またしても、チャットから生まれたカップルですw
16歳・高2になった女子高生ゾロ子(開発済み)と、しょうがない雑貨屋の店主ブラハム(25歳)で。




「How to do a dirty thing in a toilet」


『ゾロ、今日はここでエッチしようか?』
2年になってすぐの校内実力テストの日。
午前中で学校は終わりで、学校帰りにブラハムの店に寄って、公園近くのカフェでランチを食べた。
その後、もうすっかり緑一色になった公園の中を散歩していた時。
立ち止まってブラハムが不意に耳元で囁いたのが、上の台詞。
『な、……たまには外も、いいもんだぜ?』
な、って言われても。
…まだお日様は高いのに。
たまには外も、って言われても。
家はすぐ近くだし、近所には(行きつけの)ラブホテル街もあるし、それでなくとも俺制服だし。
……店は閉めて来たんだから、ラブホとか……それか、帰ってふかふかの布団ですればいいじゃないかと思ったけど……けど。
こないだチラッと友達が話してたことが脳裏をよぎる。
『外でするのって結構スリリングでイイよね』
『見られてるかも、とかおもうと、いつもより彼氏も頑張ったりなんかして…』
―――別に、マンネリなわけじゃないんだけど。
ここんとこ、俺が部活で疲れてるからって、ブラハムは気を使ってくれてエッチあっさり目だったし……。
今日は久しぶりにゆっくり出来るし……。
……一寸考えてから、……頷いた。
『……あ、……うん、……別に、いいけど』
『じゃ、しようか』
ブラハムは満足そうに笑い、ニットの帽子を被りなおした。
それが、さっきのことだった。





エッチする場所を探しつつ先に立って歩くブラハムに続きながら、俺は色々と考えた。
外でエッチ。それも、公園となるとやっぱり……ベンチの上とか。
木の陰とか。植え込みの芝生の上とか。浮かぶのはどこかのドラマやレディコミで見たシーンばかり。
けど、今は真昼間で、お年寄りだの子供だの親子だのと結構人はいる。
『するとこなんか、あんのかよ……』
場所がなくて諦めて、やっぱりラブホにするか、って言うかと思ってたんだ。
だから、びっくりした。
「…ん、じゃ、ここにしようか」
ブラハムが指差した方向を見て。
「……へ?」
ブラハムが指差したのは、トイレ。公園の隅っこにある、ログハウス風のトイレ。
「……ええっ……臭いし、第一汚いんじゃねえの?」
思わず顔をしかめて呟いてしまう。
公園のトイレだぜ? 紙がないのがセオリーだ。
「そんなことねえよ、ここのは結構管理行き届いてて、綺麗だぜ。ホラ」
「あ、っ」 ブラハムに促されるまま……入った。
車椅子マークの、トイレ。





こういうトイレに入るのは初めてだった。
車椅子の人しか入っちゃいけないのかと思いきや、入り口には車椅子マークのほかにも、 赤ちゃんを抱いた女の人のマーク、子供を連れた女の人のマーク、お腹の大きな女の人のマーク、 お年寄りのマーク。
怪我をしている人のマークなんかが付いていて、『どなたもご利用いただけます』の注意書き。
「……どなたも、か……なるほど」
軽く扉をスライドさせると、中には小奇麗な添え付けのベビーベッドに、普通より随分低い洗面台と、 子供用と思しき小さな便器と普通の便器。
中は思ったより随分広くて清潔で明るかった。紙もふんだんにあった。
「…へえ、以外。綺麗なもんだな。まるでデパートのトイレみたいだな」
「だろ?……結構穴場なんだぜ?」
ブラハムは持ってきたカバンをベビーベッドの上に置くと、慣れた手つきでトイレに鍵をかけた。
結構穴場、てことは……誰かとしたのかな、って一瞬考えてしまう。
……ちょっとだけ、妬いてしまった。
「…ホラ、ゾロ……」
「ん……」
ブラハムが俺を抱き寄せる。キスを、される。
いつもと違うところでするキスは、……一寸だけ、緊張する。
同じ相手なのに……。ドキドキした。
薄い扉の向こうからはにぎやかな声がする。当たり前だけどここは公園で、家族連れやら御年寄りやらが沢山いる。
……一応屋根は付いているけど、外であることに変わりはないんだ。
「……ん、ふ・ぅん……」
慣れた舌が入り込んでくる。大きな手が、腰を、お尻を、制服の上から撫で上げる。
他のオンナノコともこうしたのか? って、勘繰ってしまう。
あの素振りからするに、したことないことはない筈で、……そんなことわかってんだけど。
事実、……ブラハム結構もてるし。バレンタインにお店の客のオンナノコから幾つチョコ貰ってた?
ホワイトデーにお返し何十個用意してた?
……俺、結構ヤキモチヤキなんだ……。







