、もう一生遠出の任務は受けない

 

任務より愛しいナルトの方が大切だからね

 

俺は目にも止まらぬ速さでナルトの家に向かった

 

 

 

 

ピンポ〜ン♪

玄関のチャイムがナルトの家の中に響いた。

しかし、具合が悪く、深い眠りに入っているナルトはそれに気付かない。

「ナルト〜〜〜?」

 一番最初にナルトの家に着いたのはカカシ。

 掛かっていた鍵を髪の毛の中に仕込んでいた針金で簡単に開け、進入・・・・・流石は上忍。

ナルトの不調を聞き、ココまで来るのにかかった時間わずか30秒、早ッ!!!Σ(°ε°;)

「ナルト〜?寝てるのかぁ?」

 カカシはナルトが眠っていると思われるベットに歩み寄った。

 布団の中に、深く潜り込み眠っているナルトの顔が見える。

 カカシは汗ばんでいるナルトの額に手をあてる。

「・・・8度3部・・・」

 流石は上忍。

 手をあてただけで熱を細かく測り取る!!!

「少し高いなぁ・・・」

 カカシは短く溜息を吐くと、ナルトの額に冷たいタオルを置き、台所でお粥を作りだした。

 カタコトとナベが吹く音でナルトが目を覚ました。

「・・・・ダレ?・・・」

 擦れた小さな声で台所に居る人影に話し掛けた。

 普通の人なら聞こえない擦れてしまったナルトの小さな声。

 しかし、そこに居るのは上忍。バッチリ聞こえちゃいます。

「起きたかぁ〜?」

 言いながらカカシはナルトの方にゆっくりと歩み寄った。

「・・・カカシせんせぇ・・・」

 寝ぼけた様に目の前の人物を確認するナルト。

「大丈夫か?お前がヒドイ風邪で寝込んでるって聞いてな」

 カカシはナルトの柔らかい金髪の頭をふわりと撫でる。

 ナルトは嬉しそうに微笑みその感触を楽しんだ。

 その愛らしい表情がもっと良く見えるようにカカシはしゃがみ込んだ。

「ありがと・・・」

「愛する人の為。当然でしょ♪」

 カカシはニッコリと微笑みマスクを下げ口付けようとナルトに近付く。

「ダメ・・・」

 不意にナルトの小さな手がカカシの唇を隠した。

「・・・風邪、うつっちゃう・・・」

「・・・・・」

 熱で紅潮した頬に潤んだ瞳で必死にそう訴えるナルト。

 妙にそそられるその愛らしい仕草にカカシの理性が切れ掛かる。

(いかん!いかん!!ナルトは今具合が悪いんだ!!我慢だ俺!!!)

 必死に自分に言い聞かすカカシ。

 カカシは熱っぽいナルトの手を優しく握り、その小さな手にふんわりと口付けた。

(今は!これでガマン!!・・・・?・・・・あれ?)

 カカシは握ったナルトの手に違和感を感じた。

「ナルト?・・・ちゃんと食ってるか?」

 任務で里を出た5日前に握ったナルトの手より小さい気がした。

「・・・何も食べてない・・・」

 見ればパジャマの襟から見える鎖骨の辺りや、首、顔。

全体的に肉が落ちやつれている。

「いつから食ってないんだ?」

「・・・んと・・・・・・・3日前にラーメン食って・・・吐いたっきり・・・」

 カカシは驚き、目を丸くした。

「ずっと寝込んでたのか!?」

「うん」

 ナルトは短く答えるとバツの悪そうな笑みをカカシに向けた。

(怒るかな?普段からちゃんとした食事を摂れって言ってたからなぁカカシ先生・・・)

「可哀想に・・・そんなに悪かったのかぁ」

 カカシはよしよしとナルトの頭を撫でた。

「怒らないの?」

「何で?」

 思いも寄らないカカシの反応に少し戸惑うナルト。

「だって、いっつもちゃんとご飯食べろってせんせぇ言うから・・・」

「食べれない程具合が悪いんじゃぁ。しょーがないでしょ」

 カカシはにっこりと微笑んだ。ナルトもそれにつられてニッコリと微笑む。

「よし!ナルト、パジャマとシーツ取り替えるか3日も同じのはちょっと以上に不衛生だしな」

「うん」 

 カカシはそう言うと、立ち上がった。

「起きれるか?」

「平気」

ニッコリとしながらよたよたとナルトは起き上がり、パジャマのボタンをはずしだした。

(見ないようにしよう・・・)

