はじけろ!!クリスマスイチャイチャ大作戦!!




木の葉の里にあるとある建物のとある一室。
ここに、木の葉最強のメンバーが集結していた。
「まあ、今日集まったのはほかでもない、これから10日間についてなんだよね〜。」
上忍、はたけカカシは真剣な面持ちで集まっているメンバーに言った。
「”これから10日間”って”クリスマス””大晦日の除夜の鐘””正月の初詣”についてのこと?」
同じく上忍、夕日紅はカカシに尋ねた。
カカシはコクコクと首を縦に振った。
「まったく・・・25日には『キリスト教』の”クリスマス”でケーキでも食って、
31日は寺で突いてる『仏教』の”除夜の鐘”をテレビで聞いて、
1日には神社に行って『神教』の”初詣”をして・・・。こんな短い期間にいくつも宗教変えて、一体何教の信者だよ?」
エリート下忍、うちはサスケは年に似合わずブツブツと文句を言った。
「うちはサスケは辞退だな?」
去年の下忍ルーキーの日向ネジはすかさずサスケにいやみを言った。
「こんな細かいことを気にしてるとハゲるわよ。」
特別上忍みたらしアンコは団子を片手にサスケに言った。
「彼のことも一理はあると思うが、この際ナルト君と過ごせるなら何でもいいと私は思うな。」
特別上忍森乃イビキは顔に似合わず頬を赤く染めた。
この姿にその場のものが鳥肌を立てたことは言うまでもない。
「まあ、細かいことは置いといて。今日は誰がナルトとイチャつけるかを決めたいと思うんだな。
それで、まずは一番近い”クリスマス”についてだが・・・。」
「ちょっと待ちなさいよ。」
カカシが紙芝居風に説明をしようとしたら、急に紅が止めに入った。
「あんたがこんなことを持ち出してくるなんてか・な・り!おかしいわ。一体何企んでるのよ。」
「確かにおかしいな。いつものあんたならたとえ誰かを殺してもナルトをかけて血なまぐさい戦いをするのにな。」
サスケは無意識のうちに写輪眼を発動させるが、カカシはそれを軽く受け流した。
「確かにね。けどね、この前のハロウィンの時にお前らと戦って、結局一日がすぎたからね。
もうあんなのはこりごりなんだよね。だから、今回は平和的にこれで勝負をつけようと思ったんだけど。」
カカシはそう言って、巻物を取り出すと、紐を解いた。
「「「「「「クリスマスツリー大会!?」」」」」」
「そ。この飾り付けを競うわけよ。」
カカシは巻物を巻きながら言った。
「何でクリスマスツリーの飾り付けが勝負なわけ?」
「アンコの言う通りだな。カカシ、一体お前名に企んでるんだ?」
アスマはカカシを一瞥していった。
「いやね〜、この前ナルトに何が欲しいかって聞いたわけよ。そしたらさ・・・。」
 
<回想>
「ナ〜ルト。ナルトはクリスマスのプレゼント何が欲しい?」
「え、オレ?」
「そ、ナルトにプレゼントしたいなあ〜って思ってさ」
「ほんとに?」
「うん」
「えーと、じゃあさ、じゃあさ、オレってば・・・・。」
 
 
「『クリスマスツリーが欲しいってばよ。』って可愛く言うんだよもうこれ聞いたら・あの顔見たら絶対にプレゼントしなきゃ
って思うでしょ??それで、これを勝負のお題にして、ナルトが一番気に入ったツリーの飾り付けをしたやつが、
めでたくナルトとクリスマスを過ごすってわけよ。どう?」
 
カカシのその言葉・個人個人で想像したナルトのおかげで、戦いの火蓋は切って落とされた。
「あ、ちなみにハヤテのやつは今日から長期任務で里にいないから。」
そのとき、メンバーの目が怪しく光った・・・・・・。
 
 
 
 
それからしばらくたった、クリスマスイブ。
「さて、皆集まったな?」
ナルトの家の前。
カカシは自分の今ハヤリの小さいサイズのクリスマスツリーを片手に辺りを見渡した。
「おい・・・オレはお前に一つ聞きたいことがある・・・。」
サスケは青筋を浮かべてカカシに言った。
「なにかな?盆栽に飾り付けをしてるサスケ君。」
カカシはサスケの手にあるクリスマスツリーを見て、にやつきながら言った。
「どうやらお前はクリスマスツリーが”もみのき”に飾ることを知らなかったんだねえ〜。
無知って恐いねえ〜。」
「・・・・オレが花屋に行ってもみのきを買おうとしたらなあ、店員にないって言われたんだよ。
どうやら覆面の男が全部買い占めたらしくてな!!」
サスケは身体をプルプル震わせ、殺気を込めて言った。
「甘いね〜。カカシがこんなことするのなんて当たり前じゃない。さすが子供ね。」
アンコはそう言ってサスケをせせら笑った。
「おい・・・・このもみのき何処から手に入れた?」
サスケは自分以外はすべてもみの木なのに不信を抱いた。
確か、木の葉中のもみの木は”覆面の男”によってすべて買い占めたらていたはずだから・・・。
「「「「「裏ルート。」」」」」
「・・・・・・・。」
サスケはこのとき、悲しくなった・・・。
 
