このSSは、第一回チャット大会での、Bとあきとーさんの即興リレーSS(正確には前半リレー、
後半はBが抜けたのであきとーさんが補完してくださってます)の続きです。
あきとーさんにはUPの了承を得ています。あきとーさん、多謝!
そもそもは、(表紙連載の)空から降ってきたゲダツを、Bとあきとーさんが「ブラ子!?」と思ったことから(絶対違うw)はじまりました。
天使・ブラハム子が空から落ちてしまい、落ちた先は貧乏大学生ロロノア・ゾロ君の六畳一間のアパート。
「童貞を捨てたい」というロロノア君の願いを叶えてあげる、という内容。
続・六畳一間の淫乱天使
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…あたしが青海に落ちて、早いもので一ヶ月。
一ヶ月前、あたしが落ちたのはゾロっていう大学生の部屋で、あたしはゾロの願いを叶えてあげた。
天使が下の海に落ちた時は、そうやって下の海の人の願いを叶えてあげれば空に戻れるんだと、酋長から聞いた。
……あたしは、ゾロの願いを。
「童貞を捨てたい」という、ゾロの願いを。
叶えてあげた……筈。
なのに。
どういう訳だか、一ヶ月経ってもあたしは未だ、空に戻れないでいる。
6畳一間の、ゾロのアパート。
それが、下の海における、あたしの世界の全てだった。
ゾロの朝は遅い。
大学って所に勉強しに行く以外にも、お金を稼ぐためのバイトってのが忙しいらしくて、ゾロは毎日帰ってくるのが遅い。
大体深夜。その後あたしとたっぷりエッチをするわけだから、どうしても朝は遅くなる。
「ゾロ、そろそろ起きないと遅刻するよ?」
「………あぁ……あと5分……」
ゾロは布団を頭から被って、なかなか起きようとしない。
「ゾロ!いい加減にしろっ!」
ご飯だって出来てるし、第一ゾロが退かないとお掃除も出来やしない。
「……うるせえ…お前と昨夜5ラウンドもやったんだぞ……こっちは疲れてんだ」
「あたしは平気だもん」
だって昼間、たっぷりと昼寝できるし。
昨夜の5ラウンドだって、そのうち4ラウンドはあたしがゾロの上で腰振ってたんだもん。
ゾロ殆ど動いてないじゃないか。
「手前は平気でも、こっちは平気じゃねぇっつの…」
ゾロはようやく布団から頭半分だけ出して、眠そうな目であたしを睨んだ。
「……大学、行く時間でしょ?」
「……あぁ…今日はサボる……」
サボる、だって。悪い子だ。田舎の親御さんが聞いたら泣くぞ。
ゾロはもう一度布団に潜り込んでしまった。
「……ああ、もぅ!」
そんなお寝坊さんには、取って置きの方法があるんだから。
あたしはゾロの寝ている布団に、んしょんしょ、って潜りこんだ。足元から。
「ん〜……ん・」
薄暗い布団の中。ゾロのパジャマのズボンに手を掛ける。
んしょ、って引き摺り下ろしたら……。
「―――やっぱり……」
予想的中。あたしの大好物の、ゾロの……オトコノコの部分。
ここは毎朝、ゾロがどんなにしんどくてもガッチガチに固くなって、ぴん、と上を向いている。
「ん、じゃあ……頂きます」
礼儀正しく手を合わせてから、あたしはゾロのそれに手を伸ばして……。
「―――ん……」
ぱくん。
咥え込んだ。
熱くって、固くって、ちょっと独特の匂いがあって。
苦い味のする、でも美味しい液体を吐き出すゾロのオトコノコの場所。
「ん、ぅ…く、ん…」
あたしは一生懸命、そこを嘗める。
間違っても噛んだりしないように、優しく優しく……口の中で転がすように。
包み込んだ手で、竿の部分を強からず弱からず、上下に擦りながら…。
ああ、そうだ。こっちのふにふにしてる袋のほうも、可愛いがるのを忘れずに。
「…あ…ぁあ…っ、」
ゾロの声がする。
さすがにこの状況に、目を覚まさざるをえなくなったみたい。
この方法は、どんな大音量の目覚まし時計よりも有効。
「っ、こら…ブラハム、何やってんだお前っ……」
「…モーニングコール…こうすると目が覚めるでしょ」
「手前っ……、やめろっ……俺は疲れてんだっ」
「駄目……ん、ほら、どんどん赤くなってる。固くなってるよ?」
ゾロが起き上がり、ば、っと布団を跳ね除ける。目の前が明るくなる。
「ブラハムっ」
ゾロの顔はもう真っ赤だった。
「……この、淫乱天使…っ」