 5日もナルトを抱いていないカカシに、ナルトの白い肌は刺激が強すぎる・・・しかし・・・

「先生、お願いあるってばよ」

「何だぁ?」

 タンスの前に立ち、ナルトのパジャマの有りかをカカシは探す。

「お風呂入ってないから身体拭いて欲しいんだけど、いい?」

 ナルトのパジャマを見つけ出したカカシの手がパジャマを握ったまま硬直した。

(拭く?俺が?ナルトの身体を??)

「拭いてやる・・・・・必死に堪えながら!!!」

「???こらえる???」

 パジャマを握るカカシの手が今度は震えだした。

(ガマンだッ!!我慢だッ!!耐えろ!俺ッ!!!)

 目が血走っている。

 

 彼の懸命な努力の末、ナルトは無事、新しいパジャマに着替え終えた。

「新しいシーツとパジャマだから気持ちいいってばよ」

 布団の中でもぞもぞと動きながらナルトは微笑む。

「飯とか食えそうか?一応お粥は作ったけど」

 後頭部をかきながら先ほど見たナルトの身体を忘れる為に話題を変えるカカシ。

「・・・食欲無いってば・・・・」

「ダメだぞぉ、ちゃんと食べな・・・・・」

 カカシの動きが止まった。

「せんせぇ?」

 その表情は少し険しい。

「カカシ先生?どーしたの?」

「はぁ〜・・・お客さん来たぞ」

 忌々しそうに言い放つカカシ。

「?」

  ピンポ〜ン♪

 ベルが部屋に響いた。

「ダレだろぉ?」

 小首を傾げカカシを見上げるナルト。

「ナルトー、寝てるかぁ?・・・お邪魔します・・・」

「イルカ先生・・・」

(あぁ、だからカカシ先生急に・・・・・)

 ナルトはカカシがイルカを嫌っているのを知っている。

 キライと言う程のことでもないが、自分がイルカと話しをしている時のカカシは不機嫌で・・・

「よっ!ナルト、起きてたのか」

「・・・うん・・・」

 ナルトに話し掛けながら近付くイルカ。

「こんにちは、イルカ先生」

 それが気に食わないと言わんばかりにナルトとイルカの間に入るカカシ。

「あっ、カカシ先生・・・帰ってらっしゃったんですか・・・」

 思いも寄らない先客に驚くイルカだったが、今はカカシの向こうに居るナルトの事しか頭に無い為、

 失礼・・・と頭を少し下げてカカシを通りすぎる。

「ナルト、気分はどうだ?」

「前よりは少しいい・・・」

「熱は?」

「まだ有るってカカシせんせぇが・・・」

「飯は食ったのか?」

「ううん。何も・・・」

ムカツク野郎が可愛い恋人にベタベタしているようにしか見えないカカシ・・・。

 そんなもんだから・・・・・

「ヤツレタんじゃないか?」

 そう言ってナルトの赤い頬に触れるイルカに思わず殺気立ち、手にクナイを握りしめる。

 しかし、鈍い中忍イルカは真後ろで放たれる殺気に気付く事無くナルトに「モモでも食うか?」などと話し掛ける。

 ナルトはカカシの様子に青ざめ、必死になってソレを「いらない」と断る。

(何でオレがこんな気使う様なことしなきゃなんないんだってばよ!カカシ先生は子供っぽいし、イルカ先生は鈍すぎッ!!\(`Д´)/怒ッ!)

  ピンポ〜ン♪

 変な空気が流れるその場にまたまた玄関のチャイムが鳴る。

「サスケだ」

 カカシが玄関の向こうに居る人物の名を口にする。

「サスケ?」

「あぁ、・・・サクラも居るぞ」

「サクラちゃんも・・・?」

 その場に居る3人は玄関の方を見る。「開いてるぞー」この家の主のようにイルカが玄関に向かって叫ぶ・・・。

(何様だよ・・・?)

