『同窓会』






昼下がりのホテルの一室で、二人は丸テーブルを挟み向かい合っていた。
テーブルの上のカップに、紅茶が湯気を立てる。
「何年振りになるのかしら?」
貴咲は昔と少しも変わらぬ優しい笑みを猿野の母に向けて尋ねた。
「ええと……卒業してすぐに一度お会いして以来ですから、二十年ぶりでしょうか」
「そう、もうそんなに経つの……」
「はい」
かつて二人は十二支高校野球部女子マネージャーの先輩後輩の仲だった。
現在は、彼女達の息子同士がやはり野球部の先輩後輩の仲。
可笑しなこともあるものね、と二人は笑いあう。
「貴咲先輩はちっともお変わりなく……相変わらずお美しくって」
猿野の母が、頬を僅かに赤らめ昔を懐かしむ。
あの頃、男子女子問わず、多くの生徒が貴咲に憧れていた。
気高く美しく、それでいて少しも気取らない……そんなところが貴咲の人気の所以だった。
誰もが認めるお嬢様でありながら、地味で汚れる野球部女子マネージャーの仕事を買って出、かつリーダー格として、様々な仕事を率先してこなしていた。
彼女の息子である御門もまた、野球部キャプテンとして同じように何事も率先し後輩達の絶大な支持を集めていた。
「嫌だわ、猿野さんったら……ホホ。貴女も相変わらず可愛いわ」
「そんなこと……私なんかもう」
丁寧にセットされた髪に、見るからに高価な服装の貴咲に比べ、猿野の母と言えば地味なスーツと、控えめの化粧。
目じりの小皺や持ち物の質素さが、夫と別れ、苦労をしてきたその跡として見て取れる。
「……貴女も大変だったわね、猿野さん」
貴咲は哀れむように猿野の母を見た。
かつての可愛い後輩は、少しやつれたように見えた。
「もう慣れました……」
悲しそうに笑う猿野の母に、貴咲は愛しさを感じずにはいられなかった。
「貴女はいつまで経っても、私の可愛い後輩よ。……だから今日だけは、嫌なことは皆忘れて、あの頃に戻りましょう?」
「はい、貴咲先輩……」




貴咲と猿野の母は、ベッドの上で裸になり絡み合った。
二十年前の、あの頃のように。
「ぁあ……先輩、すご……すごい……」
「猿野さん、素敵よ……昔より感じやすくなってる……」
シックスナインの体勢で、互いの女性器を指で、口で愛撫しあう。
白く熟れた二つの身体。生々しく、かつエロティックな光景だった。
貴咲の上になる猿野の母の膣口からは、透明な愛液が次々に溢れ、貴咲の顔を汚す。
「あなた飢えてたのね……ホホ、こんなに垂らして……まるでお漏らしですわ」
「ヒッ……言わないでください、先輩……ぁ……綺麗……先輩のここ……とっても……ん、ぐ……」
貴咲の薄い茂みに、猿野の母が顔を埋める。
舌を秘裂にねじ込み、ぐりぐりと押し付ける。
「ア・あああぁ……! さ……る……、いや……貴女上手……」
「先輩も……飢えてらっしゃるんですか……? すごくいやらしいお味がします……」
「ああ……そうよ、夫はちっとも帰ってこなくて……お・ほぉっ……」
雌の匂いが立ちこめ、水音と喘ぎ声が部屋を彩る。
「猿野さん……駄目よ私、イってしまうわ……」
「先輩、私も……イきそうなんです……」



二十年ぶりの同窓会。
二人っきりの同窓会。




「ああ……先輩、貴咲先輩……」
「猿野さん、……イきますわよ、一緒にイきますわ……」
貝同士を擦り合わせ、腰を振り、乳房を揺らしあう。
ズチュ、といやらしい音と共に、汁は混ざり合いシーツに染みとなる。
「先輩、私も……イきま……す……」
「ぁ―――……」
重なる嬌声。飛び散る飛沫。
果て、堕ち、また絡み合う。
今度は乳房同士を弄りあう。
女同士に終わりなどなかった。





「貴女は私の可愛い後輩よ……猿野さん……」
「先輩……貴咲先輩……ずっと、お慕いしておりますわ……」
淫らな同窓会の終わりは見えない……。

(END)








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