「三時間目:更衣室」





体育が終わって、更衣室で着替えていた時のことだった。
気が付いたのはナミ。ナミはいつだって目ざといんだ。
「……チョッパー、あんたそれサイズ合ってないんじゃない?」
「えっ」
ナミが指差したのは、ボク。ボクの格好はといえば、体操服を脱いで上半身はブラ一枚。
「ブラジャーよ、ブ・ラ・ジャー! カップの上から胸がはみ出してるじゃない!」
「えっ、嘘っ」
ナミに言われて胸をみると、確かにカップの上から、ささやかな胸が……はみ出してた。
「それ……小さいんじゃないの?」
「えっ、でもこれいつも付けてるAAカップのブラだけど……」
「明らかにサイズが合ってないわよ?」
ナミが近づいてきて、ボクの胸をブラ越しにむんずっ!と掴んだ。
「やぁっ、ナミのエッチ!!! 何するんだよぉっ!」
「チョッパーあんた、胸おっきくなってるんじゃない?」
「―――えっ?」
そういわれてみると、ここ最近一寸ブラがきついような気はしてた。
太ったのかも、お洗濯して縮んじゃったのかもって思ってたんだけど……胸がおっきくなってるの?
「ねえビビ、あんたもそう思わない?」
意見を求められたビビは先に制服に着替え終わってた。
「そう言われてみると……う〜ん……確かに、トニー君の胸は前より大きくなってる気が……」
「えっ、ビビもそう思う?」
「ええ、思うわ。じゃないとこんなにはみ出したりしないですよ?」
―――嘘……。
おっきくなってるんだ、ボクの胸……。
『やっぱり、効果あったみたい……ふふ。帰ったら、真っ先に報告してあげようっと♪』
内心、踊り出したい位嬉しかったんだ。だって……。
ボク達の会話を聞いて、ルフィ達も騒ぎ出した。
「何ッ? チョッパーのオッパイがでっかくなったァ?! 本当かナミ!!」
「このウソップ様は前から気が付いてたぜ? チョッパーお前はでかくなる素質あると思ってたんだよ」
「チョッパー! 手前、俺と結んだナイチチ同盟を破棄する気かっ!」
「サンジ君、チョッパーと何の同盟結んでるのよ……ルフィ、あんたパンツ裏表逆よ、早く直してスカート履きなさい!」
「……おっ、もう朝か?」
「ミス・ブシドー! 更衣室で寝ちゃだめ!!」
「何だよサンジ、俺が揉んでやるよ。一緒にIカップになろうぜ、ししし」
「ぎゃぁぁっ、このクソルフィ、俺の胸揉むなァっ!!! 俺はホルスタインにはなりたかねえっ!!」
……皆は何時の間にかボクそっちのけで盛り上がっている。
「サンジ、このウソップ様特製の豊胸マシーンでお前もナイチチ卒業だ!」
「嘘つけ長っ鼻、それただのマジックハンドじゃねえかッ! って何でこんなトコにマジックハンドがあるんだよッ!! ああッ、ナミさんまで触らないでッ!!」
「何言ってるの、サンジ君、とろとろしてるとチョッパーに追い越されるわよ!?」
「ミス・ブシドーの胸はちょっと固めですねえ(もみもみ)」
「そっかぁ? 鍛えてるからかな俺…」



『……帰りにブラジャー買って帰ろうッと…ふふ』
相変わらず胸の触りあいっこをする皆を他所に、ボクは一人幸せだった。




学校の帰り、今日は予備校は休みだったから、ショッピングセンターにある専門店に行ったんだ。
お店の人に採寸してもらったら、やっぱりAだって。その上、
『すぐ大きくなってBになりますよ』
だって!! すッごく嬉しかった。
お財布の中身と相談して、……でもほんのちょっとだけ奮発して、一番可愛いって思ったブラを買ったんだ。
チェリーピンクのブラ。同じ色柄のショーツとセットで買ったんだ。
ショッピングセンターのトイレで着替えて、スキップしながら家に帰った。



