『土産』






「……どうだい、気に入ってくれたかな?」
牛尾は穏やかな笑みを浮かべながら、”土産”と戯れる凪に声を掛けた。
「父の海外土産なんだ、……珍しいだろう? あっちでも希少なものらしくってね。日本じゃまず手に入らないんだよ」
「……っ……! あ……っ、」
見たこともない異形の生き物……それは触手と呼ぶにふさわしいだろう。
人の腕の太さと長さを持ち、ぬめぬめとした生き物だった。
両の先端は男根に似た形をしており、鈴口のような小さな裂け目から半透明の液体を吐き出す。
粘膜質の触手の表面は僅かな照明に妖しく光っていて、それが何本も凪の全身に絡み付いていた。
表現し難い色のそれは、一本一本が独立した生き物だと言う。
「うちの母が大好きでね……いいものだから女子マネージャーの皆さんにも是非おすそわけをって」
「……うう……あ、ふ……」
「この分なら大丈夫みたいだね」
牛尾の話は、今の凪に果たしてどれほど理解できていたであろう。
部室の床の上、セーラー服を脱いだ凪は惜しげもなく白い肌を晒していた。
凪に絡みつく触手は、太腿や尻、そして豊かな乳房の上下を自在にはいずり回っている。
興奮に固く隆起した両胸の、ピンク色の乳頭に、触手の先端が幾つも集まっていて、まるで何本もの男根がそこへと射精を試みようとしているような光景である。
凪の両腕を後ろ手に一纏めにしているのは、恐らくは若いのであろう他のものより一回り細い触手であった。
一本の触手は脚の間に入り込み、陰裂の間を行ったり来たりしている。
別の一本は既に凪の膣内へ進入しており、狭い肉壁の中で蠢いていた。
未知の生物により与えられる倒錯した快感は、凪の思考を白く染め上げていき、抵抗などできよう筈もなかった。
「んひぃ……っ、はああ……」
触手が動くたび、じゅぶっ、と生々しい音がする。触手が陰裂の間を行き来することにより、 陰核が刺激される。
「あ……あああ……らめぇ……!」
言葉にならない声を出し、目じりには泪を浮かべ、自ら腰を振る。
触手をより感じる場所へ当てようと快楽を貪る凪の格好は、淫乱、というより他は無かった。
「ははっ、気持ちよさそうだね。……明日、他の女子マネージャー達にも試してもらおうかな」
牛尾は凪の姿に、目を細めた。





牛尾は帰宅すると、荷物を自室に置いて母である貴咲の部屋に向った。
「母上、只今戻りました」
三度ノックし、返事を待たずに扉を開く。待っても返事がないことを、牛尾は分かっていた。
「母上……」
赤い絨毯の上で、貴咲は夫が持ち帰った”土産”と戯れていた。
「ん、うぅぅ………ッ」
凪に絡み付いていたものと同じ触手が、貴咲の身体に幾つも絡み付いていた。数は凪に絡み付いていたそれよりもはるかに多く、貴咲の全身を覆い、肌はところどころしか見えないほどであった。
大きく豊かなバストにも、ゆるやかなラインのウエストにも、そして秘所は言うまでもなく。
前の穴も後ろの穴も、口腔内まで、貴咲の三つの穴は触手によりぎっちり塞がれていた。
膣には何本もの触手が押し入り、穴を一杯に広げていた。
ぐちょぐちょと下品な音と共に、三つの穴を侵す触手が出たり入ったりを繰り返す。
「お、ほぉ……んぐぅ……」
入ってきた息子に気付くこともなく、貴咲は触手との戯れに没頭していた。
「本当に母上は淫乱だ……」
牛尾の呟きも、貴咲には届いていないようであった。

(END)





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