「淫乱だもん……ん、……」
「……っ……ああっ……」
ゾロが仰け反る。
もう、駄目みたい。
どんなに疲れてても、あたしのこれは効果絶大だ。
ゾロの膝が、がくがく震えだす。
「……くそっ……、ああっ、も、我慢…できねえっ!!」
ゾロが叫び、あたしの肩を掴んだ。
「い、あっ!」
力強いゾロに、押し倒される。布団と畳の境目。
「このスキモノめ…!」
ゾロは手際よくあたしのジーンズ…着る物がないから、あたしはゾロの服を着てる…そのぶかぶかのジーンズを、引き摺り下ろす。
ぶかぶかだから難なくそれは下がって……。
「やぁん……」
ゾロの目の前に、あたしの大事な場所が晒される。
「フェラチオだけで濡れてやがる……ホントに好きだな、お前……あぁ?」
ゾロがあたしの足の間に指を差し入れる。くちゅん、って濡れた音が……する。
「ああん……」
ゾロの野太い指の感触に、あたしはあられもない声を上げ、腰をくねらせてしまう。
そう、フェラチオだけで……あたしは濡れていた。
だって、ゾロのっておいしいんだもん。
おっきいし……これが入ってきたら……とか、昨夜の激しかったエッチとか……思い出したら…………
「起こしたからには責任取れよ……待ったは無しだぞ……」
ゾロがあたしの両脚を肩に抱え上げる。
「ひ・っ!」
ずぶり。
あたしが懸命に嘗めて擦り続けていたゾロのオトコノコが……。
入って、来た。
「あ・ああぁ―――――ッ!!!」
熱の塊。
濡れた熱の塊だ。
それが、どんどん奥まで……奥まで、入ってくる……ああ、どんどん……入ってくるよぉ……!
「クンニも何もなしにこんだけぐちょぐちょにしてりゃ、世話ねえよなぁ……あぁ?」
「ひ・っ……んあ……ゾロっ」
「淫乱天使が…っ」
ゾロが、ゆっくりと……抜き差しを始める。
ぐちょぐちょのあたしのその場所。
ぐちょぐちょだから、音だってぐちょぐちょって音がする……するの……。
「ああ、……ゾロぉ……っ、いい……」
あたしは襲い来る快楽と歓喜にただ震え、身を任せていた。
自分で腰をくねくねして、もっと深く、もっと深くと求めながら。
空に戻れなくても……いいかななんて……ちょっと思ってる。
だって、毎日毎日こんなに気持ちいいことしてるんだもん……それも、一日に何度も。
「……昼からバイトだからな……俺が夜帰ってくるまで、足腰立たねえようにしてやらぁ……」
ゾロがあたしの腰を掴み、固定する。
「……この、天使め……っ!」
「あ、あ、あ、あ、あああッ!!」
助走をつけたかのように、ゾロが腰を打ち付けるたび、パンッ、パンッ、っと激しい音がする。
「いいよぉ……ゾロ、いいよぉ…ぁ……もっと、……もっとぉ……ぅ・ん……っ」
お腹に力が入る。挿入がより一層深くなる。
壊れそうだ。ううん、壊れたって、いい。
気持ちいいから、壊れてもいい。
……ああ、目の前に居るゾロの顔さえ、ゆがんで見える。
今目の前にある、この快楽だけを追い求めたい。
何もかも……どうなっても、いい。
それくらい、気持ちが……いいの。
「ゾロぉ……ゾロぉ」
あたしはゾロにしがみついてた。
ゾロの激しさは益々増していくばかり。衰えることを知らない。もう、スパートが掛かってる。
「っ、ブラハム……もっと泣けっ…もっと、泣きやがれっ」
朝からご飯も食べないで、こんなことばっかりやってる。
窓の外、空はあんなに青いのに。
空……そうだ、あたし……空。
戻らないと……いけないんじゃ……なかったっけ。
「……もっと、泣けよ……いい顔見せろ……っ」
「ん、くぅ……も、駄目、イクから……イクの、ね、ゾロ…っ」
「あぁ? まだイクにゃ早すぎるだろ……いいって言うまで耐えろ…っ」
「そんなの無理だよっ……無理ぃ……っ、だって、ね、あ、い、イク…イク、い、あ、……ッ!!」
頭の中が、雲みたいに真っ白になる……。
快楽の頂点から突き落とされながら、意識がゆっくりと落ちていく。
ゾロにしがみついたまま。その途中、ゾロが熱いものをあたしの中に吐き出す……。
あたしは飛んじゃう寸前の頭の中、ぼんやりと考えていた。
空に戻るのは、もう少し後でいい。
……今は、このまま此処に居たい……って……。
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