教えて! 銀さん IN 万事屋 2
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※どうせなのでもう一個エンドを用意しました。
「銀ちゃーん、お通ちゃんから電話アル」
「あ? お通ちゃん?」
「なんで銀さんに?」
おいおい来たよこれ。結果報告だよ。
神楽から受話器を渡され、新八のなんでを背中に俺は深呼吸をして「もしもしー代わりましたぁー」と出来るだけ明るく取り繕った。
『あ、万事屋サンセットクルーズ? お通です。この間はお世話になりまし田んぼのあぜ道っ』
「ああ、こちらこソーキソバ。その後どうよ? 結局つんぽさんとは会ったの?」
『はい、会いました。つんぽさんって思ってたよりずっと若かったし、かっこよかったんですよ。年は多分万事屋さんと同じくらいかな? それに薄らってもなかったしメタボってもなかったし』
「ほーぉ、そうかそうか。そりゃ良かったな……で? あっちの方はどうだった?」
途端に小声になる。後ろの神楽や新八は幸い気付いてない。よーし、お前らそのままエリカ様報道でも見てろよ……。
『はい……上手く行きました! 部屋に入ってすぐに、着物とか帯とか花とか指輪とか高価なものを色々頂いて、
それからルームサービスで色々飲んでたら自然とそういう雰囲気になって……』
「ふんふん、それで?」
『気がついたら部屋の照明がすごく暗くなってて、で、『(声色)お通殿、良いでござるか?』って……肩に手を置かれて……そのまま……夜景の見えるお風呂に……』
「なだれ込んだ、と」
夜景の見える風呂かよ! どんだけバブルなんだよ今時! んなもん手配できるたぁうらやましいなァ畜生。
『ええ。なんかすごかったんですよー、ジャグジーで薔薇の花とか浮いてるし』
「やりすぎだよそりゃぁ。今時ドラマでもやらないよ、それ」
『ですよねぇー。あ、つんぽさん、私のフェラチオすんごい気に入ってくれました♪ なんかもう盛り上がっちゃって、フェラチオだけで三回もしちゃいました♪』
「あーそう、そりゃよかった」
『あと、最初はやっぱり痛かったんですけど、ちゃんと準備したんで我慢できました。涙、ちょっと出ちゃいましたけど。万事屋さんが色々教えてくれたお陰です。ホント、ありがとうございました!』
「いやあいいんだよ、お通ちゃんのためになれたんなら、それで、うん」
『結局朝までオールナイトだったんですよ』
「あー元気だねぇ……銀さんもうそんな体力ないよ」
……三回ってどんだけ気に入ってんだよつんぽ。オールナイトかよつんぽ。まぁ、でもなんとか上手くいったみたいだからいっか、うん。
あーよかった……ホント良かった……。
『私のフェラチオがすごく上手かったみたいで、初めてにしては上手すぎる、どこで教えてもらったのかって聞かれたんで、万事屋さんのこと言っちゃいましたけど、良かったですよね?』
良か……った……か……?
『もしもし? 万事屋さん? もしもーし』
その夜。
「死ねぇ白夜叉ああああああ!!!!!!!!!!!!」
「ぬおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
「この腐れ天パァァァァァ!!!! 拙者より先にお通殿と合併しおって!!!!!! 初物奪い放題かぁぁぁぁぁぁ!!!!!! 人の楽しみををををををを!!!!!! 成敗してくれるぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!」
―――ジャンプを買いに行った帰りに、巨大なバイクに乗った辻斬りに遭っちゃいました。
原付とジャンプが真っ二つになって、命からがら帰ってきました……。
ってオチ一緒かよっっっっ!!!
(幕)
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