まっち(仮 Vine Linux 3.2 インプレッション
Vine Linux 3.2
060715現在での最新バージョン：3.2
開発：vinelinux.org（？）
Red Hatを元に開発された国産のLinuxです。日本語対応に特化しており、メニュー画面からエラーメッセージまで日本語化されています。その為、私の様な初心者にもお薦めできるディストリビュージョンです。また、動作もなかなか軽快です。
採用されているパッケージは、GNOME2.4、Mozilla、Sylpheed等で、どちらかといえば古い、枯れたパッケージが採用されています。これは最新バージョンが一年ほど前にリリースされたからだという事もありますが、開発方針として「古いけれど安定したパッケージを採用する」という事の影響もあります。
パッケージ管理にはrpmとaptを採用しており、非常に使い易いです。aptに慣れておけばdebian等に移行しても楽ではないでしょうか。GUIでのパッケージ管理にはSynapticというツールが用意されています。私は一度使っただけなのであまり良く分かりませんが、悪いツールでは無かったと記憶しています。
日本語環境が充実していると書きましたが、標準で採用されている日本語変換ソフトであるCannaは、私にすればあまり使い易いものでは無く、御世辞にも使いやすいとは言えません。私はAnthyという連文節変換エンジンを入れて使っています。ただし、私はCannaの事を散々に言いましたが、変換の精度という意味ではAnthyも「多少マシ」という程度に感じます。
次期バージョンは4.0で、リリースは06年9月を予定している様です。公式サイトによると、次期バージョンでは標準でFirefoxやAnthyが採用されるという事なので、私は非常に期待しています。
また、細かい事ですがインストールCDが1枚なので、最近のてディストリビュージョンに比べると非常に便利です。
全体として日本語化が進んでおり動作も軽快、安定しており、インストールCDも1枚と、初心者には非常にお薦めできるディストリビュージョンです。私も初心者なので、非常に便利です。
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