ボクの家は、ドラム総合病院。
この市内は勿論、近隣のいくつかの市や町を含めても、一番大きくて設備も最新鋭の病院なんだ。
父・ヒルルクが亡くなった後、母・くれはが院長となって切盛りしている。
ボクもいずれは跡を継ぐ予定。
ボクの家は病院と同じ敷地内にあって、帰るといつものことだけど母はいなかった。
「……ただいま……」
そういえば今日は大きな手術があるんだっけ。
ブラのお金のことは言わなきゃいけないけど、また明日でいいかな。
今日1つ買ったけど、どうせ1つじゃ足りないし。洗い替え用に何枚か買わなくちゃいけないし……お金もらわなきゃ。
「お帰りなさいませ、チョッパーお嬢様」
奥の部屋から出てきて恭しく頭を下げるのは、執事のドルトンさんだった。
その瞬間……ドキン、って、鼓動が一瞬大きくなる。
「ただいまドルトンさん。……母さんはオペだっけ」
「はい、ドクターくれははオペです。今日は遅くなるから先に寝るようにとのことです」
「うん、分かった……」
相槌を打ちながら辺りをきょろきょろ見渡して、他の人がいないことを確認する。
「……庭師のワポルさんは?」
「ワポルは今日は休みです」
「そっか……あのね、ドルトンさん」
「はい、何でしょう?」
ボクはドルトンさんに近づいて、セーラー服の一番上のホックを外したんだ。
「……ね、これ……見て」
指でくい、って胸元を広げてみせた。
「……?」
「あのね、……ボクの胸、Aカップになったんだよ? ドルトンさんのおかげで」
顔が真っ赤になるのが自分でも分かった。
ドルトンさんはいつもみたいに優しい顔でボクを見下ろしながら、ボクに手を伸ばしてくる。
「……そうですか、それは喜ばしいことです……もっと良く見せてくださいませんか?」
「うん、いいよ……見て」
ああ、ドキドキしちゃう。
ドルトンさんの手が、ボクを優しく包み込んでくれるんだもの。




「ベッドの上で、いっぱい……見て」




ドルトンさんはボクがうんと小さな頃からこの家に仕えている。
ボクにとっては何もかもが初めての人。初恋の人。ファーストキスの相手……ヴァージンを捧げた人。
初めての、恋人。
母さんが病院のことで忙しくて家にいないのを隠れ蓑に、……ドルトンさんを信頼して家のこととボクのことをドルトンさんに任せている母さんに悪いとは思ってるんだけど、 母さんがいない隙に一杯一杯、エッチなことをしてる。




ボクの部屋に二人で入って、中から鍵をしっかりと掛けたらもう準備完了。
さっき買ったばかりのブラとショーツ姿になり、ロココ調のベッドの上にぺたんと座り込む。
「……どう? ドルトンさん……」
「良くお似合いですよ、チョッパーお嬢様」
ぎしっと軋む音を立てながら、ドルトンさんがベッドの端から登ってくる。
その顔は一寸赤くなって興奮気味。
「ドルトンさんが毎日毎日、ボクの胸一生懸命揉んだから……おっきくなったんだよ」
そう、これはドルトンさんと毎日エッチなことをした、その証拠。
Aカップは確かに平均からするとまだまだ小さいのかもしれない。
でも、この間までAAだった時と比べると、やっぱり大きい。
ちゃんとAカップのブラをつけると、それははっきりと分かるんだ。
「……こんな風に、ですか?」
ドルトンさんの大きな手が、胸に伸びてきた。
「あ、ンっ」
くにゅ、って……ブラの上から胸を揉む。
「確かに、大きくなっていますね。お嬢様」
「ドルトンさん、……もっと、おっきくして」
「もっと、ですか?」
「うん、……もっともっともっと……ドルトンさんのを挟んで擦って、気持ちよくさせられるくらい……おっきくして……」