「それにしても・・・・カカシ、あんたの飾りつけなんなのよ。」
「あ、これ?これはナルトの大好きなラーメンをイメージして作ったんだよね
この数ヶ月間、ナルトを見ててナルトが好きなのはラーメンと俺ってことがよく分かったからね〜。」
カカシの飾りつけは麺の形をした紙をクリスマスツリーに巻きつけ、小さなミニカップめんをくくりつけ、
極めつけはなると(ラーメンに入ってる具の一つ)をツリーのてっぺんに飾ってあった。
しかもご丁寧になるとにはカカシ・ナルトの相合傘の書き込み付きだった。
「何がラーメンと俺よ。買いかぶるのもいいかげんにしなさいよ!それにこんな飾り付けじゃあダメよ。
私のが一番いいに決まってるわ!!」
アンコそう言って、ツリー中にミニ串刺し団子をくくりつけた自分のものを高らかに掲げた。
「あら、こんなのじゃあだめよ!!ナルト君が好きなのはキラキラ光るものなのよ!!」
紅は満面の笑みでそう言うと、ラメをフルに使ったツリーを見せた。
「ふっ。お前らはなんも分かっちゃいねーな。いいか、こんなもんは素朴が一番って決まってんだよ。」
アスマそう言って、てっぺんに星しか乗っていないツリーを自慢げに取り出した。
「はっ。みんなダメダメだね。センスなさすぎ!ナルトの事なーんも分かっちゃいないね。
ネジ君、君のツリーは特にだと思うね!」
カカシはそう言って、ネジの、ツリー中綿・いや雲でいっぱいのクリスマスツリーを指していった。
「なんだ・・・やるのか?というかあんたに人を避難する権利があるのか??
俺はこの白眼でナルトを見てきた。ナルトは絶対に白が好きなはずだ!!」
ネジは目に力を込めて力説した。
「はっ。ナルトはね、白よりももっとこう明るい・・・・イビキ!?お前の・・・・。」
カカシは急に目に止まったイビキのクリスマスツリーに思わず固まった。
「なんだ?オレのにまでケチつけるのか?」
イビキは両手指にばんそうこうを貼った痛々しい手で自分のクリスマスツリーを持って、カカシを見た。
「い・いや・・・・別に・・・・。」
イビキのものにだけは誰一人、コメントするものはいなかった・・・。
「・・・ま、まあとにかく、ここで言い争ってもしょうがないからさっさとナルトに審査してもらうか・・・。」
そして、一同はナルト宅の呼び鈴を押した・・・・。
 
 
 
「今日はカカシ先生が俺にプレゼント持ってくるんだってばよ〜。」
ナルトはかなりうきうき気分で、手元にあったカカシ人形をぼこぼこ殴っていた。
「しかも欲しかったクリスマスツリーだって言うし〜。楽しみだってばよ!!」
ナルトは興奮のあまり、つい、カカシ人形をねじるのであった・・・・。
そのとき、ピンポンとナルト宅の呼び鈴が鳴った。
「来たってばよ!!」
そう言って、ナルトは玄関に駆け出した。投げ捨てられたカカシ人形は勢いよく壁に打ち付けられ、力なくその場に落ちた。
 
「いらっしゃいってばよ・・・って皆?」
ナルトはカカシだけだと思っていたので、その数の多さに驚いた。
「やあ、ナルト。この前言った通りプレゼントもって来たぞ!!」
「え・・・でも・・なんでこんなに人が多いんだってば?」
「ああ。実はね、皆ナルトにクリスマスツリーを持ってきたんだよね〜。
それで、その中からナルトが一番気にいったものを教えて欲しいんだ」
カカシはナルトに笑顔で話した。
「う、うん・・分かったってばよ・・・・。」
 
「「「「「「「それじゃあ誰のがいい!?」」」」」」」
 
メンバーは、我先にとナルトの顔の前に自慢の一品をつきつけた。
みなの心臓がバクバクとしている。
そして、ナルトの緊張の第一声は・・・・。
「・・・・・・ちいちぇえ。これクリスマスツリーじゃねえってばよ・・・。」
「「「「「「「え?」」」」」」」
「テレビのクリスマスツリーはもっと大きくて見上げるくらいなんだってばよ!!
そんでもってちかちか電球がいろんな色に光っててすっごいきれいなんだってばよ!!これ小さいってばよ。」
ナルトはきっぱりと言い放った。
「な、ナルト?クリスマスツリーは大きくても小さくてもクリスマスツリーなんだぞ?」
「えーだって・・・・・。」
そのとき、ナルトの目にイビキの手が目に入った。
(イビキのおっちゃん・・・こんなに手を怪我して・・・・・・。)
ナルトは急に自分がかなり失礼なことを言ってる気がした。
そして、そこまでしてくれることに心がじーんときて、涙が出そうになった。
「ありがとうってば・・・。ツリーに大きさなんて関係ないってばよ・・・。」
ナルトは涙を堪えて、できるだけ笑うように勤めた。
その表情に、全員鼻を押さえたのは言うまでもない。
「ナルト・・実はな、これは模型なんだ。本物は明日なんだよね!!」
カカシたちはそう言うと、持っていたツリーを玄関口に置くと、さっさと帰ってしまった。
 