 額当ての下に血管を浮かび上がらせるカカシ。今にも握ったクナイでイルカの頚動脈を切りそうなカカシにハラハラと冷や汗を流すナルト。

「「オジャマシマス」・・・アァー!やっぱりイルカ先生だ!!」

 サクラの声にイルカは「久しぶりだな」とニッコリ微笑む。

「あっ!カカシ先生!!いつ帰って来たのよ!?」

 先客のカカシを指差した。

「さっき」

 短くカカシが答える。その態度と握られたクナイにサクラは目を細め・・・・

(・・・カカシ先生機嫌悪いわねぇ・・・・はは〜ん、さては・・・ナルトの看病役をイルカ先生に捕られちゃいそうなのね・・・)

 その場の様子を素早く読み取るサクラ。スゴイ女の子だ!!

「おい、ナルト、大丈夫なのか?」

 不意にナルトに話しかけるサスケ。

「え?あ、まぁ・・・ちょっとは・・・」

 本当はサスケ1人でナルトの見舞いに行くつもりだったのだが、余計な邪魔が・・・

 ナルトの家に行く途中、偶然にもサクラに出会ってしまったサスケ。

 サスケが手に持っていたモモ缶を見た瞬間、誰かの見舞いに行くことを読み取ったサクラ。やっぱりスゴイ女の子だ!!!

 聞けばナルトの見舞いに行くところだと言うサスケに無理矢理付いてきた。

 

 

 

 急に人口密度が上がったナルトの部屋。

 サスケとイルカがキッチンで大量のモモ缶を冷蔵庫に押し込んでいる中、サクラはナルトの額に冷たいタオルを置く。

「サクラちゃん・・・困ったってばよ・・・・」

 不意にナルトが呟き、布団の中に潜ってしまった。

「何がよ?」

 サクラが聞きかえすと、ナルトは顔を出した。

「・・・みんなに風邪うつっちゃうってば・・・・・それに・・・」

「それに?」

「・・・このままじゃカカシ先生の機嫌が悪くなるってば・・・」

「そぉ〜ねぇ〜・・・」

 サクラとナルトは少し離れたキッチンに居る3人を眺めた。

 睨みあうカカシとサスケ、ニコニコとモモ缶のふたを開けるイルカ・・・異様な光景。

 それを冷めた目で見ていたサクラだが、急に「ねぇねぇ、ナルト!」と、小声でコソコソとナルトに話しかける。

「あんたさぁ、カカシ先生と2人っきりになりたい?」

「?!」

 ナルトは赤い頬を更に赤くして硬直した。

 数秒後・・・「うん」・・・と小さく頷くナルト。

「私にまかせなさい・・・」

 ふふふと笑いながら3人の居るキッチンに向かうサクラ。ナルトはそれをキョトンとした表情で見送る。

 キッチンに向かうサクラの背中が妙にたくましく見えるのは熱のせいだろうか?と考えながら・・・・・。

 

 

 

「カカシ先生」

 サクラがニコニコとしながら睨みあっているカカシとサスケの間に入る。

「ちょっと耳かして♪」

 にんまりと微笑むサクラに不信感を抱きながらもカカシはサスケとのレベルの低いバトルを中断してしゃがみ込みサクラに耳を向ける。

「あのねぇ、相談が・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・!!」

 コソコソとサクラがカカシに耳打つと2人はしばし見詰め合い、ガッチリと握手を交わた。

「サクラ、今日ほどお前を悪い子・・・イヤ、良い子だと思ったことは無いぞ」

「私も、今日ほどカカシ先生が鬼に見えたことは無いわ・・・」

 異質な空気が生まれだす。

 2人の目は目的の為には手段を選ばない・・・鋭い目に変わっていた。

「サスケ君、私達そろそろ帰りましょうv」

「!?」

 不意にサクラがニコニコとサスケに話しかけた。

「だって、あんまり長く居たらナルトの風邪うつっちゃうわv」

「うん、そうだ。サクラの言う通りだな。帰れサスケ。」

 帰れサスケの部分だけ妙にトーンが低いのは気のせいでは無いと思いながらサスケはカカシを睨み付ける。

「それに、ナルトの風邪うつって一番困るのはサスケ君よv」

「?どーゆー意味だ??」

 ナルトの風邪を貰えば風邪をうつしたナルトが一番困るはずでは??