「ホラ、……ここに腰掛けて」
ブラハムに言われたとおり、普通より少し低めの洗面台に、鏡を背に軽く腰掛けた。
「ん、」
「で、ここに……片足を掛ける」
両側に付いた、しっかりと太い手すり。銀色のバーを後ろ手に掴み、片足を乗せられる。
そうやって、制服のスカートを軽くめくると……。
「あ、」
「……ん、絶景」
白地に苺の柄のショーツ。柄にもなく可愛いのを穿いてきたことに、今更気づいた。
「あっ、ああっ!」
「……どうしたの、今日は随分乙女してるじゃん」
「うるせえっ、これしかなかったんだっ!」
てっきり家でやるもんだとおもってたから……先に風呂入るときに、ぱっぱと脱いでしまうつもりだったから……。
じっくり見られるとはおもわなかった。
「……顔真っ赤だぞ、ゾロ」
「うるさいッ!」
からかわれ、よけいに顔が赤くなるのが自分で分かった。
「……ホラ、この中も真っ赤か?」
つん、とショーツの上から割れ目をブラハムがなぞる。
「あ、…はっ」
「ほら、……もうここ、染み出してる」
ブラハムの指が割れ目を何往復かすると、それだけでショーツはじわじわと濡れてきた。
自分の身体の奥深いところから、イヤラシイ感覚が……。
「あっ……やぁ、、」
いつもなら、されてることを見ることは余りないんだけど、この体勢は……されてること、見えるんだ。
「ほら、ショーツの上からでも、こりこりしたの分かるぞ?」
くに、って……ショーツの上からクリトリスをつつかれる。
「ふぅん、…ッ」
背中を軽く電気が走る。ショーツの布地越しに、クリトリスが固く勃起しているのが分かる。
俺の、エッチなところ。
「ああっ……やぁ……」
「ホラ、……こんなに硬くなってるぞ?」
ブラハムは楽しそうに、なおもそこを苛め続ける。
俺が弱いところだって、知っててやってるんだ。
いつもされることなのに。
いつもと違う場所というだけで。
どうしてこんなに、感じるんだろう。