 
「おい・・・確か火影様の庭の大きな木は確かもみの木だったはずだ・・・。」
カカシは真剣な口調で言った。
「ああ。そうだったな。」
アスマはタバコの火を消しながら言った。
「いいかい?カカシ・アスマ・イビキはもみの木調達係。うちはと日向は電球係。100万個くらいを目安に
里中の電球を調達してきな。私と紅はその他の飾り付け係だよ。」
「「「「「「ああ。」」」」」」
その言葉を合図にメンバーはおのおのの場所に散っていった。
 
 
 
 
 
「全くもって災難としか言いようがありませんね、ごほっ。」
長期任務の中間報告に里に戻ってきたハヤテは自分の身に起きたことを呪った。
今回の長期任務でナルトとのクリスマス計画はおじゃん。
そして、ハヤテはそのこと以上に自分以外のものが、今日のクリスマスを過ごしていることに怒りを覚えていた。
本当ならナルトの行動を追跡したところだが、あいにく任務中。
そんな余裕はないのだ。
「まあ・・いないとは思いますけど・・・。一応ナルト君の家に行ってみますか・・・、ごほっ。」
ハヤテはそういうと、ふっと姿を消した。
 
 
「ああー暇だってばよ〜。」
本当なら誰かと遊びに言っているはずなのだが、今日の予定を空けとくように言ったカカシ先生は
いっこうに現れず、ナルトは暇で暇で仕方がなかった。
「あー修行できたのに・・・。カカシ先生ってばかなりむかつくってばよ!!」
そのとき、窓をたたく音がした。
 
「ナルト君、どうして家にいるんですか?私はてっきり誰かと出かけてると思ったのに、ごほっ。」
「それが・・・。」
ナルトはハヤテにこれまでのことを話した。
ハヤテはそれを聞くと満面の笑みでナルトを一楽に誘った。
「で、でも・・・カカシ先生くるかもしれないってばよ。」
「それじゃあ待たせておけばいいじゃないですか。君だって散々待たされたんですから。ごほっ。」
「それもそうだってばよ!!」
そうして、ハヤテは報告書を片手に一楽へと向かったのであった。
 
 
 
 
「ナルト〜。ナルト〜。」
ハヤテと別れて、いつも通りに9時に寝たナルトは自分を呼ぶ声と肌寒さによって目が覚めた。
「んん・・・・。」
「ナルト、起こしちゃってごめんね。でも俺たちからのプレゼント受け取って欲しくてさ」
どうやら森の中らしい場所。そこにはパジャマ姿のナルトとそれを囲うメンバーたち。
そして、目の前にある大きな黒い木があった。
「ナルト、このボタン押してみて?」
カカシはそう言って、ナルトにボタンを手渡した。
「これなんだってばよ?」
「いいから、いいから。」
ナルトは言われるままにそのボタンを押してみた。
 
目の前に広がるのは無数の色鮮やかな光り。
そして輝く飾りたち。
 
「・・・・綺麗だってばよ・・・・。」
ナルトは思わずため息をついた。
「気に入ってくれたかしら?」
「もちろんだってばよ!!ありがとうってばよ!!」
ナルトは今までにないくらいの笑顔でお礼を言った。
その表情に皆、満足した様子だった。
「オレってば、こんなに近くでクリスマスツリー見るのはじめてだってばよ!!
今までは遠くからしか見てなかったから・・・。」
ナルトはそう言ってはかなく笑った。
「・・・皆で見るクリスマスツリーってのもいいもんだね・・・。」
カカシはそう言って、ナルトにそっと抱きついた。
その後、ナルトが肉団子のように皆にぎゅうぎゅうにされたのは言うまでもないだろう。
 
 
 
余談ではあるが、ナルトがスイッチを入れたとき、100万個の電球のために木の葉の里が停電し、
素敵なイルミネーションは一瞬にして闇と同化したらしい・・・・・。
 
 
>完
 







つらつらと長くなってしまいましたが・・・。
ちゃんと伝わったかどうか・・・。
まあつまりはメンバーの知らないところでハヤテはいい想いをしていたということですね。
でも・・知らぬが仏といいますし・・・皆ハッピーに終わったでしょうか??
 
それでは、メリークリスマス!!
 

 



こまち様の「中華楼」でクリスマスのお持ち帰り企画をいただいてきましたv
ナルト、ハーレムですね〜。こういうの、大好きvvv
皆に愛されてて幸せ(←私が)
しかしサスケ…盆栽って(-_-;) 天然でそーゆーこと、やりそうだわ。

こまち様、ありがとうございましたvvv



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