ディープキスを一杯繰り返した後、後ろ向きに四つん這いにさせられ、ドルトンさんが覆いかぶさってくる。
「あぁん、……やぁ」
後ろから抱え込まれ、ブラの中に手が入ってくる。
固く尖った先っぽを、こりこりって弄られる。敏感なところ……。
「可愛い声、もっと聞かせてください……お嬢様」
「ドルトンさんっ、」
胸全体をふにふにって揉まれると、あられもない声が出てしまう……。
「こちらのほうが……もっと宜しいでしょう?」
「あっ!」
胸を離れた片方の手が、ショーツを下ろし……割れ目をつぅ・って指で……なぞった。
「くぅ……んっ……、ぁ、そこ、いいよぉ……」
大きくて温かい指が、割れ目を行ったり来たりする。ぷっくりと膨れて真っ赤になってるおさねを掠めて、 ヌルヌルの下の口を軽く苛め、お尻の穴までたどり着いて、軽く引っかくようにそこを撫ぜるとまた戻る。
それを何度も何度も……繰り返すんだ……。
「あぁ……も、……駄目ぇ……っ、ドルトンさん……!」
腰ががくがくしちゃう……もっと強くして欲しくて。入れて欲しくて。
頭を枕に押し当てて、高く突き上げた腰をくねくね、いやらしく振りながら……おねだりしてる。
きっとクラスの皆は誰も知らない。ボクの、こんな顔。 クラスの中じゃ一番おくてなんだろうって皆はボクのことを決め付けているから……でも本当はね、 クラスで一番エッチなルフィよりも、ボクのほうがロストバージンはずっとずっと早かったんだよ?
毎日こうしないと、勉強にも身が入らないくらいエッチな身体になっちゃってるなんて……皆は、知らないこと。
「もぉ、……入れて……っ!」
「分かりました、では少々お待ちください」
泣きそうな声で懇願すると、ドルトンさんの指がいったんそこから離れる。
ごそごそと、ポケットを探る音がする。ちらって後ろを伺うと、四角くて小さなビニールの包装を破いてた。
ドルトンさんはいつもつけてくれる……今日くらいは、生でしてもいいのに……律儀な人。
そこが、好きなんだけどね……。
半分だけ下ろしたショーツを取り去られ、ブラもはずされると……生まれたままの姿になる。
「宜しいですか、チョッパーお嬢様」
「ん、……おっきいお注射、……して……っ」
ゴム越しに、熱い熱の塊を下半身に感じる。
狙いを定めて、腰をぐっと掴んで。そして一気にボクの身体の中に……。
「……あ・ヒ……っ、あああっ…!!!」
―――ドルトンさんが、入ってくる……!!
誰もいない二人っきりの家の中、ベッドの上。
学園では一番優等生のボク。ドルトンさんの前でだけ、エッチな女の子になるんだ。
「あぁ……、もっと……もっと、……もっとぉ……っ!!」
腰を振りながら、もっと奥へ、もっと奥へと導いていく。
「お嬢様、……今日は随分と、乱れていらっしゃる……っ」
頭の上から降ってくる声は優しくて、かなり興奮気味。
だって今日は嬉しい日なんだもん……ボクのささやかだった胸が、ほんの少しとはいえ、おっきくなった日。
だから思いっきり、乱れるんだ……もっともっとエッチなこと一杯して、もっともっと胸、おっきくなるように、って……。
「お嬢様はとてもお可愛くて……そして、……淫乱です……」
「あぁん……」
淫乱なんて、言わないで。恥ずかしくて感じてしまう……。
大きな手がまた、胸に触れてくる。
今度はさっきよりももっと強く、パン生地を捏ねるみたいに大きく、強く。
突き上げられながらそうされると、もう頭の中は真っ白になって……。
「ドルトン、さぁん……っ……!!」
ああ、おなかの中が……すっごく熱い……火傷しそうな位、熱いよぉ……っ。
「チョッパーお嬢様、っ……!」
「……あ、―――ッ……」
身体の、一番奥……ドルトンさんの熱を感じ、ボクは果てた。
「……ん……ぁあ……ッ」





次の日も体育があったんだ。今日はバレエで、担任のボンクレー先生の授業。
更衣室でレオタードに着替えてる時、昨日買ったチェリーピンクのブラを見せたんだ。
「ホラ、Aカップのブラ。すぐにBになるって、お店の人が言ってたよ」って。
ナミやビビは可愛いって褒めてくれて、ルフィはどうせならもっと大きくしろって言って、お洒落にうるさいウソップはありきたりのデザインだと、一寸手厳しかった。
サンジは何だか涙ぐんで「もうお前との友情はこれまでだ」なんて背中向けちゃうし……。
『……今度おっきくなったら、大胆な大人のブラ、買おうかな……』
なんて、思ったりして……。ああ、駄目、ほっぺたが赤くなっちゃう……。




「ちょっとアンタたちぃ〜〜〜っ、早く着替えて出てきなさぁ〜〜いッ!」
更衣室の外から、ボンクレー先生が呼ぶ声がする。
「げっ、早くしないともう始業だぁ!」
「サンジ君、いつまでもしょげてないで、ホラ着替えて着替えて! ルフィ、レオタード裏返しッ!」
「ナミすわぁん……あとで慰めてよぉ……」
「お、もう朝か?」
「ミス・ブシドー! 着替えながら寝ちゃ駄目!!」
「サンジ、俺がおっきくしてやるっての!ししし」
「よぉ〜〜し、このウソップ様特製ナイチチ矯正マシーンで」
「長っ鼻それトイレのスッポンだろうが!!! とっとと返して来い!!」
皆はいつもみたいに騒ぎながら、慌てて着替えて更衣室を出た。




―――ボクは一人、幸せだった……。




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