ブラハムは片方の手でショーツの上から苛めながら、もう片方の手でセーラーのリボンとボタンをはずした。
「ふ・ッ」
現れたブラを捲り上げる。
ぷるん、っておっきくなった胸……Dだったのをブラハムが頑張って頑張って頑張って、……Fにまで大きくなって しまった胸の先っぽに、ちゅ・って吸い付く。
「ひゃぁ……ッ」
強く吸われると、頭の中を電気が走る。
そして今度はショーツの脇から、太い指が中に入り込む。
「中は温かいな、ゾロ」
ぺちゃぺちゃ、入り口付近をかき回す指が、粘った淫らな音を立てている。
「ブラハムぅ……、音、立てないで…ッ」
「…どうして?」
だって、外に聞こえそうだったから。
声を必死で殺してるのに、トイレってところはどうしても音が響くんだ。
小さな空調の窓からは、にぎやかな家族連れの声が聞こえる。
『駄目よ、あんまりそっちに行っては』
『お母さん、これ見て!』
家族連れの声は、ドラマみたいに幸せそうでさわやかで、中にいる俺達がしていることの淫らさのとのギャップに、 ……ちょっとだけ背徳感を感じる。
「もうぐしょぐしょだな、……脱いで、ゾロ」
ブラハムに言われて、べたべたになっているショーツを脱いだ。
「ああ……ッ」
「ホラ、良く見えるだろ?」
……ショーツを脱いで、さっきと同じ格好をすると、それこそ丸見えだ。
俺の、女の子の場所。
ブラハムの手が、髪と同じ色のアンダーヘアを掻き分ける。
「いやっ…」
赤く尖ったクリトリスが、偉そうに顔を出して主張している。
ショーツ越しじゃ嫌だって言ってる。
「ゾロ、……良く見てろよ?」
ブラハムが、俺の脚の間にしゃがみこんだ。
「…え、ッ」
「……気持ちいいとき、自分のここがどうなってるのか、……見てろよ」
「あ、やぁ…」
赤い舌。ブラハムの、舌が……。
ピチャ、ピチャ。
濡れた音を立てて、そこを舐め始めた。
「やぁ、駄目ぇ、……いや……」
「ん、……いつもより……一杯溢れてる」
ブラハムは俺に見えるように、そこを指で一杯一杯開いて……舐め続ける。
赤い突起は痛いほどに尖り、充血し、ブラハムの舌に転がされている。
そのたびに興奮が否応無しに高まっていく。
「ああ…ああ、…ッ」
「ほら、クンニされてるとき、ゾロのここはこんな風になってるんだ」
ヒクヒクと脈打つ、下の口。
こぷっ、と半透明の体液を吐き出す。
グロテスクな形は、エッチな証拠。
―――ああ、……こんなところが……全部、丸見え……。
「ゾロのここ、クンニされて、こんなに喜んで……」
「こんな、…に、……」
「そう、真っ赤になって、一杯ジュース零しながら、もっともっと、っておねだりしてる」
「もっと……ッ」
頭の中が、白んでいく。
快楽と、じんじんとした甘い痺れが……下半身を支配する。
「あ、ッ……ブラハムぅ……」
ぺちゃぺちゃ、舌の音が段々と早くなっていく。
「あ・あ、あ、……ああ…!」
腰が、自然と動いてしまう。
赤い突起は嬉しそうにブラハムの舌のなすがまま、転がされ、尚も赤く硬く切なくなっていく。
ラブジュースがどんどん溢れ、洗面台の陶器のくぼみに落ちて行く。