 それに、あわよくば風邪をうつした本人ナルトが毎日見舞いに来てくれるのでは??

 甘い結末を夢見ながら考えるサスケに口の端を上げてサクラは言った。

「私が毎日愛の看病に行くわよvvvvv」

「!!!!!!!」

 自分が風邪をひいた時に受けるであろうサクラの手厚い看病を想像し、ゾッとした瞬間!!!

「隙有りッ!!!」

 サクラの正拳が見事、しゃーんなろう!!と言わんばかりにサスケのミゾオチに入った!!!

 素晴らしくキレイに入ったサクラの拳で意識を無くしたサスケが死体のように床に転がる。

 あまりの出来事に空いた口が塞がらないナルトとイルカ。

 対照的にサクラを感心の眼差しで見るカカシ。

 気絶したサスケを軽々と持ち上げ、おジャマしましたぁ〜vvvと玄関に向かうサクラ。

「カカシ先生!!」

 帰り際、サクラが振り向き親指を立て力強く・・・

「グットラック!!!!!」

 それに答えるようにカカシも親指を立てた手をサクラに向ける。

 未だに状況を把握できないイルカは口の開いた桃缶を持ったまま目の前で繰り広げられた死闘(?)の余韻にスッポリはまっていた。

「いやぁ〜、サクラは良い子だな・・・イルカ先生もそう思いません?」

「・・・へ?」

 カカシの言っていることが理解できず、間の抜けた返事を返すイルカ。

「アイツなりに俺たちの事を考えてくれているんですよv」

 ほくほくしながら言うカカシ。

 だが、今一内容を読み取れないイルカは「私とカカシ先生のことですか?」などと聞き返す。

 その瞬間カカシの目が怪しくキラッと光った。

「何言ってるんですか、違いますよ。」

 はははと笑いながらカカシはニッコリと右目を細めた。

「俺とナルトのことですよv」

「・・・・・へ?」

「いやぁ〜、でも流石は女の子ですよねぇ。」

「・・・・・は?」

「恋する人の気持ちを分かってると言うか、恋人と2人っきりに成りたいって思う気持ちを分かっているというか・・・vvv」

「・・・・・・」

俺とナルトのことを良く分ってると思いません?イルカ先生」

 俺とナルトの部分がメチャメチャ強調されている。

「あなたと・・・ナルト??恋人???」

「そうですよv恋人同士ですよv」

 その場に固まるイルカ・・・

 キラッと、カカシの右目が一段と怪しく光った。

(これで最後だ・・・トドメだ!!!)

「そうだよな!!ナ〜ルトvvv」

 カカシがベットの上のナルトに向かって言う。

「えっ?あ・・・う、うん・・・・・そうだってばよ・・・」

 小さな声で耳まで赤くしてナルトはホントのことだよと答える。

 椅子に座りナルトの返事に満足するカカシがイルカの方を見上げると、魂が抜けきったイルカの姿があった。

「イルカ先生、大丈夫ですか??もしかして、風邪うつっちゃたんじゃないですか??」

 椅子から立ち上がりイルカの前で手を振り意識を確認するが、すっかり放心状態。

「あぁ、大変だ。イルカ先生すっかり風邪うつっちゃったみたいですね。もう帰ってお休みください。」

 カカシはイルカの背を玄関まで押し玄関の戸を開けると、それではお大事にvvvと言いながらポンとイルカの背中を押した。

 バタンと閉められた戸の外では未だに魂の抜け切ったイルカが呆然と立ち尽くしていた。

 中でしゃーんなろう!!!とガッツポーズを決めるカカシ。

「今のはヒドイってばよ先生・・・・・」

 ナルトは溜め息混じりにポツリと呟いた。

「あんな風に言ったらイルカ先生可哀想だってばよ・・・」

「・・・・・そうか?」

 全く罪悪感を感じていないカカシの様子に深く溜め息を吐くナルト。

 ルンルン気分でカカシは玄関から部屋へ戻ってくる。今にもスキップでもしてくれそうな勢い。

 

 

 

