『月に惑いて』 あとがき ここまで読んでくださってありがとうございます。 この話は、私が初めて書いた(完結させた)オリジナルBL小説です。 サイト開設時に5までをUPしていました。 この時点で6話完結ということが決まっていたのに5でストップってどうかとは思いました。 でも、6に関しては、ラストをどうするかが決まっていませんでした。 正確にはラストまでの話の展開、ですかね。 2通り考えてたんですけど、結局は、こちらに。 2通りといっても、そのシーンがあるかないかの違いなんですけど。 そんなわけで、そのシーンがカットされた分、6は短くなってます。 ストーリーに関しては、同じ想いを抱いているのにそれが伝わらない、伝えられない、ということを書きたかったんです。 彼方のその想いが上手く表現できていると良いのですが。 その想いの苦しさを変えていけるように。 それを願って、書きました。 キャラについて ・久住彼方(くずみ・かなた) 主人公です。彼方は基に関してはすごく弱く臆病です。反面、一度決めたら最後までやり通します。 基に話を聞くと決めれば、基が話すまで問いつめる、というように。 彼方の心の描写が難しかったです。 ・柏原基(かしわら・もとい) 彼方第一。自分よりも彼方のことを考えている。 その分、臆病になってしまう。そいうところでは、彼方も基も同じなんですね。 弱いところもあるけど、芯は強いと思います。 我慢強いし(笑) ・柏原勇士(かしわら・ゆうし) 基を見ているとじれったくなり、彼方と話をしにきたんですが……結局は基のことを心配してのことだったんですよね。 実は、勇士が一番初めに出来たキャラでした。 その時点では彼方も基もいませんでした。 勇士メインの話でしたから(主人公も別にいました) でも、いまいち勇士のキャラがつかめなくて、今回のような登場となりました。 ……やっぱり勇士のキャラはつかめてないんですけど(汗) 軽そうなキャラにしたかったんですが、どうでしょう(あまり軽そうじゃないかも……) でも肝心な時には真面目というかしっかりしてると思います。 おつき合いくださり、ありがとうございました。 この話のなかで、何かひとつでも読んでくださった方の心に残るシーンがあったら、嬉しいです。
2002/12/30 立花真幸 拝
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