むかし、むかしのお話です。










































竹取物語(NARUTO仕様)


























あるところに、火影というお爺さんがおりました。
火影は、野山の竹を刈り取って生活費の足しにしていました。







そんなある日、いつもと同じように竹を刈りに山へ来ていたイルカは不思議な竹をひとつ、見つけました。




中から光を放っている竹です。








「何じゃ?あの変わった竹は・・・?」












不審に思いながらも、火影は思い切って竹を切ってみたのです。
するとどうでしょう。中から、放たれている光のように眩しい輝きを持った髪をした、
小さな男の子が出てきたではありませんか。





「??!」




この奇妙な出来事に、一時パニック状態になった火影でしたが、
気を取り戻すと、その男の子をとりあえずうちへ連れて帰ることにしました。
火影とその妻は、男の子をたいそう気に入った様子でした。
子供達が家を出て淋しい思いをしていた二人にとって、
この子を家で育てよう、という案が出るのも早いものでした。














男の子は『ナルト』と名づけられました。







一寸ばかりしかなかった身長は、わずか3ヵ月でみるみるうちに成長して行き、
それと共に、ナルトもどんどん可愛くなっていきました。













”異色の色をした髪を持つ、美少年”の噂を聞いた、5人の貴公子達が、家を訪れてきました。




まず一人目は、うちはサスケ、一人は海野イルカ、一人は猿飛アスマ、一人は月光ハヤテ、そしてはたけカカシの5人でありました。









「ぜひ、人目で良いから会わせてくれ」

「どんな子なのか、興味があるもので・・・」

「会わせてくれよ」

「ナルトくんに、お目に掛かりたいのですが」

「男だけど、女の子みたいに可愛いときいたので」






この5人の男達は、ナルトを一目見ようと毎日家を訪れては、
会わせて欲しいと火影にたのんでいました。
しかし当の本人、ナルトが会いたくないと言っていたのです。








数日間、5人はねばりにねばって、ナルトの出す条件のモノを見事に用意することができれば、会っても良いという許しがでました。








((((よっしゃぁああ!!!!))))






(・・・やりましたね)






どんな方法だったとしても、ナルトに会うことができる可能性があることに
5人は大変喜びました。



その条件とは・・・・










「ナルトが好きな味のラーメン」














「「「「「・・・・は?」」」」」










5人とも、開いた口がふさがらない状態。
その各々の胸の内には、

んなの知るかよ!

・・・・・・・

何だ?そんなこといきなり言われてもなぁ・・

さて、どうしたものでしょう。

オレは絶対当ててみせるよv




などと、十人十色。様々な思いがありました。









こうして波瀾万丈で始まったラーメン探しですが、意外にも早かったのはハヤテでした。




「これは自信がありますね」



そう言って差し出したのは、塩ラーメン。



「ナルト、これか?」



火影が奥の部屋にいるナルトに聞いているみたいです。
が、おしくもナルトの首は縦に振らせることができませんでした。


「・・・残念です」



そう言い残して去って行きました。







次に登場したのは、うちはサスケ。
「これだ、オレの勘に狂いはない」

自信ありげに差し出されたのは醤油ラーメン。
しかしこれも違ったようでした。
あからさまにがっくりとしたサスケはトボトボと帰って行きました。










その後も、アスマが豚骨ラーメン。イルカが一風変わったカレーラーメンを持ってきましたが、
両者ともことごとく外して、ナルトの家を去って行きました。



残ったのはただ一人、はたけカカシのみです。





4人目が帰って数10分経った頃、ようやくカカシが来ました。



持ってきたのは、みそラーメンでした。
再び、火影がナルトに尋ねると、先ほどの4人の反応とは違い黙りこくっていました。
誰にも見える事はありませんでしたが、こめかみからは冷や汗が・・・