―――頭の中が、……真っ白になる……




「駄目、も、だ、めえ……ッ!!、イ、ク……ッ!!」
両側のバーをしっかり握り締め、俺は大きく仰け反った。
抑えた声がことのほか響いて、俺は慌てて口を押さえた。




俺が満足した後は、ブラハムが満足する番だった。
今度は洗面台を抱え込むように……両側のバーを握り、鏡に向かって……後ろに大きくお尻を突き出す格好になった。
そんな格好さえ、鏡に映って丸見えだった。
「あ、ッ」
興奮に上気した俺の顔が見える。
「……ヤラシイ顔」
鏡越しに俺の顔を見て、ブラハムが言う。
「や、っ…」
「…自分の感じる顔も、ちゃんと見ろよ?」
「あ―――、ッ」
熱い肉の塊。ブラハムの分身が。
ゆっくりと、押し入ってくる……後ろから。
「ひ、ぁあああ……ッ」
絶頂の余韻が残るそこは、拒むことなくブラハム自身を受け入れ、絡み付いて離れない。
「イッたあとのここ、……すっげえいいな、……ゾロ、ッ」
「あ、ああん…」
鏡に映った俺の姿。
おっぱい、ぷるんって丸出しにして、……顔真っ赤にして……後ろから入れられて突かれて、だらしなく口をあけて感じてる顔。
本当に、ヤラシイ顔だ……。
ブラハムが腰を動かし始める。俺の腰を、ぐっとつかんで。
するとパンパンって、肉同士のぶつかる音がする。
「ひぃっ、…ああっ、…いぁ…ッ」
後ろから突かれるそのたびに、俺は喘ぎ声をあげる。
「ゾロ、バックでするの好きだな」
ブラハムが耳元で囁く。
「……初めても後ろだったもんな、ゾロ? 前でするよりバックのほうが締りがいいんじゃないか……?」
「……ふぅ、…ん、……んなこと、ねえ…ッ」
「犯されてるみたいで感じるって、言ってたじゃないか」
「あれは、ッ……」
確かにそう言ったけど……あれは、だって…ブラハムが言わせたんじゃないか。
手足をセーラーのリボンで縛って、アソコに100円ショップで買ったマッサージ器当てて……そう言わないと、 イカせてやらないって、意地悪して……言わせた癖に。
ソンナコト、…言われると、余計に恥ずかしくて感じてしまう……!
「…ホラ、みてみろよ、あんなに感じてる、お前の顔」
「あ……」
「涎垂らして、目じりに涙にじませて……こんなに感じてる」
ブラハムの手が、……ぷるん、ぷるん揺れる胸を、掴んで苛める。
「やぁ…ん!!」
先っぽを、くりんって……摘み上げる。
「こうするともっと感じるだろ?」
「あ、も、……駄目……!」
脚が……力が抜けそうだ……。
だって良すぎて。
いつもの、ブラハムの家のふかふかの布団もいいし、お城みたいなラブホテルの、王様みたいなどでかいベッドもいいけど……。
けど、……こんな……トイレで、一寸背徳感のあるエッチも……いいかもしれない。
本当なら、コンナコトする場所じゃないのに。
窓の外から聞こえる、子供たちの笑い声。ここはそもそも健全な公園の中なんだ。
そんなところでコンナコトをする。心の中で、ごめんなさいと謝ってしまう。
けど、自分の大事なところを見ながらエッチなことをしたり。
自分の感じる顔を見ながらするエッチって……いいかもしれない……。
後ろからの突き上げが、ドンドン早くなっていく。
ブラハムの顔に余裕がなくなっていくのが、鏡越しに分かる。
「……ゾロ、……中、いいよな?……中、出しても」
「……嫌、駄目だ……っ、外にして……」
中に出すと、後が大変だし……それに、今日は……危険日近辺。
「ああ? 聞こえないな……」
「駄目だって、……中、出さないで……ッ!!」
腰を振って、逃げようとしたけど、逃げられなかった。当たり前だけど。
「ん、聞こえな、い……、ッ…!」
ブラハムが俺の腰をぐ、ッと引き寄せて……その瞬間。ブラハムは俺の中に熱を吐き出した。
「…あ、……ゾ、ロッ、」
その熱で、――――俺も二度目の絶頂を迎えた。
「ああッ、………ッ」
気持ちよさに涎たらしながら、涙で目を潤ませながら、おっぱいをいやらしく揺らしながら………。
全部全部全部、―――丸見えだった。





コトを終えてトイレを出ると、外は晴天。当たり前だけど、さわやかな公園。
一寸だけ恥ずかしくて、でも……気持ちよさに、まだ頭がボーっとしている。
中に出されたのはちょっとムカっときたけど、気持ちよかったから……許した。
「……家帰ろうか、店開けないとな」
ブラハムの言葉に頷いて、歩き出した。
「ゾロ、家に着いたらシャワー浴びろよ」
「……あのさ、ブラハム」
「ん?」
公園を出たところで、思い切って言ってみた。
「……今度の日曜さ、ここでデートしない?」
「……トイレでエッチするの、そんなに気に入ったか? しょうがないなぁ、ゾロは」
ブラハムが肩をゆらせて笑う。
「……そうさせたのは何処の誰だよ……」
ぷ、っと膨れると、ブラハムが顔を逸らした。
「さぁ、誰だろうな?」
「あ、白切るなッ!! 手前ッ!!!」






苺柄のショーツを、トイレに忘れたことに気が付いたのは、店に帰ってからのことだった。








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