3000HIT感謝小説





 オレンジの影



「ゆぅ〜や〜け〜こ〜やぁ〜け〜でぇ〜」
 決して上手とは言えない子供の歌声。
 カカシは自分のズボンを握って歩くナルトに苦笑した。


 秋の夕暮れは早い。
 ついさっきまで青かった空がオレンジ色の雲の帯を纏い、西に沈もうとしている。


 カカシはその様子に目を細め、ひどく穏やかな自分に気づいた。
(いつからこんなに穏やかな人間になったんだろうねぇ・・・・)
 考えながら右隣の少し低い所に居るナルトの金髪を見下ろした。
「やぁ〜まの〜お〜て〜らぁ〜のぉ〜」
 歌は相変わらず。
 やはり、カカシは思わず苦笑してしまう。





(あぁ〜・・・そっか、コレか・・・・・
 カカシは自分の横に居る存在に目を細めた。
(自分が変わったのはこの子のせいだねぇ・・・・)







「「か〜ら〜す〜がぁ〜鳴ぁ〜く〜かぁ〜らぁ〜
        かえぇ〜り〜まぁ〜しょぉ〜〜〜〜」」


 ナルトの声にカカシの声が重なって、オレンジ色の空に響いた。
 幸せそうにカカシを見上げて笑うナルト。
「今日は先生の家に泊まってもいいてばよ?」
「いいよ」
 にっこりと右目を細めて答えればナルトの顔はコスモスより明るく輝く。


 カカシの右手がナルトに差し出され、ナルトは躊躇うことなくその手を握った。
 咲き乱れるコスモスが並ぶ道に大きな影と小さな影が伸びている。
 上手くはない歌を唄う2つの影。











■3000HIT感謝小説■
ZacZacを開設してから早くも1ヶ月と1週間以上が経ちましたv
そして、うちのサイトも3000HIT!!!
多くのカカナルFANや、マイフレンズのお陰ですvvv
皆さん本当にありがとうございますvv(*^¬^*)v
上の小説は日ごろお世話になっている方、そして私と同じく、カカナルを愛して病まない方に捧げますv
これからもZacZac、そしてエツ子を宜しくお願いしますvvv
仲良くしてねv(微笑)

2001.10.3 エツ子






エツ子さまのところのお持ち帰り小説を頂きてきました。
こちらの小説は本当にどれも素敵なものばかりで、(と、特に裏が…コレばっかりだ、私(^^ゞ)
サイトのデザインもカッコイイし、更新もはやいしで、みならいたいです。
私がサイトを開いて最初にリンクしましょ・と声をかけてくれたのがエツ子さまなんですよ〜
感謝してます。もう、足をむけて眠れませんっこちらこそこれからもよろしくお願いしますです<m(__)m>

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