「あの、どうなんです?」


返事があまりにも遅いためカカシは火影に尋ねる。
しかしナルトが答えを出さないのだ。



「ナルト?どうなんじゃ・・・ってまさか?!」
「・・・!」



カカシは、自分の持ってきたもので正解だと察し、返事も待たずにナルトがいる
と思われる部屋へ入っていきました。


「ちょっ、待たんか!!」


火影も大慌てです。





カカシはさくさくと部屋の前のドアへ来て、ノックもなしに空けました。


部屋の中には、金糸の髪、蒼い瞳、そして可愛い顔をした子供が一人、
来訪者の方をギョッとした表情で見ていました。



「!!!」
「君がナルト・・・か?」

「そ・・そうだけど」





そこへ、遅れて火影が現れたのです。


「おい! ナルトは渡さんぞ!!分かったらさっさと帰って・・て、何をする気じゃ!!」




火影の登場は一足遅く、カカシはナルトをひょいっと持ち上げました。



「なっ・・・な?!!」


顔がお互い至近距離にありました。
ナルトは仄かに頬を染めていた。



(くぅ〜vv可愛いすぎvvv)


そんな事を考えているカカシにとって、ナルトがどたばたと足をバタつかせていようなんて関係ありませんでした。




「お父さん。いや・・お爺さん・・か?」
「は?いきなり何を言い出すか!さっさとナルトを降ろせ!!」
「いやです。たった今、ナルトをお持ち帰りすることが決まりましたのでv」
「な! 駄目じゃ!!」
「何を言われようと、もう決定済みです。でわ!」

「じっ、じっちゃぁあん!!」
「ナルトォォ!!」





後には虚しく、火影の声がこだましているだけでした。







火影をなんとか振り切ってきたカカシは、ナルトを抱きかかえながら自分の家に向かっていました。



「ナルトvこれからはずっと一緒に暮ら・・・っ?!!」


ナルトは泣いていたのでした。
自分を育ててくれた人たちの元から急に離れてしまってのですから。
しかし、カカシはなくナルトを心配しつつも、だらしなく顔を緩ませていました。




「ナルト、家に帰りたいか?」


緩んだ顔も引き締まり、ナルトへの気持ちは本物だ!とでも言わんばかりの表情で、
カカシはナルトをじっと見つめました。それに照れたのか、また頬を染めるナルト。





「っえ?! ・・・・それはやっぱりそうだけど・・・」
「そうか・・・」


ナルトの発言に肩を落とすカカシ。



「・・・でも、えっと・・あの・・名前・・?」
「ん? ああ。カカシ、はたけカカシだよ」
「カカシさんといたいなって、ちょっと思う・・・・」




鼻血モノに嬉しいことを言われてしまったカカシは、思わずナルトを抱きしめました。


「ちょっとでも、そう思ってくれてるんなら一緒にいて?」
「っ・・・////」



低いトーンの声で耳元に囁かれたナルトは思わず目を瞑りました。


















その日から、カカシとナルトの生活が始まったのでした。





いつかナルトを迎えに来た月からの使者を、カカシが追い返してしまったというのは、言うまでもありません。



遅くなりました!

このサイトも早くも1000打超えです。
これも皆様がここへ来て下さったからです! ありがとうございます。

それを記念して、こんなものを制作しました。
時間の都合、だいぶ遅くなってしまいましたが、ご了承下さい。
そして、「竹取物語」という題名ですが、全然違うストーリーちゃうやん!
ってとこにも、あえてつっこまないで下さいね(^^;
そこは完全無視状態です・・・・(爆)
全然昔話って感じがしません。
しかもなんでラーメン?!!


ワケの分からない話ですが、こんなんでも貰ってやるで!
って方はBBSまたはメールにてお知らせ下さい★

                 (C)永遠そら





そら様のサイトで1000HIT記念にお持ち帰りOKでしたので、ソッコーで頂いちゃいました。

こういうパラレルものって大好きなんです。
ラーメンって、ナルトらしいですよねv

カカシがナルトを強奪するあたりがめちゃ面白くって(^o^)丿
「じっ、じっちゃぁあん!!」
「ナルトォォ!!」
…って、このセリフだけだと、二人ができてるみたい(///っ)
おいすがる火影様がいい味だしてマス。

そら様、素敵な小説、ありがとうございました<m(_ _)m>



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