「もっと別な言い方するべきだったてばよ」

「別?・・・例えば?」

「う〜〜ん・・・」

「はいvナルト、あ〜んvvv」

「あ〜〜・・・」

 カカシがイルカを追い出した後、ナルトはカカシの作ったお粥をカカシに食べさせてもらっていた。

「美味いか?」

「うん、美味しいv」

「そうか〜〜〜vvv」

 満面の笑顔で微笑むナルトにカカシはデレッとマスクの下で鼻の下を伸ばす。

「イルカ先生には後でちゃんと俺が話すよ」

 急にさっきまでとは違う真剣な目でカカシは言った。

「ナルトのこと大切にします。って」

 一瞬驚いたナルトだが、カカシの言葉にうんvと頷いた。

 

 

  ――数日後――

 ナルトの見舞いに行った時に受けたショックから大分立ち直ったイルカ。

そんな彼がアカデミーからの帰り道、いつもの通りの角を曲がるとカカシが現れた。

「お元気でしたか?イルカ先生」

 思わずその場で固まってしまうイルカ。

「まぁ、そう硬くならずに聞いてください」

「・・・ナ、何ヲデスカ?・・・」

 声まで固まっているイルカに苦笑するカカシ。

「イルカ先生にちゃんとお伝えしたいことがありまして、前に言いそびれたと言うか・・・」

「???」

「言わなければならないことだと思うんですよ」

 妙に真剣な様子のカカシにイルカは息を呑む。

「・・・・・・」

「よく聞いてください。イルカ先生」

「・・・はい」

 真剣なカカシの様子を見て、覚悟は決めた!!と言わんばかりにキッとカカシの右目を見るイルカ。

「実は・・・俺とナルト・・・2人のことです・・・・」

 言いずらそうに視線を下に向けるカカシ。

「・・・2人の・・・・・ことですか?」

 イルカが真剣に自分の話に耳を傾けていることを確信すると、カカシの右目が数日前と同じように怪しくキラッと光った。

 途端にさっきまでの様子が一変し、イルカには悪魔にしか見えないいつものカカシに戻っていた。

 

「俺とナルト、やることはほとんどやりました。」

 

「・・・・・は?」

「つまり、×××●●●も、事の果てには★★★もイルカ先生が俺たちのことを知る前にやってましたからvvv」

 ニコニコしながらそう告げるカカシ。

「言いたかったことはそれだけですvあっ、そうそう・・・」

「ナルトのこと、大切にしますv●●●×××の時はそんな余裕なくなっちゃいますけどvvv特に★★★の時なんかわねvvv」

「・・・・・・」

「じゃ!!イルカ先生、さようならvvv」

 それだけ言うと、満足したカカシは煙のように消えていった。

 後に残ったイルカからは魂が抜け切っており、傍から見た通行人は死体がその場に立っているように見えたと後に語った。

 

 

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■相互リンク記念盤■

もうダメ!!(←超妥協ι)強制終了!!!!!

はい!!イルカ先生FANの方々!!!本当にスイマセンでした!!!!イルカ先生が嫌いなわけではありません!!むしろ好きvvv

この小説は私がまだ椎名★ポルノだった頃に途中まで書いて、フロッピーの中に入れたまま忘れていた小説なのです・・・(VДV;)ゞ

先月の終わり実家に帰った時、実家のパソコン周辺やマイルームから大量にフロッピーが出てきまして東京の方に持ち帰り

一枚中をあけてみたら、コノ小説が出てきたのです。

サクラとカカシが握手をするところまでしか書かれていなく、しかも題名も無かったのでどんな展開にしたら良いか・・・

なかなか思いつきませんでした。\(`н´)/書き終わって題名を付けようと考えたら、↑のようなモノが一瞬で頭の中に浮かんで・・・

兎に角、イルカ先生FANの方スイマセンでした・・・。

いやぁ〜、それにしても・・・長ッ!!!Σ(°ε°;)

 

2001.8.22   エツ子





リンクしていただいただけでなくこんなステキな小説をいただけるなんて、まほらは果報者です(>_<)
エツ子さま、ありがと〜ございますぅvvv
ナルト、愛されまくりで(キホンはカカナル・これ必須)超し・あ・わ・せ。
これからも末長くよろしくおねがいします<m(__)m>


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